試合結果

10.23 (日) 14:03

2022明治安田生命J2リーグ 第42節

HOME JIT リサイクルインク スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

2-0

いわてグルージャ盛岡

58分 鳥海 芳樹
66分 荒木 翔
0 前半 0
2 後半 0
ヴァンフォーレ甲府 いわてグルージャ盛岡

選手交代

62分
鳥海 芳樹→ ウィリアン リラ
62分
増田 隼司→ 和田 昌士
72分
三平 和司→ 飯島 陸
62分
弓削 翼→ 中村 充孝
90分
関口 正大→ 野澤 陸
69分
クリスティアーノ→ オタボー
90分
飯島 陸→ 山本 英臣
77分
奥山 洋平→ 色摩 雄貴
90分
山田 陸→ 野澤 英之
77分
加々美 登生→ 桐 蒼太

警告・退場

ヴァンフォーレ甲府 いわてグルージャ盛岡

スターティングメンバー

GK 1

河田 晃兵

GK 41

野澤 大志ブランドン

DF 2

須貝 英大 イエローカード イエローカード

DF 3

戸根 一誓

DF 5

浦上 仁騎 イエローカード イエローカード イエローカード

DF 6

甲斐 健太郎 イエローカード

DF 23

関口 正大

DF 37

深川 大輔 イエローカード

DF 40

エドゥアルド マンシャ イエローカード イエローカード

MF 15

加々美 登生 イエローカード イエローカード

MF 7

荒木 翔 イエローカード イエローカード

MF 5

石井 圭太

MF 18

鳥海 芳樹 イエローカード

MF 33

弓削 翼

MF 20

松本 凪生

MF 18

宮市 剛

MF 24

山田 陸 イエローカード

FW 28

増田 隼司

MF 41

長谷川 元希 イエローカード イエローカード

FW 22

奥山 洋平 イエローカード イエローカード

FW 9

三平 和司

FW 10

クリスティアーノ イエローカード イエローカード イエローカード

サブメンバー

GK 31

岡西 宏祐

GK 19

松山 健太 イエローカード

DF 4

山本 英臣 イエローカード

DF 44

斉藤 諒

DF 22

野澤 陸 イエローカード

MF 27

オタボー

MF 6

野澤 英之

MF 42

桐 蒼太 イエローカード イエローカード

FW 10

ウィリアン リラ イエローカード イエローカード

MF 46

中村 充孝

FW 15

飯島 陸

FW 13

色摩 雄貴 イエローカード

FW 17

イゴール イエローカード

FW 45

和田 昌士 イエローカード イエローカード

監督

吉田 達磨 秋田 豊

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 いわてグルージャ盛岡
13 シュート 4
6 GK 10
1 CK 3
13 直接FK 6
3 間接FK 4
3 オフサイド 4
0 PK 0

試合総評

明治安田生命J2第42節 『 甲府 2-0 岩手 』


『リーグ最終節!吉田体制の集大成を見せつけ、勝利で今季を締めくくる!』
J2リーグ2022シーズン最終節となる第42節の甲府はホームで岩手と対戦。

両チーム今季限りでの監督退任が発表されており、このメンバーで最後の試合となる。甲府は前節で遂に苦しかった連敗をストップ。リーグ戦は思ったようなシーズンとはならなかったものの、吉田体制での集大成をこの最終節ホーム戦で見せつけたい。対する岩手はJ3チームのライセンス関係で残留の可能性を残している。勝利で順位を上げてより残留の可能性を高めていきたい。

声出し応援適応試合となった最終節のJITインクリサイクルスタジアムには9095人の観客が訪れ、今季最多の観客数となった。甲府は天皇杯優勝時のメンバーをベースに前節より9名を入れ替え臨む。天皇杯優勝の誇りを持って迫力のあるサッカーを見せたい。

試合は甲府がボールを握る展開が長くなった。前半こそスコアレスで折り返したものの、後半に鳥海選手のゴールで先制した甲府は、続け様にキャプテン荒木選手の今季初ゴールで追加点。後半終盤には、今季限りで現役引退を発表した野澤英之選手が出場。今季は怪我に苦しめられたが、少ない残り時間で躍動した。

