試合結果

9.9 (水) 19:48

2020明治安田生命J2リーグ 第18節

HOME 山梨中銀スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

2-0

V・ファーレン長崎

19分 中村 亮太朗
62分 泉澤 仁
1 前半 0
1 後半 0
ヴァンフォーレ甲府 V・ファーレン長崎

選手交代

70分
中村 亮太朗→ 山田 陸
61分
大竹 洋平→ 畑 潤基
77分
金園 英学→ 太田 修介
69分
名倉 巧→ ルアン
90分+4
泉澤 仁→ 荒木 翔
81分
毎熊 晟矢→ 米田 隼也
81分
ビクトル イバルボ→ 植中 朝日

警告・退場

74分

イエローカード 武田 将平

72分

イエローカード ビクトル イバルボ

90分+3

イエローカード 内田 健太

78分

イエローカード ルアン

ヴァンフォーレ甲府 V・ファーレン長崎

スターティングメンバー

GK 31

岡西 宏祐 イエローカード

GK 30

徳重 健太

DF 2

藤田 優人 イエローカード

DF 16

毎熊 晟矢 イエローカード

DF 3

小柳 達司 イエローカード イエローカード

DF 6

角田 誠 イエローカード

DF 5

今津 佑太

DF 26

二見 宏志

DF 39

内田 健太

DF 3

亀川 諒史

MF 4

山本 英臣

MF 20

大竹 洋平

MF 15

中村 亮太朗

MF 40

カイオ セザール

MF 14

武田 将平

MF 13

加藤 大 イエローカード イエローカード イエローカード

FW 16

松田 力 イエローカード イエローカード

MF 18

氣田 亮真 イエローカード

FW 11

泉澤 仁 イエローカード

MF 14

名倉 巧 イエローカード

FW 17

金園 英学 イエローカード

FW 32

ビクトル イバルボ

サブメンバー

GK 33

小泉 勇人

GK 21

高木和 徹

DF 8

新井 涼平 イエローカード イエローカード イエローカード

DF 4

フレイレ イエローカード イエローカード

DF 21

荒木 翔 イエローカード

DF 23

米田 隼也

MF 24

山田 陸

MF 8

磯村 亮太

FW 18

太田 修介

MF 10

ルアン イエローカード

FW 19

宮崎 純真

FW 29

畑 潤基

FW 44

ハーフナー マイク

FW 33

植中 朝日

監督

伊藤 彰 手倉森 誠

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 V・ファーレン長崎
9 シュート 11
9 GK 6
5 CK 7
14 直接FK 13
2 間接FK 0
2 オフサイド 0
0 PK 0

試合総評

明治安田生命J2第18節 『 甲府 2-0 長崎 』


『3連続クリーンシート!山本選手Jリーグ500試合出場達成に花を添えるアニバーサリーVICTORY』
J2リーグ第18節、首位の長崎とのゲームは様々な意味で注目が集まる一戦だった。もはや甲府にとってレジェンドの称号が最も似合う漢、山本英臣選手の記念すべきJリーグ通算500試合出場達成の節目に、見事甲府は2−0の完封で勝利の凱歌をあげた。大ベテラン選手のキャリアにとって非常に重要な試合の先取点が、今季より加入のフレッシュな中村選手が渾身のヘディングでゴールだったことも甲府にとっては大きな意味を持つ。

雷雨の影響で45分遅れでスタートした今節の試合開始前は、天気は荒れているものの、どこか「嵐の前の静けさ」といったところだった。前節の北九州戦(2位)でもハイプレスを仕掛けながらの好ゲームを展開した甲府だが、今節は更にしたたかに、かつ容赦無く攻守で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。

クラブ全体も、サポーターも、連戦を重ねた週の真ん中で疲れも溜まっていたことは間違いないが、雨雲と一緒に色んな「これまでのモヤモヤ」を掻き消す一戦であったことは間違いない。VFKのチャントを歌いながら帰りたい。そんな気持ちの良い勝利をあげた今節を振り返る。

◆ ◇ ◆

試合開始前から降り出した雨は一層強くなり、雷を伴うゲリラ豪雨に見舞われた山梨・中銀スタジアム。その影響で第18節長崎戦は、45分遅れのキックオフとなった。

勝点37でリーグトップを走る長崎だが、新潟-金沢-甲府と続くアウェイ3連戦というハードスケジュールで、直近2試合となる新潟戦・金沢戦はどちらもドローと若干勢いに陰りがみられるが、対するVF甲府は、前節のアウェイ北九州戦に3-0と快勝し2試合連続で完封勝利中。勝点も28と伸ばし単独4位に浮上するとともに、攻守のバランスとハードワークで「強いVF甲府」を垣間見ることができる試合ができている。

今節の長崎戦にも勝利すれば、リーグ1位・2位を撃破しての3連勝となり、5連戦開始当初に伊藤監督が話していた「5連戦で勝ち点10」まであと1点と迫ることができるとともに、上位3チームにも肉薄できる。

甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:岡西選手。CB:今津選手、山本選手、小柳選手。ボランチ:武田選手、中村選手。WB:内田選手、藤田選手。シャドー:泉澤選手、松田選手。トップには金園選手。

