GAME
試合結果
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選手交代
61分
三平 和司→ 鳥海 芳樹
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46分
アレクサンドレ ゲデス→ 谷口 海斗
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70分
長谷川 元希→ ウィリアン リラ
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46分
伊藤 涼太郎→ 高木 善朗
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70分
石川 俊輝→ 松本 凪生
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46分
松田 詠太郎→ 三戸 舜介
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82分
宮崎 純真→ イゴール
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69分
渡邊 泰基→ 堀米 悠斗
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82分
関口 正大→ 北谷 史孝
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89分
秋山 裕紀→ 高 宇洋
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警告・退場
23分
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78分
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 1
小島 亨介 |
DF 2
須貝 英大
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DF 25
藤原 奏哉
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DF 5
浦上 仁騎
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DF 18
早川 史哉 |
DF 23
関口 正大
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DF 35
千葉 和彦 |
DF 40
エドゥアルド マンシャ |
DF 15
渡邊 泰基 |
MF 7
荒木 翔
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MF 6
秋山 裕紀 |
MF 24
山田 陸 |
MF 20
島田 譲
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MF 26
石川 俊輝
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MF 22
松田 詠太郎
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MF 41
長谷川 元希
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MF 13
伊藤 涼太郎
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FW 9
三平 和司 |
MF 23
小見 洋太 |
FW 19
宮崎 純真
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FW 11
アレクサンドレ ゲデス |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 21
阿部 航斗 |
DF 13
北谷 史孝 |
DF 31
堀米 悠斗
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MF 6
野澤 英之 |
DF 50
田上 大地
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MF 18
鳥海 芳樹
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MF 8
高 宇洋 |
MF 20
松本 凪生 |
MF 14
三戸 舜介 |
FW 10
ウィリアン リラ
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MF 33
高木 善朗 |
FW 17
イゴール |
FW 7
谷口 海斗 |
監督
