GAME
試合結果

ヴァンフォーレ甲府
試合終了
3-2

松本山雅FC
19分 ウィリアン リラ 81分 関口 正大 84分 浦上 仁騎 |
1 | 前半 | 0 |
80分 伊藤 翔 83分 阪野 豊史 |
2 | 後半 | 2 |
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選手交代
61分
野澤 英之→ 山田 陸
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63分
外山 凌→ 田中 パウロ淳一
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75分
中村 亮太朗→ 鳥海 芳樹
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63分
前 貴之→ 平川 怜
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86分
長谷川 元希→ 須貝 英大
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70分
榎本 樹→ 阪野 豊史
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86分
宮崎 純真→ 小柳 達司
|
84分
伊藤 翔→ 鈴木 国友
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86分
ウィリアン リラ→ 高崎 寛之
|
84分
宮部 大己→ 星 キョーワァン
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警告・退場
53分
|
75分
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵
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GK 1
圍 謙太朗 |
DF 23
関口 正大
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DF 5
前 貴之
|
DF 30
浦上 仁騎 |
DF 37
宮部 大己
|
DF 40
メンデス |
DF 43
常田 克人
|
DF 17
荒木 翔
|
DF 44
野々村 鷹人
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MF 8
新井 涼平
|
MF 4
安東 輝 |
MF 6
野澤 英之
|
MF 10
セルジーニョ |
MF 15
中村 亮太朗
|
MF 23
外山 凌 |
FW 41
長谷川 元希
|
MF 27
下川 陽太 |
FW 19
宮崎 純真
|
FW 15
伊藤 翔 |
FW 10
ウィリアン リラ
|
FW 25
榎本 樹
|
サブメンバー
GK 21
小泉 勇人 |
GK 16
村山 智彦 |
DF 3
小柳 達司 |
DF 2
星 キョーワァン
|
DF 2
須貝 英大 |
MF 7
田中 パウロ淳一
|
MF 24
山田 陸
|
MF 24
平川 怜
|
FW 18
鳥海 芳樹
|
MF 28
小手川 宏基 |
FW 32
内藤 大和 |
FW 11
阪野 豊史
|
FW 29
高崎 寛之 |
FW 14
鈴木 国友 |
監督
伊藤 彰 | 名波 浩 |
試合総評
明治安田生命J2第39節 『 甲府 3-2 松本 』
『試合終盤の4分間で両チーム合わせて4ゴールの白熱した乱打戦。最後は甲府が制し大事な白星』
J2リーグ第39節はホームで松本と対戦。隣県ということもありここ最近ライバル視してきた両者。甲府は昇格の可能性を繋げるため、松本は残留争いということで激しい試合が予想される。
前節から野津田選手に代わり中村選手がスタメン。前半はその中村選手を中心に左サイドからの攻撃が目立つ。攻め続ける甲府はCKからリラ選手が頭で合わせ先制。先制後はすこしずつ松本もボールを握り始めるが甲府のブロックは崩されることなく1点リードで前半を折り返す。
後半の甲府は決定機を作るも相手GKの好セーブもあり追加点が奪えない。そんな中試合も終盤に入る80分にCKから失点。前回対戦時3−1から終盤同点に追いつかれたこともあり嫌な空気が流れるが、わずか1分後に関口選手が勝ち越しゴール。
これで松本の勢いは止まったかに思われた2分後、再び失点。二度目の同点ゴールを許してしまう。そんな目紛しい試合展開の中またもや1分後に今度は浦上選手のゴールで勝ち越し。そのまま試合終了で甲府は前回対戦の苦い思い出を払拭する勝ち点3を獲得。
昇格にも望みを繋げた。今節を振り返る。
秋晴れのホーム・JITリサイクルインクスタジアムで行われたVF甲府vs松本山雅の”甲信ダービー”第39節。
試合開始前のVF甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手、DF:メンデス選手、新井選手、浦上選手、WB:荒木選手、関口選手、ボランチ:中村選手、野澤英之選手、シャドー:長谷川選手、宮崎選手、トップ:ウィリアン リラ選手の布陣。前節からの1人を変更し、ボランチに野津田選手に代えて中村選手が入る。
前節までの中3日3連戦では、初戦がドロー、2戦目が惜敗。そして北九州戦にアウェイではあったものの勝利して勝点を3連戦で4ポイント積み上げた甲府。2位京都が磐田との首位対決で敗れ、勝点差を11→8へと縮めたものの、依然昇格圏入りは厳しい状況が続く。だがJ1昇格への望みをつなぐためにも負けられない一戦。
