GAME
試合結果

ヴァンフォーレ甲府
試合終了
5-2

FC琉球
22分 長谷川 元希 28分 ウィリアン リラ 36分 宮崎 純真 68分 三平 和司 88分 鳥海 芳樹 |
3 | 前半 | 1 |
42分 サダム スレイ 48分 中野 克哉 |
2 | 後半 | 1 |
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選手交代
61分
ウィリアン リラ→ 三平 和司
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37分
上原 牧人→ 田中 恵太
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61分
小林 岩魚→ 関口 正大
|
37分
人見 拓哉→ ケルヴィン
|
67分
宮崎 純真→ 鳥海 芳樹
|
70分
武沢 一翔→ 富所 悠
|
90分
山田 陸→ 松本 凪生
|
82分
阿部 拓馬→ 野田 隆之介
|
90分
長谷川 元希→ 飯島 陸
|
82分
中野 克哉→ アレックス バレラ
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警告・退場
59分
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45分+2
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 1
ダニー カルバハル
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DF 2
須貝 英大
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DF 22
上原 牧人
|
DF 5
浦上 仁騎
|
DF 28
大森 理生
|
DF 22
野澤 陸
|
DF 4
岡﨑 亮平 |
MF 7
荒木 翔 |
DF 15
大本 祐槻
|
MF 24
山田 陸
|
MF 29
人見 拓哉 |
MF 26
石川 俊輝
|
MF 8
池田 廉 |
MF 27
小林 岩魚 |
MF 25
武沢 一翔
|
MF 41
長谷川 元希
|
MF 11
中野 克哉
|
FW 10
ウィリアン リラ
|
FW 16
阿部 拓馬 |
FW 19
宮崎 純真
|
FW 35
サダム スレイ |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 17
積田 景介 |
DF 23
関口 正大
|
DF 7
田中 恵太
|
MF 14
中山 陸 |
MF 10
富所 悠
|
MF 18
鳥海 芳樹
|
MF 30
ブー ホン クアン |
MF 20
松本 凪生 |
MF 34
ケルヴィン |
FW 9
三平 和司 |
MF 36
アレックス バレラ |
FW 15
飯島 陸 |
FW 18
野田 隆之介
|
監督
吉田 達磨 | ナチョ フェルナンデス |
試合総評
明治安田生命J2第30節 『 甲府 5-2 琉球 』
『甲府が三平選手の2試合連続ゴールを含む5得点のゴールラッシュで快勝!ホームで勝利を飾る!』
J2リーグ第30節の甲府はホームで琉球と対戦。
コロナウイルスの影響で離脱していた主力メンバーも徐々に戻ってきた甲府だがコンディションには多少の不安が残る中の試合となる。対する琉球は直近5試合負け無しと好調を維持している状態。現在22位と最下位に沈んでいる琉球だが、強力な新戦力が加わり、降格圏から脱出を目指す琉球の勢いもあり、上位進出を目指す甲府としては難しい試合になることが予想される。
しかし試合が始まるとその予想を覆す生き生きとした甲府イレブンのプレーが見られた。
立ち上がりから縦への強い意識を見せる甲府。2つのPKを含む3ゴールを前半のうちに決め、終盤1点を返されたものの前半は3−1とリードして折り返す。
後半立ち上がりにさらに1点を返されたものの、そこから三平選手の2試合連続ゴールを含む2ゴールで5-2と結果的には快勝という形で試合を終わらせた。
今節を振り返る。