そして試合終了のホイッスル。今季の甲府の戦いが終わった。最終節を振り返る。

◆ ◇ ◆

2022シーズンも遂に最終戦。VF甲府はホーム・JITリサイクルインクスタジアムに岩手を迎えて対戦した。

試合前のVF甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:マンシャ選手、浦上選手、須貝選手。ボランチ:山田選手、松本選手。WB:荒木選手、関口選手。シャドー:長谷川選手、鳥海選手。ワントップ:三平選手の布陣。天皇杯決勝と同じスタメンで岩手戦に挑む。

天皇杯優勝後に中2日で行われた第41節町田戦では、試合終了間際にウィリアン・リラ選手のヘディングで勝ち越して7連敗に歯止めをかけたVF甲府。天皇杯、41節と勝利で迎える今節だが、吉田達磨監督の退任、野澤英之選手の現役引退となる一戦であり、また現時点のメンバーで戦う最終戦でもある。全員で一丸となって「勝利」で最終戦を締めくくりたい。

コロナ禍の影響で声出し応援ができない期間が続いたが、少しずつコロナ禍以前のような状況が戻ってきた2022年の終盤。すでに来年にむけて戦いは始まっているが、様々なストーリーを見せてくれたVF甲府に感謝を込めて、最高の応援で今節の勝利を後押ししたい。

《前半》
甲府のキックオフで試合開始。

キックオフ直後は岩手が高い位置で甲府にプレスをかけてきたが、徐々に甲府がボールを握る時間が長くなり、それに伴い岩手のプレスは後退、自陣内を固く守る様になっていった。

ボールを握る時間が長くなった甲府は、ビルドアップから岩手陣内に押し込み、パスを繋いで岩手の守備を崩そうとするが、パスの精度や選手間の息が合わずにゴール前にボールを運べない。

甲府の一番のチャンスは前半8分のマンシャ選手からのクロス。ゴール前へのクロスを三平選手がヘディングし、ゴール右手前に流れたボールを関口選手がシュートしたシーン。だがシュートは枠を捉えられず逆サイドに流れてしまった。

逆に前半14分には岩手に与えたセットプレーで甲府守備陣にあたったこぼれ球を宮市選手にシュートされてゴールネットを揺らされてしまうものの、オフサイドの判定でノーゴールに。

それ以外にゴール前で危ない場面を作られることはなかったが、甲府も決定機を作れず、前半終了のホイッスルとなった。

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試合終了後 監督記者会見

 このホームで勝てていない中、天皇杯でチャンピオンになった後の試合で、町田で連敗を止めました。町田戦のメンバーは普段とは違うメンバーでしたが、全員の力を示すという意味でも、「やった」という感覚がありました。そして今日、また天皇杯に出たメンバーが中心で、石川は出られませんでしたが、ここで「力強く勝つ」これを見せなければ、チームの総合力をお見せすることが出来なければという思いもあり、チャンピオンになった後の2試合で勝ったことは本当に意味があるなと思っています。私にとってもチームにとってもたくさんのことがあって怒涛の1週間でした。とにかく無事に42試合完走できたことに、すべての関わる皆さんに感謝したいです。本当にありがとうございました。
 大変なこともありましたし、上手く行かないこともあって、たくさんの厳しい言葉もある中、選手も私に対しての「監督辞めちまえ」とか「どっかいけ」などの周りの声を聞くのはすごく嫌だったと思います。その中でも一生懸命きつい練習をやってくれたこと、これには感謝しかないです。選手が成長した証は、天皇杯を通じてと、ラスト2試合でも見せられたと思います。今日の試合も、自信を手にしていなかったり、積み上げてきたものが無ければ、おそらく攻めあぐねて失点し、勝てなかった試合だったと思います。
 前半、緊張していて固い動きでしたが、選手たちを信じて大丈夫だろうと思っていました。後半は色々変えましたが、選手はすぐに順応したので、これが1年間やってきたことなんだろうなと思いました。何が足りないかはやり続ける事でしか出てこないと思います。選手がやり続けたことで、チームの競争を受け入れて、選手たちの成果が勝利で表現できるようになったと思います。私自身も愚直に取り組んだことに誇りを持っています。リーグ戦の結果は申し訳無いのですが、私以外の方がバトンを引き取って、勝つためのフックを得られた今、チームはさらに力強くなっていくと思います。これからは一人のファンとして遠くから応援をします。来年もどんな逆風が吹くかはわかりません。しかし今年の色々な積み上げがあります。チームがステップする材料を残せたことは、私にとって一番の成果です。結果では無かったですけど、成果でした。
 そして、どんな遠くの地までも応援に駆けつけてくれた皆さんにも感謝しています。

