試合結果

8.16 (日) 18:03

2020明治安田生命J2リーグ 第12節

HOME 山梨中銀スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

1-1

徳島ヴォルティス

42分 内田 健太
1 前半 0 72分 垣田 裕暉
0 後半 1
ヴァンフォーレ甲府 徳島ヴォルティス

選手交代

55分
ハーフナー マイク→ ドゥドゥ
46分
ジエゴ→ 石井 秀典
69分
松田 力→ ジュニオール バホス
46分
梶川 諒太→ 渡井 理己
82分
泉澤 仁→ 中村 亮太朗
58分
鈴木 徳真→ 小西 雄大
82分
内田 健太→ 小柳 達司
58分
河田 篤秀→ 垣田 裕暉

警告・退場

13分

イエローカード ジエゴ

ヴァンフォーレ甲府 徳島ヴォルティス

スターティングメンバー

GK 31

岡西 宏祐 イエローカード

GK 21

上福元 直人

DF 2

藤田 優人

DF 6

内田 航平

DF 5

今津 佑太

DF 3

ドゥシャン

DF 20

中塩 大貴

DF 4

ジエゴ

DF 39

内田 健太

MF 23

鈴木 徳真 イエローカード

MF 8

新井 涼平 イエローカード イエローカード

MF 38

梶川 諒太

MF 6

野澤 英之

MF 8

岩尾 憲

MF 14

武田 将平

MF 22

藤田 征也 イエローカード

MF 16

松田 力 イエローカード

FW 45

杉森 考起

FW 11

泉澤 仁 イエローカード

FW 24

西谷 和希

FW 44

ハーフナー マイク

FW 9

河田 篤秀 イエローカード

サブメンバー

GK 33

小泉 勇人

GK 29

松澤 香輝

DF 3

小柳 達司 イエローカード

DF 20

福岡 将太

MF 15

中村 亮太朗

DF 5

石井 秀典 イエローカード

MF 7

中山 陸

MF 7

小西 雄大 イエローカード

FW 18

太田 修介

MF 15

岸本 武流 イエローカード

FW 10

ドゥドゥ

FW 10

渡井 理己 イエローカード

FW 29

ジュニオール バホス イエローカード

FW 19

垣田 裕暉

監督

伊藤 彰 リカルド ロドリゲス

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 徳島ヴォルティス
5 シュート 12
15 GK 4
1 CK 4
6 直接FK 4
1 間接FK 0
1 オフサイド 0
0 PK 1

試合総評

明治安田生命J2第12節 『 甲府 1-1 徳島 』


『エンジンが掛かってきた矢先、不運なPKで追いつかれ悔しいドロー。J2で唯一1敗をキープした甲府』
第12節は昨年のJ1昇格プレーオフの因縁の相手、徳島。試合前の段階で現在2位に位置付ける相手に雪辱を晴らすため、何としても勝ち越したかったが、72分にまさかのPKでドロー。前半冒頭からは大きくポゼッションを開け渡し試合をリードされていた中で内田選手のヘディングゴールで勢いが増してきた中だけに、悔しい結果に終わった。しかし、今節は1位の長崎に黒星が付いたので、J2リーグで1敗なのは甲府だけとなった。それだけに「勝ち切れた試合」をまたしてもドローで終えてしまったのが何とも口惜しい。

思えば、今節は目まぐしい展開だった。内田選手のヘディングでのゴール。千葉戦の怪我から復帰したドゥドゥ選手。出場間もないアクシデントでピッチを後にしたジュニオール バホス選手。1つ1つ壁を乗り越えていく冷静さが、伊藤甲府に求められている。

◆ ◇ ◆

日中は40℃近い猛暑のホーム山梨中銀スタジアムで行われた第12節。中3日で続く5連戦の折り返しとなる第3戦目のVF甲府の相手は、上位の徳島。

11節終了時点で甲府は勝点18で7位タイ。これまで3連続ドロー試合だったが、前節の琉球戦で今季のアウェイ戦初勝利とターンオーバーでの勝利を掴み、今まさに上昇気流に乗ろうという所。対する徳島も3連勝中と勢いを増している。両チームともここで負けて流れを切りたくないという思いと、お互いがJ1昇格を狙うライバルだけに"一歩も譲れない"意地と意地がぶつかる熱戦になりそうだ。

甲府の予想フォーメーションは3-4-2-1。前線の琉球戦から9名をターンオーバー。GK=岡西選手。CB=中塩選手、新井選手、今津選手。ボランチ=武田選手、野澤選手。WB=内田選手、藤田選手。シャドー=泉澤選手、松田選手。トップにはハーフナー マイク選手といった布陣。

スタメンの長身FWのマイク選手をどのように活かすのかが見どころ。後列からのロングフィードやサイドからのクロスをマイク選手に集め、そこに周りの選手が絡んで得点するシーンや、今季好調のセットプレーからの得点シーンにも期待したい。

徳島の予想フォーメーションも3-4-2-1でミラーマッチの様相となり激戦必至。灼熱の甲府盆地で負けられない戦いの火ぶたが切って落とされる。


≪前半≫
徳島ボールでキックオフ。序盤はピッチ中央でのポゼッション争い、攻守の切り替えの激しい展開になったが、徐々に徳島がボールを握り、甲府陣内に押し込む時間が長くなった。

徳島はフォアチェックを積極的に行い前線からボールを奪いに来たが、甲府は陣形を崩さず、自陣内に入ってきた相手へチェックし5-4-1の可変フォーメーションで徳島の攻撃をブロックしていった。

