GAME
試合結果

ヴァンフォーレ甲府
試合終了
3-3

水戸ホーリーホック
54分 山田 陸 63分 ウィリアン リラ 90分+1 メンデス |
0 | 前半 | 0 |
47分 伊藤 涼太郎 60分 中山 仁斗 82分 伊藤 涼太郎 |
3 | 後半 | 3 |
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選手交代
59分
須貝 英大→ 関口 正大
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21分
中里 崇宏→ 木村 祐志
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73分
野津田 岳人→ 鳥海 芳樹
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46分
安藤 瑞季→ 伊藤 涼太郎
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73分
ウィリアン リラ→ 三平 和司
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73分
中山 仁斗→ 金久保 順
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88分
長谷川 元希→ 宮崎 純真
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73分
奥田 晃也→ 藤尾 翔太
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88分
山田 陸→ 山本 英臣
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83分
松崎 快→ タビナス ジェファーソン
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警告・退場
33分
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵
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GK 16
牲川 歩見 |
DF 17
荒木 翔
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DF 40
黒石 貴哉
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DF 30
浦上 仁騎 |
DF 43
鈴木 喜丈
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DF 40
メンデス |
DF 33
三國 スティビアエブス |
DF 2
須貝 英大 |
DF 3
大崎 航詩
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MF 8
新井 涼平
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MF 50
中里 崇宏 |
MF 24
山田 陸
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MF 17
新里 涼
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MF 16
野津田 岳人
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MF 14
松崎 快
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FW 15
中村 亮太朗
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MF 15
奥田 晃也 |
FW 41
長谷川 元希
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FW 11
安藤 瑞季
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FW 10
ウィリアン リラ
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FW 9
中山 仁斗
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サブメンバー
GK 21
小泉 勇人 |
GK 41
中山 開帆 |
DF 3
小柳 達司 |
DF 4
タビナス ジェファーソン
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DF 23
関口 正大
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MF 5
木村 祐志
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MF 4
山本 英臣
|
MF 8
森 勇人
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FW 18
鳥海 芳樹
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MF 10
金久保 順 |
FW 19
宮崎 純真
|
MF 46
伊藤 涼太郎
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FW 9
三平 和司
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FW 31
藤尾 翔太
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監督
伊藤 彰 | 秋葉 忠宏 |
試合総評
明治安田生命J2第42節 『 甲府 3-3 水戸 』
『今季最終節は見どころ満載のシーソーゲーム!両者譲らずドローで今季を終える』
2021シーズンJ2リーグ最終節となった今節。
既に3位が確定している甲府は、11位の水戸をホームに迎えての対戦となった。4連勝中の甲府はこの試合勝てば今季最高の5連勝となる。
また、先日伊藤監督の退任が発表され、伊藤監督体制での試合はこれが最後になる。
試合は立ち上がりから甲府が積極的にゴールを狙いに行く。対する水戸もポストプレーを中心に甲府ゴールに迫る。お互いゴールは生まれなかったものの積極的なプレーで最終節にふさわしい試合を見せた前半となった。
後半はまさにシーソーゲーム。水戸の先制点を起点に両者点の取り合いとなった。3度追いついた甲府は最後まで相手ゴールに迫るも得点には繋がらず、3−3でドロー。
甲府は5連勝達成ならずも最終節にふさわしい見どころ満載の試合となった。
今節を振り返る。
