試合結果

8.27 (土) 18:03

2022明治安田生命J2リーグ 第33節

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ヴァンフォーレ甲府

試合終了

2-2

ツエーゲン金沢

7分 鳥海 芳樹
67分 三平 和司
1 前半 1 5分 松本 大弥
81分 林 誠道
1 後半 1
ヴァンフォーレ甲府 ツエーゲン金沢

選手交代

63分
ウィリアン リラ→ 三平 和司
69分
松田 陸→ 高安 孝幸
82分
鳥海 芳樹→ フォゲッチ
69分
平松 昇→ 須藤 直輝
82分
山田 陸→ 松本 凪生
69分
丹羽 詩温→ 杉浦 恭平
90分
荒木 翔→ 飯島 陸
69分
大石 竜平→ 毛利 駿也
90分
長谷川 元希→ イゴール
90分
庄司 朋乃也→ 黒木 謙吾

警告・退場

56分

イエローカード 山田 陸

ヴァンフォーレ甲府 ツエーゲン金沢

スターティングメンバー

GK 31

岡西 宏祐

GK 1

白井 裕人

DF 2

須貝 英大 イエローカード イエローカード

DF 5

松田 陸 イエローカード イエローカード

DF 5

浦上 仁騎 イエローカード イエローカード

DF 39

庄司 朋乃也 イエローカード

DF 23

関口 正大 イエローカード イエローカード イエローカード

DF 35

孫 大河 イエローカード

DF 40

エドゥアルド マンシャ

DF 2

長峰 祐斗 イエローカード イエローカード

MF 7

荒木 翔 イエローカード

MF 13

大石 竜平 イエローカード

MF 18

鳥海 芳樹 イエローカード

MF 18

小野原 和哉 イエローカード

MF 24

山田 陸 イエローカード イエローカード イエローカード

MF 6

松本 大弥 イエローカード イエローカード

MF 26

石川 俊輝 イエローカード

MF 17

平松 昇 イエローカード

MF 41

長谷川 元希 イエローカード イエローカード

FW 9

丹羽 詩温 イエローカード

FW 10

ウィリアン リラ イエローカード イエローカード

FW 20

林 誠道 イエローカード

サブメンバー

GK 21

小泉 勇人

GK 36

三浦 基瑛

DF 22

野澤 陸 イエローカード

DF 3

黒木 謙吾

DF 32

フォゲッチ

DF 16

毛利 駿也

MF 20

松本 凪生

DF 25

高安 孝幸

FW 9

三平 和司

MF 22

力安 祥伍

FW 15

飯島 陸

MF 26

須藤 直輝 イエローカード

FW 17

イゴール

FW 11

杉浦 恭平

監督

吉田 達磨 柳下 正明

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 ツエーゲン金沢
15 シュート 9
8 GK 7
5 CK 4
11 直接FK 7
1 間接FK 0
1 オフサイド 0
0 PK 0

試合総評

明治安田生命J2第33節 『 甲府 2-2 金沢 』


『三平選手のビューティフルゴールで逆転に成功も、追いつかれ4試合連続ドロー。』
J2リーグ第33節。14位の甲府は18位の金沢をホームに迎える。

甲府は直近7試合負けなしではあるが、3連戦を全てドローで終え上位との差を埋められずにいる。目指すのはプレーオフ圏内。引き分けではなく勝利が欲しい。攻撃面での課題を修正して今季残り10試合全て勝利を狙う。対する金沢は5連敗中。更に今節は主力3名が出場停止という厳しい状況。勝利が遠いチーム同士の試合となるが、甲府が勝利で上位進出のきっかけを掴みたい。

試合は連敗中の金沢が先制。しかしその2分後に鳥海選手のゴールで追いついた甲府。その後なかなか得点が取れない中、途中出場の三平選手が荒木選手のアーリークロスを見事なボレーでゴールを決めて逆転に成功。上手く試合を運んで勝利を掴みたい甲府だったが、金沢に再度得点を許し、そのままドローで試合終了。

