試合結果

8.30 (日) 18:03

2020明治安田生命J2リーグ 第15節

HOME 山梨中銀スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

0-1

栃木SC

0 前半 0 51分 西谷 優希
0 後半 1
ヴァンフォーレ甲府 栃木SC

選手交代

55分
ラファエル→ 金園 英学
55分
エスクデロ 競飛王→ 矢野 貴章
55分
泉澤 仁→ 宮崎 純真
80分
西谷 優希→ 禹 相皓
66分
太田 修介→ 松田 力
90分+2
明本 考浩→ 柳 育崇
66分
山田 陸→ 武田 将平
77分
小林 岩魚→ 藤田 優人

警告・退場

84分

イエローカード 金園 英学

87分

イエローカード 藤田 優人

90分+4

イエローカード 新井 涼平

ヴァンフォーレ甲府 栃木SC

スターティングメンバー

GK 31

岡西 宏祐 イエローカード

GK 1

川田 修平 イエローカード

DF 27

小林 岩魚

DF 4

高杉 亮太

DF 5

今津 佑太

DF 30

田代 雅也 イエローカード

DF 20

中塩 大貴

DF 6

瀬川 和樹 イエローカード

DF 39

内田 健太

MF 15

溝渕 雄志 イエローカード

MF 8

新井 涼平 イエローカード イエローカード

MF 14

西谷 優希 イエローカード

MF 24

山田 陸

MF 25

佐藤 祥 イエローカード イエローカード

MF 15

中村 亮太朗

MF 18

森 俊貴

FW 18

太田 修介

FW 8

明本 考浩 イエローカード イエローカード

FW 11

泉澤 仁 イエローカード

FW 19

大島 康樹 イエローカード

FW 9

ラファエル

FW 9

エスクデロ 競飛王

サブメンバー

GK 33

小泉 勇人

GK 50

オビ パウエル オビンナ

DF 4

山本 英臣

DF 23

柳 育崇

DF 2

藤田 優人

DF 33

黒崎 隼人

MF 14

武田 将平

MF 13

禹 相皓 イエローカード

MF 16

松田 力 イエローカード

MF 17

山本 廉

FW 19

宮崎 純真

FW 16

榊 翔太

FW 17

金園 英学

FW 29

矢野 貴章

監督

伊藤 彰 田坂 和昭

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 栃木SC
4 シュート 11
13 GK 6
2 CK 5
9 直接FK 14
1 間接FK 0
1 オフサイド 0
0 PK 0

試合総評

明治安田生命J2第15節 『 甲府 0-1 栃木 』


『栃木を相手に今季ホーム初黒星。甲府の良さを引き出せず初の連敗。』
第15節ホーム栃木戦は順位上昇のため勝利が必須になっていたが、甲府にとって下位の栃木に今季初のホームにおける0-1で勝ち星を献上してしまった。研鑚を続けてきたターンオーバー組とのミックス編成によって臨んだゲームだったが、前半から相手のロングボールや球際の強さに手を焼き、後半に失点してしまった。残念ながら若手選手たちの奮闘も虚しく、上位進出のチャンスを逃してしまった甲府。

外国人FW陣が怪我によって出場できないとは言え、この夏取り組んできたスタメンでの構成で臨んだ試合なだけに、単なる編成の修正だけではなく、今後の根本的な編成への影響も出てきそうだ。7試合ぶりに出場した宮崎選手は縦横無尽にピッチでプレーを続けていたが、これからのリーグ中盤戦に大きく期待をしたい。今節を振り返る。

◆ ◇ ◆

5連戦の第2ラウンド初戦となる第15節。現在リーグ7位のVF甲府がホーム・中銀スタジアムに迎える相手は現在13位の栃木SC。

ここまでの過密日程においては、VF甲府は試合ごとにメンバーを入れ替えるターンオーバーを組んでいたが、今回の栃木戦は事前の伊藤彰監督のコメントにあったように「ちょっとチャレンジした」布陣となった。

甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。GK:岡西選手。CB:中塩選手、新井選手、今津選手。ボランチ:中村選手、山田選手。WB:内田選手、小林選手。シャドー:泉澤選手、太田選手。トップにはラファエル選手。

週中組と週末組を混ぜた布陣での栃木戦。どのような化学反応が見られるのかはとても楽しみだ。ドゥドゥ選手、ジュニオール・バホス選手といったFW陣が怪我で戦線を離れる中、リーグ最少失点の栃木の守備を切り崩し、今やVF甲府のカラーになった5-4-1の守備で、厳しい5連戦の初戦を勝利で飾りたい。

<前半>
甲府ボールでキックオフ。

試合は序盤から栃木ペースの試合になった。枠に飛ぶかはともかく、シンプルにゴール前に詰めてシュートを放つ。そして相手へのフォアチェックとハードワークで、VF甲府はシュートの機会を作れない。

逆に甲府陣内に押し込む栃木は次々に甲府のゴールに向かってきた。

前半15分には、GK岡西選手のゴールキックを明本選手が足でブロック。これを持たれてエスクデロ選手がペナルティエリア正面からヘディングシュートを放たれてしまう。これはGK岡西選手の正面だったが、栃木の執拗なフォアチェックにヒヤリとした瞬間だった。