吉田 達磨 | 松橋 力蔵 |
試合総評
明治安田生命J2第36節 『 甲府 1-2 新潟 』
『新システムで首位の新潟を相手に奮闘も惜敗。ホーム2連戦は2連敗という悔しい結果に。』
J2リーグ第36節の甲府はホームでリーグ首位の新潟と対戦。
直近6試合勝利がない状況だが、首位新潟に勝利し甲府の意地を見せてほしい。前節のホーム戦で完敗を喫したこともあり、サポーターの目の前で目指すのは勝利のみだ。対する首位の新潟だが勝てなければ首位陥落もあり得る状態。自動昇格圏内も安泰ではなく、全力で来ることは間違いない。見所の多い試合となりそうだ。
試合が始まるとこれまで守備時には5バックで戦ってきた甲府だったが、4バックのシステムで試合に入った。大きなサプライズから始まった試合は、その甲府が厚みのある攻撃を見せるも前半に新潟がワンチャンスを決め切り先制。後半にも追加点を許した甲府は、システムを戻し1点を返す。その後も攻勢に出る甲府だったが決め切ることができずホームで2連敗という結果になってしまった。
今節を振り返る。
試合前の予想フォーメーションは4-1-4-1。GK:河田選手。CB:エドゥアルド マンシャ選手、浦上選手。SB:須貝選手、関口選手。アンカー:山田選手。ボランチ:荒木選手、石川選手。SH:宮崎選手、長谷川選手。ワントップ:三平選手の布陣。
天皇杯ではクラブ史上初となるベスト4進出を決めたものの、前節の大宮戦では0-3と完敗を喫し、プレーオフ圏内への可能性がほぼ消滅したVF甲府。しかし可能性がある限り最後まで戦う。
今節の対戦相手は現在リーグ首位の新潟。堅守と得点力の完成度が高く、その結果が得失点+31(甲府は-5)という数字にも現れている。その新潟に対応するためか、事前情報から甲府はフォーメーションを3-4-2-1から4-1-4-1へと変えた。4-1-4-1は守備的だが、5-4-1や4-4-2への可変もしやすく、SBに入った須貝選手や関口選手もハードワークで攻撃に参加すれば厚い攻撃を仕掛けられる。
このフォーメーションチェンジがどのように作用するかは試合が始まってみないことには分からないが、この停滞気味の現状を変える起爆剤になって欲しいし、前節から声出し応援ができるようになったホーム戦でファン・サポーターに勝利を届けたい。
残り7節。チームとしても選手自身もできることはまだまだ山ほどある。立ち止まらずにアグレッシブに勝利に向かう気持ちを見せられるか。立場は違うがそれぞれのチームに重要な一戦となる。
《前半》
甲府ボールでキックオフ。甲府のファーメーション変化に戸惑う新潟。開始5分には速攻で攻め上がり、最後は長谷川選手がペナルティエリア正面の左でシュートを放つも枠を捉えられない。その後も甲府の攻撃時には須貝選手、関口選手が高い位置に張り出し、荒木選手、石川選手も高い位置で相手にプレスをかけに行く。甲府がボールを握り、アグレッシブに新潟陣内に押し込む展開が続いていたが、先制したのは新潟だった。
前半18分。左サイドの高い位置でボールを奪われ、細かくも精度の高いパスを繋がれ、ペナルティエリアの左手前から伊藤選手にスルーパスを出されてしまう。これに走り込んだのは小見選手。ゴール左手前の角度のない位置から左足を振り抜かれたシュートだったが、GK河田選手とゴールポストの狭い隙間を通されてしまい先制を許してしまった。
先制を許してしまった甲府。その後もフォーメーションの虚を突いて甲府がボールを握って新潟陣内に攻め込む場面が多く見られたものの、守備の戻りが早い新潟の前にボールをゴール前に入れられず、新潟の守備の周りでボールを回す場面が多くなる。
逆に次の1点を取ろうと前がかりになる甲府の裏を突き、回数が少ないながらも精度の高い攻撃に甲府はひやりとされる。前半32分にペナルティエリア内の右から松田選手からゴール正面の伊藤選手にクロスを上げられて伊藤選手にヘディングされてしまう。シュートは枠を逸れたが、伊藤選手をゴール前でフリーにしてしまっていただけに危ないシーンだった。
フォーメーションの変化から甲府がボールを持つ時間が多く、新潟陣内に押し込む場面も多く作れた前半だったが、新潟の守備の前に抑え込まれた前半となった。後半の巻き返しに期待がかかる。
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試合終了後 監督記者会見
前回の敗戦によって現実的に上のチームと離れてしまった状況での試合でした。しかし首位との試合で選手たちの気持ちは高まっていました。平日19時半でたくさんの方々に来場いただき、新潟からも多くの方々に来ていただき、良いムードの中で試合をやらせていただきました。