Q:試合が終わった時、どんな思いがこみ上げましたか?
A:いつもとそんなに変わらずに、良かったという気持ちです。

Q:来シーズン、クラブが上に行くために、どういうものを目指して欲しいですか?
A:去っていく監督がチームに何か言えることは本当に無くて、プレッシャーや言い訳になってしまうので、難しいです。
勝って当たり前と思われていたら、恐ろしいなと思います。目標もいつもJ1では無くて、「頑張り切った結果がJ1」となるようにしていかなければならないと感じました。どこどこには勝って当たり前だろうと思っていては、追い抜かれると思いました。来年は選手にも残ってもらって、本当に頑張ってもらいたいと思っています。選手たちがぐっと力を付けていくようにしてもらいたいです。

Q:胴上げはいかがでしたか?
A:初めてですね。1回目に上がったときに、山田陸のあごに膝が入ってしまって。山田で良かったなと思いました(笑)。本当に嬉しかったです。監督の世界は勝てなくて色々言われる中で、私に来る罵声の間に選手たちがいたと思います。その中でも、選手たちが最後胴上げしてくれたことは嬉しかったです。

Q:選手たちに伝えたいことは?
A:逆風の中で取ったタイトルですから、自信にしてもらいたいです。簡単ではないこと、力が無いと取れないこと。さらには運も必要だし、割り切りも必要です。色々なことが噛み合わないと取れません。自信を持って今後のサッカー人生を送ってもらいたいです。詳しくは明日の練習で伝えます。

Q:勝つためのフックとはどういうことですか?
A:攻められても慌てないことや、メンタル面でポジティブに行けるかどうか。メンタルの切り替えが上手く出来るようになったことです。大人になったというか、一つステージが上がったと思います。

Q:工藤壮人選手への思いは?
A:良い男でした。奥様がいてお子様がいて、お父様お母様も良く知っています。ご家族のことを考えると、胸が痛みます。辛く悲しいです。今日の試合に関しては、自分たちが勝つためにやるだけでした。今日の試合を含めた人生を生きていくために、彼に何かが届くようにしていきたいです。

Q:チャントが吉田監督バージョンになっていて、いかがでしたか?
A:勝つことが皆を喜ばせることは良くわかっています。勝つことでこれだけ、みんなが笑顔になって喜んで、歌まで歌ってくれる。勝つことが使命だと思いますし、やらなければならないことだと感じました。ありがとうございます、ということです。サポーターの前で話が出来て、チャントを歌ってもらって、勝つって良いなとつくづく思いました。

Q:最後の3枚交代の意図は?
A:リラはパワーがあるので使おうと思いました。リラとさんぺー(三平)を並べて2トップにしたので、飯島をトップ下に入れました。疲労があったことと、3ボランチ、さらには山田陸が疲れていました。飯島は今日は波に乗れなかったので、今後頑張って欲しいです。最後パワープレーもあるので、ノリック(野澤陸)を入れました。ヒデ(野澤英)は引退するからと思われますが、そうじゃなくて、ヒデの得意なポジションであったこと。一方(長谷川)元希は走ってボールをさばいていたので、代える必要が無かったのですが、飯島が緊張して息が上がっていたので、3ボランチにオミ(山本)と(松本)凪生とヒデ(野澤英)を並べました。ゲームをちゃんと回せる、クリアもマイボールになり、リラにもボールが入るようになりました。ヒデがいたことで、ボランチの出来る選手が並び、試合をクローズすることが出来ました。ヒデには町田戦でキャプテンマークを巻いてもらいましたが、実は試合前に引退することは知らなかったのでキャプテンにしていました。知っていたらリスペクト無いなと。次の日に本人としっかり話して、競争がある中で良い選手が出て、キャプテンマークを付けさせただけだと。今日も引退するから出場する訳では無いとしっかり伝えました。

試合データ

試合開始日時 2022年10月23日(日) 14:03
試合会場 JIT リサイクルインク スタジアム
主審 柿沼 亨
副審 清野 裕介
副審 眞鍋 久大
第4の審判員 竹長 泰彦
入場者数 9,095人
天候 晴、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 27.5℃/27.0%