GAME
試合結果
![]() |
![]() |
---|
選手交代
51分
ウィリアン リラ→ ブルーノ パライバ
|
46分
山口 一真→ 太田 修介
|
62分
長谷川 元希→ 宮崎 純真
|
46分
ヴィニシウス アラウージョ→ 鄭 大世
|
62分
林田 滉也→ 石川 俊輝
|
65分
長谷川 アーリアジャスール→ 平河 悠
|
89分
鳥海 芳樹→ 三平 和司
|
84分
深津 康太→ 中島 裕希
|
89分
翁長 聖→ 宇野 禅斗
|
警告・退場
73分
|
![]() |
![]() |
---|
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 42
福井 光輝 |
DF 2
須貝 英大
|
DF 22
翁長 聖 |
DF 5
浦上 仁騎
|
DF 5
深津 康太
|
DF 22
野澤 陸
|
DF 17
高橋 祥平 |
DF 23
関口 正大
|
DF 2
奥山 政幸 |
MF 16
林田 滉也 |
MF 8
髙江 麗央
|
MF 18
鳥海 芳樹 |
MF 6
佐野 海舟 |
MF 24
山田 陸
|
MF 10
平戸 太貴
|
MF 27
小林 岩魚 |
MF 18
長谷川 アーリアジャスール
|
MF 41
長谷川 元希
|
MF 19
山口 一真
|
FW 10
ウィリアン リラ
|
FW 40
ヴィニシウス アラウージョ
|
サブメンバー
GK 21
小泉 勇人 |
GK 23
ポープ ウィリアム |
DF 25
大和 優槻 |
DF 24
岡野 洵 |
MF 20
松本 凪生 |
MF 16
宇野 禅斗 |
MF 26
石川 俊輝 |
FW 9
鄭 大世
|
FW 9
三平 和司 |
FW 28
太田 修介 |
FW 11
ブルーノ パライバ |
FW 30
中島 裕希 |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 37
平河 悠 |
監督
吉田 達磨 | ランコ ポポヴィッチ |
試合総評
明治安田生命J2第11節 『 甲府 1-0 町田 』
『念願のホーム初勝利!3連勝で勢い付く甲府イレブン』
J2リーグ第11節ホームで町田との対戦となった。現在15位と思ったような結果は得られていないものの現在2連勝中で流れを掴み始めている甲府。そしてホームでは未だ勝利無し。そろそろサポーターに勝利を届けたい。
対して町田はここ3試合勝利が無いが順位は2位と上位をキープしている。上位の町田から勝利を奪って更に勢いに乗っていきたい。
試合立ち上がりから両チームがアグレッシブなプレーを見せる中、甲府は前線からのプレスで試合のペースを握った前半となった。クロスバーに弾かれる惜しいシーンもあったが得点はならず後半を迎える。
後半に入ると町田がやや優勢な展開となる。そんな中選手交代で流れが変わり始めたところで須貝選手の2試合連続ゴールで先制。終盤は相手の怒涛の攻撃の中、カウンターでもチャンスを作り、危なげなくそのまま試合終了。甲府としては喉から手が出る程欲しかったホーム初勝利。そして今季初のクリーンシートでの勝利で3連勝を達成した。
今節を振り返る。
試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:野澤陸選手、浦上選手、須貝選手。ボランチ:山田選手、林田選手。WB:須貝選手、関口選手。シャドー:長谷川選手、鳥海選手。ワントップにはウィリアン リラ選手。前節から一人変更で小林選手が左WBに入る。前節の金沢戦で北谷選手の負傷交代後のフォーメーションと同じとなった。
前節の金沢戦でも開始6分に先制を許してしまったが、その後、同点・逆転・ダメ押しと甲府が畳みかけて2連勝。その推進力になったのは関口選手-須貝選手の右ラインで、WBの関口選手を追い越して前線に駆け上がるDF須貝選手の動きが相手を翻弄し勝利に結びついた。今節も2人の連携が見れるのか楽しみだ。
とは言え、今節の対戦相手である町田は現在リーグ2位、失点もリーグ2位と少なく、かなり手ごわい相手。また前節の甲府の戦い方もしっかり研究してくるだろう。
