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1次キャンプin静岡・清水 J-STEP 14日目
2016.01.27(水)
クラブ
キャンプも残り3日。疲労が溜まる中ですが、24時間の全てをサッカーのためだけに使いピッチの上でボールを追いかけています。
GK陣は松下GKコーチのもと、グループワークでお互いを高め合っています。「仲間でありライバルです」(岡選手)
午前のトレーニングは「カウンターアタック」。
紅白戦形式で行われ、お互いにポゼッションで相手を崩すこと目指しつつ、切り替わった瞬間に前線へのスピードを上げていく。
柴村選手は、今シーズンでは数少ない左利きのプレーヤーです。
効果的なポゼッション、崩しを作り出すためはボランチの役割が大切になります。
素早い出足で相手の攻撃の芽を摘みとる新井選手。
切替えのスピードは1次キャンプを通じてのキーワードになっています。
豊富な運動量がウリの稲垣選手。昨シーズンはプロ初ゴールも決めて、攻撃での貢献も期待されます。
新加入の黒木選手は、足元の技術も高く展開力もあるボランチです。久しぶりのJ1の舞台に期するものを感じます。
同じく新加入の新里選手の高さも重要な武器。セットプレーへの意識も徐々に高められていきます。
【午後のトレーニング】
午後のトレーニングは昨日に続いて、佐久間監督から「1時間という短い時間を集中して行う」という内容になりました。
主に5vs5のシュートゲームでしたが、強度はかなりのもの。
圧倒的なパワーを見せるクリスティアーノ選手。
狭いエリアを崩していくには、タッチ数の少ない高い技術が組み合わさることが求められます。
二ウソン選手も徐々にチームに馴染み始めています。
4グループでのローテーションでしたが、非常にハードで緊張感の高いトレーニングとなりました。
選手は皆、その緊迫感のあるシチュエーションを楽しんでいました。
単純に前を向いて仕掛けるということが、どれだけ大切かが分かるトレーニング。
それはDFにとっても同じことで、隙あらば前に進み攻撃のサポートに入っていきます。
また、狭いエリアながらアイディアが良ければ直ぐにシュートまで持ち込めるシチュエーションだけに選手の創造性が求められていました。
前述の創造性だけではゴールを陥れられないのもサッカーの面白いところ。スピードやパワーという相反するもので決着をつけることも出来ます。
また、GK陣の勇気あるプレーがゲームの緊張感を持続させていました。
あっと言う間の60分間。
上手くいくこと、いかないことも出ると思いますが、早く実戦を見てみたいというのが率直な感想です。
夕食後に「ルール講習会」が行われました。

今シーズンも観ている人達の「感情」を動かすために、協力し合う仲間とのディスカッションは熱いものになりました