試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:須貝選手、浦上選手、野澤選手。ボランチ:石川選手、山田選手。WB:小林選手、荒木選手。シャドー:長谷川選手、宮崎選手。ワントップ:ウィリアン・リラ選手の布陣。
前々節コロナウイルスの影響で試合が延期となった甲府。前節は数人のメンバーが戻ってきた状態でコンディションに不安のある中での試合となった。1点を追いかける中、終盤に三平選手の値千金の同点ゴールでドロー決着。なんとか乗り切ったという様な結果となった。
今節は主力メンバーも多く戻ってきた状態での試合となる。甲府は新加入のFWイゴール選手の発表もあり、スタメン争いの面で今節ワントップに入ったリラ選手にとっては何がなんでも結果が欲しい状況。シャドーで出場する宮崎選手は2試合連続でスタメン。好調なだけに宮崎選手も結果を出したい。
コンディションについては多少不安があるものの上位進出のために今節は勝利を飾りたい。
《前半》
甲府ボールでキックオフ。立ち上がりから甲府は縦の意識を強く見せゴールの匂いがするプレーが多くみれた。
試合が動いたのは前半22分。甲府はロングボールを前線に送る。相手DFがヘディングで対応したが後ろに逸れてしまったボールを宮崎選手が拾いシュート。ここはブロックされるがこぼれ球を長谷川選手がゴールに押し込み先制に成功。長谷川選手はこれで今季8ゴールとなった。
さらに甲府ペースで進んでいく中、前半27分ゴール前へのロングボールを琉球DFがハンド。PKを獲得する。そのPKをリラ選手が落ち着いて決め2−0とする。
続けて34分。ゴール中央でボールを受けた宮崎選手がドリブルで侵入。相手のスライディングを巧みに躱すと相手DFがハンドでボールを止めてしまい、またもやPK獲得。今度はファールをもらった宮崎選手がPKをしっかり決め前半だけで3−0となった。
前半終盤に琉球FWサダム・スレイ選手がポテンシャルの高さを感じさせるゴールで1点を返されたものの3−1で前半を折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
6,000人近くの方々に来ていただいた中で、勝利出来たことをとても嬉しく思います。水戸戦の前、試合直前から選手がコロナでいなくなり、(コンディションが良くない選手を)無理やりベンチに入れ、試合に出し、その次の試合は延期になり、相手チームに迷惑を掛けるなど、たくさんのことが起こりました。今週初めにようやく選手が揃いましたが、メンタルを含めてフルコンディションとはいかなかったと思います。動けるかどうかという不安や、全部回復しきっているかどうかなど、精神的な不安とも戦っていたと思います。今週の最初の2日間は、異常なくらいきついトレーニングを行いました。暑さもありましたけど、不安を考える隙も無いくらいのトレーニングをやったという自信とともに今日の試合に臨みました。琉球も監督が変わって、4-4-2のコンパクトなゾーンディフェンスとプレッシングにどのチームも手を焼いていました。我々も分析担当から「かなり良い守備があって、鋭いカウンターがある」と言われていましたし、試合を観ていてもその通りだなと思いました。しかし、前半のプレッシャーを回避していくこと、アイディアとテクニック、そして勇気に我々の選手のたくましさを感じました。同時に相手の阿部選手とサダムスレイ選手はスカウティングした感じでも対戦した感じでもJ2屈指の強力な2トップだと思いました。阿部選手の動き出し、ボールの落ち着き・収め、3人目を促す上手さなどは我々も学ぶことが多かったです。サダムスレイ選手がボックスの中にいることを気にしてラインが上げられず、前半最後に失点してしまった。かなりビビったというか、やられる恐怖との戦いの中でやられてしまいました。良い入りをして3点を決めて、そこからヒヤッとするような、じりじりと追いつめられる展開になったことは、課題であったと思います。後半もう1失点しましたけど、落ち着かない時間で相手のボランチにセカンドボールを拾われて、戦術的なミスでは無いのですがリラが前半の献身的な動きとセカンドボールを拾う動きで少し前に入りすぎてしまいました。そこのセカンドを拾えなかったことで、彼らのサイドハーフが中に入ってきて、2トップも中にいる状況になってしまいました。我々のウイングバックと3バックが引き出されたところに阿部選手がランニングしてくるような、人数を掛けた攻撃にてこずりました。勝ったから言えますが、それがまた良い経験になりました。今日は勝たなくてはいけないゲームだったと思います。しかし簡単なゲームでは無かった。琉球が今の順位にいるチームでは無いことも分かっていました。その中でタフに戦い勝ち抜いたことは次に繋がると思います。
