GAME
試合結果
ヴァンフォーレ甲府
試合終了
6-2
ザスパクサツ群馬
7分 荒木 翔 12分 野津田 岳人 17分 泉澤 仁 32分 鳥海 芳樹 63分 泉澤 仁 87分 長谷川 元希 |
4 | 前半 | 0 |
71分 白石 智之 90分 大前 元紀 |
2 | 後半 | 2 |
選手交代
72分
荒木 翔→ 金井 貢史
|
25分
金城 ジャスティン俊樹→ 吉永 昇偉
|
72分
野澤 英之→ 長谷川 元希
|
25分
奥村 晃司→ 岩上 祐三
|
84分
鳥海 芳樹→ パウロ バイヤ
|
68分
北川 柊斗→ 髙木 彰人
|
84分
泉澤 仁→ 野澤 陸
|
68分
内田 達也→ 白石 智之
|
90分+1
野津田 岳人→ 中山 陸
|
79分
久保田 和音→ 高橋 勇利也
|
警告・退場
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 21
松原 修平 |
DF 23
関口 正大 |
DF 15
金城 ジャスティン俊樹 |
DF 3
小柳 達司 |
DF 32
渡辺 広大 |
DF 30
浦上 仁騎 |
DF 3
畑尾 大翔 |
DF 17
荒木 翔 |
DF 16
久保田 和音 |
MF 8
新井 涼平 |
MF 6
内田 達也 |
MF 6
野澤 英之 |
MF 27
奥村 晃司 |
MF 16
野津田 岳人 |
MF 41
中山 雄登 |
FW 18
鳥海 芳樹 |
MF 11
田中 稔也 |
FW 39
泉澤 仁 |
FW 9
北川 柊斗 |
FW 10
ウィリアン リラ |
FW 50
大前 元紀 |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 1
清水 慶記 |
DF 22
野澤 陸 |
DF 22
高橋 勇利也 |
MF 5
金井 貢史 |
DF 36
吉永 昇偉 |
MF 7
中山 陸 |
DF 14
平尾 壮 |
MF 41
長谷川 元希 |
MF 8
岩上 祐三 |
FW 25
パウロ バイヤ |
MF 19
白石 智之 |
FW 11
有田 光希 |
FW 39
髙木 彰人 |
監督
伊藤 彰 | 奥野 僚右 |
試合総評
明治安田生命J2第20節 『 甲府 6-2 群馬 』
『野津田選手の移籍後初ゴールを含む今季最多の6得点で5試合ぶりの勝利!』
J2リーグ第20節、直近4試合勝ちがない甲府はホームで群馬と対戦。
前節の山口戦は思ったような試合運びができなかっただけにスタメンを7名入れ替えて4試合ぶりの勝利を狙う。
試合が始まると立ち上がりからアグレッシブに前線からプレスに行く甲府イレブン。
勢いそのまま荒木選手の今季初ゴールで先制点を奪うと、さらに攻勢を強め、野津田選手の加入後初ゴールで追加点。その後も泉澤・鳥海選手のゴールで前半だけで4点得点とゴールラッシュ。
後半は前線に人数をかけてきた群馬に2失点してしまうものの、カウンターから2得点を奪い結果的に6得点と大量得点で勝利した。
4試合勝ちがなかった鬱憤を晴らすかのような気持ちの良い試合となった。
前半から走り続けた甲府イレブンの今節を振り返る。
2021シーズンJ2リーグ第20節。VF甲府はホーム・JITリサイクルインクスタジアムでザスパクサツ群馬と対戦した。
前日の他会場試合結果を受け、1試合少ないVF甲府は勝ち点30で8位、群馬は勝ち点17で降格圏内の20位となっている状況。VF甲府にとっては中位に沈むのか、はたまた勝ち点を積み上げ昇格争いに食い込めるのかが問われる一戦であり、群馬も降格圏から抜け出すためには「勝ち点3」が欲しい状況。それだけに激しい戦いが予想される。
VF甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:河田選手、DF:浦上選手、新井選手、小柳選手、WB:荒木選手、関口選手、ボランチ:野津田選手、野澤英之選手、シャドー:泉澤選手、鳥海選手、トップ:ウィリアン リラ選手。キーパーに河田選手が入るほか、DFには怪我から復帰した小柳選手、ボランチに野津田選手、野澤選手の両名、また右シャドーに鳥海選手が入るなど、前節から7人を入れ替えて群馬戦に挑んだ。
前節の山口戦では惜敗してしまい直近4試合では勝利がないVF甲府だが、最後まであきらめずにJ1昇格を狙うためには、オリンピック開催でインターバルに入る第23節(7/17 栃木戦)までの4節で勝ち点12を積み上げることができるかがカギとなる。
トップを走るチームも下位に沈んでいるチームも、捨て試合などは皆無で必死で勝点を積み上げようと挑んでくる。その中で「勝ち切れるかどうか」「決めきれるかどうか」は、監督や選手個々の能力差よりも「勝利」に対する貪欲さではなかろうか。泥臭くても前に出る一歩、半歩といった気持ちを見せて勝ち切ってほしい。
《前半》
甲府ボールでキックオフ。試合は序盤から甲府がパワーをかけてハイプレスを行い、群馬陣内に押し込む展開になった。
ボランチの野津田選手、野澤英之選手が前への推進力になっており、甲府が高い位置で試合を進める。さらに両サイドから鳥海選手、泉澤選手が仕掛けていった。
試合が動いたのは開始7分。先制したのは甲府。左サイドで泉澤選手が相手を惹きつけ、後ろから走りこんだ荒木選手にパス。荒木選手はそのまま自分でペナルティエリア左手前に持ち込み左足を振り抜いた。これがゴール右隅に決まり甲府が幸先よく先制を果たす。
先制したことでさらに選手の動きが良くなった甲府。相手選手への寄せも早く、さらにハイプレスで群馬に攻撃のきっかけを与えない。そしてここから甲府の得点ラッシュになる。
