試合結果

8.13 (土) 18:03

2022明治安田生命J2リーグ 第31節

HOME JIT リサイクルインク スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

2-2

ロアッソ熊本

45分+1 須貝 英大
77分 三平 和司
1 前半 0 60分 髙橋 利樹
67分 竹本 雄飛
1 後半 2
ヴァンフォーレ甲府 ロアッソ熊本

選手交代

55分
宮崎 純真→ 鳥海 芳樹
46分
東山 達稀→ 坂本 亘基
63分
山田 陸→ 松本 凪生
70分
竹本 雄飛→ 上村 周平
63分
ウィリアン リラ→ 三平 和司
70分
田辺 圭佑→ 藤田 一途
80分
荒木 翔→ フォゲッチ
80分
杉山 直宏→ ターレス
80分
長谷川 元希→ 飯島 陸
90分+3
ターレス→ 阿部 海斗

警告・退場

85分

イエローカード 髙橋 利樹

ヴァンフォーレ甲府 ロアッソ熊本

スターティングメンバー

GK 31

岡西 宏祐

GK 23

佐藤 優也

DF 2

須貝 英大 イエローカード イエローカード

DF 2

黒木 晃平

DF 5

浦上 仁騎 イエローカード イエローカード

DF 4

酒井 崇一

DF 22

野澤 陸 イエローカード

DF 3

イヨハ 理 ヘンリー イエローカード

DF 23

関口 正大 イエローカード イエローカード イエローカード

MF 15

三島 頌平 イエローカード イエローカード イエローカード

MF 7

荒木 翔

MF 6

河原 創

MF 24

山田 陸 イエローカード イエローカード イエローカード

MF 7

田辺 圭佑 イエローカード イエローカード イエローカード

MF 26

石川 俊輝 イエローカード

FW 18

杉山 直宏 イエローカード

MF 41

長谷川 元希

FW 14

竹本 雄飛 イエローカード イエローカード

FW 10

ウィリアン リラ イエローカード イエローカード

FW 9

髙橋 利樹

FW 19

宮崎 純真 イエローカード イエローカード

FW 30

東山 達稀

サブメンバー

GK 21

小泉 勇人

GK 1

田代 琉我

DF 32

フォゲッチ

DF 33

阿部 海斗

MF 14

中山 陸

MF 8

上村 周平

MF 18

鳥海 芳樹 イエローカード

MF 16

坂本 亘基 イエローカード イエローカード

MF 20

松本 凪生

MF 21

ターレス

FW 9

三平 和司

MF 32

藤田 一途

FW 15

飯島 陸

FW 28

土信田 悠生 イエローカード イエローカード

監督

吉田 達磨 大木 武

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 ロアッソ熊本
7 シュート 15
13 GK 5
2 CK 5
12 直接FK 7
4 間接FK 2
4 オフサイド 2
0 PK 1

試合総評

明治安田生命J2第31節 『 甲府 2-2 熊本 』


『プレーオフ圏内の熊本に激戦の末勝ちきれず。悔しい表情を浮かべる甲府イレブン』
J2リーグ第31節はプレーオフ圏内の6位熊本とホームで対戦。13位の甲府と6位熊本の勝ち点差は9ポイントで、今節勝利で6ポイント差まで縮まる。

甲府にとって、この試合の勝利はプレーオフ圏内に食い込む為の大きな一歩となる。逆に熊本からするとここで負けることは今後大きなプレッシャーになってくることを考えると、やはり両者譲れない試合となる。

試合は立ち上がりから球際の激しい、両者の気持ちが見える展開となる。そんな中、前半はアウェイの熊本がボールを握る。ピンチも多かったが、GK岡西選手のPKストップ等、ゴールを守り切るとATに須貝選手のゴールで先制。前半をリードで折り返す。

後半もやはり熊本ペース。より勢いを増してきた熊本に続け様に2ゴールで逆転を許す展開となった。

そんな甲府を救ったのは2試合連続ゴール中の三平選手。この試合でも同点ゴールを決め3試合連続ゴールとなった。勝ち切りたい甲府は最後まで攻撃の手を緩めなかったが、ゴールならず。引き分けで試合終了となった。

プレーオフ圏内との勝ち点差を縮めたかった甲府イレブンは悔しい表情を浮かべていた。今節を振り返る。

◆ ◇ ◆

試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:岡西選手。DF:浦上選手、野澤選手、須貝選手。ボランチ:石川選手、山田選手。WB:関口選手、荒木選手。シャドー:宮崎選手、長谷川選手。ワントップ:ウィリアン・リラ選手の布陣。

前節の琉球戦。前半で3-0とリードしながらも後半に2点を返され、嫌な雰囲気だったものの三平選手のヘディングで流れを断ち切り、さらに鳥海選手のダメ押しで5-2として勝利したVF甲府。コロナウイルスで戦線を離れていた選手も少しづつ戻り、新しい選手の加入も発表されて士気が上がる中で迎える今節は、その勢いをつなぐ上でも大切な一戦である。

前節からの選手変更は2名。GKが河田選手に代わって岡西選手、WBが小林選手に代わって関口選手となった。またDFポジションで野澤陸選手がCBを務めるほか、右に浦上選手、左に須貝選手といった布陣。試合開始直後からガツガツと来ることが予想される相手だけに、DF・WB陣を中心とした守備が大切になる。一方、攻撃陣は琉球戦の時に見せたように、個々の持ち味を活かしながら、アグレッシブにゴールを狙っていってほしい。

6位熊本との勝ち点差は9。勝利することで差は6と縮まり、グッとプレーオフ圏内入りを手繰り寄せることができる。琉球戦の勝利を上位進出に繋ぐためにも勝利したい一戦である。

