試合結果

4.27 (水) 19:33

2022明治安田生命J2リーグ 第12節

HOME JIT リサイクルインク スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

2-0

東京ヴェルディ

17分 山田 陸
63分 三平 和司
1 前半 0
1 後半 0
ヴァンフォーレ甲府 東京ヴェルディ

選手交代

64分
鳥海 芳樹→ 飯島 陸
46分
森田 晃樹→ 山本 理仁
64分
宮崎 純真→ 荒木 翔
68分
杉本 竜士→ 新井 瑞希
87分
小林 岩魚→ ブルーノ パライバ
75分
小池 純輝→ バスケス バイロン
90分+3
三平 和司→ 中山 陸
81分
加藤 蓮→ 山越 康平
81分
石浦 大雅→ 阿野 真拓

警告・退場

90分

イエローカード ブルーノ パライバ

35分

イエローカード 加藤 蓮

61分

イエローカード 馬場 晴也

ヴァンフォーレ甲府 東京ヴェルディ

スターティングメンバー

GK 1

河田 晃兵

GK 31

高木和 徹

DF 2

須貝 英大 イエローカード

DF 2

深澤 大輝 イエローカード

DF 5

浦上 仁騎 イエローカード

DF 15

馬場 晴也

DF 22

野澤 陸 イエローカード

DF 3

ンドカ ボニフェイス

DF 23

関口 正大 イエローカード イエローカード

MF 14

石浦 大雅

MF 18

鳥海 芳樹

MF 4

梶川 諒太 イエローカード イエローカード

MF 24

山田 陸 イエローカード イエローカード

MF 7

森田 晃樹

MF 26

石川 俊輝

MF 26

加藤 蓮 イエローカード

MF 27

小林 岩魚

FW 19

小池 純輝

FW 9

三平 和司

FW 27

佐藤 凌我 イエローカード

FW 19

宮崎 純真

FW 9

杉本 竜士

サブメンバー

GK 21

小泉 勇人

GK 41

佐藤 久弥

MF 7

荒木 翔

DF 16

山越 康平 イエローカード

MF 14

中山 陸

MF 6

山本 理仁 イエローカード

MF 16

林田 滉也

MF 10

新井 瑞希

MF 20

松本 凪生

MF 18

バスケス バイロン

FW 11

ブルーノ パライバ

MF 20

阿野 真拓

FW 15

飯島 陸

FW 29

河村 慶人

監督

吉田 達磨 堀 孝史

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 東京ヴェルディ
8 シュート 8
15 GK 5
2 CK 6
11 直接FK 11
2 間接FK 3
2 オフサイド 3
1 PK 0

試合総評

明治安田生命J2第12節 『 甲府 2-0 東京V 』


『2試合連続無失点で4連勝!7位に浮上』
J2リーグ第12節はホームで東京Vと対戦。現在3連勝中の甲府に対して、東京は3試合勝利無し。上位の東京との勝負を制し、順位を上げていきたい。

連戦ということで3人メンバーを入れ替え臨む甲府。立ち上がりは甲府が押し込む展開となる。その流れから山田選手の今季初ゴールで先制。甲府としては試合運びが楽となる大きな先制点。

追加点を狙いに行く甲府だったがそのまま前半を折り返すと後半は東京ペース。しかし、前線のスピードを生かし速攻を仕掛けていく甲府。相手のミスから裏に抜け出した三平選手がファウルをもらいPKを獲得。それを三平選手が自ら決め追加点。

試合が終盤になるにつれて相手のチャンスが増えてきたが、しっかり守り切り2試合連続無失点で4連勝となった。

これで7位に浮上した甲府。5連戦残り3試合でどこまで順位が伸ばせるか注目となる。

◆ ◇ ◆

試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:野澤陸選手、浦上選手、須貝選手。ボランチ:山田選手、石川選手。WB:小林選手、関口選手。シャドー:宮崎選手、鳥海選手。ワントップを三平選手。前節から3人変更で三平選手は第6節の横浜FC戦以来のスタメンワントップ。前節の町田戦で前への推進力となった宮崎選手と落ち着いた判断で試合を勝利に導いた石川選手が入る。