甲府も何とかパスをつないで栃木陣内に攻め込もうとするが、相手のフォアチェックでパスも繋がらず、また繋がっても前線にボールを出すスピードが殺され、なかなか栃木陣内に攻め込めない。

給水タイム明けからは、ボランチの中村選手、山田選手が相手の距離を適度に取ったことでボールが入るようになり、攻撃のリズムが出てきた。

前半30分の甲府の攻撃。ペナルティエリア正面で相手からボールを奪った中村選手が、右サイドの太田選手にダイアゴナルのパス。収めた太田選手はドリブルでペナルティエリアに侵入しグラウンダーのシュートを放つも相手GK川田選手に弾かれる。ニアにはラファエル選手、ファーサイドには泉澤選手が詰めていたものの、ボールは相手DFにクリアされてしまった。

逆にその後息を吹き返した栃木。前半終了間際の前半45分には、フォアチェックから新井選手がボールを奪われてしまい、ショートカウンターとなる。ペナルティエリア左からの明本選手が入れたパスをゴール正面でエクスデロ選手に右足で合わせられてしまうもののGK岡西選手が好セーブでクリア。甲府は危ないシーンだった。

その後ホイッスルが鳴り前半終了。スコアレスではあるが、スタッツを見れば甲府のシュート1本に対し栃木は6本と甲府が押し込まれた前半だった。


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試合終了後 監督記者会見

 中銀スタジアムまで足を運んでくださったファンサポーターの皆様、DAZNで観戦ただいたファンサポーターの皆様、県民の皆様、残念な結果で本当に申し訳なく思っております。
 ゲーム内容としては、相手のロングボールやセカンドボールのバトルのところで我々が負けたということもあり、今回の敗戦に大きく響いたと思います。
 前半のところでしっかりとボールを保ちつつ、ボールを動かす時間、ゲームをコントロールする時間は出来ていました。しかし最後のところ、アタッキングサードの崩しやシュートを打つ場面が少なかったというところは、積極的にシュートを打って欲しかったなと思います。
 逆にクロスあげることができる部分を、連携を作って崩そうとする場面が多かったので、後半は作りながらもクロスを上げていこうという話をしました。しかしセカンドボールが拾えなかったので、そこまで出来なかったと思います。こういう相手にしっかりとバトルして勝てないといけないと思いますし、これ以上の連敗は絶対できないと思いますので、選手たちも我々スタッフも見直して、次のゲームに向けてしっかりやっていきたいと思います。

Q:セカンドボールのバトルの話がありましたが、セカンドボールを相手より回収するために、改善するべきところは監督から見ていかがですか?
A:このゲームにおいては、セカンドボールだけを意識させていれば良かったと思います。ただ我々はそれだけじゃなくて、ボールを回収した後にゲームをコントロールしたりとか、サイド攻撃やくさびを入れて我々が押し出したりとか、そういうことをやりたかったのですが、逆を言えばセカンドボールの勝負のところで、バトルをする状況で、ゲームを進めていれば良かったのかなと。ここは私の分析のところでもう少しゲームをコントロールして、ボールを動かしながら押し込める時間がもう少し長く出来るかなと思いました。現状で60%ほどボールを保持していましたけど、セカンドボールをもっと拾って、クロスを入れて、また拾ってミドルを打つとかそういうところをもっとやりたかったなと思います。それもセカンドボールを拾えなかったら出来ないと思いますので、もっと積極的にボールを動かしながら押し込んでゲームを出来ればよかったかなと思います。

Q:後半の入り方が若干“ふわっと”していたかなと思うのですが、監督から見ていかがでしょうか?
A:確かに失点は後半に入って5分以内の失点でしたので、ふわっと入ったと言われればそういうことになります。そこを跳ね返せなかったのが今の我々の力かなと思いますし、ロングボールが来てセカンドボールを拾ってというところも、後半入ってすぐに出来ていなかったので、そこが出来ていれば後半の入りが“ぬるかった”ということもなかったかもしれないです。一概には言えませんけど、後半開始10分、はっきりと相手の裏に蹴りながら、相手がセカンドボールを拾えない状況を作るということを話して後半に入ったのですが、それがちょっとクリアが短かったりとか、体をぶつけて相手のボールを奪うというところが出来ずに、相手側の思う壺になってしまったと思います。

Q:セカンドボールを拾うという意図があって山田選手と中村選手のボランチだったと思うのですが、監督の評価はいかがでしょうか?
A:山田と中村のボール奪取能力を期待して入れました。しかし彼ら2人だけじゃなくてチーム全体でクリアをはっきり大きくするとか、ボールを寄せるというところはもっともっとアラートにやらなければならなかったのかなと思います。こういうはっきりとした相手に対して、我々もはっきりとプレーが出来なかったのがいけなかったと思います。

Q:中2日で群馬戦が控えていますが、そこに向けてどのようにやっていきますか?
A:自分たちがやることを積み上げていくしかないですし、ホームで不甲斐無い負けをこれ以上見せられないので、チームとして勝ちに行くメンタリティを持って戦っていきたいと思います。



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試合データ

試合開始日時 2020年08月30日(日) 18:03
試合会場 山梨中銀スタジアム
主審 柿沼 亨
副審 木川田 博信
副審 関谷 宣貴
第4の審判員 櫻井 大輔
入場者数 2,188人
天候 晴、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 29.3℃/63.0%