甲府はこれで4試合連続のドロー。またも勝ち切れなかった甲府。悔しい結果となってしまった。

◆ ◇ ◆

試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:岡西選手。DF:マンシャ選手、浦上選手、須貝選手。ボランチ:山田選手、石川選手。WB:荒木選手、関口選手。シャドー:長谷川選手、鳥海選手。ワントップ:ウィリアン リラ選手の布陣。

前節の千葉戦からの選手変更は2名。ボランチに石川選手、トップにリラ選手が入る。またサブにはイゴール選手も選出された。夏場の戦力補強として獲得したイゴール選手がピッチに立つ姿を見てみたい。

今節は現在5連敗中の金沢と7戦負けなしとはいえ「勝ち点3」が取り切れない甲府の一戦。甲府は勝利を掴み、プレーオフ圏内入りへの勝利の足掛かりとしたい。

今節を含め残り10節となったJ2リーグは上位の横浜、新潟が若干抜け出した感は否めないが、それ以外は上位から下位までまだまだどのチームにも連勝次第でプレーオフ圏内入りや残留争いができる状況であり、各チームが持てる力を一試合ごとに全力で出してくることが予想され、ちょっとした油断やワンプレーが勝利を左右するシビアな状況になる。

チーム力が試される残り10節。一戦必勝、チーム一丸と勝利に向けてベクトルを合わせた攻守が見れるかに注目したい。

《前半》
甲府ボールでキックオフ。マンツーマンでプレスをかけてくる金沢に序盤のペースを握られ、開始5分に試合が動く。

開始5分、金沢が甲府陣内に押し込み、ペナルティエリアの手前で小野原選手からのパスを受けた松本選手に左足を振り抜かれてしまう。これがボックス内にいた甲府の選手にあたりリフレクション。GK岡西選手も反応しきれず、金沢に先制を許してしまった。

しかし直後の7分、長谷川選手が金沢のDFライン裏に縦パスを供給。これに抜けだしていた鳥海選手がゴール左手前で相手DFを躱しシュート。前に出てきたGK白井選手の手も弾き、ゴール右に収まった。

失点直後の同点弾で甲府がペースを徐々に握るものの、両チームとも最後の部分でGKが立ちふさがり得点が遠い。

甲府のピンチは前半28分。縦パスに抜けだした林選手と岡西選手が1対1に。だが岡西選手が落ち着いて林選手の足元のボールをはじき出し、甲府のピンチを救う。

逆に甲府のチャンスだったのは前半29分。右サイドの深い位置でリラ選手がタメを作り、ゴール右手前に走り込んできた鳥海選手にラストパス。これで鳥海選手がGK白井選手と1対1となり、シュートを放つもブロックされてしまう。