対する松本は、現在リーグ22位と最下位に沈み、こちらも他会場での結果次第ではJ2残留の望みが消えてしまう状況。自力でJ2残留の望みをつなぐためにも負けられない一戦となる。
VF甲府の松本との”過去”の対戦成績は1勝3分5敗と松本優位の状況ではあるが、過去は過去と割り切って選手各々は今節に挑む。前日の選手コメントで新井選手は「積み上げたものを見せたい」と話し、長谷川選手も「特別に勝ちたい相手」と今節への意気込みを語る。須貝選手は「サッカーはメンタルゲーム」と語るように、気持ちで負ければ勝利は無い。選手各自がどういう気持ちで今節に挑むか答えを持って挑む今節。その燃え滾る思いを今節にぶつければ、VF甲府は「勝利」という結果を掴めるだろう。
J1昇格とJ2残留の望みをかけた”甲信ダービー”。どちらも「絶対に負けたくない」という沸騰寸前の意地がぶつかる激闘必死の一戦が始まる。
《前半》
甲府のキックオフで試合開始。両チームとも負けられない一戦に勢いを持って入るが、先にペースを握ったのは甲府だった。
特に左サイドに入った宮崎選手が積極的に仕掛け、CKの獲得やゴール前への折り返しでチームに貢献。また長谷川選手のキレが素晴らしく、松本のDFを剥がし、そこから生まれるパスから松本ゴールに迫る流れができたし、自らも足を振り抜く場面も
甲府が押し気味に試合を進める中で、19分に先制点が生まれる。これも宮崎選手が仕掛けて得た左CKからだった。キッカーは長谷川選手。ゴール正面に上げた精度の高いクロスに、相手GK圍選手がクリアしようと前に出るもクリアできず。そして相手DFに体を寄せられながらもヘディングで合わせたのはウィリアン・リラ選手だった。14分にはゴール右手前でGK圍選手との1対1の場面で、放ったシュートを圍選手に残した足でブロックされていただけに、嫌な気持ちを振り切る先制点となった。
先制に成功した甲府。その後も強度を保って試合を優勢に進めたが、徐々に松本もペースを取り戻し、両サイドからゴール前にボールを入れてくることが増えた。だが精度のずれや味方との息が合わずチャンスは作るものの、アラートを高めた甲府DFがしっかりとゴールを守った。
お互い球際への寄せも早い状況の中で緊迫した試合となった前半。甲府が1点のリードを持って、前半を折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
我々のファン・サポーターの皆様、松本山雅FCのファン・サポーターの皆様もこのような素晴らしい雰囲気を作っていただき、ありがとうございます。その中で勝てたことはファン・サポーターの応援の力だと思います。今日は負けられない試合で、クラブとして一体感があったことが勝ちに繋がった要因だと思います。
ボールを握りながら、相手のスリートップの背中を取り、さらにはボランチ脇でしっかりボールをコントロールして、相手のウィングバックを出させないように(宮崎)純真のポジションを工夫しました。エキサイティングでみんなで喜び合えたゲームでしたが、それだけで無く、相手より先に試合を盤石の状態にしていくには、やはり2点目を先に取ることが重要だったと思いますし、それが出来るとしっかりとゲームをコントロールしながら勝てるようになっていくと思います。後半にビッグチャンスを1~2回外したところで相手に得点を取られましたが、すぐにその後にパワーを持って得点を取り返せたことは良かったと思います。なかなか交代するタイミングが難しかったゲームでしたけど、タツ(小柳達司)が入ってゲームを締めてくれたり、ヒロ(高崎寛之)が前線に入って競ってくれるなど、交代選手たちがしっかりとプレーしてくれたことが勝ちに繋がったと思います。
これから残り3戦、まだまだ勝ち点差は開いていますし、他力ですが、まずは自分たちの目の前のゲームをしっかり勝つことに準備していきたいと思います。
Q:失点した直後に2点目、3点目を奪いましたが、そこで取れた要因を監督はどう捉えていらっしゃいますか?
A:戦術的に変わったことでは無いので、選手たちの気持ちかなと思っています。オーガナイズや戦術を変えたわけでは無いので、やはり「勝ちたいという気持ち」を出した我々の選手がゴールをこじ開けたと思います。
Q:相手どうこうでは無くて、1試合ずつ集中して勝つことが大切だと話されていましたが、今日は甲信ダービーという独特の雰囲気がある中でのゲームだったと思います。監督はいかがでしたか?
A:やはり色々なクラブの想いや、長年関わってくれた人たちの想いもありますので、選手たちに「ファン・サポーターとクラブの為」に、しっかりと近隣でライバルでもある松本山雅FCさんに勝つこと、ここにもう一回「クラブとして想いをぶつけようぜ」と伝え、選手たちもしっかり反応してくれて気持ちの籠ったゲームをしてくれたと思います。
Q:交代のタイミングが難しいというお話がありましたが、選手のアクシデントがあった上での難しさということでしょうか?
A:相手は負けていて前線にパワーを掛けてくるので、あの時間帯でボランチを攻撃的な選手である(長谷川)元希がやることはバランスが難しかったと思います。先に山田(陸)を入れたことで交代のカードが少なくなっていたこと、そこに(中村)亮太朗が足を攣ったことが少し誤算でした。しかしそれは亮太朗が100%やり切った証拠なので、それは致し方無いです。タツを入れたり、(新井)涼平を前に上げたりすることが少し遅くなって、失点に繋がってしまったと思います。私自身責任を感じていますし、交代のタイミングが試合をエキサイティングにしてしまった要因なので、しっかりと判断するべきだったと思います。
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