GAME
試合結果
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選手交代
73分
横谷 繁→ 山本 英臣
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64分
風間 宏矢→ 山田 寛人
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81分
アラーノ→ 田中 佑昌
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81分
風間 宏希→ 小泉 佳穂
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90分+2
曽根田 穣→ 小柳 達司
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90分
金 成純→ 田中 恵太
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警告・退場
63分
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89分
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 23
石井 綾
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DF 22
小出 悠太
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DF 25
金 成純 |
DF 8
新井 涼平
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DF 4
岡崎 亮平
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DF 6
エデル リマ
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DF 33
福井 諒司
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MF 2
湯澤 聖人 |
DF 5
徳元 悠平 |
MF 14
横谷 繁
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MF 36
風間 宏矢
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MF 26
佐藤 和弘 |
MF 20
上里 一将 |
MF 39
内田 健太
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MF 6
風間 宏希
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FW 11
曽根田 穣
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MF 13
河合 秀人 |
FW 9
ピーター ウタカ
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FW 14
上門 知樹 |
FW 29
アラーノ
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FW 21
上原 慎也 |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 17
積田 景介 |
DF 4
山本 英臣
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MF 8
小松 駿太
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DF 3
小柳 達司
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MF 10
富所 悠
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MF 50
田中 佑昌
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MF 11
田中 恵太 |
FW 10
ドゥドゥ
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MF 19
越智 亮介
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FW 17
金園 英学 |
MF 28
小泉 佳穂
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FW 18
佐藤 洸一
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FW 9
山田 寛人
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監督
伊藤 彰 | 樋口 靖洋 |
試合総評
明治安田生命J2第42節 『 甲府 2-0 琉球 』
『 運命の最終節、琉球戦を勝利で飾り4連勝でPO進出決定! 』
「絶対に負けられない戦い。」それはサッカー日本代表のキャッチコピーとして認知されているが、ヴァンフォーレ甲府もそんな試合をリーグ後半戦繰り返してきた。J1リーグに必ず帰るという目標を達成するために、後半戦は紆余曲折はあれど耐えに耐え抜き、伊藤監督の下で執念の勝利を重ねた。
11,352人のサポーターが結集した運命の第42節、FC琉球戦。
プレーオフ進出が掛かった今季の大一番は最終節にまでもつれ込んだが、曽根田選手の活躍により2−0で勝利を収め、5位でJ2リーグを終えた。他チームの結果も影響し、現状での目標に掲げたJ1参入プレーオフへの進出が決定した。完全ノックアウト方式で行われる一回戦の対戦相手は徳島。ひとまず42戦が終了し、甲府は次のステップへ堂々と足を踏み入れていく。
J2リーグ最終節の第42節。前節で遂にプレーオフ圏内の6位に入った甲府が、ホーム中銀スタジアムに現在14位の琉球を迎えて行われた。甲府は勝利すれば自力でプレーオフへの出場を決める事ができ、他会場の結果によっては6位以上も狙えるポジションだが、負ければプレーオフ圏外転落もある大一番。この結末を見届けようと11,000人を超える両チームのファン・サポーターがスタジアムには詰めかけた。
甲府は前節の岐阜戦でイエローカード累積で出場停止となった小椋選手に代えて横谷選手をボランチに。それ以外の変更はなくワントップにウタカ選手、シャドーにアラーノ選手、曽根田選手を配し、サブにはドゥドゥ選手も復帰。絶対に勝利が求められる試合に必勝態勢で挑んだ。
<前半>
この時期にしては温かい日差しの中で始まった最終節。試合は甲府ボールで始まった。
試合はボールポゼッションを高めて相手の守備の隙を伺って攻め込んでくる琉球 vs カウンター気味に手数を掛けずにゴール前にボールを運びゴールを狙う甲府という図式の試合となったが、序盤からアグレッシブに攻めたのは甲府だった。
