試合結果

2.20 (日) 14:03

2022明治安田生命J2リーグ 第1節

AWAY シティライトスタジアム

ファジアーノ岡山

試合終了

4-1

ヴァンフォーレ甲府

36分 川本 梨誉
42分 田中 雄大
52分 チアゴ アウベス
56分 チアゴ アウベス
2 前半 1 35分 松本 凪生
2 後半 0
ファジアーノ岡山 ヴァンフォーレ甲府

選手交代

62分
川本 梨誉→ ミッチェル デューク
60分
松本 凪生→ 山田 陸
72分
河井 陽介→ 佐野 航大
72分
野澤 陸→ 三浦 颯太
72分
チアゴ アウベス→ 木村 太哉
84分
石川 俊輝→ 内藤 大和
79分
本山 遥→ 喜山 康平
79分
宮崎 幾笑→ 野口 竜彦

警告・退場

25分

イエローカード 徳元 悠平

ファジアーノ岡山 ヴァンフォーレ甲府

スターティングメンバー

GK 1

梅田 透吾

GK 1

河田 晃兵

DF 16

河野 諒祐

DF 2

須貝 英大

DF 5

柳 育崇

DF 4

山本 英臣

DF 23

ヨルディ バイス

DF 5

浦上 仁騎

DF 41

徳元 悠平

DF 22

野澤 陸

MF 10

宮崎 幾笑

DF 23

関口 正大

MF 26

本山 遥

MF 7

荒木 翔

MF 14

田中 雄大

MF 20

松本 凪生

MF 27

河井 陽介

MF 26

石川 俊輝

FW 20

川本 梨誉

MF 41

長谷川 元希

FW 7

チアゴ アウベス

FW 10

ウィリアン リラ

サブメンバー

GK 13

金山 隼樹

GK 33

山内 康太

DF 4

濱田 水輝

DF 25

大和 優槻

MF 6

喜山 康平

DF 35

三浦 颯太

MF 22

佐野 航大

MF 14

中山 陸

MF 25

野口 竜彦

MF 24

山田 陸

FW 19

木村 太哉

FW 15

飯島 陸

FW 15

ミッチェル デューク

FW 44

内藤 大和

監督

木山 隆之 吉田 達磨

スタッツ

ファジアーノ岡山 ヴァンフォーレ甲府
6 シュート 10
13 GK 4
4 CK 5
7 直接FK 10
1 間接FK 2
1 オフサイド 1
0 PK 0

試合総評

明治安田生命J2第1節 『 岡山 4-1 甲府 』


『2022開幕!先制するも大量失点でまさかの黒星』
いよいよ2022年J2リーグが開幕。甲府の開幕戦はアウェイで岡山との対戦。

コロナの問題でベストなメンバーを揃えることができなかった甲府。新戦力&若手選手が多くスタメン、ベンチに名を連ねた。

システムは昨季とは変わらない甲府だがどんな試合を観せてくれるのか楽しみである。

試合序盤からお互いチャンスを作る展開の中、甲府が徐々に主導権を握り始めると、新加入の松本選手がリラ選手の折り返しを冷静に押し込み先制に成功。このまま甲府がペースを握るかと思われたが、そのわずか1分後に失点。さらに前半終盤にもゴールを許しリードされる展開となってしまった。そして後半には岡山のチアゴ アウベス選手に立て続けにゴールを奪われ1−4。

その後甲府は攻撃に出るも相手の堅い守備ブロックを崩せず、そのまま試合終了。2022シーズンは黒星スタートとなってしまった。今節を振り返る。

◆ ◇ ◆

コロナ禍の中で迎える2022年シーズンの開幕戦。まず、この状況の中でも開幕を迎えられたことに感謝したい。

VF甲府の初戦の対戦相手は岡山。甲府は敵地、シティライトスタジアムに乗り込んだ。

試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手。DF:野澤(陸)選手、山本選手、浦上選手。ボランチ:石川選手、松本選手。WB:荒木選手、須貝選手。シャドー:長谷川選手、関口選手。ワントップにはリラ選手の布陣で開幕戦に挑む。

伊藤彰監督の後任として吉田達磨監督を迎えて挑む2022シーズンの初戦は、ここ数年でおなじみの3-4-2-1の布陣だが、攻守をつかさどるボランチには石川選手、松本選手といった新加入の選手が投入され、トップのリラ選手やシャドー、WBとどのような攻撃展開がされるのかも楽しみだ。また左DFに入った野澤陸選手の動きや、今シーズンも開幕戦からピッチに立つMr.甲府・山本選手にも注目したい。

コロナ陽性やケガで戦線を離れている選手が多数いる中で迎える初戦だが、新加入の選手、若い選手、ベテランがワンチームになって戦い抜けるか、また吉田監督の采配など見どころの多い初戦を振り返ってみよう。

《前半》
岡山のキックオフでゲームがスタート。

立ち上がりは両チームとも自陣でボールを回しながら相手の出方を伺う慎重な出だしだったが、徐々に中盤でのポゼッション争いが激化する中で、甲府は6分にピンチを迎える。

前半6分。前線への縦のロングパスに反応した本山選手にゴール正面でシュートされてしまうが、ここはGK河田選手がが好セーブではじき出し、今年もGK河田選手の存在を見せつけた。

そこからはトランジションのは激しい展開に。前半16分にはペナルティエリア右手前から須貝選手→ゴール正面の長谷川選手とパスが繋がり、さらに左に入ってきたリラ選手にパスが渡ってシュート。だがわずかにゴール右に外れてしまう。