やり方を変えたり、いくつか手を打って臨みました。中3日だからとか、前節負けているからとか、そういうことでは無く、何かにチャレンジしていくこと、打破していく必要性は感じていたので、そういったチャレンジをした中での試合でした。たくさんのことが出来たというか、選手たちが話し合いピッチで表現しようと努力しました。結果として相手の枠内シュート2本が2本ともゴールに入るということ。1失点目はボランチとセンターバックの間、ちょっとスペースが空いたところに走り込まれました。一瞬の隙では無いのですが、いつも5枚で守っているところを4枚で守ったことが繋がってしまいました。彼らは良くやってくれましたが、4枚を選択した私の責任です。2失点目もマンシャと(長谷川)元希のところでショート(パス)したものが入ってしまう。首位を走るJ1クラスの選手がいるチームだと感じました。我々が決定機の一個前まで行ったときに起きるミスや、当たられた時の強さとか襲い掛かってくる圧とかに後手を踏んだと思います。一発を仕留められなかった分、ペナルティボックスに入る回数とか、相手を動かして背中を取ってチャンスを作っていく回数とか、そういったことを我々の選手は今日の試合で出来ると思いましたし、今日のシステムに変えて、新潟のプレスに対しても果敢に立ち向かっていたと思います。
結果は受け入れなければいけないですが、パフォーマンスとしては選手たちが見せたものを誇りに思います。手応えとして感じて良いかはわかりません。選手たちの姿勢と努力する姿と今日は悪いから交代した選手もいません。みんなが良くてどこを交代するか、しかしどうやってパワーを入れるか、どうやって試合を変えるかということを考え交代を行いました。こうやってチームや選手は強くなっていくと思いますし、良いからピッチに残るわけでもなければ、悪いから必ず代わるわけでもなく、全員が良い準備をしてこの日を迎えたこと、選手たちは常に良い準備をしていること、そういったことが今日は見えたと思います。リラもそうですし、鳥海もそう、北谷もそう、イゴールもそうで、いつもよりも長くプレーしました。(松本)凪生も途中から出て素晴らしかったと思います。そういった全員の力で最後まで強くなったり成長したりすること。難しいと思いますが、上に上がり、下に落ちないようにするという明確なターゲットとすれば、今置かれている状況は目的の無いまま飛行するような状態になりそうですが、今日選手たちが見せてくれた強いプロとしての意識に、私は残り6試合を懸けたいと思いました。1試合ずつ成長していきたいと思います。
今日のパフォーマンス自体は良くやったと思います。個人で足りない部分を感じたと思いますが、しっかりと受け止めて、自分たちが描いていたものと今の状況は違いますけど、それが結果ですから、受け入れて残り約1か月を選手たちと一緒に頑張りたいと思います。
Q:新しい形で入って、入りは悪く無かったと思います。しかし良い形で奪ったときにパワーが上がり切らない感じがしたのですが、いかがでしょうか?
A:新潟のボールに対して引っ掛けるという姿は他のチームではあまり見ないですから、何回も新潟のビルドアップを阻止することにチャレンジして奪ったことは評価できると思います。しかし、そこからパワーが出なかった。逆に新潟はそこのパワーが凄まじいので、ここが勝つか負けるかのポイント、J1に行くかどうかの差なのかもしれません。奪ってパワーが出なかったことを残念に思いますけど、トレーニングを昨日しかやっていない中で、アイディアを出してボールを引っ掛けて、あわやというシーンに1回だけでは無く何回か持って行った。こちらを評価したいと思います。
Q:チームとして良いけど、得点が足りなくて失点がある所は、もう個人で打開するしかないでしょうか?
A:選手の責任だとは思っていないですし、言うつもりもありません。そこに例えばすごい選手がいれば変わった結果になるでしょうけど、私たちは毎日汗をかいてトレーニングしていますし、それだけの試合数を積んでいます。選手がそっぽ向いてやっているんだったら私も何か言いたくなりますけど、選手たちは前向きにやっていますし、ハードなトレーニングもしていますから、もうひと伸び、もう一回力が付くように頑張りたいですし、頑張らせたいと思います。
Q:新しいシステムの収穫は何でしょうか?
A:まずは疑いなくトライしたこと。何年もこの5バックというか3バックでやってきて、昨日突然新しいことにチャレンジしました。そこにトライしたことが収穫で、そのトライを形として攻守で示せました。さらにはそれ以上のこと、ポジションを入れ替えたり、(長谷川)元希と(石川)俊輝が入れ替わったり、色々なアイディアが出たことが2つ目の収穫です。リーグでは我々は死んでしまったチームと思われているかもしれませんが、我々は生きているなとすごく感じました。
Q:システムを変えた意図と理由は?
A:ネガティブなことから言えば、今まで人数がたくさんいても失点するという状況を解決できなかった。したがって、そこの人数を減らしてでも攻めに出たかった事が挙げられます。選手たちが慣れ親しんだシステムから脱皮して成長するためにシステムを変えて、より前に行けるようにしたかったことです。あとは、見ている方々に何かを訴えなければいけない。大宮戦であっさり失点し、熱くなるようなものをお見せできませんでした。今日は相手が首位新潟でどのチームもずたずたにしているチームでしたので、そこに対して勝ちに行く可能性を見せたかったです。選手と一緒にもう一回戦うことを見せたかったことが理由です。
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