試合結果

5.25 (水) 19:33

2022明治安田生命J2リーグ 第18節

HOME JIT リサイクルインク スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

1-1

徳島ヴォルティス

56分 ウィリアン リラ
0 前半 1 36分 内田 航平
1 後半 0
ヴァンフォーレ甲府 徳島ヴォルティス

選手交代

41分
ブルーノ パライバ→ 鳥海 芳樹
61分
藤尾 翔太→ 一美 和成
46分
林田 滉也→ 石川 俊輝
71分
櫻井 辰徳→ 長谷川 雄志
46分
三平 和司→ ウィリアン リラ
71分
新井 直人→ エウシーニョ
79分
荒木 翔→ 小林 岩魚
77分
児玉 駿斗→ 佐藤 晃大
79分
長谷川 元希→ 宮崎 純真
77分
杉森 考起→ 川上 エドオジョン 智慧

警告・退場

35分

イエローカード 野澤 陸

85分

イエローカード カカ

60分

イエローカード 関口 正大

85分

イエローカード エウシーニョ

87分

イエローカード 野澤 陸

87分

レッドカード 野澤 陸

ヴァンフォーレ甲府 徳島ヴォルティス

スターティングメンバー

GK 1

河田 晃兵

GK 1

ホセ アウレリオ スアレス

DF 2

須貝 英大 イエローカード イエローカード

DF 6

内田 航平 イエローカード

DF 5

浦上 仁騎 イエローカード

DF 14

カカ イエローカード

DF 22

野澤 陸 イエローカード

DF 25

安部 崇士 イエローカード イエローカード

DF 23

関口 正大 イエローカード イエローカード

MF 27

櫻井 辰徳 イエローカード

MF 7

荒木 翔

MF 7

白井 永地 イエローカード イエローカード

MF 16

林田 滉也

MF 20

児玉 駿斗 イエローカード

MF 24

山田 陸 イエローカード イエローカード イエローカード

MF 13

新井 直人 イエローカード イエローカード イエローカード

MF 41

長谷川 元希 イエローカード イエローカード

MF 11

杉森 考起

FW 9

三平 和司

MF 24

西谷 和希

FW 11

ブルーノ パライバ イエローカード

FW 15

藤尾 翔太

サブメンバー

GK 31

岡西 宏祐

GK 29

松澤 香輝

MF 18

鳥海 芳樹

DF 3

石尾 崚雅

MF 20

松本 凪生

DF 36

エウシーニョ

MF 26

石川 俊輝 イエローカード

MF 16

川上 エドオジョン 智慧 イエローカード

MF 27

小林 岩魚

MF 19

長谷川 雄志 イエローカード

FW 10

ウィリアン リラ イエローカード

FW 18

佐藤 晃大

FW 19

宮崎 純真

FW 17

一美 和成

監督

吉田 達磨 ダニエル ポヤトス

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 徳島ヴォルティス
7 シュート 7
5 GK 6
1 CK 7
11 直接FK 15
3 間接FK 1
3 オフサイド 1
1 PK 0

試合総評

明治安田生命J2第18節 『 甲府 1-1 徳島 』


『激しい球際のバトル!両者譲らず4試合連続となるドロー』
J2リーグ第18節、3試合連続でドローの甲府はホームで徳島と対戦。徳島も3試合連続で勝利なしとどちらも勝利のために複数得点が欲しい状況となっている。

連戦ということで甲府は前節より4人入れ替えて臨む甲府。トップにはパライバ選手が起用された。立ち上がりこそ危ない場面があったものの決定的なチャンスも作り、良い試合の入りを見せた甲府。

しかし徐々に相手にペースを握られると、CKから失点。また先発のパライバ選手が負傷交代と、甲府としては試合運びが難しい状態に追い込まれてしまう。それでも甲府は後半息を吹き返すと、PKのチャンスをしっかりと決め同点。

両者終了間際まで激しいバトルを繰り広げたが、最終的にドロー決着。甲府は4試合連続のドローとなってしまった。

今節を振り返る。

◆ ◇ ◆

試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:野澤選手、浦上選手、須貝選手。ボランチ:山田選手、林田選手。WB:荒木選手、関口選手。シャドー:長谷川選手、三平選手。ワントップ:ブルーノ パライバ選手。前節から4人を変更し徳島戦に挑む。

