GAME
試合結果
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選手交代
66分
関口 正大→ 小林 岩魚
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66分
新井 一耀→ 西久保 駿介
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80分
ウィリアン リラ→ 三平 和司
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85分
チアゴ デ レオンソ→ 佐久間 太一
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89分
鳥海 芳樹→ 飯島 陸
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85分
ブワニカ 啓太→ 櫻川 ソロモン
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89分
荒木 翔→ 宮崎 純真
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89分
石川 俊輝→ 山本 英臣
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警告・退場
3分
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84分
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 1
新井 章太 |
DF 2
須貝 英大
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DF 6
新井 一耀 |
DF 5
浦上 仁騎
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DF 15
チャン ミンギュ
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DF 22
野澤 陸
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DF 21
秋山 陽介
|
DF 23
関口 正大
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MF 37
ブワニカ 啓太 |
MF 7
荒木 翔 |
MF 17
福満 隆貴
|
MF 18
鳥海 芳樹 |
MF 18
熊谷 アンドリュー
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MF 24
山田 陸
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MF 4
田口 泰士
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MF 26
石川 俊輝
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MF 8
風間 宏矢 |
MF 41
長谷川 元希
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MF 10
見木 友哉 |
FW 10
ウィリアン リラ
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FW 27
チアゴ デ レオンソ |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 31
松原 颯汰 |
DF 4
山本 英臣
|
DF 26
西久保 駿介 |
MF 16
林田 滉也 |
DF 45
矢口 駿太郎 |
MF 27
小林 岩魚 |
MF 5
小林 祐介 |
FW 9
三平 和司 |
FW 29
佐久間 太一 |
FW 15
飯島 陸 |
FW 40
櫻川 ソロモン |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 9
川又 堅碁 |
監督
吉田 達磨 | 尹 晶煥 |
試合総評
明治安田生命J2第21節 『 甲府 1-1 千葉 』
『勢いをもってゴールを狙うも、ドロー決着』
J2リーグ第21節、シーズン折り返しとなった今節はホームで3連勝中と勢いに乗る千葉と対戦。
甲府は5試合連続ドローから前節敗北を喫し、6試合勝利から遠ざかっている状況。流れを変えなければいけない。メンバーは前節より1名だけ入れ替え臨む。千葉の武器である「高さ」をどう攻略していくのかが鍵となる。
両チーム攻守の切り替えの速さが目立つ見応えのある試合となった。甲府イレブンが前半から積極的にシュートを狙っていくが、千葉がゴール前の混戦から先制。1点ビハインドのまま前半を折り返す。
後半に入りオープンな展開になる中、CKから須貝選手のゴールで同点に追いつく。その後も甲府は人数をかけて攻勢を強めるが、ゴールは遠くそのまま試合終了となった。
これで7試合勝利なしとなった甲府。なんとか流れを好転させていきたい。
今節を振り返る。
試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:野澤選手、浦上選手、須貝選手。ボランチ:山田選手、石川選手。WB:荒木選手、関口選手。シャドー:長谷川選手、鳥海選手。ワントップ:ウィリアン リラ選手の布陣。
2022J2リーグの前半最終戦となる第21節。対戦相手となる千葉は現在3連勝中でリーグ7位に浮上し勢いがある一方、甲府は得点チャンスまでは持ち込むものの最後の部分で決めきれず、5連続ドロー後に前節の岩手戦で敗戦を喫し12位に後退という状況での対戦。
甲府が好調の千葉に勝利するカギは、ここ何節かもどかしい状況が続いているゴール前での精度、つまり「決定力」にある。シュートの精度は言うまでもなく、パス・クロスの精度といった技術面、さらには「冷静さ」「落ちつき」といったメンタル面が与える影響も大きい。
前日の鳥海選手のコメントからは、今のチームに大切なこととして「ミスを恐れない、遊び心(ゆとり)をもつ」といった言葉がでた。これらのキーワードを調子が上がらない甲府が上昇に転ずるためのポイントと捉えたい。
勝ち切れていない状況だけにプレッシャーがかかる状況だが、そのプレッシャーは適度に受け止め、試合にはリラックスして臨み、勝利を掴んで欲しい。
《前半》
甲府のキックオフで試合開始。拮抗する展開となったが、先にチャンスを作ったのは甲府。
