SDGsへの取り組み ―皆様と共に、未来へ―

SDGsへの取り組み

ヴァンフォーレSDGs宣言

ヴァンフォーレは、山梨県全域をホームタウンとして、これまで積極的な「地域貢献活動」や「社会連携」に取り組んできましたが、この度、クラブの強みである皆様との間で築いてきた絆を基盤に「新たなクラブの可能性」として、SDGsを戦略機軸にした事業の高度化・差別化に積極的に取り組んでいくことを2021年4月30日に宣言しました。

ヴァンフォーレにとってのSDGsとは、単にこれまで取り組んできたサッカー教室やエコ活動など様々な地域交流活動の名称やロゴを変更するということではなく、これまでの貴重な取組の延長線としての「持続可能な社会づくり」にクラブとしても新しい地域経済モデルの開発やイノベーション創出を目指すことを「本質的な動機」になれないかとして位置づけています。スポーツ x SDGsをクラブの組織事業戦略基軸の一つとして、より高度に差別化した組織体にと野心的に考えています。

SDGsとは?

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標で、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

ヴァンフォーレ×SDGsロゴマーク

ヴァンフォーレ SDGs

山梨を代表する果物であるぶどうの粒に、SDGsのカラーの17色を配色しました。

一粒一粒は小さいけれど、その粒がまとまり立派な房を実らせるぶどうのように、ひとりひとりのチカラは小さいけれど、多くのチカラを合わせることで、より良い地域(世界)にすることができる。そんな願いを込めてロゴマークを設定しました。

茎のVはヴァンフォーレのV、ビクトリーのVを表しています。

ヴァンフォーレ×SDGs最新活動

ヴァンフォーレが行うSDGs最新活動は公式Twitterでご報告してまいります。ぜひフォローお願いします!

重点ターゲット

ヴァンフォーレ甲府は、山梨県唯一のプロサッカーチームとして、Jリーグに加盟しています。

山梨県民をはじめ、スポンサー企業の皆様、サッカー、スポーツを愛する多くの皆様からのご支援ご協力をいただいて、クラブが成り立っております。そのご支援に応えるべく、Jリーグの公式戦はもちろんのこと、一般社団法人と連携し病院や施設の訪問、大学との提携、サッカー教室、幼稚園・保育園の巡回、地域イベントへの参加、介護予防事業、エコ活動など様々な地域交流活動に力を注ぎ「地域に根差したクラブづくり」を進めて参りました。

この先も地域の方々に「夢と希望」を与え、地方都市の強みを活かした魅力ある個性的なクラブづくり、そして山梨の誇り、地域のシンボルとなれるよう邁進し、ヴァンフォーレ甲府を地域の“重要無形文化財” にするために4つの重点ターゲットを設定いたしました。

環境

小瀬エコスタジアムプロジェクト

認定NPO法人スペースふう、県内支援企業・団体の協力を得て2004年よりエコスタジアムプロジェクトを始めました。紙コップの使用をやめ、リユースカップを導入し、ごみ減量化やCO2削減に努めています。2006年からはエコステーションを設置してごみの分別回収に取り組み、2007年からは一部リユース食器も導入しました。

2004~2021シーズンまで累計1,004,000個のリユース食器が使用されました。
1,004,000個分の使い捨て容器を使用しなかったと仮定すると、77.4トンのCO2量を削減したことになります。

77.4トンは、5,522本の杉の木が1年間吸収する量と同じです!

東京都市大学伊坪研究室、グリーンスポーツアライアンスとの共同研究

東京都市大学伊坪徳宏研究室、一般財団法人グリーンスポーツアライアンスと「スポーツ団体を対象とした環境評価の枠組み構築と活用」の共同研究を行いました。スポーツ団体を対象にCFP(カーボンフットプリント)の算定を実施し、CDP気候変動の質問事項を活用し、東京都市大学伊坪徳宏研究室がスポーツ団体に則した質問書を作成し、ヴァンフォーレ甲府が回答することで「見える化」を行いました。 今後、この評価システムを基にCO2排出量の削減に向けた具体的な取り組みを行う予定です。

