GAME
試合結果
選手交代
16分
野澤 英之→ 山田 陸
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46分
大石 竜平→ 大谷 駿斗
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36分
山本 英臣→ 北谷 史孝
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74分
片倉 誠也→ 渡邊 泰基
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84分
泉澤 仁→ 中村 亮太朗
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74分
瀬沼 優司→ 杉浦 恭平
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84分
ウィリアン リラ→ パウロ バイヤ
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78分
嶋田 慎太郎→ 高安 孝幸
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86分
松田 陸→ 力安 祥伍
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警告・退場
45分+1
メンデス |
スターティングメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 1
後藤 雅明 |
DF 23
関口 正大 |
DF 5
松田 陸 |
DF 30
浦上 仁騎 |
DF 39
庄司 朋乃也 |
DF 40
メンデス |
DF 4
石尾 崚雅 |
DF 17
荒木 翔 |
DF 24
片倉 誠也 |
MF 4
山本 英臣 |
MF 7
嶋田 慎太郎 |
MF 6
野澤 英之 |
MF 6
大橋 尚志 |
MF 16
野津田 岳人 |
MF 8
藤村 慶太 |
FW 41
長谷川 元希 |
MF 13
大石 竜平 |
FW 39
泉澤 仁 |
FW 9
丹羽 詩温 |
FW 10
ウィリアン リラ |
FW 10
瀬沼 優司 |
サブメンバー
GK 21
小泉 勇人 |
GK 23
白井 裕人 |
DF 13
北谷 史孝 |
DF 15
渡邊 泰基 |
DF 5
金井 貢史 |
DF 25
高安 孝幸 |
MF 24
山田 陸 |
DF 27
廣井 友信 |
MF 15
中村 亮太朗 |
MF 22
力安 祥伍 |
FW 18
鳥海 芳樹 |
MF 30
大谷 駿斗 |
FW 25
パウロ バイヤ |
FW 11
杉浦 恭平 |
監督
伊藤 彰 | 柳下 正明 |
試合総評
明治安田生命J2第11節 『 甲府 2-0 金沢 』
『前節の悔しい敗戦を吹き飛ばし、2-0で快勝‼』
桜が散り、欅の新緑も目に眩しい5月初日。リーグ7位のVF甲府の第11節は、ホーム・JITリサイクルインクスタジアムでリーグ6位の金沢と対戦した。
前節は琉球相手に試合終了間際の失点で悔しい負けを喫したが、今節では攻守にわたって金沢を圧倒し2-0のクリーンシートで勝利を飾った。
VF甲府は先月合流したウィリアン・リラ選手をワントップに3-4-2-1のフォーメーションで金沢に立ち向かった。試合の立ち上がりこそ金沢に押し込まれるものの、19分に泉澤選手のクロスを新加入のウィリアン・リラ選手が触り、相手のクリアミスを誘発し幸先よく先制。さらに66分にも泉澤選手の技ありのシュートで追加点として相手を突き放した。その後、金沢に押し込まれるものの、決定機を作らせずに快勝。
前半に野澤選手、山本選手が怪我で交代し今後のチーム編成に心配は残すものの、ウィリアン・リラ選手のチームへの貢献度や得点の匂いを感じさせるポテンシャルの高さ、さらに後半に登場したパウロ・バイヤ選手のチームとの連携が順調に進んでいる様を感じられ、これからのVF甲府の躍進が大いに期待される内容の試合だった。
常に南からの強風が吹き付けるコンディションの中で行われた今節を振り返る。
2021シーズンJ2リーグ第11節。7位の甲府はホームで6位の金沢と対戦した。
前節アウェイでの琉球との対戦は、多くのチャンスを作るもゴールが奪えず無得点での敗戦となった甲府。拮抗した試合の中で終了間際の失点での敗戦は非常に悔しい結果となった。その鬱憤をホームで晴らせるか。
一方の金沢も直近の試合では勝ちきれないイメージが強い。順位が近い甲府との対戦だけに拮抗した試合が予想されるが、どちらも意地とプライドにかけて絶対落とせない試合となる。
