無観客試合実施などに伴う2020年度シーズンシート会費の取り扱いについて

2020.06.02(火)

その他

 シーズンシート会員の皆様には、日頃からヴァンフォーレ甲府に対する熱いご支援、ご声援をいただき、心より感謝申し上げます。
 さて、新型コロナウイルス感染拡大防止のため第2節から中断が続いていました明治安田生命J2リーグは5月29日の実行委員会で、当初日程を全面的に組み直し、6月27日の試合を第2節とし、無観客で再開することが決定しました。
 無観客での開催は当面の措置で、それ以降の試合は今後の感染状況を考慮しながら5,000人以下、収容人数の50%以下など段階的に観客数制限を緩和しての開催になる可能性があります。
 この状況を踏まえ、シーズンシート(個人、法人)の取り扱いについて、ヴァンフォーレ甲府としての考え方をお示しさせていただきます。
 シーズンシート(個人10種別、法人4種別)は2020シーズンのホームゲーム全21試合を基準とした金額になっています。今回の新型コロナウイルス感染防止のための緊急的な観客数制限措置が実施されると、無観客の場合、会員の皆様に山梨中銀スタジアムでの試合観戦機会の提供ができないことになります。
 また5,000人以下制限の場合も、皆様全員に観戦機会の提供(席の確保)ができない事態が生じます。このため、無観客試合と収容5,000人以下の試合について、試合数分の料金を払い戻しの対象とさせていただきます。
 また収容率50%以下になった場合では、全会員の皆様に観戦機会の提供(席の確保)はできるものの、感染防止のために座席配置を大幅に変更させていただくため、本来の席位置とは異なる場所にお座りいただくことが考えられます。いくつかのケースについて、払い戻しや寄付などの対応を考えております。新型コロナウイルスの全国的な感染拡大という想定外の事態とはいえ、会員の皆様へのサービスに影響が出ることになり大変残念に思っております。

 一方、先般の国会において、シーズンシート代金の払い戻しを辞退して、その金額分をクラブに寄付することを選択された場合には税の優遇が受けられる制度が創設されました。
 この度の新型コロナウイルスの問題は、弊クラブの経営面にも大きな影響を及ぼしています。皆様に既にお支払いいただいているシーズンシート代金はスポンサー料と並ぶクラブの重要な収入源となっています。払い戻しか寄付かの選択は、もちろん、会員の皆様のご自由な判断によります。皆様の暮らしにも大きな変化が生じている中で大変心苦しく感じておりますが、事情をご理解いただき、一人でも多くの方に、寄付をしてクラブを支えようというご判断をいただければ幸いです。

 近く、会員の皆様全員に対し、シーズンシートの取り扱いや、ご寄付の意思確認、税優遇に関する説明を記した通知文を送らせていただきます。
 また、払い戻しについては、今後、新型コロナウイルスの感染の広がり具合によっては入場解禁後に再度の無観客試合開催、全ホームゲームが消化できない、などの可能性も考えられますため、対象試合数が確定した段階で一括して対応させていただきます。今回の特殊な状況をご理解いただき、ご協力をいただけますようお願い申し上げます。

※現在、税優遇制度が利用できるよう手続きを進めております。詳細については決まり次第お知らせいたします。


本制度の詳細はこちら
(https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/detail/jsa_00008.html)
※例:税額控除の場合、(対象のシーズンシート代金合計-2,000円)×40%(+住民税分)の減税
※具体的な減税額は、寄附された方の所得額や居住されている自治体により異なります。
 法人会員が同様にチケットの払い戻しを受けない(辞退する)ことを選択した場合、払い戻した金額分は交際費や寄付金に該当せず、全額損金として取り扱うことができます。
※個人会員同様「払戻請求権放棄証明書」を発行いたします。
(https://www.mext.go.jp/sports/content/20200501-spt_sseisaku-000006401_6.pdf)

また、チーム活動費として「払い戻し辞退」を選択いただいた方には、御礼の品をご用意させていただく予定です。
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