GAME
試合結果
![]() |
![]() |
---|
選手交代
69分
宮崎 純真→ 鳥海 芳樹
|
56分
齋藤 恵太→ 青木 翔大
|
69分
長谷川 元希→ 飯島 陸
|
56分
吉田 伊吹→ 武 颯
|
79分
ウィリアン リラ→ ブルーノ パライバ
|
64分
小暮 大器→ 中村 亮太
|
84分
松本 凪生→ 石川 俊輝
|
64分
江口 直生→ 稲葉 修土
|
84分
山本 英臣→ 小林 岩魚
|
77分
茂 平→ 高瀬 優孝
|
警告・退場
52分
|
89分
|
![]() |
![]() |
---|
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 21
田中 雄大 |
DF 2
須貝 英大
|
DF 25
藤山 智史
|
DF 4
山本 英臣
|
DF 5
千田 海人
|
DF 5
浦上 仁騎
|
DF 3
小柳 達司 |
DF 22
野澤 陸
|
DF 6
輪笠 祐士
|
MF 7
荒木 翔 |
MF 16
井上 直輝
|
MF 20
松本 凪生 |
MF 15
江口 直生 |
MF 24
山田 陸
|
MF 24
小暮 大器
|
MF 41
長谷川 元希
|
MF 8
茂 平
|
FW 10
ウィリアン リラ
|
FW 29
齋藤 恵太
|
FW 19
宮崎 純真
|
FW 18
吉田 伊吹
|
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 1
新井 栄聡 |
DF 3
レナト ヴィスキ
|
DF 4
池田 樹雷人 |
MF 18
鳥海 芳樹
|
DF 39
高瀬 優孝
|
MF 26
石川 俊輝
|
MF 23
稲葉 修土
|
MF 27
小林 岩魚 |
FW 9
中村 亮太 |
FW 11
ブルーノ パライバ
|
FW 19
武 颯
|
FW 15
飯島 陸 |
FW 40
青木 翔大
|
監督
吉田 達磨 | 吉田 謙 |
試合総評
明治安田生命J2第26節 『 甲府 3-1 秋田 』
『14試合ぶりの複数得点で快勝!ホームでは5月以来の勝利‼』
J2リーグ第26節。甲府はホームに秋田を迎えての対戦となった。前節の完敗で16位に下がった甲府に対して秋田は17位で勝ち点差はわずか2ポイント。どちらも勝ち切りたい試合。結果が欲しい甲府は、5人のメンバーを入れ替えて臨む。この試合でこれまでの嫌な流れを断ち切りたい。
試合立ち上がりは、前節の結果も響いてか少しミスも目立ちなかなか流れを掴めなかった甲府だったが、相手の一瞬の隙を突いた長谷川選手の4試合ぶりのゴールで先制。リードしたまま前半を折り返す。
先制点を奪ったことで勢いが出てきた甲府は後半にセットプレーから野澤陸選手のプロ初ゴールで、欲しかった追加点を遂に決めきった。甲府の複数得点は14試合ぶりとなる。さらに勢いに乗る甲府が松本選手のゴールで3点差とし試合を優位に進めた。
その後1点を返されたがそのまま試合終了で連敗ストップの4試合ぶりの勝利。まだまだ上位進出の可能性を残しているだけに、ここから連勝が必要となってくる。
今節を振り返る。
試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:浦上選手、山本選手、野澤選手。ボランチ:松本選手、山田選手。WB:荒木選手、須貝選手。シャドー:宮崎選手、長谷川選手。ワントップ:ウィリアン・リラ選手の布陣。
前節では仙台に3失点を喫し敗戦。吉田監督も試合終了後には「完敗だった」と漏らした試合内容だったが、今節の秋田戦は前節より5名を入れ替え、秋田戦に挑む。
CB中央にベテランの山本選手が入ることで最終ラインの安定感と攻撃への起点を求めるとともに、右WBに荒木選手、左WBに須貝選手を起用し、ポジションと選手の特質なども加味した布陣となった。
前節から中3日で行われる今節。秋田を念頭に置いた練習も時間的に難しい状況ではあるが、それは相手も同じ。そうなれば前節の仙台戦でできなかったチームの一体感、一丸となった攻守、ハードワークとスピーディーな攻撃展開といった自分たちの強みをどれだけ出せるかに期待したい。
現在プレーオフ圏内までの差は勝ち点7。連勝が必要になってくる状況だが、その足掛かりを掴むためにも負けられない戦いが始まる。
《前半》
甲府ボールでキックオフ。試合開始直後から積極的に前に出てくる秋田に対し、甲府は若干引き気味な対応を余儀なくされ、秋田がペースを握る。
前線へのロングフィードやロングスローインなどでボールを入れてくる秋田。こぼれ球への反応も早く、なかなか甲府は攻撃の機会を掴めない。甲府がボールを奪って攻撃を仕掛ける場面でも、秋田に素早くゴール前を固められてしまい分厚い攻撃を仕掛けられない。
前半15分には前に抜けたボールを宮崎選手が納め、味方のゴール前の入りを見ながらシュートを選択。ミドルレンジでのシュートはゴール左に外れる。
飲水タイムが設けられたが、その時点でのポゼッションは甲府58%に対し秋田42%。しかしこの数字から受ける印象は、甲府が積極的にボールを握っているのではなく、秋田に握らされているという印象だった。
だが前半32分、甲府がワンチャンスをものにする。ペナルティエリアの右手前で宮崎選手から山田選手にパスが入る。これはうまくトラップできなかったが、諦めずにボールをチェイシングした山田選手。ゴール右からクロスを上げることに成功し、ゴール逆サイドで後ろから走りこんできた長谷川選手がスライディングしながらボールを押し込み、甲府が先制に成功した。
最後までボールを追った山田選手、落下地点に走りこんだ長谷川選手を讃えたい。