中小企業向けSBT・再エネ100%目標設定支援事業

環境省が実施する「中小企業向けSBT、再エネ100%目標設定支援事業」にプロスポーツクラブとして初めてヴァンフォーレ甲府が選ばれました。

環境省

健康

シニアわくわく運動教室

地域の方々が、介護を必要としない健康な日常を過ごすために、2007年度から「シニアわくわく健康運動教室」を実施。行政や地域住民と協働しリズム運動やボールを使った運動プログラムに取り組んでいます。クラブと自治体(ホームタウン)が一体となって、地域住民の健康と活気あるコミュニティ作りに寄与できるように取り組んでいます。

緑ヶ丘元気UPプログラム

甲府市・緑が丘スポーツ公園の多彩なスポーツ施設を活用し、甲府市民が気軽にスポーツに親しみ、健康づくり・体力づくりを行う機会を提供し、スポーツを日常的に楽しむ市民のすそ野の拡大にヴァンフォーレの人材(コーチ、スポーツクラブインストラクター資格保持者等)を活用したプログラムを実施し、ステップアップ型で運動強度を高めていく健康プログラムを実施しました。

地域企業イノベーション支援事業

経済産業省令和2年度「地域企業イノベーション支援事業」において、関東経済産業局管内の採択案件に事業が採択されました。シニアわくわく運動教室に連動し、運動効果の測定などを実施。県民の運動機能の改善やQOL(クオリティオブライフ)向上、社会的課題である医療費等の削減を目標に行政、スポンサー企業と連携し取り組んでいます。

教育

小学校巡回スポーツ教室

小学校の体育の授業を対象とした巡回スポーツ教室では、「スポーツの楽しさ」や「スポーツによる教育的側面」などを十分に意識した活動です。ヴァンフォーレ甲府の専属コーチが小学校の授業で講師を務め、スポーツの楽しさや生涯にわたって身体を動かすことの素地を養います。また集団で活動する中で「思いやり、協調、尊重」などの大切さを伝えています。

ヴァンフォーレ夢のチカラ

ホームタウン活動の一環として、ヴァンフォーレ甲府の選手が小学校を訪問し、児童とのふれあい活動を通じて、ホームタウンの子どもたちの夢を育み、健全育成に寄与することを目的とします。また選手がこの活動を通じて、社会貢献活動への理解を深めるとともに、地域に根差したクラブづくりを推進し、地域に親しまれ、愛されるクラブづくりを目指すことを目的とし選手が自らの小学校時代を振り返りながら、プロサッカー選手という職業を目指したきっかけ、苦労したことやつらかったこと、目標を成し遂げるために大切なこと、心構え、日常生活の過ごし方、支援者の感謝などを子どもたちに伝えます。

ヴァンフォーレご飯のチカラ

プロスポーツ選手が「アスリートの食事」というテーマのもとに「食の大切さ」を伝えます。授業では児童全員で身体を動かし、運動が心身の健康の健康に繋がると同時に食欲を向上させ、しっかりとした食事をすることが活力ある生活を生み出すことを体感してもらいます。また、座学では選手自身の経験談を交え好き嫌いをせずバランスの良い食事をすることが大切なことを伝えています。

ヴァンフォーレ仕事図鑑

学校側の希望するテーマに沿ったOB選手、クラブスタッフが学校を訪問し、職業に関する話を行うことで仕事を知り、児童の職業観や勤労観を養います。

インパクトプログラム

世界を取り巻く環境の著しい変化の中で、「持続していくための価値観が変わる転換期」と捉え、「強ければいい時代は終わった」「いい大学、いい会社の時代も終わりつつある」「未来が分らなくなった今」アカデミーを中心に他団体や他校の子どもたちを対象に「地域社会を支えていくスポーツ教育」として、日常では得られない刺激を与え、「世界に通用する、影響を及ぼす人材を輩出する」ための世界的な研究者から講義を受けています。

国際交流

カンボジア・ラオス

2015年、ヴァンフォーレ甲府とオフィシャルスポンサーの株式会社日建は国際交流事業でパートナーシップを結び、おもにASEAN諸国で人材やスポーツの交流を進めていく構想を発表しました。同年2月にラオスでサッカー教室を行ったことを皮切りに同年6月には、新たにオフィシャルスポンサーの株式会社はくばくもカンボジアでの農業開発支援に取り組むなど、3社で2016年2017年と2年連続でカンボジア・バッタンバン州にてサッカー教室を開催いたしました。この取り組みは、スポーツをエンジンとして、ヴァンフォーレがラオスやカンボジアには無く、ヴァンフォーレに『ある』ものを今後も提供していきたいと考えています。