前節から中3日、5連戦の2戦目となる今節は、ここ3試合白星がないリーグ3位東京Vと、3連勝でググっと下位から上がってきた10位VF甲府の一戦。見た目では「3位vs10位」ではあるが、勝ち点差は4しかなく、ここでVF甲府が4連勝目をあげれば、東京Vに1差に迫れるだけでなく、プレーオフ圏内にも手が届く位置につけられる。

前節の疲労が残っていないとは言い切れないが、野澤陸選手は「東京Vに勝つと本当の意味で波に乗れると思います。お互いにきついと思いますが、総力戦で勝ちたい。」と今節への思いを言葉にした。

吉田監督の「東京Vはクオリティが高い選手が揃っている。我々は挑戦するしかない。」との言葉通り、どれだけアグレッシブに行けるかが勝敗のカギになる。

VF甲府のホーム2連勝&本当の意味で波に乗るための4連勝をかけた一戦を振り返る。

《前半》
甲府のキックオフで前半開始。試合開始序盤から甲府がアグレッシブに東京V内に押し込む。

甲府の選手間の距離感が良く、パスが繋がる。ワンタッチのパスも多く見られ、テンポよく前線に攻めあがる。また選手間の連携・・・一体感があり、攻撃が点ではなく面でできていた。

また特にCBの浦上選手から前線へのロングフィードも見られ、右サイドの関口選手-須貝選手ライン、左サイドから小林選手、中央からは宮崎選手のドリブルなど多彩な展開を見せる。

先に決定機を作ったのは甲府。前半13分、浦上選手からのロングフィードで相手DFラインを突破した宮崎選手が相手GK高木和選手と1対1になりシュートするも、GK高木和選手の正面でキャッチされてしまう。

だが流れを掴んだ甲府の攻撃は止まらず、いい流れの中で甲府が先制する。

前半17分。GK河田選手のゴールキックが直接宮崎選手に渡り、左サイドからドリブルでゴールに向かって進みだす。これに相手DFが惹きつけられ、山田選手を経由してゴール左手前に入っていた三平選手にパスが通る。さらに三平選手がシュートフェイントを織り交ぜた縦パスを供給し、手前にいた鳥海選手がスルーし、受けた山田選手が相手も寄せる中で右足を振り抜きゴールネットを揺らした。試合後のコメントでは「オフサイドかなと思って投げやりで打った」とはいうものの、甲府に力を与える先制ゴールだった。また、前線が見事に連動した得点だった。

前半30分過ぎからは事前の予想通りに東京Vがボールを握り、甲府陣内に押し込まれる時間が多くなった。

唯一のピンチは、前半39分にはゴール前の混戦の中でのこぼれ球に反応した石浦選手に強烈なグラウンダーのシュートを放たれた場面。しかしそれもGK河田選手が好セーブでゴールを許さない。

アラートを高め守る甲府ディフェンスの前に、東京Vは押し込んでは来るもののパスの精度が悪いと言った部分も見られ、甲府が1点をリードして前半を折り返した。

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試合終了後 監督記者会見

 ホームでは初の平日ナイターでしたが、3,600人の方々に来ていただきました。7時キックオフであれば「間に合わないから家でテレビ(DAZN)で見よう」とか「仕事が遅くなっちゃったから」とかで、どれくらいの来場者数になるかわかりませんでした。しかし、7時半キックオフなので観に来られるんじゃないかなと。試合前のミーティングでこのような話をし、「来ていただいた方々のためにベストなパフォーマンスをしよう」という意気込みで試合に入りました。
 相手はスカウティング通り、順位表通り、得点数通り、強力な攻撃を持っていましたし、ボールを取れない時間もありました。前半の終盤、厳しいというか守備に穴が開いていたとか、破綻していたとかは全くなかったのですが、ボールを持てずに苦しんだ時間が20分くらい続きました。その結果、前半の終盤、選手たちはタフでハードに感じたのではと思います。苦しい時間帯、相手のうまさを感じる時間帯、心が折れるというか、上手さを認めなければいけないシーンがあり、苦しかったと思います。そこで耐えて、守備に穴を作らないという前半の終わり方が出来ました。そして選手たちがハーフタイムにものすごい勢いで話していましたので、後半選手たちの立ち上がりは少し受けてしまいましたけど、良いプレッシャーの方法を見つけて、良い攻撃のスタートポイントを見つけて、相手のエリアに長くいる時間を作れたなと思います。そういった苦しい時間帯を乗り越え、いずれ自分たちの時間になるということを、12試合を通じて学んで乗り越えてものにしました。これが今日の一番の勝因にあると思います。
 三平も横浜FC戦は、パフォーマンスの問題では無く違ったパワーを出さなければならない交代でしたが、先発で出て前半で交代。しかし、今日はPKを取る動きも素晴らしかったですし、彼の経験で無ければオフサイドになっていたかもしれません。たくさんの時間と前向きな選手を作ってくれました。宮崎も久々のスタメンでかなり目を引くパフォーマンスをしてくれました。荒木も帰ってきましたし、飯島はしばらく出ていなかったですけど、あの緊張間の中で入っても良いパフォーマンスをしてくれました。石川も開幕スタメン依頼2度目のスタメンでしたけど、自分のパフォーマンスが出せていました。彼らが取り組んでいる姿勢を試合で出せていること、「久しぶりの」とか「慣れない」とか「けが明けの」とか、こういった選手たち全員が自分のパフォーマンスを出せているということに、とても嬉しさと満足感を感じています。
 色々なことを乗り越えて1つになれる勝利だったと思います。

