試合結果

7.10 (水) 19:00

天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 3回戦

JIT リサイクルインク スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

2-1

セレッソ大阪

46分 ピーター ウタカ
112分 鳥海 芳樹
0 前半 0 54分 渡邉 りょう
1 後半 1
0 延長前半 0
1 延長後半 0
ヴァンフォーレ甲府 セレッソ大阪

選手交代

61分
武富 孝介→ 鳥海 芳樹
61分
渡邉 りょう→ レオ セアラ
75分
ピーター ウタカ→ ファビアン ゴンザレス
61分
ジョルディ クルークス→ ルーカス フェルナンデス
75分
孫 大河→ エドゥアルド マンシャ
61分
為田 大貴→ カピシャーバ
85分
佐藤 和弘→ 三沢 直人
75分
香川 真司→ 田中 駿汰
91分
小林 岩魚→ 水野 颯太
81分
柴山 昌也→ 上門 知樹
91分
飯島 陸→ 内藤 大和
106分
奥田 勇斗→ 山下 達也

警告・退場

66分

イエローカード 小林 岩魚

5分

イエローカード 舩木 翔

97分

イエローカード 鳥海 芳樹

99分

イエローカード カピシャーバ

117分

イエローカード エドゥアルド マンシャ

ヴァンフォーレ甲府 セレッソ大阪

スターティングメンバー

GK 32

コ ボンジョ

GK 1

ヤン ハンビン

DF 23

関口 正大

DF 14

舩木 翔

DF 16

林田 滉也

DF 16

奥田 勇斗

DF 3

孫 大河

DF 24

鳥海 晃司

MF 13

村上 千歩

DF 33

西尾 隆矢

MF 26

佐藤 和弘

MF 4

平野 佑一

MF 34

木村 卓斗

MF 8

香川 真司

MF 6

小林 岩魚

MF 48

柴山 昌也

FW 15

飯島 陸

FW 11

ジョルディ クルークス

FW 8

武富 孝介

FW 19

為田 大貴

FW 99

ピーター ウタカ

FW 35

渡邉 りょう

サブメンバー

GK 33

山内 康太

GK 31

清水 圭介

DF 40

エドゥアルド マンシャ

DF 23

山下 達也

MF 18

三沢 直人

MF 7

上門 知樹

MF 28

水野 颯太

MF 10

田中 駿汰

FW 10

鳥海 芳樹

MF 77

ルーカス フェルナンデス

FW 44

内藤 大和

FW 9

レオ セアラ

FW 11

ファビアン ゴンザレス

FW 27

カピシャーバ

監督

大塚 真司 小菊 昭雄

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 セレッソ大阪
10 シュート 10
8 GK 5
5 CK 5
13 直接FK 12
2 間接FK 3
2 オフサイド 3
0 PK 0

試合総評

天皇杯3回戦 『甲府 2-1 C大阪』


『激闘の末、延長後半に鳥海選手の決勝弾でC大阪に勝利!』
VF甲府の天皇杯2戦目の相手はJ1のセレッソ大阪。C大阪はJ1リーグでも現在5位と上位につけており、J2リーグで9戦勝利なしの甲府とは対照的な状況だが、甲府は7月2日に大塚真司監督に交代しており、この天皇杯でチームとしての変化も見せたい所。また怪我で戦線を離れていた孫選手、マンシャ選手、水野選手、三沢選手なども復帰して名を連ねており、戦力アップした甲府の戦い方を見せたいところだ。

試合は両チームともがっぷり組んだ好ゲーム。なかなか得点に繋がらない展開が続いたが、後半にピーター ウタカ選手が先制点を決める。しかし一瞬のスキを突かれてC大阪に同点弾を許すと、そのまま延長戦に突入した。両チーム持てる力を出し惜しみなく投入した熱戦に終止符を打ったのは鳥海選手だった。延長後半に値千金の決勝弾を決めて甲府がC大阪に競り勝った。