2015年2月 ラオスサッカー交流事業
2015年6月 (株)日建×(株)はくばく×VF甲府 カンボジア地雷原復興農業開発プロジェクト
2016年2月 カンボジア・バッタンバン州
2017年3月 カンボジア・バッタンバン州
2019年2月 カンボジア・バッタンバン州
2020年2月 カンボジア・バッタンバン州

ウズベキスタン

将来のクラブ間交流やアカデミーのチーム間交流、山梨との経済・観光・物産交流の支援などを目的にアジアサッカー界で成長が著しいウズベキスタン共和国ナマンガン州政府とパートナーシップ協定を締結しました。

アカデミー海外遠征

アカデミー各カテゴリーやスタッフなどが、子どもの成長過程に合わせて「世界を知る」ために積極的に海外遠征を行い、山梨から世界で活躍する選手を輩出できる人材を育成しています。

これまでの海外遠征
オランダ、ドイツ、スペイン、チェコ、フランス、オーストリア、ベルギー、ウズベキスタン、カタール、韓国など

17のターゲット別活動実績

  • 貧困をなくそう
    • カンボジアへの支援活動
    • 父子家庭へのチケット贈呈
  • 飢餓をゼロに
    • フードバンクへの協力
  • すべての人に健康と福祉を
    • 社会福祉法人との連携
    • 山梨県赤十字血液センター献血啓発運動への協力
    • 山梨大学医学部付属病院、県立中央病院小児科訪問
    • 各種予防啓発運動への協力
  • 質の高い教育をみんなに
    • ヴァン+実育山梨(体験型教育)
    • お絵かきコンテストの実施
    • インパクトプログラムの実施
    • U-14よのなか科/U-16プレプロ研修の実施
    • 山梨学院大学への授業講師派遣
    • ヴァンフォーレクイーンマナー研修の実施
  • ジェンダー平等を実現しよう
    • YFA L&Gハッピーサッカーへの協力
    • レディーススクールの実施
  • 安全な水とトイレを世界中に
    • LTO活動(海さくら)への協力
    • スクールサマーキャンプの実施
    • エクスプロールアドベンチャーの実施
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    • カーボンオフセット試合の実施
    • ホームゲーム照明でのグリーン電力運用
  • 人や国の不公平をなくそう
    • カンボジアへの支援活動
    • ソーシャルフットボール大会の実施
    • 住吉病院との連携
    • 山梨ブラインドサッカー協会との連携
  • 住み続けられるまちづくりを
    • ホームタウンサンクスデーの実施
    • ヴァン+実育山梨(知育、食育、道徳)
    • 環境への取り組み
    • シニア向け運動教室の実施
    • 農業体験イベントの実施
    • 継続的な清掃活動の実施
  • つくる責任つかう責任
    • ピッチ看板・横断幕の再活用
    • チームウェアの再活用
  • 気候変動に具体的な対策を
    • CO2削減に向けた取り組み
    • エコスタジアム
    • 資源の有効活用・無駄遣い防止
  • 海の豊かさを守ろう
    • LTO活動(海さくら)への協力
    • 自然環境教育
    • リユースカップの使用
    • スタッフによるゴミ拾い活動
    • ショップ袋有料化
  • 陸の豊かさも守ろう
    • 県産ひのきメダル(間伐材の再利用)の推進
    • トレッキングを通じた森林資源への理解
    • 酪農体験
    • 水辺観察会実施・協力
    • カーボンオフセット試合の実施
    • 古紙回収
  • 平和と公正をすべての人に
    • チャリティーRunへの協力
    • フェアプレー宣言の実施
    • 地雷の除去活動への支援(カンボジア)
    • 各種義援金活動への協力
    • ピンクシャツデーの協力
    • 山梨県警察関連の広報協力
  • パートナーシップで目標を達成しよう
    • ヴァンフォーレ山の都駅伝の実施
    • ホームタウン連絡協議会による連携

パートナー

プラチナ

  • アルソア慧央グループ
  • はくばく
  • HondaGO
  • 田丸
  • 雪印

ゴールド

  • 日建
  • 日本ネットワークサービス
  • 山梨信用金庫

シルバー