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増穂商業高校の生徒が考えるヴァンフォーレグッズ(中間報告)
2015.07.07(火)
グッズ
色々とアイデアを出し合いました。アイデアの1つに、郷土が誇る名産でヴァンフォーレグッズを作ろうという提案がありました。
そこで、「印章」と「和紙」を組み合わせたヴァンフォーレグッズについて検討することになりました。
まずは、「印章」についてモテギ株式会社茂手木誠社長から「印章の歴史」について学びました。

山梨で水晶が産出されるようになり、水晶印ができて、「印章」が作られるようになったそうです。六郷町は、印章の生産量が日本一です。
本物の水晶を触る生徒達。
増穂商業高校の生徒の熱意におされ、茂手木社長が無償で印章を作ってくださることになりました。ありがとうございます。

「和紙」については、山一和紙工業株式会社の今村泰裕専務から教えていただきました。
今村専務は、長年ヴァンフォーレ後援会やビッグフラッグ等でヴァンフォーレ甲府をご支援くださっている方です。

実際に「和紙」ができる様子を学ぶために、市川三郷町無形文化財である手漉き和紙の第一人者・豊川秀雄さんを訪ねました。
豊川さんも快く、14名の生徒達に手漉き体験をさせてくださいました。

形ができたハガキサイズの和紙は、自然乾燥します。

この鉄板の中には、お湯が入っています。お湯の熱さで、和紙を乾燥させます。ローラーやハケで、和紙の水分を均一にします。

ローラーの力が強すぎると、穴が開いてしまいます。失敗・・・。

熟練の手漉き職人になると、模様を入れることができます。カエデ、ヤマブキ、サクラ等、入っている和紙もあります。提灯の障子紙や結婚式に使われるそうです。

手漉き工房の次に、機械で大量に作る工場に伺いました。山一和紙工業です。
今村専務から針葉樹と広葉樹で作った紙の違いについて教えていただきました。

紙の原料です。強く握ると形が壊れるくらい柔らかかったです。

均一に伸ばして、乾燥させます。手漉き工房とは手法は違いますが、同じ作業をしていることがわかりました。

障子紙の最後の段階です。端を切って、長さを揃え、巻きます。
市川三郷町は、障子紙日本一の産地です。

秋に山梨中銀スタジアムで発売することを目標にしています。
増穂商業高校14名が考案するヴァンフォーレグッズを楽しみにしてください。