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J1第24節 vs.ジュビロ磐田
2013.08.31(土)
試合

残留、降格を争う順位に位置する両チームにとって大切なゲーム。

累積警告で出場停止の青山選手に代わり津田選手が今シーズン初スタメンでの出場となった。




前半から互いに守備に重心を置いた戦いとなり、ブロックの中に割って入り相手ゴールに迫るシーンは少ない内容となった。ただその中で、甲府はカウンターと遅攻を使い分けて攻め込もうという意図は統一されていた。

「今、自分たちの手中に勝点1はある。 このままゲームをコントロールしよう」(城福監督)
相手が勝点3を渇望している分、勝点1のシチュエーションが続けば相手は前に出てくる。そこを上手く利用することで、勝点3を奪うチャンスは広がる。














後半も前半同様にしっかりとした守備から入り、まずは「チャンスを与えない」ところからゲームを作っていく。
全体的に運動量が落ち始めた後半30分にクロスから失点を喫する。しかし、ここからチームは成長した姿を見せていく。
下がった相手に対してイーブンなロングボールを放り込むのではなく、チームとしてボールを保持しながら崩そうとする。迎えた後半41分にその姿勢は結果となる、佐々木選手の縦パスに平本選手がフリックし最後はパトリック選手が決めて同点。

「守りはとにかくスキを作らず、穴を開けないということはある程度できましたが、ただ、そこからの攻撃はカウンターの精度がまだまだ未熟だと思いますし、カウンターが無理であれば遅攻にして、次のテンポアップのタイミングを狙うというところが少しまだスムーズではないところがありました。そこは広島でやられましたが、今回やれなかったという部分ではまだ我々の力になっていないと思います。いい守りからのカウンターと、遅攻への切り替えはもっと突き詰めていければと思います」(城福監督)