和製で固められたスタメンは、第5節東京V戦以来となる。金園選手のスタメンや今節でJリーグ通算500試合となる山本選手も出場。今節もチーム一丸となって、勝利に向かってアグレッシブな試合を期待したい。

≪前半≫
長崎ボールでキックオフ。

序盤は両チームともがっぷり組んだ試合展開だったが、徐々に甲府がペースを掴む。CB山本選手がコントロールする高いDFラインと一丸となってハードワークに徹する甲府。特にトップに入っている金園選手は縦横に走り、チャンスに絡んでいく。

長崎のチャンスは前半17分。毎熊選手がペナルティエリアの右手前から供給した低い弾道のゴールファーへのクロスに、氣田選手が走り込まれるがわずかに合わず。

しかしその後は距離感のいい選手の立ち位置と前線からのハードワークで長崎に自由を与えず、甲府が相手ゴールに迫る場面が増えた。

そして前半19分に甲府が先制する。前半19分の左CK。藤田選手が供給したゴール正面のクロスに、ドンピシャのタイミングでヘディングしたのは中村選手。相手GKも一歩も動けず、ゴール右に決まった。

DFラインに山本選手がいることでボランチの武田選手、中村選手が攻撃に絡む場面が増え、ペースを握って長崎陣内に攻め込む甲府。特に山本選手から供給される精度の高い前線へのロングフィードと金園選手のホットラインで惜しいシーンを作り出す。

前半32分には山本選手が供給した前線へのスルーパスに金園選手が反応し、相手DFが寄せてくるもペナルティエリア内で体制を崩しながらボレーシュートを放つ。枠は捉えていたもののGK徳重選手の好セーブにも阻まれる。

さらに前半42分にも山本選手が供給した前線へのロングフィードに金園選手がヘッドでボールをゴール右手前に流し、自らシュートを放つものの右ゴールポストを直撃。追加点か?と思わせる惜しいシーンだった。

前節の北九州戦同様、ハイプレスと高いDFライン、さらにチーム一丸となったハードワークで長崎にやりたいことをさせない甲府がそのまま前半を押し切り、1点のアドバンテージをもって後半戦に折り返した。


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試合終了後 監督記者会見

 山本英臣のメモリアルゲームで、首位相手に勝てたことはすごく嬉しいですし、選手たちがパワーを持ってやってくれたことがすごく良かったと思います。ファンサポーターの皆さん、雷雨でキックオフが遅れた中でも最後まで応援してくださってありがとうございます。
 試合は、「ここで勝負しよう」と話していた場面で、前半(中村)亮太朗が決めてくれたこと、これが自分たちの流れになったかなと思います。1-0でリードしている中で、ボールを動かせていたところもあったので、良かったと思います。
 最終的にもっとゴールを決められる場面があったと思います。課題としては後半の押し込まれたところで自分たちがもう少し押し込んで、ボールを握りながら追加点を狙わなければいけないので、、やはりそこはこれからの練習で大事にしていきたいと思います。
 相手のパワープレーだったりで押し込まれる場面はありましたけど、最後のところでボールを落ち着いて動かせたので良かったと思います。次の岡山戦、5連戦の最終戦なので、しっかりコンディション整えて4連勝を狙っていきたいと思います。

Q:今日の山本選手の評価についてお伺いいたします。
A:ゲームをコントロールするところ、相手のイバルボ選手と名倉選手を自由にさせないという中で彼がその二人の背中に入ってプレーしたこと、試合終了までプレーできたことは素晴らしかったです。ゲームをコントロールする中で、彼が1つ上がってアンカーのポジションでボールを配給すること、前半途中から裏を狙える状況になってきたときの金園への裏のパスもすごく良かったと思います。今日の試合が「記念ゲーム」、「勝利」、「90分出場」、これは今までやってきたことがこのゲームにしっかり出たという、彼の素晴らしいところだと思います。

Q:北九州戦、長崎戦と上位相手に内容も伴って勝てていることは監督の目から見ていかがでしょうか?
A:今シーズンは最初からボールを動かすところもやってきましたし、5-4-1で守るところからの可変システムがすごくスムーズに出来てきました。守るだけじゃなくて前線からのプレッシャーも良くなってきました。これらのバランスも良くなってきたと思いますので、これは続けていくべきだと思います。

Q:上位相手に勝った後だからこそ、次節の岡山戦もより大事になってくると思いますが、選手にはどう伝えていきますか?
A:しっかりと継続すること。コンディションを整えること。中3日で岡山へ行かなくてはいけない選手もいますので、だからこそコンディションをしっかり整える。現有戦力のフィールドプレーヤーで怪我が無くプレーできる選手たちが20数名いますが、今の中ではコンディション優先にしっかりと良いプレーができる選手たちが出場するべきだと思いますし、選手たちは自信をもって望んでくれると思います。驕らないでしっかりと緒を締めて、そこからまたアグレッシブに戦っていきたいと思います。


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試合データ

試合開始日時 2020年09月09日(水) 19:48
試合会場 山梨中銀スタジアム
主審 荒木 友輔
副審 桜井 大介
副審 藤澤 達也
第4の審判員 先立 圭吾
入場者数 1,911人
天候 曇、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 24.7℃/86.0%