Q:交代で出た選手たちは、攻撃面はもちろんですが守備の面でも役割を全うしていたと思います。
A:全体の11人がどう動くかはチーム全員が共有出来ています。各局面のコンセプトがしっかりあるチームですし、歴史としてヴァンフォーレは守備が固いチームです。しっかりと歴史や経験をようやく踏襲出来てきたのかなと。私もこれだけ失点をするシーズンも初めてでしたし、その中でようやく払しょくできた。いくら大枠があってもそこのキャパシティを広げていくのは選手個人なので、選手が数試合前からその状況から抜け始めたのでは無いかと思います。組織を作る個人個人が伸びてきていることを感じています。

Q:リラ選手と長谷川選手がいなくても、こういう勝ち方ができるというのは頼もしく強いチームだだと思うのですが、どう感じていますか?
A:選手も変にアピールしようというのは全く無くて、ひたすら自分のできることをやる素晴らしい姿勢を持っています。長谷川とリラという攻撃の中心がいなかったですけど、私からすれば2人がいなくても心配ありませんでした。2人がいなくてアイディアやトリッキーさなど、ゴール前で相手を出し抜くことが不足するかと思いましたけど、宮崎も三平も違った彼らの良さでチームに貢献してくれたと思います。

Q:2-0になってからの選手交代の意図ですが、守りを固める形では無かったと思います。いかがでしょうか?
A:相手のセンターバックにプレッシャーが掛からなかったことと、山本理仁選手が入ってきて、センターバックの近くでボールを拾われて、それを差し込まれてということが後半の立ち上がりにありました。守り切ることよりプレッシャーのギアをもう一回上げることを意図しました。小林のところはバスケスバイロン選手と阿野選手が入って圧力を高めてパワーを受けそうだったので、それに対して交代しました。最後のアディショナルタイム以外は守り切るのではなく、どうエネルギーを出してどう相手の強力な攻撃を食い止めがら、ボールを保持できるかを意識しました。2点取ってからもボールを保持する時間も長くありましたし、意図はしっかり伝わって、良いパフォーマンスを見せてくれたと思います。

Q:4連勝だからこそ上積みしたい点と、次節に向けて意気込みをお願いします。
A:4連勝だからとか、5連勝だからとかそういうチームでは無くて、この壁を乗り越えるために、フルポテンシャルを見せなければいけません。これはいつも突き付けられている課題で、オミ(山本英臣)も(新井)涼平もいませんけど、若い選手たちはフルポテンシャルを出すことだけにフォーカスしています。水戸戦も連戦なので、出る選手出れない選手いますけど、もう一回同じように自分たちの持っているものを全てを出せるように準備するだけだと思います。


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試合データ

試合開始日時 2022年04月27日(水) 19:33
試合会場 JIT リサイクルインク スタジアム
主審 柿沼 亨
副審 勝又 弘樹
副審 穴井 千雅
第4の審判員 國吉 真吾
入場者数 3,678人
天候 曇、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 23.4℃/62.0%