前半14分にはオフサイドかと動きが止まった千葉の隙を突き、ウィリアン・リラ選手がゴール左手前からシュート。さらに前半16分にもゴール左手前で鳥海選手がシュートするが、どちらのシュートもゴール逆サイドに外れる。ゴール右手前には関口選手が入りこんでいただけに、繋げれば先制できていたかもしれない。
だが先制したのは千葉。前半22分。甲府のゴールエリア内に人数をかけられ、敵味方が入り乱れる中でブワニカ 啓太選手にこぼれ球を押し込まれてしまう。甲府も人数が入っていただけにクリアできなかったのか、また相手にプレスができなかったのかと悔やまれる失点となった。
失点後も甲府がボールを握って、千葉のゴール前に詰め寄る場面は多いものの、決定機といえる場面は作れず。逆に千葉には前半31分の右CKで風間選手のヘディングを皮切りに、こぼれたボールに見木選手、ブワニカ選手と立て続けにシュートを打たれるもののGK河田選手が好セーブを連発しゴールを守った。この時点での複数失点となれば甲府にとってはかなり厳しい状況に立たされるだけにこのセーブは大きかった。
試合終了間際の前半45分+1分には、相手陣内を細かいパスを繋いで突破し、最後はゴール右手前に入れたパスにウィリアン・リラ選手がフリーでシュートするも枠を捉えられない。角度のない位置ではあったが、最低でも枠内に飛ばすことが求められる状況だっただけに残念である。
その後前半終了のホイッスル。7本のシュートを放って枠内1本の甲府と4本中4本の枠内シュートを放った千葉。ゴール前の精度の違いが得点に表れた前半となってしまった。
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試合終了後 監督記者会見
今日雨の中で、さらには前節岩手で悔しい後味の悪い敗戦を喫して勝てていない状況、コロナ禍の中、たくさんの方にサポート頂いて、全てを力に代えて勝とうと選手たちと話をしました。メンバー外の選手たちの練習も素晴らしい雰囲気と高いモチベーションで行っていました。この1週間のトレーニングではショックを引きづることなく、切り替えて行っていましたので、その努力と気持ちを勝ち点3に結び付けたかったですけど、それがかなわず勝ち点1という結果になってしまいました。勝てば千葉を逆転する可能性もありましたが、残念です。しかし、選手のパフォーマンス、ファイティングスピリッツはとても頼もしいものがあったと思います。千葉は3連勝で調子を上げてきており、J1レベルの選手が多いチームで球際の激しさや体の分厚さ、落ち着きなどありましたが、我々の選手たちも時間を追うごとに順応していき、多くのチャンスを作ったと思います。しかし不用意なカウンターを受ける場面もありました。不用意なシーンはほとんど判断のミス、特にセンターバックから前へ入れるボールのタイミングでした。そういったものを改善して、クロスに入っていく迫力、相手のボランチの中を縫っていくようなコンビネーションをブラッシュアップさせ、質を高めて後半戦を巻き返して行けるように、来週から切り替えていきたいと思います。
Q:先制された前の場面ではチームとして攻撃の形、チャンスを作れていました。その後の失点までの時間と失点のシーンはどう感じていらっしゃいますか?
A:嫌なムードというか、攻めていながら得点が入らないことはこれまでたくさん経験しています。毎回ゴール付近まで行けていますし、千葉のプレッシャーと並んでいる顔ぶれに臆せず行きましたし、クロスからのシーンでゴールまで近づいていました。ジェフの選手たちの何人かが時間を止めに来たというか、我々がペースを握ろうという中で、時間を掛けてセットプレー、スローインなどの色々なところに駆け引きをしていました。そこはさすがだなと思いました。その後少し落ち着いた中で我々がボールを持つ時間が続いたのですが、差し込んだ関口のパスが中で引っかかってそのまま持って行かれてしまったと。アクシデントのように見えますけど、しっかりとセンターバックは相手を離してはいけないですし、シュートを打たれるまで見てなくてはいけないです。失点はチームにとって痛いですし、追いかけなければいけない状況になります。今日は前節と違い焦りは無く、じっくりと狙ったというか、もっと早くパスを差し込んだりとか可能性の無いクロスを入れてしまったりとかがありませんでした。これまでは焦りがありましたけど、その学びを活かして今日は自分たちの持つ1番のプレーを選択して同点に追いついたことは成長の証かなと思います。
Q:1-1になってからの方が、もう少し出来たのではないか、相手のパワーを受けすぎていたのではないでしょうか?
A:原因はパスミスです。技術的なミスより判断ミスです。いつ狙うのかそうじゃないのか、上手くいっているのか、何をやったら上手くいかなくなるのか、それらを改善するのが監督の仕事だと思います。野澤は昨年1試合45分しか出ていない選手で、相手の間を狙うというのは難しいですが、あそこが見えていてそれなりの惜しいパスを出していくこと、彼の左サイドでボールを持ち運んで荒木や長谷川に出たボールからたくさんチャンスがあったことは事実です。そういった経験をしながら、良い悪いの区別が付くように指導したいと思います。
Q:今日で前半戦が終了して勝ち点27、J1昇格圏内まで勝ち点差13、この結果を振り返っての評価はいかがですか?
A:もちろん全く満足していないですし、失った勝ち点は多すぎます。不用意な失点が多く、得点のクオリティを持っていながらその機会を無くしてしまったという印象です。シーズン当初、どん底というか、難しい状況でスタートして、選手が揃わないことありましたけど、選手たちは乗り越えました。その後上位のチームに連勝して、順位が近いチームに勝ち点を稼げなかった。自動昇格を狙うのに大きなロスであったと思います。2点目が取れるクオリティが必要です。追いかける立場は変わらないので、諦めず頑張ります。
Q:前節の試合後に自動昇格2位以内を目指すと選手に伝えたそうですが、それによって今日の試合に向けたトレーニングで違いは生まれましたか?
A:前節ペースを掌握しかけた中で、我々にとって残念なことが起きて失点し、敗戦しました。選手たちと、どこが相手だから勝たなくてはいけないとかそういうチームでは無いということを確認をして、全てのチームにチャレンジしなければいけないと伝えました。自動昇格を諦めている選手はいません。前節のショッキングな敗戦を誰かのせいにしてしまうような状況、その壁を乗り越えるところからスタートしました。今日は相手が千葉ということで、J1を意識させる選手・規模・プレッシャーでしたので、これを「良いきっかけにする」ということを共有し、諦めないことを再確認しました。
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