GAME
試合結果
ヴァンフォーレ甲府
試合終了
5-1
環太平洋大学
8分 内藤 大和 58分 飯島 陸 71分 内藤 大和 80分 中山 陸 90分 中山 陸 |
1 | 前半 | 1 |
30分 毛利 隼 |
4 | 後半 | 0 |
選手交代
77分
飯島 陸→ 鳥海 芳樹
|
68分
鵜木 亮良→ 田口 涼太
|
77分
宮崎 純真→ 長谷川 元希
|
|
84分
内藤 大和→ 山本 英臣
|
警告・退場
スターティングメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 1
阪本 龍 |
DF 3
レナト ヴィスキ |
DF 5
河野 聖亜 |
DF 22
野澤 陸 |
DF 6
本那 脩 |
DF 25
大和 優槻 |
DF 8
辻岡 佑真 |
MF 7
荒木 翔 |
DF 2
毛利 隼 |
MF 14
中山 陸 |
MF 7
水口 飛呂 |
MF 16
林田 滉也 |
MF 13
橋本 空新 |
MF 20
松本 凪生 |
MF 9
鵜木 亮良 |
FW 15
飯島 陸 |
MF 10
寺尾 海星 |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 14
紙元 大翔 |
FW 44
内藤 大和 |
FW 11
松久保 拓斗 |
サブメンバー
GK 21
小泉 勇人 |
GK 12
轟 大和 |
DF 2
須貝 英大 |
DF 3
奥田 颯太 |
DF 4
山本 英臣 |
DF 28
横山 修也 |
MF 18
鳥海 芳樹 |
MF 16
築田 匡 |
MF 24
山田 陸 |
MF 17
田口 涼太 |
MF 41
長谷川 元希 |
FW 27
橋 天飛磨 |
FW 10
ウィリアン リラ |
FW 24
北奥 蓮 |
監督
吉田 達磨 | 桂 秀樹 |
試合総評
天皇杯2回戦 『 甲府 5-1 環太平洋大学 』
『後半の怒涛のゴールラッシュで3回戦へ駒を進める』
天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会2回戦の甲府は環太平洋大学と対戦。リーグ戦で思ったような結果が出ていない中、勢いを付けるためにも大量得点で勝利したいところ。
前半立ち上がりは高い位置からのプレスで相手にボールを握らせず、その流れのままCKから内藤選手のプロ入り後初ゴールで先制。幸先の良い甲府だったが、前線にボールがなかなか収まらず徐々に攻め込まれるシーンが目立ってくる。そして失点。同点に追いつかれたまま前半を折り返した。
しかし、後半に入り飯島選手のゴールで勝ち越すと、内藤選手の今日2点目、中山選手の2ゴールで最終的に5−1の快勝となった。一時ヒヤヒヤする展開となったが、プロの意地を見せた。
今日の試合を振り返る。
5連戦の4戦目として組まれた天皇杯2回戦。VF甲府はホーム・JITリサイクルインクスタジアムに環太平洋大学を迎えて行う。
試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:岡西選手。DF:レナト選手、野澤陸選手、大和優槻選手。ボランチ:林田選手、松本選手。WB:荒木選手、中山選手。シャドー:宮崎川選手、飯島選手。ワントップ:内藤大和選手の布陣。
VF甲府は現在リーグ戦では5戦連続ドローと勝ち切れずにもどかしい状態が続いているが、この天皇杯ではメンバーをガラッと入れ替え、トップには17歳の内藤大和選手が入る。相手は大学生だが臆せずチャレンジして欲しい。
1回限りのトーナメントであり、相手は全力でぶつかってくる。そのため、試合の行方は難しいものとなるが、VF甲府としては攻守のハードワークで相手を凌駕し、勝利を掴みたい。さらには、得られた経験をリーグ戦の勝利にも繋げたいところだ。
また、リーグ戦での出場機会が巡ってこない選手にとっては、自分をアピールする絶好の場であり、リーグ戦出場を狙う場でもある。失敗しまいと思えば動きが固くなるが、失敗を恐れずにチームの勝利&自分の糧にしてもらいたい。
トーナメント形式の天皇杯。勝利の女神はどちらに微笑むのか。注目の一戦が始まる。
《前半》
甲府のキックオフで試合開始。キックオフ直後からピッチ中央で激しいボールポゼッション争いが繰り広げられた。
環太平洋大学は甲府の両WB裏にFWを配し、この部分でのミスマッチを狙ってきたが、甲府DFはその穴をふさぐ守備で対応。甲府も左右のWBからのサイド攻撃を主に環太平洋大学陣内に押し込む。流れは拮抗した展開。
そのような状況で、甲府は前半8分に先制する。左CK。キッカーは松本選手。ゴールニアに入れたクロスに内藤大和選手がきっちり合わせてゴールネットを揺らす。内藤選手のヘディングシュートで甲府が先制。
その後、前への圧力を高める環太平洋大学。高いDFラインとハイプレスで甲府陣内に押し込んできた。
迎えた前半30分、ゴール右手前からゴール前に折り返されたラストパスをファーサイドに走りこんだ毛利選手に合わせられてしまい同点弾を許してしまった。
