GAME
試合結果
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選手交代
46分
クリスティアーノ→ 長谷川 元希
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71分
遠藤 保仁→ 古川 陽介
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56分
佐藤 和弘→ 中村 亮太朗
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79分
松本 昌也→ 後藤 啓介
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74分
三平 和司→ 武富 孝介
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90分+1
金子 翔太→ 小川 大貴
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74分
鳥海 芳樹→ ジェトゥリオ
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89分
松田 陸→ 関口 正大
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警告・退場
60分
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61分
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84分
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90分+2
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スターティングメンバー
GK 33
山内 康太 |
GK 81
梶川 裕嗣 |
DF 2
松田 陸 |
DF 17
鈴木 雄斗 |
DF 5
蓮川 壮大 |
DF 6
伊藤 槙人
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DF 13
三浦 颯太 |
DF 36
リカルド グラッサ
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DF 40
エドゥアルド マンシャ |
DF 4
松原 后
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MF 16
林田 滉也
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MF 28
鹿沼 直生
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MF 18
鳥海 芳樹 |
MF 50
遠藤 保仁 |
MF 26
佐藤 和弘
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MF 14
松本 昌也 |
FW 9
三平 和司
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MF 40
金子 翔太
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FW 30
クリスティアーノ |
MF 33
ドゥドゥ
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FW 99
ピーター ウタカ |
FW 18
ジャーメイン 良
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サブメンバー
GK 21
渋谷 飛翔 |
GK 1
八田 直樹 |
DF 22
野澤 陸 |
DF 5
小川 大貴
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DF 23
関口 正大
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DF 15
鈴木 海音
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MF 8
武富 孝介
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MF 8
大森 晃太郎 |
MF 10
長谷川 元希 |
MF 23
山本 康裕
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MF 71
中村 亮太朗 |
MF 31
古川 陽介
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FW 77
ジェトゥリオ
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FW 42
後藤 啓介
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監督
篠田 善之 | 横内 昭展 |
試合総評
明治安田生命J2第31節 『 甲府 0-1 磐田 』
『ホームで勝ち点を得ることができず、リーグ戦4試合勝利無し』
J2リーグ第31節の甲府はホームで磐田と対戦。直近リーグ戦3試合勝利なしの甲府は上位の磐田相手に差をつけられないためにも勝利が欲しい。嫌な流れを断ち切るべく新加入選手を含めスタメンを5人入れ替えた甲府。
勢いのあるプレーを見せたかったが、試合序盤から磐田ペースで試合が進んだ。前半は相手の攻撃に耐えながらも先制点を許すと、後半終盤こそゴール前に侵入してチャンスを作ったが得点には至らず、そのまま試合終了。甲府は直近のリーグ戦4試合未勝利と足踏みが続く結果となってしまった。
リーグ戦も残り11試合で終盤に差し掛かる中、苦しい状況が続いている甲府だが力を合わせ立て直していく必要がある。甲府イレブンには勝利に向けてがむしゃらなプレーを見せて欲しいところだ。
今節を振り返る。
試合前には局地的豪雨と近くに落雷もあった甲府ジットリサイクルインクスタジアム。試合開始の18時には雨も上がったが、スリッピーなピッチ状況下で行われることとなった7位ヴァンフォーレ甲府vs2位ジュビロ磐田の上位対決。
試合前のVF甲府の予想フォーメーションは4-2-3-1。GK:山内選手。CB:マンシャ選手、蓮川選手。SB:三浦選手、松田選手。ボランチ:林田選手、佐藤選手。トップ下:三平選手。SH:クリスティアーノ選手、鳥海選手。ワントップ:ピーター ウタカ選手の布陣。前節からの変更は5名。前節で負傷したGK河田選手に代わって山内選手、右SBに期限付き移籍加入の松田陸選手がスタメン。控えには中村亮太朗選手も登録された。
