明治安田生命J1 1st 第9節 vs.鹿島アントラーズ

2015.05.02(土)

試合

 本日は明治安田生命J1 1st 第9節 vs.鹿島アントラーズ戦。
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 中2~3日で続く連戦の5試合目。アウェイで昨シーズン2敗の相手、鹿島に挑む。

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 スタメンには、練習から良いアピールをしてきた橋爪・堀米・伊東の若手3選手が入り、リーグ戦初先発を飾る。攻撃では、頂点に阿部拓馬選手を入れ、シャドーの伊東選手・堀米選手がどれだけテンポよくボールを動かせるかに期待が集まる。

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 ゴールデンウィーク初日となるスタジアムには300人近い甲府サポーターが集まり選手に声援を送り連敗脱出の後押しをしてくれた。
 試合は、YNC新潟戦から改善傾向にある備をベースに、奪ったボールをシンプルに推進力のある選手に入れ、相手に仕掛けていく展開。特にリーグ戦初先発となる若手3選手のアグレッシブさがチーム全体に勢いを与えていた。
 守備一辺倒にならずボールを動かす時間が長くなった反面、中盤でミスが出た時に相手に押し込まれピンチを迎える場面も散見される。
 結局お互いにゲームを掴み切れぬまま前半を0-0終える。

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 後半、ここまでの課題でもあるゲームの立ち上がりを意識して入る。
 この日、違っていたのはその「意識」の向く方向だった。いつもであれば「まずは失点しない」という部分が意識されるが、この日のメンバーは「絶対に先制点を奪う」という意識を持った選手が多かった。この部分では前半からその意識を感じ取れていたがゴールという結果には結びついてはいなかった。
 そして、チャンスはいきなり訪れる。相手のミスに反応した阿部拓選手、伊東選手が前へのプレーを選択、簡単に相手の裏を突き伊東選手が冷静に蹴りこみ先制点を奪う!伊東選手は嬉しいプロ初ゴールを記録する。
 その後、同点にすべく前に出てくる鹿島に対し、その背中に空いた広大なスペースを突き次々とカウンターで決定機を作り出していく。最終的な精度には課題が残ったが、前方にパワーを出すタイミングを取り戻すには十分な内容。
 アディショナルタイム6分間も耐え抜き1-0で勝利!遂に連敗を脱出する。

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 この日スタジアムに集まった甲府サポーターの涙と笑顔の表情を絶対に忘れてはいけない。
 自分たちの1つ1つのプレーが勝利に繋がり、人の心を動かし表情が生まれる。

 また笑顔にしたい。

 1つ勝利したことを自信に変えつつ、2勝7敗の現状を真摯に受けとめ中3日で迎える【甲信ダービー】松本山雅戦に準備していきたいと思います。

 再び、歓喜の瞬間を迎えるために。
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