その後一進一退の攻防。甲府は左WBの荒木選手からゴール前に何度かクロスが入るものの、相手にブロックされて決定機までは作れず。前半36分位は宮崎選手がゴール右手前にドリブルで切り込み、自らシュートするもわずかに枠を捉えられず。惜しいシーンを作るもネットを揺らせない。
対する環太平洋大学も左右のWB裏を抉り、ゴール前に鋭い折り返しを入れてきて、何度か肝を冷やす場面があったが最後の部分で決めきれず。
お互いの気持ちがぶつかり合ったがっぷり四つの試合。勝負の行方は後半に持ち越された。
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試合終了後 監督記者会見
天皇杯ということでメンバーを大幅に変えて、相手と年齢差が無いような選手たちも多く、フレッシュなメンバーで試合をしました。
立ち上がり、相手のモチベーションと息の合ったコンビネーションに苦しみました。セットプレーから先制して、リーグ戦でなかなか出来ない「苦しくてもセットプレーで点を取る」ことが出来ました。その後ゲームの流れを持ってくることが出来そうでしたが、それが出来ずに崩されて失点した。ミスからボックスの中で横パスを入れられて失点し、苦しいゲームになりました。しかし、今日の一番の目標は勝つことなので、その目標が達成できたことは嬉しく思います。前半の緊張やファン・サポーターの前で久しぶりにプレーする選手、昨年ここで負けているとか色々なことがよぎっていたと思います。ハーフタイムを挟んでパフォーマンスを立て直し、プレッシャーに出て行ったことは選手たちが良く修正したと思います。新しいメンバーが試合に出て得点を重ね、とてもポジティブな試合だったと思います。
平日18時の試合で、お仕事されている方々、学生の方々などが観に来るのには難しい時間だったと思います。しかし、これだけの方々に来場いただき、しかも得点を重ねて勝てて良かったと思います。ここからリーグ戦に繋げて行けるように頑張っていきたいです。
Q:内藤大和選手の評価はいかがですか?
A:2ゴール1アシスト、年上の相手にこの数字を残したことは、非凡な才能があると思っています。トレーニングのパフォーマンスも悪くないですし、今年のプレーシーズンは一番点を取っていました。とはいえ、試合の中での細かなプレッシング、ボールを収めるべきところ、顔を出すべきところ、時間の使い方、押し込まれてからのカウンター、時間を使うか、シュートを打つか、こういった細かな判断や選択に、改善というよりは大きな伸びしろが残っています。誰もが中々出来ない結果を残すことが出来たことは大きなことで、自信に代えてもらいたいです。しかし、苦しくなった失点は内藤大和のミスから始まっていました。彼の技術からすれば難しいプレーでは無かったと思います。こういったプレッシャーの中で選択に迷いがあったこと、ここを改善していけば良い将来になりますし、出来なければプロの中で生き残っていくには難しくなるかもしれません。いずれにしろ結果を残したことは大きく評価できると思います。あとは細かなところを一緒に改善できればと思います。山梨の選手ですから、良いものをたくさん身に付けて、どんどん先輩たちを脅かして欲しいなと思います。
Q:中山陸選手の評価はいかがですか?
A:珍しく硬かったのかなという印象です。ボールを受けるシーンはたくさんありましたけど、前に入ったり、中に入ったり、相手をずらして行ったり、最近はトレーニングで良くなってきている迫力あるプレー、こういうところが見られずに前半が終わってしまいました。後半も自分のリズムが発揮できない中でしたが、ゴール前に入ること、ボックス周辺で味方と絡みながら迫っていくというところ、長谷川が入ってからは逆サイドから上がってくるタイミングなどが良かったです。ようやく最後に得点と共に見られたかなという印象です。パフォーマンスとしては彼の持っているものからすると、もっと自信を持ってプレーして良いと思います。2点取ったことは、得点を取るクオリティが備わっているということを示したと思います。
内藤大和、中山陸、持っているものからすればすごく褒めて良いわけでは無いですけど、今日の目的は勝つことなので、そういったことを達成するにはしっかり仕事をしたと思います。
Q:公式戦は6試合ぶりの勝利でした。天皇杯ですが1つ勝ったことをリーグ戦にどう繋げていきますか?
A:ずっと準備をしていた選手たちですので、チャンスをもらったというよりはチャンスが来たということ。この勝利を見て全員に闘争心が芽生えたはずですし、活力が上がることを期待しています。どんな大会でもどんな相手でも、得点を取っても緩めずにもう1点取りに行くということが、必要になってきます。今まで取れそうで取れなかったですが、今日は取れました。この得点を取った感触ともう1点取りに行く姿勢を忘れずに、リーグ戦で勝利できるようにしていきたいと思います。
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