ニュースリリース

東京都市大学伊坪研究室、グリーンスポーツアライアンスとの共同研究

2020.04.17(金)
東京都市大学伊坪研究室、グリーンスポーツアライアンスとの共同研究
~カーボン・フット・プリント計算とその第三者マネジメント評価システム~


ヴァンフォーレ甲府はSDGsの一環として東京都市大学伊坪徳宏研究室、一般財団法人グリーンスポーツアライアンスと「スポーツ団体を対象とした環境評価の枠組み構築と活用」の共同研究を行いました。
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2018年、佐久間GMが参加したCOP24でパリ協定の運用指針と共に、目標達成に向けて「スポーツを通じた気候行動枠組み」が採択され、スポーツ業界にも一般企業と同様に環境問題への貢献が国際的も求められています。
スポーツに関する環境評価事例は、イベント評価を対象とした事例が多く、スポーツ団体という組織を対象とした環境評価の事例は海外では行っていますが、国内では少ないのが現状です。また、CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)に参加しているスポーツ団体は組織レベルの評価までには至っておらず、新たな評価手法が必要であったため、スポーツ団体を対象にCFP(カーボン・フット・プリント)の算定を実施し、CDP気候変動の質問項目を活用し、東京都市大学伊坪徳宏研究室がスポーツ団体に則した質問書を作成し、ヴァンフォーレ甲府が回答することで「見える化」を行いました。

CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)・・・気候変動など環境分野に取り組む国際NGOで、気候変動が企業に与える経営リスクの観点から、世界の主要企業のCO2排出量や気候変動に関する情報を質問書を用いて収集し、集まった回答を分析、評価することで、企業の取り組み情報を共通の尺度で公開していくことを目指した。
CFP(カーボン・フット・プリント)・・・商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスにわかりやすく表示する仕組み。


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2018年2月から2019年1月の1年間でクラブが排出したCO2量を24の項目ごとの活動量に総務省の産業連関表に基づいた原単位を掛け合わせて算出しました。
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その結果、ヴァンフォーレ甲府の総排出量は2,230tとなりました。一般家庭の年間排出量に換算すると約700世帯分となります。遠征等で、航空機等を使用するトップチームの活動が638tで29%最も多く、サポーターの自家用車での来場が508tで23%、クラブオフィスでの排出量が498tで22%と続きました。
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トップチームでは、遠征での航空機の利用、ユニフォームや練習着の製作、クラブオフィスでは試合会場で配布しているマッチデープログラム等の印刷配布物、アカデミーは海外遠征での航空機の利用、ヴァンフォーレプラザではユニフォームの背番号マーキング等が大きく影響していることがわかりました。また来場者の移動では、全体で532tが排出し、自家用車が508tと大半を占めました。
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ヴァンフォーレ甲府と致しましては今後、SDGsの一環としてこの評価システムを基にCO2排出量の削減に向けた具体的な取り組みを行うことで、クラブとして継続的に環境問題に取り組んで参ります。
また、この評価システムを日本のサッカー界から発信して、他のスポーツ団体や組織等が環境問題を意識するきっかけになればと願っています。

画像が不鮮明な場合はこちらかご確認ください。共同研究発表資料.pdf