GAME
試合結果
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選手交代
66分
石川 俊輝→ 松本 凪生
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59分
成瀬 竣平→ 佐野 航大
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66分
宮崎 純真→ 鳥海 芳樹
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59分
ステファン ムーク→ 河井 陽介
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76分
ウィリアン リラ→ 三平 和司
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77分
田中 雄大→ 仙波 大志
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86分
野澤 陸→ 北谷 史孝
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77分
永井 龍→ ハン イグォン
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86分
荒木 翔→ イゴール
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90分+2
ミッチェル デューク→ 宮崎 幾笑
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警告・退場
10分
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90分+4
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 35
堀田 大暉 |
DF 2
須貝 英大
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DF 16
河野 諒祐
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DF 5
浦上 仁騎
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DF 5
柳 育崇 |
DF 22
野澤 陸
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DF 23
ヨルディ バイス
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DF 23
関口 正大 |
DF 41
徳元 悠平
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MF 7
荒木 翔
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MF 14
田中 雄大
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MF 24
山田 陸
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MF 34
輪笠 祐士
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MF 26
石川 俊輝
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MF 8
ステファン ムーク
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MF 41
長谷川 元希
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MF 24
成瀬 竣平 |
FW 10
ウィリアン リラ
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FW 38
永井 龍 |
FW 19
宮崎 純真
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FW 15
ミッチェル デューク
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サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 13
金山 隼樹 |
DF 4
山本 英臣
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DF 11
宮崎 智彦
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DF 13
北谷 史孝 |
MF 27
河井 陽介
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MF 18
鳥海 芳樹
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MF 22
佐野 航大
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MF 20
松本 凪生 |
MF 44
仙波 大志 |
FW 9
三平 和司 |
MF 10
宮崎 幾笑
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FW 17
イゴール
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FW 9
ハン イグォン
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監督
吉田 達磨 | 木山 隆之 |
試合総評
明治安田生命J2第40節 『 甲府 1-2 岡山 』
『迫力のある攻撃を見せるもゴールが遠く黒星。リーグ7連敗。』
J2リーグ第40節。甲府はホームで3位の岡山と対戦。先日天皇杯準決勝でJ1鹿島を下し、決勝進出を決めた甲府。だがリーグ戦はなぜか上手くいっておらず6連敗中。連戦でコンディション的にはきつい所もあるが天皇杯での勢いを持ってこの泥沼の状況を脱出したい。
対する岡山はプレーオフ進出は決めており、さらに自動昇格圏入りを狙う状況。だが8ポイント差と少し難しい状況で負ければ自力での昇格圏入りが絶たれるため勝利で可能性を残したい所だ。
試合はここまで4バックを試し続けた甲府だったが、この試合は天皇杯を見据えてか5バックで挑む。優勢に進める甲府だったが岡山がワンチャンスをものにし先制。後半須貝選手のゴールで一時同点に追いついたもののすぐさま返されそのまま試合終了。これでリーグ戦11試合勝利なしの7連敗となってしまった。
今節を振り返る。
ヴァンフォーレ史上初の決勝進出となった天皇杯から中3日で行われるリーグ戦第40節。今節は現在リーグ3位で自動昇格圏内入りの可能性を残す岡山と、6連敗中で18位と順位を落としながらもJ2残留を決めたVF甲府の一戦。
