GAME
試合結果

ヴァンフォーレ甲府
試合終了
3-2

大分トリニータ
52分 三平 和司 70分 OWN GOAL 84分 長谷川 元希 |
0 | 前半 | 2 |
15分 羽田 健人 29分 伊佐 耕平 |
3 | 後半 | 0 |
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選手交代
46分
クリスティアーノ→ ピーター ウタカ
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58分
渡邉 新太→ 梅崎 司
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85分
宮崎 純真→ 鳥海 芳樹
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58分
長沢 駿→ 鮎川 峻
|
85分
三平 和司→ 武富 孝介
|
67分
伊佐 耕平→ 上夷 克典
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90分+1
松本 凪生→ 林田 滉也
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67分
テイシェイラ→ 西川 幸之介
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90分+8
長谷川 元希→ 山本 英臣
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79分
野嶽 惇也→ 藤本 一輝
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警告・退場
40分
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40分
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85分
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61分
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69分
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74分
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81分
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84分
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スターティングメンバー
GK 21
渋谷 飛翔 |
GK 23
テイシェイラ |
DF 2
松田 陸 |
DF 25
安藤 智哉
|
DF 5
蓮川 壮大 |
DF 31
ペレイラ
|
DF 13
三浦 颯太 |
DF 49
羽田 健人
|
DF 40
エドゥアルド マンシャ |
MF 10
野村 直輝
|
MF 10
長谷川 元希
|
MF 17
高畑 奎汰 |
MF 24
松本 凪生
|
MF 26
保田 堅心
|
MF 71
中村 亮太朗 |
MF 28
野嶽 惇也
|
FW 9
三平 和司
|
FW 11
渡邉 新太
|
FW 19
宮崎 純真
|
FW 13
伊佐 耕平
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FW 30
クリスティアーノ |
FW 20
長沢 駿
|
サブメンバー
GK 33
山内 康太 |
GK 24
西川 幸之介
|
DF 4
山本 英臣
|
DF 19
上夷 克典 |
DF 23
関口 正大
|
DF 41
刀根 亮輔 |
MF 8
武富 孝介
|
MF 7
梅崎 司 |
MF 16
林田 滉也
|
MF 8
町田 也真人
|
MF 18
鳥海 芳樹 |
FW 18
藤本 一輝 |
FW 99
ピーター ウタカ |
FW 21
鮎川 峻 |
監督
篠田 善之 | 下平 隆宏 |
試合総評
明治安田生命J2第34節 『 甲府 3-2 大分 』
『復活の甲府!!大逆転でリーグ戦7試合ぶりの勝利!』
J2リーグ第34節の甲府はホームで大分と対戦。足踏み状態が続く10位の甲府に対して、プレーオフ圏内ギリギリの6位大分。勝ち点差はわずかに2ポイントということで勝てば順位をひっくり返すことができる大事な試合となる。甲府と同じく大分も勝利から遠のいており、似たような状況の両者の対戦ということでどちらが復調のきっかけを掴めるか注目が集まる。