甲府は特に左サイド、今節は右WBに入っている須貝選手を起点に、シャドーの長谷川選手、関口選手が絡んでゴール前に寄せるシーンが見られたが、なかなか決定機に結びつかない。

両チームとも決定機がつくれない膠着状態が続いたが、ついに前半35分に試合が動く。

先制したのは甲府。前半35分、松本選手が相手へのチャージからボールを奪い前線に縦パスを供給。これに反応したウィリアン・リラ選手が、相手DFを惹きつけながらも粘ってペナルティエリア内の右からゴール正面に折り返しのパスを入れた。そして走りこんできた松本選手がダイレクトで左足を合わせ、これがゴールネットを揺らした。2022シーズン、VF甲府の初ゴールは新加入の松本選手!またリラ選手の個人能力の高さが発揮された。

だが、喜びもつかの間、1分後には岡山に同点弾を許すこととなる。

前半36分。岡山のセットプレー。ゴール右に入れたクロスを柳選手→河合選手と繋がれ、河合選手がゴールエリア右からゴール正面にふわりと上げたクロスに川本選手がヘディング。これがゴール左に決まり同点とされてしまう。

さらに前半42分。これもセットプレーからの流れで、柳選手がゴール前に入れた縦のクロスを宮崎選手にヘディングで後ろに流され、チアゴ選手がトラップ。そのこぼれ球を、後ろから走りこんだ田中選手にシュートされ、ゴール右に決められてしまった。

幸先よく先制したものの、同点弾、逆転弾を許してしまい、流れは岡山に。

甲府は1点ビハインドで前半を折り返した。

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試合終了後 監督記者会見

Jリーグの開幕戦。こういった雰囲気の中でホームの岡山のイベントなどがある中で迎えた開幕戦。僕たちのサポーターも来てくれて…コロナ禍ではトレーニングマッチも皆さんに見てもらえない中で躍動する姿を見せて勝ち点を届けたいという思いで試合をしました。(試合前にゲームキャプテンの)荒木が”(練習を観に来られないファン・サポーターの)皆さんのために頑張ろう”と話していて、そういう言葉が出てくるんだと思いました。

失点して時間帯と失点の仕方…特に後半のチアゴに凄いシュートを決められたが、あの時間帯の点の取られ方と、僕たちが−−勇気を出せなかった−−ペースを掴みかけたところから、掴んだ、じゃあそこからチャンレンジする勇気が必要なところでその間に、ボールを持っている間に勇気が少し萎んでしまった時間帯に失点してしまった。4失点目もあったが、失点してはいけない時間に失点したことが今日のハイライトで、戦術的なことがどうこうじゃなく時間と共に勇気がなくなった。後半の立ち上がりの時間帯は悔やまれる。この1−4というスコア、派手な点差になったが、切り替えというところは勇気を持ってプレーするべきだということは今日の試合から見えたと思う。

質疑応答

勇気が萎んだ要因は?
選手の影響はなくて、一つは僕がハーフタイムに前半の攻撃を総括した中で点が入ったシーンもそうだが、ペナルティエリアの中で少し余裕が生まれてゴールが生まれたが、クロスを入れて行くことと、同時に深く押し入った時はチャレンジをしてプレッシャーをかけるサイクルを持ちつつ、攻め急がないというか、無駄な、ロングボールというか、ロングボールをゴール前に放り込んで跳ね返されることが前半にいくつかあった。それよりか、鋭く入っていこうということで、その鋭さを見つけられなかったことが勇気に繋がってくると思う。完全にリスクを背負ってでも、リスクがあった中でやっていいエリアの近くまでボールを完全に運べていた。そこでいかに馬力を出せていくか、アイディアを出してということが必要だった。僕が「攻め急ぐな」と指示を明確に伝えたハーフタイム、1点ずつしか返せない。それも大きな要因だったと思います。選手の立ち位置はそんなに気にならなかった。


後半、攻めあぐねたように感じたが、その要因は?
まさに、今話していたことと同じですが、前半、もう少しオープンというか、相手のカウンターがハマるというか、一気にCKまで持っていかれる展開で、CKで苦しんだ。後半は単純に攻めあぐねる、一つ刺しするタイミングを逸した。狙ってないでダイレクトに攻撃を繰り返すチームなら、きっかけも失うものも何もない。その穴を突いて行くこともやりたかった。そういうことにプレシーズンでトライしてきた。継続してきた。そこのタイミングを逸した。それが攻めあぐねることになったと思います。

前半、前からプレスに行ってハメるように見えたが、後半、インテンシティが落ちたように見えました。この点については?
そうですね、僕はインテンシティが落ちたようには思わなかったです。インテンシティが落ちたというよりも、押し込んだので単純にプレスに行く機会が点差が広がるまでは生まれてこなくて、自陣にスペースがある状況、オミと河田の間にスペースがある状況でしばらくサッカーをしていた。その間に失点した。プレスに行くというのが、前半は最初行けなかったですが、途中から行けるようになってそう見えたと思います。展開が変わった。

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試合データ

試合開始日時 2022年02月20日(日) 14:03
試合会場 シティライトスタジアム
主審 先立 圭吾
副審 金井 清一
副審 道山 悟至
第4の審判員 石丸 秀平
入場者数 6,554人
天候 晴、中風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 5.6℃/42.0%