GAME
試合結果
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選手交代
77分
ステファン→ ドリアン バブンスキー
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61分
ラファエル→ 新井 涼平
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84分
マソビッチ→ 中島 裕希
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74分
中塩 大貴→ ジュニオール バホス
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85分
山本 英臣→ 武田 将平
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警告・退場
78分
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スターティングメンバー
GK 1
秋元 陽太 |
GK 31
岡西 宏祐 |
DF 22
小田 逸稀 |
DF 2
藤田 優人 |
DF 5
深津 康太 |
DF 5
今津 佑太 |
DF 4
水本 裕貴 |
DF 20
中塩 大貴 |
DF 2
奥山 政幸 |
DF 39
内田 健太 |
MF 18
高江 麗央 |
MF 16
松田 力 |
MF 25
佐野 海舟 |
MF 4
山本 英臣 |
MF 14
吉尾 海夏 |
MF 6
野澤 英之 |
MF 10
平戸 太貴 |
MF 11
泉澤 仁 |
FW 7
マソビッチ |
FW 9
ラファエル |
FW 9
ステファン |
FW 10
ドゥドゥ |
サブメンバー
GK 42
福井 光輝 |
GK 1
河田 晃兵 |
DF 3
大谷 尚輝 |
DF 27
小林 岩魚 |
MF 19
土居 柊太 |
MF 8
新井 涼平 |
MF 29
森村 昂太 |
MF 14
武田 将平 |
FW 20
ドリアン バブンスキー |
MF 15
中村 亮太朗 |
FW 27
晴山 岬 |
MF 21
荒木 翔 |
FW 30
中島 裕希 |
FW 29
ジュニオール バホス |
監督
ランコ ポポヴィッチ | 伊藤 彰 |
試合総評
明治安田生命J2第1節 『 町田 0-0 甲府 』
『アウェイ町田との2020開幕戦はスコアレスドロー。若手DFの活躍に巧妙も見えつつ、これからの成長に期待。』
バックスタンド増改築中であるアウェイの町田GIONスタジアムで行われた町田戦は0−0のスコアレスドローで幕を閉じた。
いよいよ待ちに待ったシーズン開幕。昨年果たせなかった昇格への強い想いと共に、若手への切り替えを決断したヴァンフォーレ甲府。2020の初陣のスタメンは、11人中6人が新加入選手と過半数を占め、控えにも武田選手、中村選手などがメンバーに名を連ねた。
甲府に帰還したジュニオール バホス選手も久々に後半からピッチに入り、キャンプを経てコンディションが向上している印象も受けた。それは体躯だけではなく、サッカー選手としての立ち振る舞いも成長した様に思える。今節は1トップにラファエル選手が据えられたが、まずは1つの本番を終えてこれからの残り41試合をどの様な攻撃陣で望むか、とても楽しみだ。
前半は4-2-3-1でスタートし、守備時は4−4−2をベースに展開した甲府。徐々に調整しながらではあるが、伊藤監督の采配でこの新システムが今年の甲府をどう動かしていくか注目だ。いい意味で、前半戦のうちに今までの甲府らしさを”アップデート”出来れば、大きな進化と勝算が見込める。
期待の大卒左足ルーキー、中塩選手は早速甲府の中で頭角を表して来そうだ。今津選手と共に甲府の守備陣がフレッシュになったことは、4バック体制をスタートした甲府にとっても大きな好材料だ。
遂に始まった2020シーズン。甲府の初戦の相手は昨年18位の町田。改修中の町田GIONスタジアムには、この日を待ちに待ったファン・サポーターが詰めかけた。
甲府は昨年の3-4-2-1のシステムからキャンプ中に精度を高めた4-2-3-1でスタート。11人のスターティングメンバーのうち、新加入の藤田選手、中塩選手、松田選手、野澤選手、泉澤選手、ラファエル選手の6名がスタメンに、サブには武田選手、中村選手、ジュニオール バホス選手も名を連ねた。
2トップにはラファエル選手とドゥドゥ選手、GKには岡西選手といった布陣で開幕戦に挑んだ。
<前半>
2020シーズンの開幕戦は、甲府のキックオフでスタート。
初戦ということもあり、序盤は両チームともリスクを回避し――相手の様子を探りながら――の試合展開となった。
その中でも先に攻撃のリズムをつかんだのは町田だった。甲府陣内でパスを繋ぎながら攻撃のチャンスを伺い前線にボールを集めてきた。
前半9分には、ペナルティエリア右手前でボールを受けた平戸選手からゴール前にグラウンダーのクロスが入る。これにはDF藤田選手が反応したが、その後ろからマソビッチ選手が走り込み、あわやというシーンだった。
その後、町田にペースを握られたが、甲府の4バック体制は隙を作らず、町田の攻撃をブロック。