今週になり、相次いで期限付き移籍で新メンバーが増えたVF甲府。セレッソ大阪からDF松田陸選手、鹿島アントラーズからは甲府でプロ生活をスタートさせたMF中村亮太朗選手が復帰、京都サンガからGKマイケル ウッド選手が加入となり「堅守速攻」の守備面での補強がされた印象。群馬戦、栃木戦の3失点、金沢戦の2失点と敗戦時の複数失点が自分自身を苦しくしており、まずは堅守がベースとなる今季の甲府において移籍即スタメンと難しい状況ながらも松田選手のラインコントロールや守備から攻撃へのスイッチという面での貢献に期待したい。また中村選手は甲府在籍時にはボランチとして活躍しており、状況打開に繋がる長短のパスでゲームメイクにも期待したい。そして今節がリーグ2試合目となるGK山内選手。いわき戦ではGK河田選手の負傷交代で急遽の登板となったものの、相手の動きに惑わされず落ち着いてPKストップし甲府の勝ち点1に貢献。自身のポテンシャルを今節も如何なく発揮してもらいたい。
攻撃面においてはボールを握ってくると予想される磐田に対してショートカウンターからの得点を期待したい所。ワントップのウタカ選手とトップ下に入った三平選手や左右両SHとの分厚い攻撃に期待したい。
いずれにせよ、今節は両チームにとって「決して負けられない」大一番である。VF甲府にとっては磐田に勝利すれば勝ち点差は4と縮まりまだ自動昇格圏を狙えるが、負ければ自動昇格圏へのポイント数が厳しい数字となってしまう。磐田にとっては2位の座を死守するためにも負けられず、両チームとも今節の勝利に持てる力&意地のぶつかり合う一戦となる。
磐田に対してはここまでリーグ4分1敗と勝利が無いVF甲府。難しい状況ではあるもののこれまでの成績はリセット&初勝利し、今節を自動昇格圏入りへの狼煙としたい。
《前半》
甲府のキックオフで試合開始。
序盤こそ互角だったが10分を過ぎたころから磐田にボールを持たれ「押し込む磐田」vs「凌ぐ甲府」という展開になった。磐田のビルドアップに対して三平選手がプレスに行く姿勢は見えたが、面としてのプレスが見られず、磐田は余裕を持ってボールを繋ぎ、甲府陣内に押し込んでくる状況。押し込まれてもボールホルダーに厳しく寄せるといった姿勢も見えず、ゴール前でシュートを打たれる場面が増えた。
凌ぐ中でボールを奪い、時に攻撃展開するシーンもあったが、DFラインとボランチの距離感が悪く、ボランチからボールを左右に振り分けられない状況で、前に入れるには必然的にロングボールとなってしまう状況。そこをカットされてまた攻撃を受けてしまうという負のスパイラルから抜け出せない。
磐田に押し込まれ続ける中で甲府は37分に決定機。左CKを獲得しニアに入ったクロスを三平選手が競って後ろに流し、ゴール逆サイドで蓮川選手、ウタカ選手が寄せるが押し込めず。甲府の前半の一番の見せ場だった。
試合が動いたのは43分。先制に成功したのは磐田。右CK。キッカーは遠藤選手。ゴールほぼ正面に入れた滞空時間の長いクロスに、滞空時間の長いジャンプでヘディングしたのはジャーメイン良選手。マンシャ選手もヘディングでクリアにいくものの、その上から決められてしまった。
その後も磐田にペースを握られたまま前半終了のホイッスル。シュート数は磐田14に対し甲府は2、枠内は8に対して1と押し込まれた前半。後半の立て直しが待たれる。
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試合終了後 監督記者会見
結果が本当に、勝ち点が取れなかったという事を非常に残念に思っています。多くのサポーターが来てくれて選手たちを後押ししてくれた。そういう状態でホームで勝ち点は絶対だったので、非常に悔しい90分だったかなと思います。立ち上がりから少しボールに行くタイミングが、少し構えたような感じになってしまった部分は非常に反省しています。セットプレーからの失点が続いているので、今回もセットプレーからの先制点、前半の終了間際というのは、やはりチームをオーガナイズするうえでまた考えなくてはいけないなと思っています。ただ、後半非常に良いランニングと良い守備というのは出来ていたし、もっとスムーズにボールを動かせられれば良かったんですが、相手の隙間に入るというのは、後半は良く、そして決定機も作れたというのはポジティブに考えています。ただ、ゴールを割るための最後の部分はまだまだだなと思っています。現在2位のチームを相手に勝ち点を絶対に欲しかったんですが、取れなかったというのは事実なのでしっかり顔を上げて次にどうやって準備していくのかというのを皆でやっていきたいと思います。
Q:総括の中でも前半少し構えてしまった形になってしまったとありましたが、その原因、要因は?
A:やはり相手のセンターバックにうちのワイドのミッドフィルダーが行けなかった。牽制できなかった。高い位置を取ってくるサイドバックに自由に入れられると全体が下がる。もちろん前半ゼロで帰ってくる。そういうシュミレーションというか、意思統一は皆で出来ていたんですけれども、苦しい中でそれが叶わなかったのは非常にチームをうまく機能出来なかったなと。ただそのワイドのミッドフィルダーだけの責任ではないですが、もう少しラインの上げ下げもうまく出来ればと。背後へのボールのセカンドボールはまた引き続き課題が見えたかなと思います。
Q:監督のイメージ、プランとしてはもう少し高い位置でプレーすることを増やしたかったということでしょうか。
A:そうですね。前半は特にもう少し行っても良かったかなと。松原選手と鈴木選手が我々の中盤のラインとディフェンスラインの間に立つという、そういったところがうまく消せれば良かったかなと。ただそれでもブロックを敷いて前半最後いくつか危険なシーンも2~3度作られてしまったので、やはりもう少しスライドであったりとかボールへのアプローチ、そこは課題だと思っています。
Q:これで勝ち点が2位の磐田と10差となり、残り11試合。これまでもそうでしたが、負けられない、勝って行かないといけない試合になっていくと思いますが。
A:そうですね。数字的には広がってしまったので、自分たちがやるべきことをもう一度、見つめ直してその残りの試合の次に来るゲームに向けてというところに、また皆で全力を注ぎたいと思っています。
Q:後半、チームとして選手を変えながら出力を高めてチャンスも作っている形でしたが、後半は監督としてどこが良くなったと感じていますか。
A:一つはやはりミッドフィルダーが最初のセンターバックに対してプレスを掛けてくれてとか、或いはボールを収める事。(長谷川)元希を左に置いて、起点を幾つか作ってもらったというのと、(鳥海)芳樹のターン、いくつか出来たし、タケ(武富選手)だったり、ジェトゥリオだったり、さんぺー(三平選手)も含めて間で立って、背後へのランニングというのはうまく出来ていたのではないかなと思いますけれども、いかんせん最後の所。決定機を決め切る。最後の所の詰めはもうちょっとかなと反省しています。
Q:今回、新戦力、松田選手、中村選手それぞれ特徴を出していたと思いますが、評価を教えてください。
A:(松田)陸に関しては、落ち着き、冷静な判断。非常に攻守においてほぼ90分、全力でやってくれて良いプレーを見せてくれたと思います。(中村)亮太朗に関しても中盤の落ち着き、ジュビロを相手に押し込めたのも彼のゲームコントロール、或いは相手のボールを刈り取る技術、非常に良いパフォーマンスだったと思います。まだ合流してまもない中でも与えられた時間でチームの為に走ってくれたので、今後残りの試合に期待をしながら、また競争意識を皆で持ちながらチームにどんどんフィットさせていければと思っています。
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