両チームのリーグ内での立ち位置は違うものの、敗戦すれば甲府は7連敗、岡山は自動昇格圏への望みが消滅するとあって、どちらにとっても負けられない一戦となる。
試合前のVF甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:野澤選手、浦上選手、須貝選手。ボランチ:山田選手、石川選手。WB:荒木選手、関口選手。シャドー:宮崎選手、長谷川選手。ワントップ:ウィリアン リア選手の布陣。
天皇杯からの変更はトップのウィリアン リラ選手と左CBの野澤陸選手。第36~39節で挑んだ4-3-3のフォーメーションから以前の3-4-2-1に戻し、5バックの守備的形態で岡山戦に挑む。4-3-3時には多くのゴールチャンスを作れた一方、守備面では強度的にもろさも露呈。今節の3-4-2-1への変更は守備面の強化と岡山の強力な前線に対抗するための変更と思われる。
天皇杯のことは一旦脇に置き、6連敗中のVF甲府としてはこのまま終われないリーグ戦。一つでも上の順位を狙って、相手に気持ちで負けずにハードワークで勝利を掴みたい。
《前半》
甲府のキックオフで試合開始。試合開始直後からピッチ中央でポゼッション争いの激しい試合となったが、徐々に甲府がボールを待つ時間が長くなる。
甲府がボールを握って岡山陣内に押し込みながらゴールチャンスを狙うが、相手の守備に阻まれて決定機までは作り切れない。岡山は前に出てくる甲府に対して縦へのロングパスでカウンターを狙うが、甲府の守備のアラートを高めて対応。岡山に決定機を作らせない。
拮抗した展開が続く中、先に決定機を作ったのは甲府。前半37分に宮崎選手がゴール左に切り込んでシュート。これは相手DFにブロックされるが、さらに長谷川選手が角度のない位置からシュート。ゴールの前にボールが入ったものの、そこに寄せる味方はいなかった。
前半39分に甲府はピンチを迎える。左サイドからの徳元選手のロングスローイン。ゴール左手前に入っていたミッチェル デューク選手にヘディングで後ろに流され、落下地点に相手に走り込まれるがGK河田選手が一瞬早くボールをキャッチ。危ないシーンだった。
なかなか決定機を作り切れない両チームだったが、前半43分に岡山が先制する。徳元選手から甲府DFライン裏に縦パスが入り、成瀬選手に裏を取られてしまう。ゴール左に走り込んだ成瀬選手がゴール正面に折り返したボールを永井選手に押し込まれてしまう。
ボールを握るものの岡山にワンチャンスを決められてしまった甲府。後半の巻き返しに期待する。
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試合終了後 監督記者会見
前回の栃木戦が終わった後に選手に話したのは、「ファン・サポーターにとって勝てそうで勝てない試合が一番悔しい。」ということ。サッカー選手は「出来なかった」とか、「コテンパンにやられた」ことに悔しさを感じるのですが、今日は勝てそうで勝てないことを乗り越えたいということでした。今日もスタジアムにはかなりのお客様が入っていましたが、我々が喜怒哀楽の輪の中心にいるということが、この間の天皇杯でわかりました。その中心に今日も行けるようにエネルギーを出して行こうということが、今日のミーティングで話したことです。
90分を通じて、お互いの強みや持っているものを出し合った試合でした。セカンドボールを取って攻めること、セカンドボールを取らせないこと、相手に渡さずに攻撃に繋げることが出来たらかなり優位に進められると感じていました。攻めて、クリアボールも拾えていた中で失点してしまったこと。少し(長谷川)元希の足に当たってしまったことはありましたが、あの一瞬の危機管理に対して少し私の指導が足りなかったなと感じています。本当に一瞬でしたが失点してしまった、これが今の順位に繋がっていると思います。
今日も選手たちは最初から最後までフルファイトで立ち向かっていきました。セカンドボールをあれだけ拾いましたし、攻撃にも勢いが出ていましたし、走りました。なかなか取れなかったセットプレーから点も取りました。リーグで2番目に数多く蹴っているコーナーキックからやっと点が取れました。しかし、その後やられてしまった。
選手の頑張りは本当に感じましたし、これで負けてしまうということは、これを受け入れるしかないと思います。こんな言い方をしたら怒られるかもしれませんし、「何言ってんだ。」と言われるかもしれませんが、これだけファイトしてこれだけゴールに向かっていってそれで勝てなかったことは、切り替えてもう次に向かうしかないと思います。
残り2試合となりました。昨日残留が決まりましたが、今シーズンはまさかというところから負けを続けて、「降格してしまうのでは」というところに追い込まれました。東京ヴェルディ戦に引き分けたあたりから、周囲からとにかく残留しろという声もありました。選手たちは感じながらもパフォーマンスを続けてくれていましたし、打開するために私の決断で4バックを導入して新しいチャレンジをして、不安を振り切ってやってくれました。しかしなかなか勝ちに繋がらず何度も結果が出ないことを繰り返しています。今は本当に悔しいし、申し訳無い気持ちでいっぱいです。しかしこれだけ走って球際にも向かって行った。いくつかミスもしましたが、今日の選手たちのパフォーマンスは私はとても良かったと思います。負けた悔しさを共有して、決勝に向かって挑戦すること、山梨の喜怒哀楽の中心にいることを自覚して、試合に臨みたいと思います。
Q:岡山は今日のような試合を繰り返して勝ってきたチームでしたが、そこは警戒していても難しさはあったのですか?
A:岡山は直近の金沢戦でクリアボールが流れて失点していました。チャンスは多く作っていましたけど失点し3点取られていました。しかしその前の試合では3-0で勝っています。ボール支配率が高い訳では無いですけど、セカンドボールやロングボールで押し込まれるだろうと予想していました。ヘディングで半分勝てれば、セカンドボールの勝負だと思っていました。選手たちのパフォーマンスもしっかりそれを上回っていました。しかしたくさんあったわけでは無いですけど、ロングスローの中の1発でやられてしまった。1点目も前に出ていたところで、一瞬で裏にボールを放り込まれ、頑張って戻った(長谷川)元希の足に当たって浮いてしまった。その時に中を一気に固められなかったことが残念でした。昇格が無くなって、恥ずかしい成績ですけど、選手のパフォーマンスは恥ずかしくありません。あまりネガティブなことを考えて探してというよりは、この回数を減らして、今日作ろうとしたチャンスを増やす作業が出来ればと思います。
Q:天皇杯でJ1に勝ってきて、リーグ戦で結果が出ないのはどういう要因でしょうか?
A:理由は無いというか、リーグでは「弱い」。選手たちの力はあると思います。力が無ければトーナメント戦とは言え勝って行けません。昨年の我々との比較のスタッツを見ましたが、両ゴール前のデータ、得点することと、ピンチに対する失点の割合。ピンチの数は少し減っていて、チャンスの数は少し増えている。コーナーキックの数も少し増えている。今シーズン取れていないセットプレーでは昨年は18点取っている。その両ゴール前での力強さやしたたかさ、経験値などが今シーズンを通してずっと合格に出来ない。そのことが続いていると思います。選手たちに力があるのは確かで、勝つということに関して昇格に絡む力を出せなかったと思います。
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