前半12分、ゴールエリア左手前でリラ選手が放ったシュートは左ゴールポストに弾かれてしまう。しかしその跳ね返ってきたボールを野津田選手が納め、ゴール左手前からシュート。これがゴール左に決まり甲府が群馬を突き放す。これで甲府2-0群馬。
前半17分には野澤選手、野津田選手のハイプレスから高い位置でボールを奪うと、ペナルティエリア左手前で泉澤選手にボールが渡る。そして相手DFやGKの出方を伺いながら、ゴール右隅を狙ってシュート。これが決まり甲府3-0群馬。
飲水タイム前に3点のリードを得た甲府だったが、飲水タイム明けも攻撃の手を緩めない。そして4点目が生まれる。
前半32分。ペナルティエリア右で相手DFとの競り合いでボールを奪った鳥海選手。ドリブルでゴールに詰め寄る。そこに寄せる相手選手のスライディングタックルも躱し、ゴールエリア右手前からシュート。相手GK松原選手の股下を抜けて決まる。これが4点目。
大量得点に気が緩みがちになるところだが、今日の甲府は違った。前への推進力が減ることなく、その後も群馬陣内に押し込む甲府。対照的に群馬は選手間の距離感も悪く、パスが繋がらず甲府陣内に押し込めないし、甲府が押し込ませない。
アディショナルタイム45分+3分にはペナルティエリア左から野津田選手がゴール正面に入れたクロスにリラ選手がタイミングよくヘディングする場面があったが、決めきれなかった。ここまで荒木選手、野津田選手、鳥海選手、泉澤選手とゴールが生まれていただけにリラ選手も決めることができたら、これからの自分のプレーにも自信になっただろう。
その後前半終了のホイッスル。ハードワーク&パワーを見せた甲府が4点の大量得点で後半に折り返す。
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試合終了後 監督記者会見
ゲームの入りから選手たちがすごく躍動してくれて大量得点に繋がったこと、ファン・サポーターの皆様の前で勝ち点3をプレゼント出来たこと、本当に良かったと思います。色々な状況の中で、「チーム一体となってゲームに入ること」「集中力をしっかり保つこと」「アグレッシブに戦うこと」、これを選手たちが体現してくれたと思います。前半からまとまった良いプレッシャーを掛け、ボールを回収しながら、守備から攻撃のところで得点を取れたこと、これは良かったので今後のゲームに繋げて行きたいと思います。後半に入ってから少し受け身になってしまったことやライン間で相手選手に起点を作られたこと、これらを修正出来なかったことが2失点に繋がってしまったと思います。また、セットプレーやサイドからのクロスに対してやられたこと、ここももう一度見直し、セットプレーの立ち位置や、ニアでやられたところも修正しないといけない。プレッシャーの甘さやクロスの対応で戻り切れていないところもありました。6点取った後でもしっかりと失点を0に抑えるゲームが、この先上位に行く為には重要になってくると思うので、気を引き締めながら次のゲームに向かっていきたいと思います。
Q:ベンチ外の選手を見ても、怪我やコロナウイルスなどで、フィールドプレーヤーは数が登録メンバーのギリギリという非常事態の中、その中で勝ったということは監督から見ていかがでしょうか?
A:昨日、選手にコロナウイルス感染者が出ましたが、昨日から選手たちはすごく集中しており、今日も集中してプレーしてくれました。昨日の時点で、選手たちは迅速に対応してくれた。今日のゲームに向けて、集中してチームが1つになって戦ってくれたこと、本当にギリギリのメンバーで戦ったこと、あと1人外すとなると17名で戦わなければならない状況で選手たちが最後まで戦ってくれたこと、これらはすごく良かったと思います。
Q:今日のゲームに向けて、試合前のミーティングでは選手たちをどのように送り出したのでしょうか?
A:こういう状況の中でも「1つにまとまること」、少しオーガナイズを変えながらも「前半でパワーを使う為に最初から前へ行くこと」、これを選手たちと共有出来たことが良かったと思います。選手たちも自分が感染するかもしれないというメンタル部分での不安感があったと思いますが、そういうのを払拭するゲーム内容にしてくれたこと、チームとしてすごく良かった思います。
Q:守備の部分で野澤英之選手も相手がバックパスしたところに引っ掛けていくことや、攻撃に関しても前へという意識がすごく感じられたのですが、いかがでしょうか?
A:全体的に前から行くというのはチームとして共有したことです。、群馬もボールを動かすのも上手く、何回か外されたところもありましたけど、我々が前から行くことが連動したことによって、相手に嫌なプレッシャーを与えることが前半出来たと思います。後半は我々の足も止まり、我々が前へ出ていく感覚も相手は見つけたと思うので、外される回数が多かったと思います。しかし、前半は前線の5人がプレッシャーを掛けてくれてたことによって良い内容になったと思います。
Q:5試合ぶりの勝利で、今後上位に食らいついていく為に大事になってくる部分はどんなところでしょうか?
A:今日は先制点が取れたこと、これが大事だったと思います。今後、毎試合先制点を奪う為のパワーの使い方を、全員が意識してやることが大事になってくると思います。特に夏場になると先に点を取らないと体力面で削られることがあるので、交代枠5枚を上手く活用しながら、最初から前へ行くことを選手全員とチームに意識付けしていくことが大事になると思います。
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