GAME
試合結果
選手交代
10分
荒木 翔→ 関口 正大
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66分
フェリペ ヴィゼウ→ 伊藤 翔
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46分
三平 和司→ ウィリアン リラ
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66分
イサカ ゼイン→ 山下 諒也
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76分
宮崎 純真→ 松本 凪生
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69分
齋藤 功佑→ 安永 玲央
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90分
山田 陸→ 飯島 陸
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77分
小川 航基→ クレーベ
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77分
手塚 康平→ 高橋 秀人
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警告・退場
81分
関口 正大 |
80分
安永 玲央 |
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 49
スベンド ブローダーセン |
DF 2
須貝 英大 |
DF 19
亀川 諒史 |
DF 4
山本 英臣 |
DF 22
岩武 克弥 |
DF 5
浦上 仁騎 |
DF 27
中塩 大貴 |
DF 22
野澤 陸 |
MF 20
イサカ ゼイン |
MF 6
野澤 英之 |
MF 8
齋藤 功佑 |
MF 7
荒木 翔 |
MF 30
手塚 康平 |
MF 24
山田 陸 |
MF 17
武田 英二郎 |
MF 41
長谷川 元希 |
FW 18
小川 航基 |
FW 9
三平 和司 |
FW 47
フェリペ ヴィゼウ |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 16
長谷川 竜也 |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 44
六反 勇治 |
DF 23
関口 正大 |
DF 3
中村 拓海 |
MF 8
新井 涼平 |
DF 4
高橋 秀人 |
MF 20
松本 凪生 |
MF 10
安永 玲央 |
MF 26
石川 俊輝 |
FW 9
クレーベ |
FW 10
ウィリアン リラ |
FW 15
伊藤 翔 |
FW 15
飯島 陸 |
FW 48
山下 諒也 |
監督
吉田 達磨 | 四方田 修平 |
試合総評
明治安田生命J2第6節 『 甲府 1-2 横浜FC 』
『後半の追い上げもあと一歩及ばず2連敗』
J2リーグ第6節はホームで横浜FCと対戦。J2リーグは今節から3連戦となる中、前節無得点で敗れた甲府は流れを変えるべくこの連戦で良い結果を残したい。横浜は現在リーグ首位。キッカケを掴むには格好の相手である。
3試合連続で先制点を取られている甲府。立ち上がりから流れを大事にしたかったところだが自分たちのミスもあり続き流れを掴みきれない。前半20分に失点。さらに前半終盤にもゴールを奪われ2点のビハインドで前半を折り返す。
後半に入ると両サイドを広く使い始めた甲府がペースを握り、長谷川選手のゴールで1点を返すもあと一歩及ばず1−2での敗戦となってしまった。これで2連敗となってしまった甲府。この悪い流れを断ち切りたいところである。
今節を振り返る。
第6節の対戦相手は現在4勝1分で首位を走る横浜FC。1勝2分2敗で18位のVF甲府はジットリサイクルインクスタジアムでホーム初勝利に挑む。
試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:野澤陸選手、山本選手、浦上選手。ボランチ:野澤英之選手、山田選手。WB:荒木選手、須貝選手。シャドー:長谷川選手、宮崎選手。ワントップには三平選手。前節から5人の変更。ボランチに入る野澤英之選手は今節が2022シーズンの初スタメンだ。
前節のアウェイ新潟戦では、試合後に吉田監督が「完敗だった」と話す通り、前半に2点を決められてしまい敗戦を喫した甲府。その点を踏まえ、今節の横浜FC戦では「新潟戦は力を出すことを遠慮、躊躇うような試合になっていた。自分たちが持っているものを出す試合にしたい。どうやれば主体的にサッカーができるかに焦点を当てたい。」と話す。
今節のキーワードは「前に」。「安全を取るのではなく、相手の裏をかくことが重要」とし、そのためのスタメンが選出されたものと思われる。野澤英之選手は怪我で戦線を離れていたが今節でスタメン復帰。攻守のキーマンとして、山田選手と共に試合をコントロールして欲しい。
ここ3節は、先制を許してから追いかける苦しい試合展開になっており、今節は先制して試合を有利に運びたいところ。首位の横浜FCに勝つことは、自分たちの自信や今後の上昇に向けてのきっかけとなる。
土つかずの相手に対して、自信を持って戦えるか。勇気をもって前に出れるか。ホームでの初勝利を賭けて重要な一戦が始まる。
《前半》
甲府のキックオフで前半開始。降雨でスリッピーな降雨状況。
試合開始直後から甲府が横浜陣内に積極的に仕掛けていくが、横浜の早いチェックにも阻まれ、シュートまで持ち込めない。
前半8分に甲府にアクシデントが発生。守備のポジションを取ろうとした荒木選手が相手とぶつかり、顔面を打った恐れもあるためピッチ外に。これを受け、甲府は前半10分に荒木選手に代えて関口選手を緊急投入することとなった。
その後、試合の流れは徐々に横浜に傾く。そして前半20分に試合が動いた。先制したのは横浜FC。ペナルティエリアの左隅で長谷川選手がゴール左手前にふわりと上げたクロス。これに小川選手が走り込みヘディングで合わせられてしまった。
