GAME
試合結果
選手交代
61分
小椋 祥平→ 横谷 繁
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59分
木戸 皓貴→ 松田 力
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67分
湯澤 聖人→ 金園 英学
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77分
森本 貴幸→ 田邉 草民
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87分
ピーター ウタカ→ 田中 佑昌
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84分
菊地 直哉→ 山田 将之
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警告・退場
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 1
セランテス |
DF 22
小出 悠太 |
DF 6
ウォン ドゥジェ |
DF 8
新井 涼平 |
DF 36
菊地 直哉 |
DF 6
エデル リマ |
DF 39
篠原 弘次郎 |
MF 2
湯澤 聖人 |
MF 3
石原 広教 |
MF 40
小椋 祥平 |
MF 8
鈴木 惇 |
MF 26
佐藤 和弘 |
MF 13
木戸 皓貴 |
MF 39
内田 健太 |
MF 14
前川 大河 |
FW 11
曽根田 穣 |
MF 28
加藤 大 |
FW 9
ピーター ウタカ |
MF 35
初瀬 亮 |
FW 29
アラーノ |
FW 15
森本 貴幸 |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 23
杉山 力裕 |
DF 3
小柳 達司 |
DF 4
山田 将之 |
MF 50
田中 佑昌 |
DF 5
實藤 友紀 |
MF 14
横谷 繁 |
DF 22
輪湖 直樹 |
FW 19
宮崎 純真 |
MF 19
田邉 草民 |
FW 17
金園 英学 |
MF 26
喜田 陽 |
FW 18
佐藤 洸一 |
FW 17
松田 力 |
監督
伊藤 彰 | 久藤 清一 |
試合総評
明治安田生命J2第40節 『 甲府 2-0 福岡 』
『 金園執念の2ゴールでPO枠へ大きな前進。甲府は上昇気流のまま残り2戦へ。 』
J2リーグ第40節福岡戦は、金園選手の2得点により、大きな勝利を手に入れた。ホームでの勝利は8/31第30節大宮戦以来。ファン・サポーター待望の勝ち点3となった。気になる甲府の順位は7位へ浮上。他会場では水戸と京都は勝利。岡山は引き分け。いっぽうで徳島と山形は敗戦となり、勝ち点2差の中に6チームが入り乱れる混戦模様となった。生き残りを懸けた最終盤、甲府にとって大きな勝ち点3となった。残り2試合となっても超混戦状態のJ2リーグ。残りの岐阜戦・琉球戦を確実に勝利し、J1昇格への戦いに這い上がりたい。
前節はウタカ選手と交代し得点をおさめた金園選手だが、今節は前線にウタカ・金園・アラーノ・曽根田と強力な布陣で後半に勝負を懸けた。2戦連続で監督の采配と選手たちの鬼気迫るプレーが結果に繋がり、チームの機運もすこぶる良い状態だ。これから最終節まで、どんなドラマが待ち受けていようとも、甲府は全力で立ち向かっていければ必ずこの上昇気流のまま現時点で一番欲しい結果、つまりプレーオフ進出を実現させることができるだろう。
風も無く温かい日差しが降り注ぎ、最高の秋晴れの中で行われた第40節は、現在リーグ8位のVF甲府が18位福岡をホーム山梨中銀スタジアムに迎えて行われた。
PO圏内入りをかけて勝ち点3だけを積み上げることが絶対条件のVF甲府。前節京都戦と同じスターティングメンバーで福岡戦に挑んだ。ワントップのウタカ選手とシャドーのアラーノ選手・曽根田選手の連携で試合開始直後からアグレッシブに敵陣に攻め込み試合の主導権を早くつかみ、ホームでは8月31日の大宮戦以降2ヵ月間お預けとなった勝ち点3を取れるかが見どころとなった。
<前半>
甲府ボールでキックオフ。お互い3-4-2-1のポジションでミラーゲームとなった今節。堅い試合内容になるかと思われたが、今節もCB新井選手をアンカーに、守備時は5-4-1のフォーメーションも敷きつつ福岡の攻撃を跳ね返し、高いDFラインを敷いて甲府が福岡陣内に押し込む。また福岡のボールの出所に対し、早いチェックで攻撃の芽を摘んでいった。
攻撃面では序盤から甲府が試合の流れを引き寄せ、前線の3人で得点チャンスを作って行くが中央をがっちり固めた福岡DFの前にフィニッシュまで持ち込めない展開が続いた。
前半6分、福岡陣内中央でウタカ選手からアラーノ選手にスルーパスが入り、アラーノ選手がGKと1対1に。だが相手GKセランテス選手がタイミングよく飛び出し、アラーノ選手はシュートを打てずにボールはゴールラインを割った。