そして甲府は21分に決定機を迎える。自陣でボールを奪った松田選手からドゥドゥ選手にボールが繋がり、ドゥドゥ選手が相手DFライン裏にロングフィードし、走り込んだ泉澤選手がGK秋元選手と1対1に。前に詰める秋元選手の左を抜こうと繰り出した泉澤選手のシュートだったが、秋元選手のセーブに遭いゴールならず。惜しいシーンだった。
さらに31分には、ペナルティエリア左手前からドゥドゥ選手がミドルシュートを放つ。シュートはわずかに枠の右に外れるものの、ここまで甲府のシュートチャンスが作れていなかっただけに、タイミング的にもいいシュートだった。
その後、両チームとも四つに組んだ試合が続き、前半のアディショナルタイムも終了。
前半を終え、両チームともシュートが2本ずつと、予想通り慎重な試合運びとなった。
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試合終了後 監督記者会見
ヴァンフォーレ甲府:伊藤彰監督
開幕戦に2000人近くのファン・サポーターに来ていただいて――ちょっと堅いゲームになりましたが――応援して下さってありがとうございます。前半から堅い入りでしたが、お互いにしっかりゴール前で守りながらやっていた印象です。
後半何度かチャンスがありましたが、それを決め切れていれば違っていたと思います。前半でも(泉澤)仁のシュートが1本決まっていればというのもあるが、お互いに同じような感覚を持っているんじゃないかと思います。
もう少し全体的にアグレッシブに行ければというのがあるが、開幕戦ということもあって少し慎重に入り過ぎたところがあるので及第点だと思います。この勝点1を次に繋げられるように準備をしたい。
■質疑応答
■硬さがあってもう少しアグレッシブにできたという話があったが、ビルドアップのときに山本選手が下がるのは監督からの指示だったのか、選手が自主的に判断してのプレーでしたか?
こちらの指示です。相手は縦関係のツートップみたいな感じになっていて、ツーセンターで切りながら行きたいというのがあったが、プレッシャー受けていた。いい状態でボールを持って配球ができていなかったのでボランチを1枚下げながら前半はそこで形を作りながらいい状態でボールを持たせたかった。最初の20分くらいは下りないでやったが、プレッシャーを受けて相手の勢いがあった。3枚にして相手の足を止めてサイドに押し込んでというこちらのイメージがあった。そこから少しボールを動かせるようになったのはあるが、後ろに人数をかけてしまったことで前へのサポートが遅くなった。課題として出てきたと思う。
■開幕戦として及第点という話があったが、これからアグレッシブに戦うために選手に求めるものは?
最後のサイドのところのクロスの質やDFラインを突破する動きやスピードチェンジというか、飛び出す動きに変化がなかった。ある意味、硬さがあったのかなぁということを考える。開幕戦に、負けるか、引き分けるか、勝かではだいぶん違う。最低限のラインで勝点1を取れたのは次に繋がると思う。
■新井涼平選手の投入後、4バックから3バックになった狙いは?
一つは町田が繋いでくるよりもロングボールが増えてくるのかなぁというところは感じていた。その中でボランチがセカンドボールを拾う状況をもう少し作りたかった。3枚でダブルボランチを一つ前に置いて、セカンドボールを拾える状況を作ることをこちらで考えた。涼平が入ることで山本英臣と野澤英之のところがDFラインに吸収されずにセカンドラインのところでボールを拾う役割をしてもらいたい。そういうところを含めて涼平を入れました。そして、ダブルボランチが引き出されない、下がり過ぎないという状況を作りたかった。もっとアグレッシブに行くには、もう一つ前に出すことも必要だったのかなぁと思いますが、開幕戦というところの堅い試合を、堅く終わらせることは必要だった。ディフェンシブになったというよりはゲームをコントロールするために涼平を入れた。
■スピードチェンジの変化ができなかった背景は?
単調な攻撃になったところ。押し込んだとの前向きになった瞬間に飛び出す動きやコンビネーションが単発になった。泉澤やワイドに仕掛けられる選手がいて、その選手がスピードアップできない状況が多かった。スピードのちょっとした変化がアタッキングサードで出ればよかったと感じています。もう少し積極的にやらせることが大事。バホスが入ってスピード感が出たと思うが、個人の能力のところで、チームとしてのスピード感をもう少し出したかった。
■ラファエルの交代は、ラファエルが求めていたものと違っていたからですか?
違ってはいないですが、前半からランニングしながら身体を張って守備も一生懸命やってくれたし、クロスに対しても前半はよく入ってくれていたのもある。ただ、後半に入ってロストが多くなってきた。後半の10分くらいまではラファエルのところに収まって飛び出していきたいところでロストしてもう1回相手に攻撃をされたところがあった。ドゥドゥでもう少しラインを下げさせる動きをさせたかったのが本音。ラファエルが求めているプレーができていなかったのではなくて、チームとしてDFラインの裏に飛び出したかった。そういう意味ではドゥドゥを前に置いてというイメージ。
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