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第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦 vs.順天堂大学
2015.09.05(土)
試合
プロ、アマが真剣勝負の場で戦うことが出来る唯一の大会が天皇杯。
関東大学リーグ1部に所属する順天堂大学に対し、甲府はリーグ戦などで出場機会が選手を中心にしたメンバー構成。また約4ヶ月ぶりに石原選手がメンバー入りを果たした。
例年苦戦する天皇杯の初戦だが、最高に良い試合の入りを見せる。7分に阿部拓馬選手のパスを受けた橋爪選手がダイレクトでゴールを決めると、13分には伊東選手のパスを保坂選手が冷静に合わせて2-0。
試合早々の2ゴールで一気に試合を決めるかと思われたが、ここから徐々に試合のペースが順天堂大に傾く。相手にボールを保持させながら奪ったボールをカウンターに結び付けたいところだったが、相手の中央突破に手を焼きシュートを打たれる場面が増える。そんな嫌な流れの中、27分に中央を崩され失点し1-2のまま前半を終える。
「2点取った後は何もない。後半の入りを大事に!!」(佐久間監督) と送り出された選手たち。3点目を奪いゲームを決めたいところ。
後半もなかなか攻守にギアが上がらない時間が続き、相手にボールを保持される時間が続くが相手のミスなどに助けられ決定的な場面は作られない。それでもプロの違いを「ゴール」という形で示す。57分に阿部拓馬選手が完全に抜け出しGKと1対1となり、冷静に決め3-1とする。
本来であれば、これで試合を締めくくらなければいけないところだったが、またしても自らのミスでゴールを献上してしまい3-2。なんとか90分で決着をつけ3回戦へ駒を進めた。
「リーグ戦中ではありますけれども、チームとしては万全の準備をして望んだつもりでいます。結果的に3-2で勝利したこと。それが全て。この2回戦を突破することが出来て本当に良かったなと、それが率直な感想です。 ただ天皇杯はありますけれども、私たちが一番ポイントにおいているのは、来週の川崎とその後、鹿島と9月末の鳥栖と3試合ありますので、その試合に向けて切り替えて行きたいと思います」(佐久間監督)