試合前の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:岡西選手、DF:メンデス選手、浦上選手、山本選手、WB:荒木選手、関口選手、ボランチ:野津田選手、野澤選手、シャドー:泉澤選手、長谷川選手、トップ:リラ選手で、トップのリラ選手は甲府デビュー戦となる試合でスタメンに抜擢された。
甲府は前節を悔しい結果で落としたものの、前々節のホームでの相模原の試合は2-0の安定した試合で勝利を得ている。第5節・6節と連敗したものの、徐々に開幕直後の勢いを取り戻しつつある。
複数得点を奪えるかが勝ち切る鍵になってくるが、今節スタメンに入った新加入リラ選手もいるだけに得点力という面では非常に期待のかかる試合となる。
7位、6位同士の試合だけに球際でも激しいプレーが多くなると思うが、その厳しい展開の中で甲府はどれだけのチャンスを作れるだろうか。選手個人個人の調子は良さそうなだけにフィニッシュのクオリティを上げていかなければもったいない。
今日からの3連戦。疲労も出てくると思うが、昇格圏内のチームに食らいつくために落とせない連戦となる。集中の糸を切らずこの連戦を戦い抜きたい。
《前半》
甲府ボールでキックオフ。序盤から拮抗した展開となる。
新加入のリラ選手も積極的にボールに絡んでおり、相手の股を抜くドリブルなど随所にテクニックを見せた。周りとのコンビネーションも問題なさそう。
そんななか、前半8分にはまさかのアクシデントで野澤選手が負傷。そのまま交代と順調な滑り出しとはいかない展開となった。
どちらも守備が安定しており、攻撃の糸口を探る展開が続くなか、徐々に甲府がペースを握りだす。
武器である左サイドで攻撃のリズムを作り出すと、前半19分待望の先制点が生まれる。
左サイドでボールを受けた泉澤選手が切り返しから相手を抜き切る前に技ありのアーリークロスを送る。ウィリアン・リラ選手が少し触り、逆サイドに走り込んでいた関口選手が滑り込みながらボールに食らいつくと、これが相手のオウンゴールを誘い先制に成功した。
その後は金沢がボールを握る展開が続くものの、安定した守備で相手に決定的なチャンスは作らせなかった。27分には好調の長谷川選手が単独で右サイドを突破するなど個人個人の調子の良さも窺える。
そして再びアクシデント。山本選手が負傷交代により前半で既に2枚の交代カードを切らされてしまう。
前半終了間際は金沢がゴール前まで押し込んできたが、落ち着いて守備で守り切り、前半を1-0で折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
ファン・サポーターの皆様に4,000人以上来場いただき後押しいただいて本当にありがたく思っています。勝ち点3が取れたこと、一緒に喜びえたこと、本当に嬉しく思っています。本当にありがとうございます。ゲームの入りとしては、相手の前への推進力を含めて少し押された場面もありました。ロングボールに対してのセカンドボール、そのセカンドボールが取れなかった時に押し込まれた状況が多かったかなと思います。その後の、相手が良い状態でくさびを入れてきてコンビネーションというところなどは、しっかりと対応出来ていたかなと思います。前半の入りや我々が得点を奪えたシーン、左サイドを突破したところから入ってこれた場面、これはいつもやっていることなので我々の形として得点が奪えたことは素晴らしかったと思います。後半に入って我々が風上になったときに、相手のストロングであるカウンターが風下で流れる。やはりボールが止まるというところや、後は雨が降ってくる可能性があるということを含めて、オーガナイズを少し変えて3枚で入りながら、リスクマネージメントとバランスを考えた上で後半立ち上がりから入りました。その中で2点取った後、チームとして流れが悪くなってきたところがありましたので、その辺は選手交代しながら、選手間で声を掛けながら引き締めてくれたと思います。前節我々としては色々な思いがありましたけど、負けてしまった中での我々の行動、Jリーグの規律を乱してしまったこと、この場をお借りして謝罪させていただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。その中で、嬉しい出来事がありまして、ファン・サポーターの皆さまがグッズやチケットを購入いただきました。そのようなサポートのおかげで今日のゲームを勝ちに繋げられたと思います。選手たちにも今日はサポートしてくれた皆様のために勝利を届けようということで、しっかり選手たちがそこに応えてくれたことそしてファン・サポーターの皆様と喜び合えたこと、一体感を持って出来たことが本当に嬉しかったです。次のゲームが中3日でありますので、今日の気持ちを忘れないようにファン・サポーターの皆様と一緒にアウェイ山形戦も勝って喜び合いたいと思います。
Q:アクシデントで前半に交代カードを2枚切りましたけど、その状況下でも無失点で誰が出ても戦えるというのは監督から見ていかがでしょうか?