さらに前半39分にはジャストのタイミングで合わせたマンシャ選手のヘディングシュートもクリアされてしまう。

序盤に試合が動いたものの、その後両GKの活躍でゴールが遠かった両チーム。前半を1-1で折り返した。

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試合終了後 監督記者会見

 8月最後の試合に5,000人を超えるお客様に来ていただいたのに、引き分けに終わり本当に申し訳無く思います。選手が頑張っていない訳では無いですが、失点して追いつかれ、最後に1点が取れなかった。取れそうなシーンもありましたけど、取れなかった。これだけ応援していただいて、舞台を整えていただいたにも関わらず、本当に申し訳無く思います。どうしても勝ちたかったです。
 開始直後に失点して、すぐに追いつくことができ、その後は落ち着いた試合運びが出来ました。カウンターを受けることは想定内でしたが、予想以上に2トップがカウンターの為に残っていました。失点に至る場面はちょっとした事です。少しのズレや声掛けが出来ていないことなどが失点に繋がったと思います。得点が取れそうなところはいくつも作りました。さんペー(三平和司)ももう1点取れそうなところもありました。さんペー(三平和司)が入ったことで流れを引き寄せ、相手の背後を取ることもでき始めていました。ゴール前のシーンが作れ始めた中での失点というのは、どの試合であってももダメージは大きいですし、今までいくつかありました。今後はさらに私自身が厳しさを持ってトレーニングをしたいと思います。
 今日も引き分けでしたが、私たちは敗北者では無いです。「ダメチーム」と言われるようなチームでは無いですし、良いものを作っています。チーム間に監視力というか、何かを許さないような空気作りが足りないのかなと思います。選手にも言いましたが、可能性はありますし、残り9試合ですが、ここで下を向いたり切り替えられなかったりすれば、ピッチに立つ必要は無いです。やるというモチベーション、心を持っている選手だけがいれば良いですし、私はそこから誰1人落ちないと信じています。選手たちには言い過ぎたくないですし、言い過ぎたところで何も生まれません。命令したところでこのチームは強くならないですから、しっかり働き掛け、良いものが広がるように、お互いの仲を結び付けられるようにしたいと思います。もう一度言いますが、私たちは敗北者ではありません。良いチームですし、良い男たちです。勝負を物に出来ていないだけです。私がしっかりリードして、今いる選手たちで力を合わせて頑張りたいと思います。

Q:上に行く為に必要なことは、監督からというよりは、選手の中から出てきた欲しいということでしょうか?
A:何かを生み出せないときは、私がやらなければならないことですから、私がしっかりと生み出します。今までも働きかけて無い訳では無いですが、足りないでしょうし、選手同士の声が多くなるようなことを作っていかなければいけないです。あと一歩が達成できれば、彼らの持っている可能性が広がると思います。試合をするたびに信頼して送り出していますから、多くを言わないのもそういうことです。私が全てルールを決めて、監視して、動き方を決めるのでは無くて、彼ら自身から何かが芽生えてくるような雰囲気を私が作ります。時間が少ないかもしれませんが、トライは続けていきます。

Q:監視力とは主にどういったことでしょうか?
A:雰囲気のことです。やらなければいけないこと、戻ることやタックルすること、競り合うことや声を掛け合うことなどを「しないことが許されてしまう」ということを、選手の中で認めないこと。これは強いチームにはあることですから、こういう雰囲気を作っていきたいです。

Q:リーダーシップを取る選手がいないのですか?
A:そういうわけでは無いです。一つの動き、パス、声掛けなど、私が引いているラインがおそらく低いです。そこの質が上がるように良い悪いのスタンダードを上げていく必要があります。お互いが高め合っていくことです。リーダーシップの問題では無く、勝つチームの雰囲気の問題です。

Q:関口選手が高い位置を取って相手を押し込もうとした場面が見られました。そこについての評価はいかがですか?
A:勝敗を決しているのは一瞬です。相手にとっての一瞬、それは我々のチャンスであって、チャンスは作れていて走れてもいます。だからこそもったいないのです。
関口はここ2試合エンジンが掛かっています。須貝がサポートして、さんペー(三平和司)が入ってからは裏へのアクションも増えました。クロスがキーパーの前を横切ることや、ファーに流れること、マイナスボールがゴール前に入ってくることは作れていました。後半の攻撃は選手たちが上手く実践してくれました。その中で関口が外に張るだけじゃなく、中にランニングしてくることなど違った形も見せてくれましたし、評価しています。

Q:残り9試合となりましたが、ここからプレーオフを掴むために最後に積み上げたいことは何でしょうか?
A:時々出る「大丈夫かな」と思うことや、お見合いしてしまうこと、掛け違ってしまうこと。こういった場面のちょっとしたコミュニケーションに目が向くと、選手が持っている感覚や上手さ、賢さなどがさらに光ると思います。チャンスを作っていることは当然継続し、決める質を高めたいです。ちょっとしたことで負けてしまうことから、残りの9試合勝っていくために力を合わせてやっていきたいと思います。



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試合データ

試合開始日時 2022年08月27日(土) 18:03
試合会場 JIT リサイクルインク スタジアム
主審 清水 修平
副審 塚越 由貴
副審 塚田 健太
第4の審判員 赤阪 修
入場者数 5,343人
天候 曇、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 29.7℃/58.0%