天皇杯を含む中2~3日の5連戦の2戦目。前節のアウェイ琉球戦では、後半ATに松本選手がヘディングシュートを決めて1-1のドローに持ち込んだが、甲府が優位に試合を進めている時間が多かっただけに勝ち切れなかった印象。受けたボールを足下でコントロールしている間に琉球にプレスされる場面も多く、今節はなるべく手数を少なくしスピーディーに、シンプルに展開したい。

今節は左WBに荒木選手、右ボランチに林田選手、右シャドーに三平選手、ワントップにブルーノ パライバ選手を起用した吉田監督。特に注目したいのは三平選手の動きで、器用な選手だけに相手の出方やパライバ選手との連携は見所。ここ数節、シュートが減っていることもあり、積極的にゴールを狙って欲しい。

負けていないとはいえ3戦連続ドローで勝ち切れていない状況を打開するためにも、ホームで勝利を掴んで連戦を乗り切るパワーに変えたい。

《前半》
徳島のキックオフで試合開始。試合開始2分、徳島に左CKを取られ、ニアに入れたクロスを甲府DFがクリアするも、ボールが逸れてファーに。カカ選手にヘディングされるも枠に飛ばず胸をなでおろす。

そんな危うい立ち上がりだったが、試合が落ち着くにつれてペースを掴み、甲府も決定機を迎える。

前半7分、三平選手の縦パスがオーバーラップした須貝選手に繋がり、須貝選手がゴール右からシンプルにゴール前に折り返す。これに後方から走りこんだパライバ選手がシュートするがゴールポスト直撃で弾かれてしまう。一つ目の甲府の決定機。

さらに1分後、左WBの荒木選手からゴール前に精度の高いクロスが入り、ゴール前に入っていた三平選手がフリーでヘディングするも枠に飛ばせない。相手DFの影に入った感もあったが、甲府は立て続けに決定機を作るも決めきれない。これが二つ目の決定機。

決定機を決めきれなかったものの、甲府が高いDFラインで徳島陣内に押し込む時間が作れていたが、徐々に徳島がペースを引き戻し、トラジションの激しい試合となった。

試合が動いたのは前半36分。右サイドの深い位置で徳島にセットプレーを与えてしまい、白井選手が放ったゴールファーへのクロスを内田選手にヘディングで決められてしまう。甲府が決定機を決めきれない中で相手に先制されてしまうという嫌な展開になってしまった。

さらに、失点直後に甲府にアクシデント。ここまでトップを務め、前線でのポストプレーもできるブルーノ パライバ選手が左足首を捻り負傷退場。急遽甲府は鳥海選手を投入し、三平選手をトップに上げる。

ここからという状況だったが、前に出てくることを察知した徳島はボールホルダーへの寄せをさらに強化。甲府は前への推進力を発揮できず、1点ビハインドで前半終了のホイッスルとなった。

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試合終了後 監督記者会見

 とても悔しい試合になりました。どちらが勝ってもおかしくない栃木戦を引き分けで帰ってきて、そこから勝てるような内容で引き分けた山口・琉球戦を挟み、今日も同じように勝ちに近づいたけど、勝てなかった試合でした。もうすでに22時近くになりますがこれだけの人がこの場所にいます。にもかかわらず勝ち点を3に出来なかったこと、とても悔しいです。
 チャンスがたくさんあった試合でした。決定機、あとは決めるだけというシーンは作れたと思います。相手も去年J1にいてクオリティが高く、切り替えも早いチームです。少し押された時間帯でセットプレーが続き、コーナーキックははじきましたが、野澤のファールが不用意でした。彼がこれからセンターバックとしてやっていくには、ファールの要と不要を覚えて欲しいなと思います。しかしパフォーマンスは急激に成長を見せています。下手したら他のチームに持って行かれるのではと心配になるほどの成長を見せており、高さと強さを持った選手になりつつあるなと感じています。琉球戦もそうですけど、1つのミスがチームの流れと結果を大きく変えてしまうことを、彼自身が学んでいかなくてはいけません。そういった意味では彼の経験の為の夜であったと思いたいですし、同時にそれをチームとして跳ね返していくこともやっていかなくてはいけません。次は新しい選手がピッチに立つことになりますけど、代わった選手が良ければそのままレギュラーになっていく可能性もあります。彼にはそういうことも含めて、プロということを学んで欲しいと思います。
 ハーフタイムに選手同士で話をしていました。「押されずに出て行こう」という結束と切り替えは見事だったと思います。後半始まってからペースを渡しませんでしたし、アグレッシブにボックスに入るシーンも増えました。PKを取ったシーンは右のシャドーの鳥海が逆のボックスに入ってきてPKを取りました。果敢で積極的な相手のクオリティの速さに押された前半から、後半は自分たちがエネルギーもクオリティも速さもあるということを相手に見せることが出来たと思います。ただ、引き分けという結果は悔しいです。「次に繋げる」とか「次を頑張る」とか思うには残念過ぎる勝ち点1ですが、私だけでなく選手はもちろんファン・サポーターの皆さんがそう思われているはずなので、それを勝ち点3に変えられるように、熊本に立ち向かっていきたいと思います。