《前半》
甲府ボールでキックオフ。試合はボールホルダーへの徹底的なプレスとフォアチェックを繰り出す熊本の一方的な展開となった。

甲府は前半10分に絶対的なピンチに立たされる。河原選手が供給した前線へのロングフィードに反応し髙橋選手に抜けだされてしまい、入ってきたボールをクリアしようとGK岡西選手の出した手が髙橋選手に接触しファール判定。PKとなる。PKのキッカーは髙橋選手。ゴール右下隅を狙ったシュートだったが、ここで岡西選手がシュートを読み切ってクリア。甲府は絶対的なピンチを乗り切る。

しかしその後も甲府に攻撃の芽が出ない。熊本の攻撃に押されDFラインが下がり、前線にボールが入ってもリラ選手や宮崎選手が孤立する場面が目立った。またパスやクロスの精度も悪く、攻撃を組み立てられない展開が続いた。

前半の飲水タイムを迎えるまで、甲府のシュート0に対し熊本は7。押し込まれる展開が続いた。

飲水タイム後の前半26分に甲府にチャンスが生まれる。浦上選手からのロングフィードの反応した宮崎選手がゴール右手前に侵入。前に出てきた相手GK佐藤選手をボールコントロールで躱し、帰陣した相手DFの隙を狙ってシュート。だがシュートは相手にブロックされてゴールネットを揺らせなかった。

その後も熊本優勢のゲーム展開となったが、前半終了間際の前半45+1分にワンチャンスをものにする。熊本のゴール前に選手が揃い、左サイドからリラ選手がゴール左手前の長谷川選手にパス。長谷川選手がポストとなって、後方から走ってきた須貝選手にパスを出し、これを須貝選手がシュート。これがゴール右下隅に決まって、圧倒的に押し込まれた展開ながらも甲府が前半を1点リードして折り返した。

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試合終了後 監督記者会見

 台風が迫っている中、これだけ多くの方々にスタジアムにご来場いただき嬉しく思います。また会場の設営はものすごく大変だったと思います。準備していただいた皆様に本当に感謝しています。
 熊本は完成度の高い攻守の切り替えが出来ているチームで、我々もそれに対抗して試合に入りました。前半は、リラにボールが納まらなかったことが全てです。何度もボールは届いていたけれども、納まりませんでした。相手のセンターバックが菅田選手から酒井選手になり、この部分でかなりバトルがありました。我々もここで崩すことが狙いではありましたが、ゴールキックを含めてあそこでボールが取られてしまったことが厳しかったです。リラが良い悪いでは無くて、試合の流れの中で、我々はどこで主導権を握りたかったか、熊本はどこで主導権を握りたかったかという勝負で、ある程度のものが決まってしまったと思います。前半の終盤から、出てくる相手の背後を取っていくという、いつもやっているシンプルな攻撃の回数を増やし、落ち着きも出てきました。その良いリズムの中で1点取りました。立ち上がりのPKを止め、前線に起点の無い状態でプレーをした中で、1点取って前半を終えることができました。「勝つ試合はこういうふうに勝つんだと」選手たちにもハーフタイムに伝えました。しかし前半から3~4回繰り返されていた形で、後半シンプルに真ん中をやられて失点してしまいました。失点していなければ反省して次に進めば良いのですが、失点してしまった弱さがありました。入ってくるボールに対して、どういうふうに備えるかとか、いつステップを切り替えるかとか、単純に予測していくことなどのスキルを高めるきっかけにし、良いパワーに変えていって欲しいです。
 熊本は好きなチームですし、楽しみにしていた対戦相手でした。勝って6ポイント差に出来なかったのは非常に悔しいですし、大変な思いをして設営してくださったのに、ここで勝てなかったのは本当に悔しいです。選手も悔しい表情をしてましたけど、すぐ試合は来ますので千葉戦に向かって切り替えます。一時は12ポイント差になりかけたところから9ポイント差に戻したことは、選手の頑張りですしピッチでの結果ですから、さらに差を詰められるように千葉戦を思い切り戦いたいと思います。

Q:相手の河原選手のケア・対応についていかがでしたか?
A:悪くない部分・悪い部分がありました。相手ボールになった瞬間、ボールがサイドに出た瞬間、そこのセカンドアクションで相手に圧力を掛けることが出来ませんでした。熊本は河原選手を我々のボランチから遠ざけてプレーさせるのが狙いでした。河原選手のところを潰せることが出来ればベストでしたけど、チームとしてもっと意欲的にセカンドアクションを出来れば良かったと思います。

Q:今シーズン何回も最後の局面でやられていましたが、新しい選手も入りましたのでこれからの後半戦に期待したいと思います。
A:開幕戦から守備範囲やスキル、予測、これらでやられてしまうことを繰り返しながら、今日もやられてしまいましたが、確実に前進していますし、力も付けています。若い選手は着実に伸びていますし、やられたところは反省もしています。こういう思いを持っていれば向上し、反応も上がっていきます。やられてはいますけど、やられる回数も減っていますし、やる回数は増えています。今いる選手たちを大事に、新加入選手が火をつけていって欲しいです。選手たちは寄せや鋭さ、準備などの本質に目を向けているので、そこに目を向けている以上、もっと伸びると思いますし、私が頑張らせます。



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試合データ

試合開始日時 2022年08月13日(土) 18:03
試合会場 JIT リサイクルインク スタジアム
主審 上村 篤史
副審 竹田 和雄
副審 梅田 智起
第4の審判員 西山 貴生
入場者数 4,020人
天候 曇、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 26.3℃/72.0%