激闘となった今節を振り返る。

◆ ◇ ◆

大塚真司監督体制で挑む初めての天皇杯。

甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:コ ボンジョ選手。CB:孫選手、林田選手、関口選手。WB:小林選手、村上選手。ボランチ:木村選手、佐藤選手。シャドー:武富選手、飯島選手。ワントップ:ピーター ウタカ選手の布陣。6日に行われた徳島戦から9人のターンオーバー。林田選手がCBに入ったほか、怪我からの復帰選手も顔を揃えた。

2回戦ではHonda FCに2-0で勝利し3回戦に駒を進めた甲府。アマチュアとはいえ歴史も経験もあるHonda FCだったが、今回の相手は上位カテゴリーのC大阪で、どれだけC大阪に食らいついていけるかが一つの見どころ。甲府はここにきて怪我で戦線を離れていた選手も少しづつ戻ってきており、すぐに実践配備されるかは不明だが、一時期の選手層の薄さという不安からは脱却しつつある。

リーグ戦では9戦勝ち無しと勝利から遠ざかっている甲府が、ジャイアントキリングを見せるか。それともC大阪がJ1の意地を見せるか。注目の一戦だ。

《前半》
C大阪のキックオフで試合開始。

序盤は両チームとも相手の出方を伺う感じで、極端にハイプレスに行くということもなかったが、甲府は右サイドの関口選手、村上選手のコンビネーションから攻めあがる場面が多くなった。その結果、先に攻撃のリズムが生まれたのは甲府。

27分には左CKからの流れで逆サイドに流れたこぼれ球を村上選手がゴール前に折り返し、味方が触ればゴールというシーンもあったが触れず。

C大阪にボールを持たれる時間もあったが、ゴールの前を固く締める甲府の守備の前にボールの入れどころが見つからないという場面も散見され、CBに入った林田選手、孫選手をはじめとしてアラートの高い守備を披露した。

前半は両チームとも決定機までは作れずにスコアレスで折り返した。

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試合終了後 監督記者会見

 勝てたことが一番ですし、試合が終わってサポーターの皆さんと選手たちが一緒にああいうふうに喜びを分かち合って、やっぱりその為に応援してくれているし、僕たちも頑張れているし、それが本当に達成できて、試合内容もありますけれども、それが一番良かったです。勝ててまた次に向かって、次の勝利に向かってまた喜びを分かち合う。そこに向かってまたやっていきたいと思います。

Q:今日の試合は120分、見ごたえのある好ゲームだったかと思いますが、結果的に勝利した要因は監督の目から見てどのように見えましたか?
A:シンプルに積み重ねだと思います。僕自身、監督になって2週間も経っていないと思いますが、改めてコンセプトを選手たちに提示させてもらって、それに向けてミーティングを重ねてトレーニングをして、だけどもここで4日前に徳島に敗れた。そこでまた出た課題、ゲームコントロール、もう一回チームが本当に一体となっているのかというのを中数日間でしたけれども、選手と共有して今日のゲームに臨んだこと。シンプルに選手たちがピッチで表現してくれた事。それが良かったと思います。

Q:ゲームコントロールという所で言うと、後半早い時間帯に先制をして、直後にスーパーなシュートで取られてというところで、前節までの甲府はズルズル行ってしまうのかなと思う所もありましたが、集中力を切らさず、むしろ相手を圧倒するくらいのプレーに見えましたがいかがですか?
A:やっぱりアグレッシブな姿勢というのは常に持たなければいけないのですが、ゲーム自体が少し良い流れの時もあって、そこからジャットコースターのような展開になった時に、自分たちがどうするのかというところで、ゲームコントロールというのを提示して、今日、1点取って同点に追いつかれましたけれども、そういった所を選手たちが自覚を持ってピッチで戦ったのが良かったのではないでしょうか。

Q:今日、孫選手が先発であったり、マンシャ選手、三沢選手も出場しました。怪我から復帰して実戦をまだやっていない選手が戦力として活躍しましたが、その辺りの選手の選定について教えて下さい。
A:リーグ戦から少しターンオーバーという形でフレッシュな選手で臨みましたけれども、僕自身が選手を信じる事。選手を信じて送り出すことがすごく大切だと思うので、そういった意味で信じて送り出して、今名前が挙がった選手もそうですが、その他の選手もみんな本当に良くやったなと思います。