Q:前半はパライバ選手、後半はリラ選手に、あとは押し込むだけのチャンスが生まれた中で、ネットを揺らせなかったことに関していかがでしょうか?
A:彼らは本当に献身的に頑張ってくれました。パライバに関しては栃木戦と比較してもボールが納まる所にいましたし、守備のタスクも明確なものがあったので、しっかりこなしてくれていました。コンビネーションを作る所やワンタッチでボールが入ってくるところでの反応が遅れるところがありました。この辺りは改善しなければいけないなと思っていたところでの怪我だったので、残念です。軽症であれば良いなと思います。
リラに関しては琉球戦のパフォーマンスは良く、あとは得点を取るだけというパフォーマンスでした。守備の貢献も良かったですし、ターゲットになる、みんながリラに向かってプレーするというシーンも作ってくれました。ただ、ストライカーなので、点を取るという大きなタスクがあるわけですので、その点では不満足でした。後半PKで点を取りましたけど、あと2点くらい、今までよりもストライカーとしての嗅覚を利かせてポジションを取るべきでした。11分の1としての役割は格段に良くなっているので、ゴール前での違いを出すことにプライドを持ってやってもらいたいと思います。

Q:自分たちで苦しくしてしまった試合に見えたのですが、これは「若さゆえ」なのか「経験」という部分なのか、いかがでしょうか?
A:我々は若いですけど、徳島の方が平均年齢は若かったです。徳島は若いですがほとんど移籍で入ってきて、経験がある選手たちが揃っていました。しかし選手たちの能力を証明できた試合ではあったと思います。後半の勢いとエネルギー、それだけで無くクオリティが伴っていました。前半は徳島のクオリティを感じましたが、後半は我々もクオリティがあると感じさせたと思います。若いとも言っていられないですし、試合を重ねて痛い思いもしていますから、若いというのを良い意味でこれからは使えるようにしていきたいと思います。

Q:後半はどのようなメッセージを選手に送りましたか?
A:メンバーを代えたこと自体が大きなメッセージです。失点が無ければ三平も残していましたが、失点して、さらにはパライバの怪我で1回交代枠を使っていました。ハーフタイムに交代しなければ試合中の交代回数が残り2回でしたので、1枚もしくは2枚を代えなければならない状況でした。リラが入って、石川が入って、山田が前に行くというメッセージを交代で伝えました。ハーフタイムにスイッチを切り替えられた選手たちに、ポテンシャルを持っていることを感じましたし、メッセージは伝わったと思います。

Q:勝ち点1を3にするために大事になってくることは何でしょうか?
A:シンプルですが点を取ることです。ゴールチャンスが無くて逆に作られていては問題だと思いますが、チャンスは作れていて目の前まで来ています。迫っていく鋭さを増やすことが必要だと思います。綺麗な形で点を取ることもありましたけど、そうじゃなくてゴールはどんな形でも良いので、相手に当たって入っても良いですし、何でも良いのです。そこまで行く回数が今日はあったと思いますので、そこに鋭さを加えて行けば何かしらの形でゴールネットを揺らせると思いますし、そうなればまた練習通りや綺麗なゴールが出来ていくと思います。練習で突き詰めていきたいです。




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試合データ

試合開始日時 2022年05月25日(水) 19:33
試合会場 JIT リサイクルインク スタジアム
主審 窪田 陽輔
副審 櫻井 大輔
副審 藤澤 達也
第4の審判員 國吉 真吾
入場者数 3,709人
天候 晴、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 23.2℃/47.0%