試合開始直後の2分には、自陣の左でボールを受けたアラーノ選手がドリブルで持ち上がり、ペナルティエリアの左に進んだ所で折り返し、後ろから走り込んでいたウタカ選手がシュートを放った。シュートはゴール左隅を捉えていたが相手GK石井選手にクリアされてしまう。
その後も少ない手数で京都陣内に攻め込む甲府だったが、琉球の守備の前に決定機が作りだせず、琉球にボールを持たれる時間が多くなってきた。
そんな中で前半18分の琉球。甲府陣内でパスを繋がれ、流れの中で左サイドから供給されたクロスに上原選手が反応し、ゴールニアで身体をひねりながらヘディングシュートを放たれてしまう。狙いはゴール左隅だったがわずかに枠の外。
さらに前半23分の京都。左CKでキッカー風間宏矢選手が供給したファーサイドへのクロスに福井選手にヘディングで合わせられてしまう。だがシュートは右のゴールポストに弾かれ、ゴールならず。甲府は息をのむ瞬間が続いた。
だが、直後の前半24分に甲府は絶好の位置でセットプレーを得る。琉球のペナルティアーク内。ボールには内田選手と横谷選手が立ち、キックしたのは内田選手。このシュートは手前の壁に弾かれて戻って来るが、今度は横谷選手が右足を強振。相手に当たってCKを得るもゴールを揺らすには至らなかった。
その後はパスを繋ぐ琉球の攻撃の色が濃くなるが、甲府のアラートを強めた守備の前にボールの出しどころがなく攻めあぐねる場面も多く見受けられた。
両チームともゴールをできず、前半のアディショナルタイムは2分の表示。
ここまで琉球に押し込まれていた甲府だったが、ここで遂にワンチャンスをモノにする。
前半45分+1分の甲府。ペナルティエリア手前の右からウタカ選手がゴール正面に折り返す。これに走り込んだアラーノ選手が中央でスルーし右サイドから内田選手がゴール前に折り返した。そこにアラーノ選手が絡み、こぼれ球を曽根田選手が落ち着いてゴールに流し込んだ。遂に甲府が先制する。
その後前半終了のホイッスルが鳴り前半終了。琉球にボールを持たれる時間もあった甲府だったが、ワンチャンスを決め切りPO圏内入りに一歩近づいた。だがまだ前半。他会場の結果も気になる所だがこの試合に勝利することだけを目指して後半戦に挑む。
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試合終了後 監督記者会見
まずは、1万人を超えるファン・サポーターの後押しがあり、2対0で勝てたこと、本当に感謝していますし有難く思っています。前半の入りは、強めに入っていこうという話の中で、握られている時間を我々がどうやって過ごすかということを頭の中に入れながら前半に入りました。少し握られて危ない場面もありましたけど、自分達の中でしっかりブロックを組んだ状態の中でカウンターを狙うというのはプランの一つとしてありました。琉球さんは、ボールを扱うのが凄く上手いチームということは我々も分かっていましたし、握られることは分かっていましたので、そういう面では落ち着いてプレー出来たのかなと思っています。ハーフタイムの修正のところでは、高いところではアグレッシブにプレッシャーに行く、中盤のゾーンではブロックをしっかり作りながら奪ってからカウンターというところも鋭さを増していこうと話をしました。あとは、ずっと守っているだけではなくボールを握る時間を多くしようというところ。しっかりサイドの攻撃を上手く機能させながら守備から攻撃への切り替えを早くというところはハーフタイムで修正した部分です。得点の場面では、曽根田が2点取ってくれましたし、ある意味しっかり守った後のカウンターでしたりとか、そういうのが凄く効いた中で、我々がしっかりボールを握った状況で点を取れている状況だったので、最後まで凄く熱く戦えたかなという風に思います。リーグは42試合終わりましたが、5位という成績、チームとしては自動昇格を狙うためにはやはり勝ち点が少なかった、取りこぼしが多かったというのは、我々スタッフも選手も反省しなければいけないと思います。ただ、昇格という目的に向かって最大あと残り3試合出来るということで、まずはこの1週間次の徳島戦に向けてしっかりと準備していきたいと思います。
Q:2ゴールをあげた曾根田選手について、アシストはしていましたがゴールからは遠ざかっていました。その中で大事な試合で点を決めてくれました。1年使い続けてきた曽根田選手についての評価はいかがですか。
A:アシストをしていましたし、シーズン途中で怪我もありましたけど、年間を通して良いパフォーマンスを出してくれていました。アシストが多くなってきたところでも、ゴールに近いところでプレーが出来ていたところを評価していますし、アシストや得点以上にハードワークが出来る選手ですので、本当にこれはこのチームの中では曽根田が一年間通してやってくれましたので、これは本当に彼の素晴らしいところですし、僕自身も凄く素晴らしい評価をしています。
Q:簡単なゲームではなかったと思いますが、そういう中で2対0で勝てたということで、成長や手ごたえというのはいかがですか。
A:苦しい時間帯を選手達がしっかり凌げるようになってきたのかなと思います。我々があまり勝ち点を稼げなかった時は、苦しい時間帯にチームとして方向性がバラバラになってしまったりとか、我慢できなかったりとかというところが多かったんですけれども、ここ残り5試合チームとしてはそういうところが出来るようになりましたし、最後の最後まで諦めず勝ち点を稼ぐに行くというところは凄く良くなったと思います。メンタリティというか精神的な心のもち方や、チームとしてのやる方向性というのはしっかりと積み上げていかないといけないと思います。
Q:残り5試合でチームが我慢できるようになったという話がありましたが、ラスト4連勝の中で失点は1だったと思います。守備の部分でどういった改善があって失点を少なく終えることが出来たと考えていますか。
A:アグレッシブに守備に行ける状況になったというのは一番の改善点だったと思います。受けて立つだけではなくて、自分達が動かされているのではなく、動かさせてるという状況の中から自分達がチームのタイミングで守備が出来てたというところは、この5試合凄く見えていました。退場した試合でも粘り強く最後の最後まで戦えましたし、そういう意味では勝ちたいという気持ちが凄く表れたこの5試合だったと思います。
Q:プレーオフは徳島との対戦になりますが、改めて徳島の印象をお聞かせください。
A:実を言いますと、このプレーオフのチームの中で、僕の中では一番徳島が強いと思っています。それもアウェイですので。今このリーグの中で最後の部分で連勝していますし、チームがのっている状況でありますし、攻守のバランスも凄くとれています。我々にとってみれば、やはりそこをどうやって打開するか、アグレッシブに戦えない限りは徳島さんの牙城を崩すことは出来ないと思っています。まずは、しっかりと守備のところで確実に0で抑える。プラスアルファ、点を取りに行くアグレッシブさというのはこの一週間でもう一回研ぎ澄まさなければいけないと思います。相手は上位チームなので、我々は勝つしかない、そこははっきりしているので、選手全員アグレッシブに戦って行きたいと思います。
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