Q:監督が指揮を執るようになってから攻守一体というところを掲げられていたかと思いますが、それが私としては見えた試合だったかなと思いますがいかがですか。
A:僕たちだけではなくて、記者の皆さんやその他の皆さんがそう感じてくれたら嬉しいですし、サポーターの皆さんも感じてくれたら嬉しいですし、そういうサッカーを目指したいですし、僕が選手に話したのは、僕も3年前にこのクラブに来て、素晴らしいなと思っていました。誰でも仲間にしてくれる。ゴールを運ぼうと言ったら、ベテランの選手も若手の選手も選手全員でゴールを運んでいる。マネージャーが困っていたら、トレーナーや広報の人がそれを助ける。そういったもの、クラブの文化とピッチの中でもセパレイトしていないんだと選手たちにも話をして、そういうクラブの文化の中で自分たちもそういうサッカーをしていかないとならないんだという話をして、そういった事が出来たのは良かったですが、ただ勝ったからこんな話も出来ますが、山あり、谷ありなので、もうすぐ長崎戦が来ますので、本当に気を引き締めてそこに向けてやっていきたいと思います。

Q:監督に就任されて今日のゲームが初めての勝利となりますが、率直にお気持ちをお聞かせください。
A:嬉しいというよりもホッとしているというか。選手たちもサポーターも県民の皆さんも勝利を望んでいた訳なので、その勝利を掴めたことが良かったですし、ホッとしています。また次の勝利に向かってやっていきたいです。

Q:リーグ戦は9試合勝利がありませんが、練習の雰囲気などは監督に就任してから変わったとかありますか?
A:いや、僕に変わる前からも篠さん(篠田さん)のエネルギー、パワー、素晴らしいものはありましたから。温かさもありましたし、それに対して選手が落ち込んでいるとか、そういったものは感じられなかったですし、僕に変わったから選手が明るく、練習の雰囲気が良くなったとかじゃなくて、今までやってきた事を積み重ねて、選手はプロフェッショナルですから、要求に応えて良くやってくれていると思います。

Q:前回、距離感というものを課題に挙げていましたが、今回試合に入る前に一番強調したことは何ですか?
A:チームとしての距離感、一体感、コレクティブに戦おうというところもミーティングで話をしたり、見せたりしましたけれども、最後に言ったのは、それよりもピッチに出た選手はいろいろな個性を持っていると思います。その個性をまず発揮して欲しい。それをチームの中に入れてそれを一つにして戦おうという事。そういった意味で一人一人が自分の持っている個性を生かす。だからこそ見ている人達が興奮しますし、喜びを感じてくれるのではないかなと思うので、そういった意味でも良かったです。

Q:1-1の状況で外国籍選手が3人同時に入ってきました。それでもかなりDFも安定していたように見えましたがいかがですか?
A:そうですね。まず交代の所で相手は外国選手3人FWが出てきて、こっちは鳥海選手1人で、これ面白いねとベンチで言ってました。「全然負けてないぞ芳樹、行ってこい」と言って送り出したら得点してくれたので良かったですけれども。強力な外国籍選手が入りましたけれども自分たちのやるべきことがしっかりと整理できていたので、後はそれを選手たちがしっかりと集中を切らさず声を切らさずやってくれたのが良かったです。

Q:非常に良い入りをしましたが、相手のプレッシャーもあって少し相手のペースに持って行かれました。そこからまた修正をして、恐らく後半選手に何か言葉をかけて先制点に繋がりました。延長の後半でも先手を取ることが出来ました。わずかな時間の中でどのようなメッセージを伝えたのですか?
A:コーチングスタッフと話をして、戦術的な事、攻撃の所、守備の所の話もしましたが、一番は良いゲームはしていると。ただ勝たなければ意味がないんだというところを強調して、ゴールを奪う、ゴールを守るというところをもう一回フォーカスして試合に臨んでいこうという話をして、選手たちがそれを良くやってくれたと思います。



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試合データ

試合開始日時 2024年07月10日(水) 19:00
試合会場 JIT リサイクルインク スタジアム
主審 笠原 寛貴
副審 大塚 晴弘
副審 亀川 哲弘
第4の審判員 宇田 賢史
入場者数 5,038人
天候 曇、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 26.8℃/62.0%