GAME
試合結果
選手交代
74分
長谷川 元希→ 中村 亮太朗
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53分
名倉 巧→ ビクトル イバルボ
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74分
野津田 岳人→ 野澤 英之
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74分
エジガル ジュニオ→ 都倉 賢
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84分
宮崎 純真→ 山本 英臣
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74分
ウェリントン ハット→ 加藤 聖
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90分
ウィリアン リラ→ 内藤 大和
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警告・退場
45分+1
ウィリアン リラ |
32分
カイオ セザール |
59分
荒木 翔 |
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 1
富澤 雅也 |
DF 17
荒木 翔 |
DF 16
毎熊 晟矢 |
DF 30
浦上 仁騎 |
DF 26
二見 宏志 |
DF 40
メンデス |
DF 24
江川 湧清 |
DF 2
須貝 英大 |
DF 23
米田 隼也 |
MF 8
新井 涼平 |
MF 28
ウェリントン ハット |
MF 24
山田 陸 |
MF 6
カイオ セザール |
MF 16
野津田 岳人 |
MF 22
鍬先 祐弥 |
FW 41
長谷川 元希 |
MF 14
名倉 巧 |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 7
エジガル ジュニオ |
FW 10
ウィリアン リラ |
FW 33
植中 朝日 |
サブメンバー
GK 21
小泉 勇人 |
GK 31
原田 岳 |
DF 4
山本 英臣 |
DF 15
加藤 聖 |
DF 23
関口 正大 |
MF 8
磯村 亮太 |
MF 6
野澤 英之 |
FW 11
玉田 圭司 |
MF 15
中村 亮太朗 |
FW 18
山崎 亮平 |
FW 18
鳥海 芳樹 |
FW 27
都倉 賢 |
FW 32
内藤 大和 |
FW 32
ビクトル イバルボ |
監督
伊藤 彰 | 松田 浩 |
試合総評
明治安田生命J2第35節 『 甲府 2-1 長崎 』
『昇格への生き残りを賭けた大一番で今シーズン初の逆転勝利!』
J2リーグ第35節、3位の甲府は4位の長崎とホームで対戦。両者昇格争いで生き残るためには勝つしかない試合で、激しい試合が予想される。
甲府は先月ユースからトップチームに登録されたU-17日本代表候補の内藤大和選手がベンチ入り。出場すればクラブ史上最年少デビューとなる。
試合は立ち上がりからお互い球際の激しさを見せる。特に長崎はアグレッシブに前線から仕掛けそのまま先制。甲府は早い時間から追いかける展開となってしまう。しかし長谷川選手が魅せる。一度放ったシュートはポストに阻まれるもののこぼれ球を自ら押し込み同点。試合は振り出しに戻る。
そこからヒートアップした試合展開となる中、後半20分、それまでシュートシーンに絡めていなかったウィリアン・リラ選手が値千金の逆転弾。我慢に我慢を重ね大きな仕事を果たした。
その後は押し込まれる展開が続くが最後まで堅い甲府DFは崩されることなく、この大事な一戦で勝利を飾り、昇格争いへの生き残りを果たした。
試合終盤には17歳の内藤選手も出場し、見所のある試合となった。今節を振り返る。
VF甲府の第35節。VF甲府はホーム・JITリサイクルインクスタジアムでV・ファーレン長崎と対戦。
VF甲府は前節の金沢戦に勝利し3連勝で3位に浮上。勝ち点1差で並ぶ4位長崎との上位対決になる。J1昇格への望みをつなぐためにも両チーム落とせない一戦で激戦必至の様相。
試合開始前のVF甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手、DF:メンデス選手、新井選手、浦上選手、WB:須貝選手、荒木選手、ボランチ:野津田選手、山田選手、シャドー:長谷川選手、宮崎選手、トップ:ウィリアン リラ選手の布陣。前節からの変更は二人で、シャドーに宮崎選手、右WBに荒木選手が入る。
控えには先日トップチームに2種登録された内藤大和選手(甲府U-18)も初ベンチ入り。次々と新しい選手が活躍して今の順位に付けているVF甲府としてはまた新しい戦力に期待したいところだ。
J1参入に向けて勝つしかない両チームの「勝ち点3」だけを目指す厳しい戦いが始まる。
《前半》
長崎のキックオフで試合開始。
試合は開始3分に動く。前への圧力を高めていた長崎。左サイドをドリブルで仕掛けた米田選手から、ゴールニアにクロスが入る。これに植中選手がダイレクトに合わせたボールがゴール右ポストに当たりながらもゴールに吸い込まれ、甲府は長崎に先制されてしまう。甲府0-1長崎。
だが時間はアディショナルタイムも含めればまだ90分以上ある状況で、甲府が慌てることは無く、長崎の攻撃に対して冷静に対応し、少しづつ前へのプレスを高めていった。
その結果が出たのが前半11分。スローインからの流れで、高い位置で新井選手から長谷川選手に縦パスが入り、ゴール正面で受けた長谷川選手が相手の守備タイミングを外すかのような右足のトーキックでシュートを放つ。だがこれは決まらず左ゴールポストに弾かれゴール右手前に戻ってきた。しかしこれに反応したのも長谷川選手。右足で落ち着いてゴールに流し込み同点に追いついた。最後まで諦めない姿勢が生んだ長谷川選手の同点弾とも言えるだろう。