体が動いてなかったので、群馬戦はもっと苦しかったです。その中で小林のクロスに途中から出た三平が頭で入れました。今日も同じような荒木のクロスに三平のヘッドで取りました。先週の三平のゴールが今日の勝ちに繋がってると思います。0-1で負けて帰ってくるのと、得点を奪って1-1で帰ってくるのとでは違います。そして今日も点を取ったことはすごい選手だなと思いますし、34歳でも力を付けてまだまだ活躍して欲しいと思います。
小林岩魚に関してですが、おそらく大怪我を負ったと思います。前半のミスが1つありましたが、人見選手と上原選手の2人を前半で交代に追い込むような活躍がありました。ポジショニングと冷静さ、パーフェクトな仕事をしてくれました。「しっかりとプレスに行くこと」「良いボールを蹴らせないこと」を忠実に実行してくれました。チャンスを掴みかけて、我々にとっても欠かせない選手になり始めていたという中での怪我は、うまく言えないですが心が痛みます。一瞬で重い怪我だなとはわかりましたから、彼が見せてきた成長と安定感、我々にもたらした数々のアシストとオプション、残りの試合で彼の思いを汲んで彼の分まで戦い、戻ってきたときには良い場所にチームがいられるように頑張りたいと思います。
Q:ゴールのシーンは、チームの狙いであった相手の背後を狙うことが出来ていたゴールであったと思うのですが、いかがでしょうか?
A:裏を狙い続ける事、特にシャドーの選手が裏に何回も飛び出して、ウイングバックがその隙を突いてさらに飛び出し、荒木が起点を作ってリラが飛び出す。トレーニングのような形になりましたし、飛び出した結果、相手の足に当たったボールが(宮崎)純真にこぼれるとか、PKを誘ったとかが起こりました。相手のハイラインの裏を狙い続けたことが今日の大きな収穫だったと思います。
Q:5人がそれぞれ得点を奪ったことはチームに勢いが出ると思います。
A:(長谷川)元希に始まり、リラ、(宮崎)純真、さんペー(三平和司)、(鳥海)芳樹と続きました。誰が取っても変わりないですが、ゴールに近い選手が取ること、彼らが刺激し合って、点を取り続けたことは今後に繋げて欲しいです。
Q:後半に相手がクロスを入れてきたことに対して、ラインを上げるとか、プレッシャーを掛けるなど、もう少し出来たことはありましたか?
A:ボックスの中にボールを入れられると危ないですし、守り切れないというか、やられちゃうなとは感じていました。そこは戦い続けていくしかないというか、成長し続けていくしかないと思います。今日も途中ポジションを変えましたけど、ノリック(野澤陸)を真ん中にして、(浦上)仁騎を右にし、(須貝)英大を左にしました。そういった対応をして代えていくこともありますし、色々なことをやりながらそれぞれが守るエリアを広げていくとか、予測していくことをこまめにやっていけるようになるしかないかなと思います。
Q:野澤陸選手を真ん中に入れた狙いは?
A:ノリック(野澤陸)は役割がはっきりしたときに力を発揮する選手だと思います。(須貝)英大を左にしたのは(荒木)翔がかなり走っていたのですぐカバーに行けるようにと、(浦上)仁騎を右にしたのはボールを持てば元気なマサ(関口正大)に入れらると思ったからです。あとは単純に相手が入れてくるボールに対して、(野澤陸)ノリックが真ん中にいるという状況を作りたかったからです。
Q:複数得点をあげられない時期も長かったですが、今シーズン最多の5得点はどんな収穫がありましたか?
A:もう1点取れればという試合をずっとやっていました。何回もチャンスがあってピンチはあまり無くて、引き分け、あるいは0-1で負ける。今日の試合は噛み合ったというか背後に抜ける動き、ゴールに向かう迫力を忘れなかったことがこの結果に繋がったと思います。だからと言って複数得点が取れるチームになったとは思いません。とにかくこの感触となぜ取れたかという狙いを忘れずにやっていくことが、この先の複数得点の勝ちに繋がるかなと思います。
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