GAME
試合結果
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選手交代
23分
本多 勇喜→ 上夷 克典
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76分
ピーター ウタカ→ 金園 英学
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86分
ジュニーニョ→ エスクデロ 競飛王
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90分+1
アラーノ→ 田中 佑昌
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86分
福岡 慎平→ 湯澤 洋介
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90分+1
内田 健太→ 小柳 達司
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警告・退場
76分
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スターティングメンバー
GK 21
清水 圭介
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GK 1
河田 晃兵 |
DF 4
田中 マルクス闘莉王
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DF 22
小出 悠太
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DF 5
黒木 恭平
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DF 8
新井 涼平
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DF 6
本多 勇喜
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DF 6
エデル リマ
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DF 16
安藤 淳
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MF 2
湯澤 聖人 |
MF 7
レナン モッタ
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MF 40
小椋 祥平
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MF 14
仙頭 啓矢
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MF 26
佐藤 和弘 |
MF 20
ジュニーニョ
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MF 39
内田 健太
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MF 22
小屋松 知哉 |
FW 11
曽根田 穣
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MF 31
福岡 慎平
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FW 9
ピーター ウタカ
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FW 23
一美 和成 |
FW 29
アラーノ
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サブメンバー
GK 1
加藤 順大 |
GK 31
岡西 宏祐 |
DF 25
上夷 克典 |
DF 3
小柳 達司
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DF 28
冨田 康平 |
MF 50
田中 佑昌
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MF 10
庄司 悦大
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MF 14
横谷 繁
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MF 11
湯澤 洋介 |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 13
宮吉 拓実
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FW 17
金園 英学 |
FW 39
エスクデロ 競飛王
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FW 18
佐藤 洸一
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監督
中田 一三 | 伊藤 彰 |
試合総評
明治安田生命J2第39節 『 京都 0-1 甲府 』
『 PO進出へ望み繋がる勝利!82分金園勝利弾と河田選手が神セーブ連発で8位浮上。』
今節39節にドローもしくは敗北となるとプレーオフ進出は限りなく厳しくなる決戦。アウェイ京都戦において、西京極での戦いは最後になるという沢山の節目だった。
キックオフから素晴らしい連携による猛攻を見せた甲府は、前半の勢いを保ったまま後半82分に金園選手が強烈な決勝弾をゲット。振り返れば今週のJ2スーパーセーブランキングを総なめにする様な河田選手の信じられない様なセーブの連続。
アディショナルタイムのPKで今日最大のピンチとなったアウェイのスタジアムは大きな盛り上がりを見せたが、またしても河田選手が止めきった。神がかったGK河田選手のスーパープレーで、プレーオフ進出への望みが繋がった。残り3試合、甲府は勝ち点を積み重ね、その先の舞台を目指し続ける。