早い時間帯に追いついた甲府に攻撃のリズムが生まれ、その後は甲府がボールを握りながら長崎陣内に押し込む時間が増える。
前半30分には、野津田選手からの縦パスを受け、前節をスキップした宮崎選手がペナルティエリア正面手前からミドルシュートを放つ。低く抑えた球速のあるシュートだったが僅かにゴール右に外れる。甲府逆転の惜しいシーンだった。
どちらも負けられない一戦に球際での競り合いが厳しくなり、選手同士の体がぶつかる場面も増えた。途中、野津田選手とカイオ・セザール選手が接触し、野津田選手がピッチ上に倒れ込む場面もあったが、一旦ピッチを外れた後に復帰。ボール際に積極的に顔を出す野津田選手の故障は、これからの甲府にとって痛手となるだけに、本人の状態も心配ではあるが、ホッと胸をなでおろした。
前半アディショナルタイム4分もお互い一歩も引かない展開のまま、前半を1-1のドローで折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
今日のこの決戦に約5,700人の方々に来ていただいて本当に嬉しく思います。また直接対決で勝ってみんなで喜べたことも非常に嬉しく思います。
内容に関しては、相手のハードなプレッシャーや裏へのボールで少し戸惑うことがありました。我々が風下でボールが止まり相手にセカンドボールを拾われたり、起点を作られるところがありました。その中で左からのクロスで失点しましたが、その後の選手たちはすごく落ち着いていたなと思います。前半の内に(長谷川)元希がゴールを奪い同点で折り返したこと、これは大きなことだったと思います。前半からお互い激しく気持ちやコンディションなどの色々なものをぶつけ合うゲームだったので、我々が勝ちましたけど、どちらに転んでもおかしくないゲームだったと思います。一瞬の隙で我々がゴールを奪い、また今日のテーマであった「左サイドからのクロスに対して右から入ってくる」というところでもゴールを取れたので嬉しく思っています。最後まで河田や(新井)涼平を中心にディフェンスラインがすごく踏ん張ってくれたので、実りある勝ち点3だったなと思います。
これから残り7節、クラブとファン・サポーターの皆様と一緒になって、1つ1つ地に足を付けて目の前の相手に勝ち続ける事にチャレンジしていきたいと思います。
Q:今シーズン初めての逆転勝利を大事な試合で出来たことにチームの逞しさを感じたのですが、いかがでしょうか?
A:1点目の追いついた時間帯が良かったと思います。リードされる時間が長く続いていればもっともっと苦しくなっていたと思います。すぐに追いつけたことは、選手たちの落ち着いたプレーやメンタルなどが良かったからだと思います。ただ年間通して「逆転勝ちが今まで無かったこと」「引き分けまでしか行けなかったこと」「勝ち点1しか取れなかったこと」これらは年間通して課題でした。しかし残り数試合のところでチームが成長して逆転を掴み取ったことや、選手たちが成長し力をつけてきたことに私も感動しています。これからもっともっと強くなっていかないといけないと思いますので、先に取られるよりも、先に取って盤石の状態で勝てるゲームにしていく必要がこの先あると思います。
Q:同点ゴールのところですが、選手たちが立ち位置を代えて長谷川選手がトップ下に入って、ボランチの間から動かしてすぐにゴールを奪ったと思うのですが、この辺りを監督の指示を含めて教えていただけますでしょうか?
A:最初にやられる前に相手のダブルボランチが我々のボランチにバチバチ来ていたので、その背中は空いているなと感じていました。最初は(宮崎)純真をワイドに立たせ、そこでディフェンスラインの裏を狙っていたのですが、サイドまで持っていけませんでした。あと相手のボランチのプレッシャーが激しかったこともあり、最初の入りはスリーバックで山田をアンカーに入れたのですが、(新井)涼平をアップさせてツーセンターバックにし、(野津田)岳人を少し左のホールに立たせ、元希を相手のボランチの間とか背中でフリーにさせながら、純真をインサイドに入れて相手のボランチを行かせないようにするのとそのライン間でプレーさせること、この辺を改善しました。すぐに結果を出してくれたので、タイミングが良かったのかなと思います。相手が対応する前に行けたことが勝因だと思います。
Q:ここ最近は起用された選手がしっかりと結果を出して、色々な選手がゴールを奪っていることが残りの試合に向けても良い流れだと思うのですが、いかがでしょうか?
A:2~3試合連続で出場した選手の疲労感がありますので、まずはコンディションが良い選手やフレッシュな選手を使っていくこと。あとは1週休んで次にパワーを持って出場してもらうこと。今のチームは誰が出てもある程度の力は出せているので、そういうことが出来ているのだと思います。今回出なかった(鳥海)芳樹なんかはスタメンで出る力もあります。トレーニングから集中力を保って競争しながらここまで来れたことが、今の選手たちが活躍出来る要因かなと思います。若い選手たちは特に伸びしろがあるので、これからもっともっと経験してアグレッシブさを出しながらもっと活躍して欲しいと思います。
Q:今日プロデビューした内藤選手ですが、出場したことに対していかがでしょうか?
A:まずはリラが足を攣って走れなくなっていました。そこで(内藤)大和が入る時に、「前への推進力」と「プレッシャーを掛ける事」ここを「思いっきりやってくれ」と伝えました。今日出たことは良いタイミングだったというか、日頃から真摯にトレーニングを行っていますし、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。ここで使おうという気持ちにさせてくれたこと、これは彼が掴み取ったことだと思います。彼の第一歩を踏み出しことにおめでとうと言いたいです。
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