先制され厳しい展開となってしまった甲府。流れはその後も横浜FCが握り、甲府が押し込まれる時間が多くなる。
そのような状況下でも甲府がボールを奪い、横浜陣内に押し込む場面も見られた。しかし、「ピッチを広く使いボールを動かす横浜FC」の試合に対するスピード感にギャップが生まれ、甲府は攻守で後手を踏む。
また甲府の個々の選手はプレーエリアは広いものの、ボールを奪った後に孤立してしまうシーンや、相手にすぐに取り返されてしまうような状況が見られた。
そして横浜FCに追加点が生まれてしまう。
前半42分。甲府がボールを握り、攻めあがろうという流れの中で、バックパスが相手にカットされ、一気にカウンターを受けてしまう。その流れの中で、相手攻撃陣が甲府DF陣にプレスをかけ、高い位置でボールを奪われてしまった。これを繋がれ、ペナルティエリア右手前から齋藤選手に左足を振り抜かれてしまう。アウトスイングの逃げるシュートにGK河田選手のセービングも届かず。甲府がつきはなされてしまう。
2点のビハインドを追いかけるが甲府だったが、横浜FCの攻守の前に後手を取る状況は変わらず、前半戦終了のホイッスルとなった。
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試合終了後 監督記者会見
前節の新潟戦ですごく残念な負け方をしたことは事実で実感もあります。今日は大きな反省と学びを持って臨んだ試合でした。
ホームで未だ勝てていない、勝てそうで勝てなかった試合(大分戦)が最初にあって、その次に攻め込んでプレーする試合(山形戦)で引き分け、そしてまたここに帰ってきて勝ちを届けたいというのが本当にチームの全員が思っていることでした。自分たちが少しでもパワーのあるプレーをして、暗い世の中に自分たちが光とか力を届けたいという思いでやりましたけど、前半で取られた2失点が重くのしかかった試合となってしまいました。
荒木がすぐに代わって関口が入りましたけど、前節とは全く違う積極的なパフォーマンスを見せてくれました。後半に選手が見せたパワーも事実ですし、次に繋がる大きなエネルギーだったと思います。ただ勝ち点3を3試合届けられていないことは申し訳無く思いますし非常に残念です。
Q:後半、パワーのある戦いぶりを見せただけに、前半からこういうパワーを出せないということは、どのように捉えていますか?
A:やはり失点をすることはその後のゲームプラン、ゲームを進めて行くエネルギーに影響すると思います。立ち上がりの早い時間で失点するというサイクルが抜け切れていないことが、今日の大きな要因です。相手も力がありますし、今日はお互いの良さを潰しに行く試合になると思いました。失点から違ったエネルギーや重荷を背負っていかなければならなくなり、その中で潰しに来られた時に、前にボールを付けていくことや選手が前に出ていかなければならないことが出来なくなってしまったと思います。90分の試合ですから、相手も先制したことで守りに入ることは無意識に働くことだと思いますけど、それでも後半にパワーがあることは見せられたので、持っているものを最初から出すためには、無失点の時間を長くすることが必要ですし、そうしないと余分に大きなパワーを使ってしまうと思います。
Q:前半は奪ったボールをすぐに失ってしまいマイボールに出来ないことが多かったと思います。
A:その通りだと思います。ボールをロストしたあとに2失点目を献上しましたし、1失点目も奪ったボールを攻めて行こうという中で、三平のところにボールが入って、上がってきた長谷川へのパスが少しずれてひっくり返されました。何回も「奪ったボールがフリーな味方からフリーな味方に渡らない」というシンプルなミスがありました。奪ったボールを奪い返される苦しい時間帯でした。
Q:奪ったボールをマイボールに出来ない良くない時間帯の時に失点してしまうことは、若さなのか、それとも他にチームとして突き詰めていくことがあるのでしょうか?
A:試合が終わったばかりなので原因を絞れないですけど、奪ったボールを失った後にプレスに行きたいですし、奪ったボールを味方に確実に繋げることは徹底してやらなければならないです。何が原因なのかはっきりしていれば良いですけど、若さだとは思いません。プロで経験も積んできていますし、若いとは言え昨年もプレーしていた選手たちです。今年に入って他チームも大きく変わっていますから、自分たちのスタートする位置も変わっています。そういった中で違ったプレッシャーを受けていることはあるんじゃないかなと思います。
Q:複数失点での連敗となりましたけど、守備についてどんな課題を感じていますか?
A:シュートをたくさん打たれて失点するというよりは、1つのクロスボールや1つのミスから点が入ってしまうことでゲームを大変なものにしていることがずっと続いています。改善しようと取り組んでいますし、「前半0で抑えよう」と掲げてやったところでどうなるかはわかりません。ただ1回のピンチで失点するとか、数本のシュートで2失点するとかそういうことが続いていますので、ゴール前の守備やボールの失い方、セオリーとしてシンプルにプレーすること、前線に早くボールを付けていくところ、これらを整理しなくてはいけないと思います。
Q:6試合で1勝ということは、どう受け止めていますか?
A:もちろん少ないと思いますし、もう少し勝てるだけの自信を持って臨みました。すごくショッキングな負けもありましたし、今までの失点の仕方が今の1勝ということを表していると思います。サッカーの内容とか取り組んでいること、シュートに持って行くところ、シュートを打たせないなどのそういったところは開幕から4試合は良いものを出せていました。そこからどうやって失点を減らして、どうやって得点を増やして行こうかという中、前節の新潟戦で良いものを生み出せませんでした。しかしここまで数試合、優勝候補と言えるチームと対戦して、互角に戦えることが分かった試合もありましたしので、ポジティブな点を見つけてやっていきたいと思います。
Q:外国人選手も合流しましたが、この後チームをどのようにして上位へ持って行きたいと考えていますか?
A:チームで競争力・集中力を高めてゲームに入ること、得点・失点にこだわり続ける事、これらをもう一押し、二押ししていきたいと思います。
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