PO圏内直下の8位京都と9位甲府の対決となった第39節。現在勝ち点59の甲府だが京都との勝ち点差は3ポイントで、甲府が勝利すれば勝ち点62で京都に並び、得失点差で8位に浮上。負けるようなことになればPO圏内入りも絶望視される状況で、まさに背水の陣で挑む京都戦。どちらのチームにとっても勝ち点3を取りに行く試合となった。
甲府は前節の鹿児島戦で退場となった山本選手のポジションに新井涼平選手をスタメン起用。トップにピーター・ウタカ選手、シャドーには曽根田選手とアラーノ選手という布陣でホーム15戦無敗の京都戦に挑んだ。
<前半>
名称変更となった「たけびしスタジアム京都」。秋晴れだが風が強くフラッグがたなびいている。試合は甲府ボールで開始。当初3-4-2-1のフォーメーションが予想されていた京都だったが、試合が始まってみると4-4-2になっていた。
甲府は試合開始直後から京都のボールの出所に対して早め早めにプレスをかけ京都に自由にボールを持たせない。また前線のウタカ選手とアラーノ選手の関係がよく、そこに曽根田選手が加わって積極的に京都陣内に攻め込んだ。
前半8分には京都陣内中央をアラーノ選手がドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア手前で左足を強振。放たれたシュートは相手GK清水選手に触れられてゴールポストを直撃。惜しいシュートだった。
この試合に掛ける両チームの意気込みを物語るシーンが前半11分にあった。ボール争いで小椋選手と本多選手が接触し、倒れ際に地面に手を着いた本多選手が腕を負傷する。その後交代となるが、明らかに負傷していると思われる右手をテーピングをして再びピッチに立つ本多選手の姿勢は、この試合に懸ける意気込みが伝わって来る場面だった。
前半18分には右サイドを仕掛けたウタカ選手がゴール正面にグラウンダーのクロスを入れるが味方に合わず、逆サイドに流れてしまう。しかし流れたボールをアラーノ選手が拾い、ペナルティエリアの右にクロスを供給。これにウタカ選手がヘディングで合わせるが、わずかにシュートは枠を外れる。
その後、勝ち点3を取りに行く両チームの攻守入れ替わりが激しい試合となった。
前半28分の京都。一美選手がペナルティエリア中央で福岡選手からの縦パスを受け、最後は右足を振り抜く。だがGK河田選手が右腕一本でシュートを阻止。今日の河田選手のセーブは冴えていた。
前半33分の甲府。ペナルティエリア手前でウタカ選手とアラーノ選手がワンツーを仕掛け、アラーノ選手がペナルティエリア内の左でGK清水選手と1対1に。アラーノ選手が放ったシュートはGK清水選手の左足にブロックされゴールを揺らせない。甲府の決定機だった。
その後も両チームの勝利に対する気持ちが見える好ゲームとなったが、お互い決定機をつくるものの、最後の最後で両GKのファインセーブに阻まれ前半をスコアレスで折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
ヴァンフォーレ甲府:伊藤彰監督
遠く京都までファン・サポーターの皆さんが500人くらい来ていただいて、ファン・サポーターのために勝点3を取れたことと、後押しに感謝しています。
試合は、リーグで一番ボールを握ることができる、イニシアチブを取れる京都に我々がどれだけ守備をできるか、どれだけプレッシャーを掛けられるかがキーになってくるが、戦前の予想から自分たちの中で準備をしてきたことです。相手がメンバーを変えてきたりする中で3枚で来るか、4枚で来るか我々もいろいろ考えましたが、選手がしっかりと対応してくれたというところ。守備からしっかりとハードワークをしてくれた。特に前線の3枚とボランチ、全員ですけど、凄くハードワークをしてくれたことによってしっかりとゲームを締めることができたと思っています。
途中僕自身もウタカを代えるか、金園に時間を与えるか少し迷いましたが、ウタカもドリブルや個人技やチーム戦術のところでやってくれていた。ここが勝負というところで代えて、金園が点を取ってくれた。チームとしてやってきたことが間違ってなかったとすごく感じた。いいゲームになった。点を取った金園は勿論ですが、今日の勝因は河田が何本もビッグセーブをしてくれた。これがチームに活力を与えてくれた。新井涼平、CBの3人がしっかりと声を出して強固なブロックを作ってくれたことは素晴らしかった。そこが我々が京都に勝てた勝因と思っています。残り3試合ですが、我々は追いかける立場なのでしっかりと戦ってやってきたことを積み上げて、やってきたことをしっかりと出し切れて、最後笑えるようにやりたい。次の福岡戦に向けてしっかり準備をしたい。
■質疑応答
■ウタカ選手を代えたところで迷ったと総括にあったのですが、金園選手投入に踏み切れた要因と金園選手の評価は?
一つは京都のCBが疲れてきて裏への対応が段々とスペースが出てきたと分析した。ウタカのところは足元に入って仕掛けることは素晴らしく機能していたと思う。ただ、裏を取る動きをシャドー2枚に求めていたが、その前にボールを収めるところ、金園の方が身体を張れる、金園の方が元気なのでCBの裏、SBの裏に流れて相手の守備を裏返しながらゲームを進めたい狙いの一つがあったのが一つの戦術的なところで、ウタカから代えて金園投入という選択をしました。
■後半開始から攻守ともに前への勢いが増していたが、HTにどんな指示をしましたか?
HTは守備のところ、プレッシャーを掛けるところを間違わないようにというところと、相手のオーガナイズが4-3-3でアンカーを作ってくるチームだったので、そこにプレッシャーを前の3枚でどう掛けるかというところ、尚且つそこにパワーを持って入ることは後半の頭に選手にきつめに言いました。後半の頭は、前に前にとプレーが見えたと思うし、そういう入りをここ2週間積み上げて来られたのでいい入りだったと思います。前に運ぶことはHTに選手に指示したキーワードでした。
■前半は相手の入り方が分からず慎重になりましたか?
最初の10分はハードに行こうと話をしていたが、京都が4枚か3枚かゲームが始まってみないと分からないというのがあった。すぐに把握はできたが、選手が反応するのに少し時間がかかった。
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