そこで勝敗を決めるポイントは「まず失点しないこと」である。そして、次は気温が30℃を超える状況への「順応とハードワーク」となる。疲労で足が止まってくる後半をどう戦うか。サブで控える宮崎選手は「ミドルからでも積極的に打っていく」と話しており、宮崎選手の出場にも期待したい。
2位と15位の対戦ではあるが勝点差はわずかに「6」。勝てばVF甲府は3連勝としてさらに波に乗っていけるし、ホームに駆け付けた多くのファン・サポーターにホーム初勝利を届けることもできる。
これからGWにかけて、中2~3日で続く5連戦の初戦となる今節。一気に駆け上がるための大一番が始まる。
《前半》
甲府のキックオフで前半開始。
序盤から両チームとも体がぶつかりトランジションの激しい展開となったが、前半15分を超えるあたりから落ち着いた流れになってくると徐々に甲府がボールを持つ時間が多くなり、町田陣内でボールを回しながら町田の守備の隙を伺う回数が多くなった。
甲府の選手間の距離が良く、またボールホルダーへの寄せも早く、町田の思い通りにさせない。
なかなか両チームとも決定機を作れない中、前半29分に鳥海選手の相手へのプレスから甲府が決定機を掴む。右サイドの高い位置で鳥海選手がボールを奪い、近くにいた山田選手がゴールほぼ正面にラストパス。これを受けた長谷川選手が右足を振るが、シュートはバーに弾かれる。甲府先制の惜しいシーンだった。
ここまでパスが繋がらず決定機を作れない町田だったが、前半33分に佐野選手に縦パスを通され、山口選手にゴール前に走りこまれるが、関口選手が体を張ってカバーリングし町田のチャンスを潰す。
守備面に関してここまで早い時間での失点が課題であったが、今節の甲府はアラートを高め、町田にボールを前に運ばせない。
逆に甲府は試合終了間際の前半45分、左サイドの深い位置からボールが繋がり、長谷川選手→小林選手と繋いで、小林選手がゴール前にいれたマイナスのパスに鳥海選手が走りこんでシュート。これは相手に当たりCKとなるが甲府が積極的に攻めた。
その後前半終了のホイッスル。甲府は町田に1本のシュートも許さず、甲府の堅守と攻撃が見れた前半だった。
※この続きは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合総評』メニュー(有料)をご覧ください。
ご加入方法はこちらです。
試合終了後 監督記者会見
まずは頑張った選手たちを称えたいと思います。たくさんのメモリアルや別れがあって、河田の200試合と浦上の100試合のセレモニー、そしてフロントスタッフ山地渚さんの最後の試合ということで、色々な想いが交錯した中での戦いでした。選手たちのモチベーションは当然高く、今までホーム初勝利を届けられていないプレッシャーというよりは、ホームで上位を倒すというモチベーションの中でスタジアム入りしました。そして予想以上のお出迎え、バスに乗っている時から大きな太鼓の音や拍手のリズムの中でスタジアム入り出来て、それが若い選手たちの大きな力になったと思います。ファン・サポーターの皆さんに感謝しなければならないですし、ホーム初勝利を届けられて安堵しています。
試合は、立ち上がりから両チームとも強風に苦しんだと思います。私たちの試合にしては珍しくシュート数が少なく、これも風の影響が多少はあったかなと思います。前半を無失点で終えたこと自体が久しぶりで、たくさんのプラン、交代策、色々なことが準備できるんだなと改めて思いました。後半は相手が鄭大世選手を入れてきて、よりサイドからの攻撃、クロスの精度・迫力に圧力を掛けてきましたので、ピンチもありました。しかし河田の1試合に1回は必ずやってくれるビッグセーブがあって無失点でした。そういったことを1つ1つ若いチームが乗り越えて今日のホーム初勝利に繋がったと思います。たくさんのメモリアル、良いムードを作っていただいた中で我々と彼らのフルポテンシャルをお見せ出来た試合になったと思います。これが監督として何より嬉しいことです。3連勝しましたけど、5連戦という意味では1つの山を登ったことに過ぎないので、次の東京ヴェルディ戦、水戸戦、群馬戦と歩みを止めないように1つ1つ登っていきたいと思います。また、今シーズン初めて監督会見を対面で出来て嬉しく思います。
Q:前半、危ない場面で最後踏みとどまって無失点に抑えられたことについて、どういうところに成長を感じますか?