A:まずはオミ(山本)の怪我と英(野澤英)の怪我というのは最後の最後に響いてきたのはありますけど、プランが崩れるわけではなくチームとしてやることがしっかり出来てましたし、オミ(山本)がいなくなった分、フミ(北谷)が入って柔軟な対応を選手たちがしっかりと実行してくれる、これは本当に素晴らしいと思いますし、同じ絵を描けているのはすごく良かったと思います。アクシデントがあったときに潰れてしまうチームは強いチームと言えませんので、逆を言ったら途中から出た選手たちが素晴らしかった、これに尽きると思います。
Q:前半に2枚を交代した中で、ゲームの運び方をハーフタイムで変えることを考えましたか?
A:前半の守備と攻撃のバランスを変える必要が無いと判断しました。逆にオーガナイズを変えてリフレッシュな状態で戦わせる、これが我々が出した答えです。
Q:今回リラ選手が初先発でしたけど、リラ選手の評価を聞かせてください。
A:まずは前線でボールを収めてくれたこと、それに対して周りが反応してくれたこと、これが本当に素晴らしかったと思いますし、欲を言えば前半のクロスに対してのヘディングだったり、足を振ったところで得点を取れていれば、次のゲームに向けても良い準備が出来ていたと思います。ただ、いきなり2週間明けでトレーニングしながらも、トレーニングの中では良いパフォーマンスを見せてくれていましたし、今日は思い切ってやってくれましたので、すごく良い評価です。良かったと思います。
Q:現状把握している範囲で、山本選手、野澤英選手の状態はいかがでしょうか?
A:お互いに最悪の結果というのは避けてくれたと思いますし、しっかりコミュニケーションを取って「出来るか出来ないか」の判断、迅速に準備を進められていればもっと早くに交代出来た可能性もありますけど、お互いにコミュニケーション取りながら良いタイミングで交代出来たかなと思います。怪我に関してはすべて把握しているわけでは無いので、軽く済むことを願っております。
Q:後半アディショナルタイムに2-0でリードしている中でも、長谷川選手がスライディングしてボールをカットしたり、戦う姿が印象的でした。監督からはどのように映りましたか?
A:今日のゲームは特別なゲームでしたし、前節の敗戦から立ち直るために一体感を持ち、最後の最後までパワーを持っていかないといけない、交代した選手も、途中から入った選手も、90分出た選手も戦ってくれたかなと思います。
Q:特別な試合と仰っていましたが、前節琉球戦で最後に色々あった中で、今週は選手にどのような言葉を掛けましたか?
A:まずはフットボールの中でこういうことは起こり得る。それはレフリーが裁く・人間が裁くことなので致し方無い。ただその中で、我々が行き過ぎた行動をレフリーに対して与えてしまったこと、これは悪い行動でしたので、チームとして重く受け止めた状態の中で行ったゲームでした。それを踏まえてこの1週間いろいろなことがありました。クラブに対しての制裁金でしたり、色々な映像を見た中で「ファールでは無かったのか、オフサイドでは無かったのか。」など。そういう中でも我々の心が温まる出来事として、ファン・サポーターの皆様がグッズを買っていただいたり、クラブに対して様々な形でサポートいただいたこと、そのおかげで我々は助かったこと、選手たちにこれらのことを伝えて「他ではなくファン・サポーターの為に戦おう」と、1つになってまとまってゲームに入りました。我々も冷静になって重く受け止めた上で、これからのゲームを行わなければいけない、選手たちもしっかりと受け止めた上でプレーをしなければいけない、審判へのリスペクトを忘れてはいけないということを、1週間前向きにやってくれたことが今日の勝利に繋がったのかなと思います。色々な思いがあると思いますが、選手たちが頑張って文句1つ言わずに今週やってくれたことすごく良かったと思いますので、選手たちを称えたいと思います。
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