遂に2021年のJ2リーグも最終戦。VF甲府はホーム・JITリサイクルインクスタジアムに水戸を迎えて対戦した。
試合開始前のVF甲府の予想フォーメーションはいつもの3-4-2-1。GK:河田選手、DF:メンデス選手、新井選手、浦上選手、WB:荒木選手、須貝選手、ボランチ:野津田選手、山田選手、シャドー:中村選手、長谷川選手、トップ:ウィリアン リラ選手の布陣。前節から2人を入れ替え、シャドーに中村選手、WBに須貝選手が入る。
ここまでVF甲府は崖っぷちの状況でも諦めずにJ1昇格争いを続けてきたが、先週の第41節で京都にJ1昇格を決められて2021年シーズンの昇格は無くなった。と同時にリーグ3位が確定し、先日、ここまで3年間VF甲府を指揮してきた伊藤彰監督の退任が発表された。
ファン・サポーターも「来年こそは・・・」と思っていた矢先での発表であり、キャプテン新井選手や浦上選手も選手コメントの中で「甲府で一緒にJ1に行きたかった」と伊藤監督への思いをにじませる。しかし、一方ではプロの世界では評価されて上を目指すことは普通であり、気持ちを切り替えて「伊藤彰監督を笑顔で送り出したい」と今節の勝利に意気込みを語る。
ここまでの3年間を締め括る伊藤監督の最終戦。水戸に勝利して今季初の5連勝、そして勝ち点82を獲得し、伊藤彰監督を送り出したい。
思い返せばコロナ禍で過密日程のシーズンもあった。それでも弱音を吐かず最後まで私たちの心に希望の灯を灯し続けてくれたVF甲府を、最高の応援で後押ししよう。
2021年、このチームメンバーで戦う最終戦。来季に向けての布石となる一戦が始まる。
《前半》
甲府のキックオフで試合開始。序盤から水戸がパワーを持って入り、甲府DFにハイプレスを仕掛け甲府は押し込まれる展開になる。
ハイプレスとシンプルに縦パスを入れてくる水戸に対して、甲府は耐える時間が序盤は多かったが、徐々に甲府もボールを保持しつつ、ペースを引き戻す。
両チームともボールを保持しながら相手陣内に押し込むが、守備が堅く決定機を作れない展開だったが、そんな状況でも甲府がチャンスを作る。
前半16分、ウィリアン・リラ選手が右サイドの深い位置からゴール正面にパスが入り、長谷川選手がシュート。ゴール左下隅の枠を捉えていたが、GK牲川選手の好セーブに阻まれてしまう。
水戸はシンプルな縦パスで甲府DFライン裏を狙ってきていたが、甲府の3バックが水戸の攻撃を防いでいった。
両チームががっぷり四つの好ゲーム。前半をスコアレスドローで折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
今日もこれだけ多くのファン・サポーターの方々に観に来ていただいて、このシーズンを終わるにあたって素晴らしい最終戦になったと思います。ただ、最後に勝って終われなかったことを申し訳無く思っています。ファンサポーターの皆様、本当にありがとうございました。
今日のゲームに関しては、先に得点を取られて苦しい思いをしながらも追いつきました。「取り返せる力」というのをシーズン終盤になってつけてきたなと思います。また雑なプレーよりも、しっかりと切り崩して得点を奪うこと、そしてセットプレーで得点を取れたことは、チームの力が付いてきた証拠だと思うので良かったと思います。出来れば3点取って失点を0に抑える試合が良かったですけど、我々のミスもありましし、水戸の攻撃力も強かったので、最終戦にふさわしいエキサイティングなゲームになったと思います。
これで2021シーズンは終わりますが、これからもヴァンフォーレ甲府は続きますし、選手たちももっともっと成長しなければいけないと思います。壁をもう一つ乗り越えなければいけないと思うので、2022シーズン、選手たちに成長してもらいたいなと思います。
Q:伊藤監督から見て、監督としての3年間で積み上げてきたもの、監督自身がもたらしたいと思って取り組んできたこと、監督がいなくなった後もクラブとして大切に積み上げて行ってもらいたいものはどのようなことでしょうか?
A:監督になった当初はベテランの選手に頼ったチームでした。そこから少しづつ若返りを図ってきたので、今は若い力とその選手たちの成長度がこのチームにあると思います。若さとアグレッシブなだけでJ2リーグを勝ち切れることはありませんし、技術や戦術、そういうところで頭の長けた選手たちを育てていかないといけません。さらにはゲームの中で自分のパフォーマンスを出せる能力、チームとしてのオーガナイズやタクティクスの中で活きる選手を育てていく必要があったので、3年間はそういうところに取り組みながらやってきました。今では落ち着いてプレー出来ますし、J2リーグの中でヴァンフォーレ甲府が自信を持って昇格争いを出来るチームになったと思います。若返りを図りましたが、ベテランの力を今シーズンは特に感じたシーズンでもありました。さんペー(三平)、オミ(山本)、涼平(新井)、河ちゃん(河田)、タツ(小柳)、彼らが常に前向きにチームのことを思って戦ってくれましたし、他の選手に対して声掛けをしてくれました。これが今のチームの礎になっていると思いますし、だからこそ若手もすごく成長出来たのかなと思っています。若手とベテランの融合が垣間見えるシーズンだったので、これを無くしてはいけないと思います。これからは殻を破って今度は彼らが中心となって、ベテランたちを引っ張って行くくらいのチームになっていって欲しいと思います。
Q:今日でラストマッチでしたが、試合後に選手たちとどんなことを話しましたか?
A:まずは「今年1年間お疲れ様」という労いの言葉と、勝ち点80という目標に到達したことが素晴らしかったということを話しました。ただあと1つ壁を乗り越えなければならない。その為には「個人的なスキル」と「チーム力」を上げていくことだということを話しました。壁を乗り越えて、昇格する為に一つにまとまって戦わなくてはいけないということが、この先の彼らに課せられた課題かなと思います。そして最後に、同じサッカー界どこか一緒のチームでやることもありますので、心を一つに出来るチーム作り、または今後どこかで会った時にサッカー仲間としての絆を強く繋げていきたいということを話しました。
Q:伊藤監督はチーム作りについて「薄紙を一枚一枚重ねていくようなものだ。」と常々仰っていました。最終戦を終えて、今現在積み重ねた紙がどれくらいの厚さになっているでしょうか?また、チームが今どういう状態に成長したと感じていらっしゃいますか?
A:少しずつ積み重なったと思います。3年間かけて色々なことを改善しながら、特にこの1年間は一つ一つ積み上げていくことに成長度の速さを感じました。今まではその速さは「行ったら降りてきて、また行ったら降りてきて」となって時間がかかったので、厚さは薄かったと思います。しかし若手とベテランの力が融合して、その厚みがどんどん増していったこと、ちょっとやそっとじゃ破れない紙になってきたということを感じております。最後に、私がやってきたことがサッカー界で全てでは無いと思います。ただ私がやってきたことがチームにとって良いものをもたらして、今の選手たちの成長があると確信しているので、これからどんどん伸びていくと思います。
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