試合はアウェイの大分に前半2ゴールを奪われる展開となる。しかし後半立ち上がりに甲府が1点を返すと、そこから試合は甲府のペースへ。躍動を見せた甲府イレブンが同点、最終的にはPKで逆転を決めそのまま試合終了。甲府は7試合ぶりの勝利で喜びをサポーターと共に分かち合った。
今節を振り返る。
第34節。10位のヴァンフォーレ甲府はホームで6位の大分トリニータと対戦。
試合前の予想フォーメーションは4-2-3-1。GK:渋谷選手。CB:マンシャ選手、蓮川選手。SB:三浦選手、松田選手。ボランチ:中村選手、松本凪生選手。トップ下:三平選手。SH:長谷川選手、宮崎選手。ワントップ:クリスティアーノ選手の布陣。前節からの変更は1名で左SHに三浦選手が入る。
前節の仙台戦をスコアレスドローとし、直近6試合の成績は2分4敗と勝利がないVF甲府。他チームが調子を上げてくる中で順位を落とし、勝点48で4チームが並ぶ(2試合少ない群馬を除く)混戦状態に飲み込まれてしまったが、今節対戦する大分とは勝点差は「2」であり、まだまだプレーオフ圏内入りは狙える状況。
今節を含め残り9試合という状況を考えれば、より順位の高いプレーオフ圏内入りを目指していくというのが現実的な目標となるだけに、今節の「大分戦」では今までの流れを断ち切って勝利を掴みたい。そのためには前線から守備まで一体感を持った攻守/ハードワークが必須であり、ハイプレスにしてもDFラインの上げ下げにしても連携した攻守を期待したい。
ホームに詰め掛けたファン・サポーターの前で、「勝利」に向けて気持ちを見せられるか。今までの流れを断ち切って上位進出へのきっかけを作れるのか。注目の一戦が始まる。
《前半》
甲府のキックオフで試合開始。
序盤から身体が動いていたのは大分。甲府がボールを下げる場面でも面でプレスを掛けに来ていたが、なんとか甲府は凌ぐ。逆に甲府が相手のビルドアップにプレスを掛けに行く場面は無く、試合は大分ペースで進む。
試合が動いたのは15分。先制は大分。左CKをショートコーナーで繋がれ、左コーナーポスト近くから高畑選手が入れたゴールニアへのクロスを後方から走り込んだ羽田選手にヘディングで合わせられてしまった。相手へのプレスが甘く、人を見ていないことが露呈してしまった甲府。ボールのつなぎ役へのプレスも中途半端で、その後の高畑選手にフリーでクロスを入れられることにも繋がっており、さらに後方から走り込んだ羽田選手にもノーマークだったことが悔やまれる。
さらに29分に大分に追加点を許してしまう。相手が前線に高く蹴りだしたボールが大きくバウンドし、DFマンシャ選手がGK渋谷選手にボールを戻すタイミングを狙っていたのは伊佐選手。マンシャ選手がヘディングでボールを戻した落ち際を伊佐選手にシュートされてしまう。
2点を追いかける展開となってしまった甲府だったが、前に押し込む展開は見られない。パスの精度、選手の距離感も悪く全体的に動きが重い。右サイドの松田選手から良いクロスが入ることもあったが、攻撃に厚みがなく単発で終わってしまっていた。
そのまま前半は大分ペースで終了。後半の試合展開を知ってしまった今となっては、まさかこのような結果になるとは思っていなかったが、戦術も踏まえて後半の甲府の巻き返しに期待したい前半だった。
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試合終了後 監督記者会見
結果、この勝ち点3というのは素晴らしかったと思います。ただ、前半の2失点、ここはやはり反省すべき点が沢山あったし、何か大きくすごく崩されている訳ではないけども、やはり先制点を与えてゲームを難しくしたなと思います。ただハーフタイムにもう一度顔を上げられるように、そしてあと45分間をどうやって意地を見せながらやっていくか。彼ら(大分)の4-4のブロックをどうやって崩していくかというのは、非常に前からのプレスと奪ってからのサイドバックの出ていくタイミングは非常に良かったなと思います。スコアを(後半)早い時間に上げられたというのは、勢いをもたらしてくれたと思うし、ミスもある中でどうやってみんなで取り戻すか。ミスをした人もどうやってチームのためにまた走るかという作業を必死になってやった結果だと思うので、そして前節の引き分けもプラスに考えられる良い勝ちになったのではないかと思います。勿論もっと勝ち点を積んで上位に早い段階で食い込みたいという思いもありますが、あと残りのゲームをこれでまた一段顔を上げて前向きにいろいろな作業、トレーニングを皆でやっていきたいなと思います。
Q:7試合ぶりの勝利ですが、率直に1カ月半ぶりの勝利の味はいかがですか?