徳島に押し込まれる中、がっちりブロックしていた甲府だったが、前半23分にピンチを迎える。

ジエゴ選手から前線へのロングフィード。これに反応した河田選手が甲府DFラインのチャンネルからうまく抜け出し、ボールを胸でトラップしてGK岡西選手と1対1になり、右足を振り抜く。しかしタイミングよく飛び出したGK岡西選手がシュートを膝でブロック。1本のロングボールにDFラインを抜かれた危ないシーンだった。

その後も試合は徳島ペースで進んだが、前半41分に甲府は決定機を迎える。

徳島陣内で前に運ぼうとする相手からボールを奪った武田選手。左に開く泉澤選手が受けてドリブルでペナルティエリア左に侵入。ゴールエリア正面のハーフナー マイク選手にグラウンダーの優しいラストパスを供給。ハーフナー マイク選手は相手DFに寄せられるものの左足を振り抜いた。だがシュートはGK上福元選手の正面でブロックされ、相手はボールを蹴りだして左サイドラインに逃げた。

そしてそのスローインから甲府に先制点が生まれる。

クイックスタートし、左サイドの深い位置でためを作る泉澤選手。相手MF藤田選手の寄せを躱したその一瞬にゴールニアにクロスを供給。これをドンピシャのタイミングでヘディングしたのは内田選手だった。シュートはゴール左に決まり甲府が先制。

1点を先制したことで試合の流れが変わり、甲府の選手の動きに余裕が出てきたように見えた。

アディショナルタイム終了間際の前半45分+3分には、内田選手からのクロスにハーフナー マイク選手がゴール正面で体をひねってボレーシュートを試みるなど追加点の匂いも残しながら前半終了となった。


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試合終了後 監督記者会見

 暑いなか、3,000人近いファン、サポーターの方々がスタジアムに足を運び、後押しをして頂き有難かったのですが、勝点1しか獲ることが出来ず残念に思っています。本当に申し訳ありませんでした。
 ただ前半から徳島さんが良いチームだという中で、ボールを握られることはある程度想定しながら、我々はブロックを組んで、ボールを奪った時にはしっかり動かして、なおかつサイドからクロスを入れて行こうという狙いでゲームに入りました。
 前半、ボールを長く握られる時間が長くなる中で、途中少しオーガナイズを変えてボールの入口を変えて、サイドでポイントを作ってクロスを入れていくという部分は最終的に得点につながった場面のようにチャンスは作れていたと思います。選手は、練習でやってきたことを体現してくれたと思います。
 ただ、もっともっとボールを握ってアグレッシブに前に向かっていけなければというのは私自身も思っているので、そのあたりは改善していかなければと思います。
 後半に入って、前半と似た感じでしたが我々はリードしている状況でもっと前に行くようにしていきたいところではありますが、少し消極的になった部分もあるとは思います。失点シーンに関しては、PKという判定は致し方ないと思いますが、我々から見ると先に中塩がジャンプした時に腕を掴まれてバランスを崩してというところがゲーム中でも見えていたので、それがファールではなく、その後に中塩が引っ張って倒したという判定は残念に思いますが、レフェリーの方々がしっかり見てくださった結果の判定ということであれば致し方ないのかなと思います。ただ、悔しい勝点1になったなというのは思います。
 ただ、バホスが負傷した中でも10人で最後しっかり身体を張って守ってくれたので最低限の勝点1を獲れたと思いますし、これを次に繋げていくことが大切ですし、引き分けが多いシーズンになっていますが、これを何とか勝点3に変えていきたいと思います。


Q:力のある徳島を相手に予想以上にボールを握られたという印象か?もしそうであれば、その要因は?
A:思った以上に握られたなというのはあります。前半の入りで、徳島さんが用意してきたと思いますが、我々の(新井)涼平が1つポジションを上げて4-3-3でボールを動かすところでアンカーの部分を消しにきていて、それが20分くらいまで続いたのですが、その形を継続しながら行けるかなと思いながらやっていました。そこがボールを握られる時間が長くなった要因なのかなと思っています。その後、我々は3-2の3バック&2ボランチの形に変えて、相手の梶川選手の脇で起点を作ろうという形にして残り20分はボールが落ち着いて攻撃できたのかなと思います。

Q:ゴールシーンも含めて、泉澤選手がボールを持つことで時間が作れるという場面だったのかと思うのですが伊藤監督の目から見て如何ですか?
A:(泉澤)仁の所は、時間が作れますし、縦に突破してクロスだったり、カットインからシュートというのもありますし、クオリティの高い選手だと思っています。また、中にマイクがいることで、彼が点を取るというところにプラスアルファして、マイクに相手DFが釣られて他の選手が点を取れるというのは今日のゲームのテーマにもなっていたので、そこで点を取るというところまでは良かったと思います。

Q:中2日でホーム愛媛FC戦を控える中で、イレギュラー等もあり選手交代でも難しい部分があったかと思いますが?
A:それは出来ればスタメンの選手で戦って勝点3を獲れることが一番良いですが、今後も総力戦になってきますし次のゲームに連続して出る選手もいると思いますが、コンディションに関してはもう一度整えなければいけないかなとは思います。特にイレギュラーで最後の10分間を10人になって戦ったというところは体力の消耗というのはあると思うので、しっかりリカバリーして次に繋げたいと思います。


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試合データ

試合開始日時 2020年08月16日(日) 18:03
試合会場 山梨中銀スタジアム
主審 松尾 一
副審 竹田 和雄
副審 佐藤 貴之
第4の審判員 大矢 充
入場者数 2,119人
天候 晴、弱風
ピッチ状態 全面良芝
気温/湿度 33.6℃/49.0%