この先制弾で甲府の選手の動きが見た目にも良くなる。パスの連携や相手への寄せも積極的になった。
前半36分に甲府に決定機。右サイドから荒木選手のロングスローインでゴールニアのリラ選手がボールを収める。トラップし右足を振り抜くが、相手GK田中選手のファインセーブに弾かれてしまう。追加点が取れれば甲府はより展開が楽になる状況だったが、これはGK田中選手のセーブを讃えたい。
その後は甲府がペースを握って試合を優位に進め、前半終了のホイッスルとなった。
※この続きは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合総評』メニュー(有料)をご覧ください。
ご加入方法はこちらです。
試合終了後 監督記者会見
前節はピッチに立つプロとして恥ずかしい試合でした。フルファイトして0-3で負けた試合では無かった、走れなかった、甘さがあったという試合でした。その次の試合で今日は選挙もあり、私たちが3連敗している中で、変わらずに応援していただいた皆さんに気持ち良く帰っていただけたことは安心しましたし、良かったと思います。
前節の反省・教訓があって、全員が戦いに行くという雰囲気でしたし、そこに選手たちがフォーカスしていたので、自然と戦術的な良さや彼らの持っているポジショニングの上手さも出ていたと思います。
前半、無駄では無いですけど、相手の攻撃を受けて3回連続でファールがあり苦しみました。「してしまったファール」を無くしていかないといけないと思います。選手たちにはきつく伝えたので、そこからは粘り強く対応してくれたと思います。
今日はセカンドボール、球際、空中戦、何回もそういうバトルがありましたけど、そこにファイトする気持ちを持って、予測をして相手よりも一歩早くということを徹底して選手たちはやってくれたと思います。
今日はシンプルにクロスを上げさせてしまったということが反省です。最近はインスイングからのクロスで世界的にもゴールが増えています。我々もやっていかなければならないですし、そこに対して注意を高めながら失点を防ぎたいと思います。今日は代わって入った宮崎純真はいつもと違うポジションで出場し役割を実行しました。野澤陸は久々の出場でゴールを決めました。彼はセンターバックでミスが失点に直結するポジション、チームの勝ち点を削ってしまうプレーを、何回もやってきました。それでも少しづつ良くなってきて、守れる範囲が増えて、選択肢が増えて、ヘディングで跳ね返すことが増えて、でも時にはやられちゃっての繰り返しでした。チームが沈むようなミスもしましたけど、それでもこういったチャンスが来て、今日のパフォーマンスは気持ちと内容が伴ったものだったと思いました。最初からもっとやれる選手だと思いますから、これからポジションを死守する、上がっていくという気持ちを持ってやっていってもらいたいと思います。
Q:今までは内容は良いけど勝てず、そして仙台戦では内容・結果共に伴いませんでした。その試合からの反発力で臨んだ結果だったのかなと思いますが、いかがでしょうか?
A:トレーニングをして、選手に求めるものがあって、試合で披露する準備をします。準備も内容も姿勢も良いものを見せてくれる選手たちですけど、最後のゴールを入れる、ゴールを守るところで、少し強さが足りなかったり、経験値が無かったりで最後のひとかきができませんでした。仙台戦は挑戦するまでも無く、戦えずに負けて帰ってきた。その選手たちの負けるべくして負ける試合をしたあとで、そこからのリバウンドは選手たちもかなり苦しかったと思います。私はこういう境遇を経験しているし、良い意味で知っています。通ったことのある道だし、結果を求められるのは当然だと頭でわかっていても、実際は勝てない。これほど苦しいことは選手たちにとって無かったと思います。今日の選手が話す言葉、掛け合う声が全然違い、それぞれを高め合うもの、誰も落とさない、戦いの場から外に出さないという強い気持ちを感じました。仙台戦は誰かや何かのせいにしてしまいました。今日はきちんと自分に目を向けて、このゲームに懸けていたと思います。サッカー人生において絶対に勝たなければいけない試合を乗り越えたことは、指導者としてとても嬉しく感じます。目的を自分に向けて、試合になったらチームに伝え合えたことは彼らの成長だと思います。次の試合は天皇杯の鳥栖戦ですが、フレッシュなメンバーもピッチに立つと思いますが、今日はチーム全体で上がっていける試合だったと思います。
Q:山本選手が入ったことが、大きな存在だったと思うのですがいかがでしょうか?
A:ピッチに落ち着きがあることと、臣がいることで選手たちの視野がクリアになるというか、目線が揃うというそういう凄さがあります。ディフェンスラインはたくさんの選手が経験を積むためのような陣容で臨んでいましたけど、臣が入ったことでそういった不安を払拭し、ロングボールを入れてくるところもどうやったら大きい相手に競るか、いつ守っていつステイするか、いつビルドアップに加わるかなど、そういったプレーもお手本のように見せてくれたと思います。
Q:14試合ぶりに複数得点勝利ですが、いかがでしょうか?
A:データにも出ていて、チャンスを作っている回数に対して決定率が最下位に近く、そのアンバランスを埋めるのに苦労しました。今日はセットプレーで取れたことと、得点を取ったメンバーも良かったと思いますし、ストライカーだけが点を取るわけでは無いという雰囲気が出てくればさらに良いと思います。
※選手コメントは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合情報詳細』メニュー(有料)からご覧ください。
ご加入方法はこちらです。