前半11分には敵陣右サイドの深い位置でスローインを得る。流れの中で湯澤選手が右サイドをえぐり、ペナルティエリア正面のアラーノ選手にクロスを入れる。胸トラップで受けたアラーノ選手だったが、ボールをうまく収められずシュートまで持ち込めない。
その後も積極的に福岡陣内に押し込む甲府に最大の決定機が訪れたのは前半27分だった。
相手のパスミスからウタカ選手にボールが渡り、ドリブルでペナルティエリア内に侵入し、シュートチャンスを狙うが相手にクリアされてしまう。そのこぼれ球を拾ったアラーノ選手がペナルティエリア内の右サイドからシュートを放つが枠を外してしまう。
その後試合が落ち着き、甲府の攻撃も影を潜め、一進一退の試合展開となる。
試合終了間際の前半45分+2分に、甲府はペナルティエリア正面でセットプレーを与えてしまう。だが直接ゴールを狙った初瀬選手のシュートもゴール枠に飛ばず、直後に前半終了のホイッスル。
積極的に福岡陣内に攻め込んだ甲府だったが、最後の最後で福岡の守備を崩せない展開をどう打開するか。後半の展開に望みをつなぐ事となった。
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試合終了後 監督記者会見
まずは、ファン・サポーターの皆様に後押しいただいて、この小瀬で勝ち点3が取れたことを嬉しく思っていますし、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。前半は、自分たちの中でしっかりアグレッシブに入る、その中で福岡さんにボールを握られた時間帯はありましたけど、ある程度アグレッシブに行けた状況の中で、ゲームが膠着している状況が少し多かったかなと思います。ただ、我々も修正点としては、前節から裏のランニングというところは出てきていたので、そこはしっかりとやりながら、守備のところで前半少し相手のシャドーのところにボールが入っていたので、後半はちょっとそこを締めようという話をハーフタイムにしました。
後半に入って、ちょっと早い段階で攻撃的なカードをきりながら、ゲームをコントロールしつつ、金園の2点というところで締められたのは凄く良かったかなと思います。金園を入れたときにオーガナイズを変えて、より攻撃的に点を取りに行くというメッセージを選手達がよく体現してくれたと思っています。本当に状況を変えてくれた横谷、金園に関しては、凄くこのゲームに集中して入ってくれたと思っていますし、素晴らしかったなと思っています。これで、残り2節、我々は昇格に向けて、プレーオフ圏内に入るということにまた一歩近づいたので、岐阜戦に向けて1週間しっかり準備をして、勝ち点3を取れるようにしたいと思います。
Q:リスクがある中で、後半早目にオーガナイズを変えたタイミングの狙いを教えてください。
A:スタッフ陣、ヘッドコーチの内田さんといろいろ話しながら、福岡さんが今勝ち点1でも欲しい状況、そういった積極性が後半ちょっと薄れてきたかなというところがあったので、そこにやはり裏に飛び出せる選手、そしてプロテクトが出来てゲームを1回落ち着かせることが出来る選手、点を取れる選手というところで自分の中でチョイスしました。順番的には先に横谷を入れて、オーガナイズを変えずにゲームをしっかりと攻撃的に作るというのは自分の中でプランがありました。それもやりながら、横谷からの裏へのボールに走れる選手が多い方が良いというところで、そこに金園を入れて、ディフェンスを4枚に変えて、裏のランニングというところを意識させながらやりました。それは2点目に繋がったというところはあると思いますし。金園はそういうところをしっかり狙ってくれました。横谷も裏へのパスで良い状況を出してくれて、彼らがゲームをしっかり変えてくれましたので凄く良かったと思います。
Q:しっかりと勝たなければいけないというゲームで、交代した選手が反応して勝ち切れたということに対してはいかがですか。
A:今回、勝ち点1ではなく勝ち点3が必要になってくるというところで、攻撃的なカードをきっていくというところ、後はこのゲームをどうやって終わらせるかを逆算した時に、中盤のところでゲームをしっかりとコントロールできる選手として、横谷がカードとしていてくれたこと、しっかりと体現してくれたことは良かったです。今回、残り30分で決着をつけようというのは、選手達が凄く反応してくれたと思います。
Q:4位の山形まで勝ち点2となりました。こういったところまで進んできて、残り2節、感じるところはありますか。
A:数字上のところは、本当に1戦1戦変わってきます。昇格争いでこれだけ目まぐるしく順位が変わるのは本当に珍しいと思います。そして、6位7位というところで、最後狙えるような状況が出来ています。混戦になることによって、我々も相手からプレッシャーをかけられるということになりますので、我々は1戦1戦勝ち切るということだと思いますし、次の試合我々が勝ち点3を取ることによって、我々がプレッシャーをかけられますので、次の1週間が凄く大事になってくると思います。
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