A:本当に嬉しいです。0-2で帰ってきた時は選手たちもまたかという表情をしていたし、ただやっぱりそれをまた前を向いて、俺たちはこのホームでサポーターの後押しを背負いながら走る。そしてどういう姿勢を見せるかというのをやった結果がついてきた事で7試合ぶりの勝利というのは、僕たちにとってはどうしても欲しかった勝ちを手に入れたというのは良かったなと。内容を見ればもっとやらなくてはいけない部分もありますけれども、選手たちの姿勢と頑張りと、あとサポーターの後押しにも非常に助けられたなと思います。
Q:今季、なかかな先制された試合で勝てていない中で、6位の大分相手にこういう形で逆転で勝てたというのは、今後の試合に向けて大きいと思いますが?
A:そうですね。本当に勝ち点3、勝利というものが自分たちにプラスになることは間違いないので、ただ今日のこの勝利で終わりではないので、次のまたビッグゲームが待っていますので、それに向けてトレーニングをして仲間の意識をもっと強く持って前に進められればと思っています。
Q:後半の戦いをいかに90分やることが出来るかですが、なかなかあの勢いを出し続けるというのは難しいと思いますが、その辺をいかに次に繋げて安定した力に繋げていくというイメージはありますか?
A:前半のスコアを見れば0-2なんですが、大分の事をうまく制限をかけてボールを奪うシーンもいくつかあったし、少し攻撃の所でボールロストが、或いは長いボールで距離感が離れてしまってセンターバックから前線の選手というところで中盤のフィルターにつけることがうまく出来なかった所は見えましたが、大きく崩れてはいなかったし、繋げる時、(中村)亮太朗と(松本)凪生が非常に良い関係でボールを握った時というのはサイドバックの三浦と(松田)陸は良い位置を取った時というのはすごく相手が困っていたのでああいうシーンを増やせるかどうかというのも自分たちが優位にゲームを進められる一つだと思うので、ちょっとまたセットプレーの流れからの失点というのは考えなくてはいけないんですが、非常に嫌なボール。ターゲットが何人かいて難しかったんですが、前向きにとにかくやれればなと。前半の事も反省しながら、あれを90分、後半の戦い方、イケイケの状態は中々難しいと思うので、そういうのも含めて選手と話をしながらやっていければと思います。
Q:まだ試合が終わっていないチームもありますが、暫定で6位という形でプレーオフ圏に入りました。メンタル的にも大きいですか?
A:そうですね。試合前の時点で我々の上にいた大分を相手に勝利をしてひっくり返せたというのは非常にモチベーションにもなるし、それを目指して皆も走ってくれたので、最終的な順位がどこにいるかがポイントになるんですが、とにかく次のゲームをどうやって、また我々の上位にいる相手に対して立ち向かっていけるか。こういう姿勢を見せられるかというのをトレーニングから意識してやれればと思っています。
Q:ハーフタイムですが、どういう言葉をかけて選手たちを前に向かせたんですか?
A:一つは選手たちの中でもこれでは駄目ではないかという声もあったし、このミスを大分が先制して0-2で戻ってきた状況では非常に難しい状態だったんですが、どうやってそれをやるのかというのを、やっぱり意地を見せるとか単純な事や、プラス頭も働かせてどこが空いているかというのをしっかりと見極めて、より球離れを速く、或いは背後に出ていくスピードを持ちながらつける、サポートする。この繰り返しをやったからこそ、得点を挙げられたと思います。得点を挙げたことによって更にまた士気も上がったし、後半はほぼ相手陣地でボールに制限をかけてという事も出来たし、少し、リスタートから危ないシーンもありましたけれど、ハーフタイムの皆の意識を選手自身、我々スタッフがもう一度、細かいところは言えませんが、そういう形で入ろう、やってみようというのを出せたのが良かったのではないかなと思います。
Q:意地を見せようという言葉が選手たちから上がったという事ですか?
A:このままじゃいけないんじゃないかという言葉もあったし、もっとこうした方が良い。もっと要求し合おうよというのは、いつも言ってるんですが、今日のゲームに関してはやはりずっと勝ちが無い中で0-2で戻ってきて非常に苦しい展開の中で、チームがまた顔を上げて最後はひっくり返せたというのは、これを次のゲームに生かせるかというのが、成長の一つだと思うので、また皆でそれを努力して真摯にフットボールに向き合っていければと思います。
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