A:例えば、最後に足を出すとか、フリーで撃たせないとか、最後の最後までもう一歩出すとか、そういうところにこだわりを感じました。ただ、ラッキーな面もありますし、そこまで運ばれているということもあります。ロジカルで無くて申し訳無いのですが、今日の試合で言えばヒヤッとしたシーンを乗り越えて失点しない雰囲気が出始めているなと感じました。本来であれば、小林も初めてのスタメンでかなり疲弊していましたし、最後の10分、相手が自分の目の前で代わる代わる動く中で疲れていました。しかし、大丈夫だろうなというか、守備のリズム、疲れているけどインターセプトは出来るとか、そういう不思議な力があるのをみて90分使うのを決断しました。そういったものがチームの中に少しづつ芽生えていると思います。これまでの試合では「あっ」と思ったらやられてしまうところでも、今は若い守備陣が乗り越えられつつあります。しかし完全に乗り越えたとは思っていませんので、しっかりトレーニングをして、勝って、反省しての繰り返しを続けていきたいと思います。
Q:後半、長谷川選手に代えて宮崎選手を入れたところについて、長谷川選手を代えた理由と宮崎選手に期待するところはどんなことでしたか?
A:我々は全員でトレーニングをしています。宮崎もトレーニングから良いパフォーマンスをしていたのが理由の1つ。スタメンでも良いのではというパフォーマンスをしていました。長谷川のパフォーマンスが悪いから交代したのでは無く、さらにもう1つギアを上げたかったのです。長谷川のままで行っていたら、それなりのゲームだったと思います。ただ、宮崎にはここ数週間、強い自信を感じていたので、躊躇なく決断しました。あとは長谷川のシュートがバーに当たったりしていたので、今日は長谷川の日では無く、宮崎の日になるかもしれないと思ったことも理由にあります。
Q:トップスコアラーを交代できる決断を、迷わずできるほどの選手層になったと思いますか?
A:とにかく、韮崎や山梨大医学部、押原でやるトレーニング全てみんながフルパワーでやっているので、そこから調子が良くて出場する、調子は良いけど周りも調子が良いから出られないということが今起きています。これは順当だと思いますし、選手には質と強度とメンタルを落とさないようにやってもらいたいと思います。
Q:2試合連続で須貝選手がゴールを決めましたけど、チームとして彼の後ろからのプレーがチームの1つのスタイルになったのかなと思いますが、いかがでしょうか?
A:まだ2試合です。須貝がゴールしたのは嬉しいことで、トレーニングでやっていたポジションだとは言え得点というのは出来過ぎですが、オーバーラップもそうですし、スピードある相手にも対応、彼の得意なところが全て出せていることは素晴らしいことです。
Q:立ち上がりの失点を全員が意識しているのが見えたのですが、監督の指示や意思統一はどういったことを選手に伝えましたか?
A:私の指示は本当にいつも大したことが無いのですが、前回の試合前に「とにかく立ち上がり」ということを珍しく言いました。いつもは「しっかりトレーニングしているし、積み上げてきたものもある。動じずに恐れず行けば大丈夫。絶対に慌てるな。」という話をするのですが、前回は「立ち上がり」を意識させました。その結果先制されてしまったので、今回はノーマルに送り出しました。今日はとにかく選手たちがピッチ内で大きな声で掛け合っていましたし、選手同士の声がかなり出ていました。彼らの想いとプライドを強く感じました。
Q:大きな1勝だと思いますけど、監督の中では長いリーグ戦の中でのどんな意味のある勝利だと思いますか?
A:今日に関して言えば、今シーズンのホームで初めて勝てた、そして2位の町田に勝てたこと、上位に行くためには上位を倒さなければならないですから、この2つが出来たことは自信に繋がりますし、次の東京ヴェルディにも恐れずに向かっていけると思います。
Q:自信という言葉もありましたけど、この3連勝は「反撃の狼煙」とみて良いでしょうか?
A:順位表は見ていないのでわかりませんが、3連勝して反撃の狼煙と捉えたり思ったりということは全く考えてなくて、1つの試合、明日のトレーニングをしっかり行うことを意識してやっていきたいと思います。
※選手コメントは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合情報詳細』メニュー(有料)からご覧ください。
ご加入方法はこちらです。