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ヤマザキナビスコカップ予選L第7節 vs.サンフレッチェ広島
2015.06.03(水)
試合
平日のアウェイナイトゲームにもかかわらずスタジアムに駆けつけてくれたサポーターと共に戦う。
予選敗退が決まっているヤマザキナビスコカップだが、チームとしての戦いを熟成しリーグ戦に繋げるという意味では大切な一戦。リーグ戦で出場機会が少ない選手を中心にプロ初出場となるアカデミー出身の若杉好輝選手がスタメンに名を連ねた。
試合早々から相手にボールを支配される展開だが、佐久間監督になり再構築されつつある守備をベースに3ラインがバランスを保ちながら相手の攻撃に耐えていく。しかし、この日はアグレッシブな守備から攻撃に転じる場面が少なく、相手を押し下げられず何度もシュートまで持って行かれる。苦しい時間帯が続くもGK荻選手の好守などで失点は与えずに時間が経過していくも、37分に耐えきれず失点。
チーム全体に前半を0-0で凌げれば後半勝負に出ていけるという雰囲気があっただけに残念な失点となった。
ハーフタイム、佐久間監督から「攻撃に入った瞬間はオーガナイズを崩しても出ていくこと」」と伝えられ、形を崩してでも勇気を持って前に出ていくことが強調された。
後半に入ると、早々に佐久間監督の指示が形となって表れる。シャドーの位置に入った堀米選手がポジションを崩してボールをピックアップすると、右サイドに入った松本選手が高いポジショニングから相手の最終ラインに果敢に仕掛けていく場面が増える。前に出ていくことで、相手を押し下げ甲府がボールを動かす時間帯が続きゴールを感じさせる。しかし、決定的な場面を作るもシュートを決めきることが出来ずにいるとカウンターからピンチを招き84分に失点を喫し0-2で試合を終える。
「前半はしっかりとした守備を形成して、後半勝負に出たいというところでしたが残念ながら前半終了間際に失点してしまいました。後半は少し攻撃のオーガナイゼーションを変えて、我々もワイドを使ってDFを攻撃参加させ、広島さんも少しエネルギーがなくなったところでチャンスを作ったのですが、決めきることが出来ず2点目の失点をして0-2という結果となってしまいました。
全般的に言うと、今日の試合内容と結果は残念ながら妥当だったと思います。ただ、ナビスコカップは敗退しましたが若手選手を使うことも出来ましたし、次のリーグ戦に向かって切り替えて臨んでいきたいと思います」(佐久間監督)
J1リーグ戦4連勝をかけて臨む週末6/7(日)横浜FM戦。
目に見える結果でアピール出来た選手は少ないかもしれないが、公式戦という舞台を戦うことは間違いなく選手自身を高めるものになる。
中3日、チーム一体となりで良い準備をして臨みたいと思います。