GAME
試合結果
![]() |
![]() |
---|
選手交代
68分
田中 佑昌→ 堀米 勇輝
|
58分
西村 拓真→ クリスラン
|
78分
小出 悠太→ 橋爪 勇樹
|
73分
古林 将太→ 菅井 直樹
|
83分
山本 英臣→ 黒木 聖仁
|
82分
奥埜 博亮→ ジャーメイン 良
|
警告・退場
28分
|
90分
|
44分
|
|
86分
|
|
90分
|
|
90分
|
![]() |
![]() |
---|
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵
|
GK 21
関 憲太郎
|
DF 5
新里 亮
|
DF 31
茂木 駿佑 |
DF 4
山本 英臣
|
DF 13
平岡 康裕 |
DF 6
エデル リマ
|
DF 27
大岩 一貴 |
MF 22
小出 悠太
|
DF 50
増嶋 竜也 |
MF 40
小椋 祥平
|
MF 7
奥埜 博亮
|
MF 8
新井 涼平
|
MF 18
三田 啓貴
|
MF 14
田中 佑昌 |
MF 29
古林 将太
|
MF 35
高野 遼
|
MF 16
野津田 岳人
|
FW 39
リンス |
FW 30
西村 拓真 |
FW 10
ドゥドゥ
|
FW 11
石原 直樹
|
サブメンバー
GK 23
岡 大生
|
GK 1
シュミット ダニエル
|
DF 3
畑尾 大翔
|
DF 32
小島 雅也 |
MF 15
兵働 昭弘
|
MF 10
梁 勇基
|
MF 16
松橋 優 |
MF 25
菅井 直樹 |
MF 28
橋爪 勇樹 |
FW 8
野沢 拓也 |
FW 11
堀米 勇輝
|
FW 20
クリスラン
|
FW 20
黒木 聖仁 |
FW 40
ジャーメイン 良 |
監督
吉田 達磨 | 渡邉 晋 |
試合総評
明治安田生命J1第34節 『 甲府 1-0 仙台 』
『 劇的な勝利も悔しい降格 でも1年でカムバックだ 』
残留でもなく降格でもない、とても落ち着かない立ち位置(16位)で、甲府(6勝11分16敗)は最終戦をホームで迎えた。相手は11位の仙台(11勝8分14敗)だ。
甲府は勝つだけではいけない。仙台に勝った上に、対象の清水が引き分けか負けないと残留を決められない。非常に難しい状況だ。
仙台はここ4試合負けがない(1勝3分)と元気だ。逆に甲府は終盤の3連敗もあってここ5試合勝ちがない(2分3敗)。前期の対戦は0-3と甲府は完敗している。
データでは甲府の分は悪い。しかしサッカーは終了の笛が吹かれるまで、何が起こるか分からない。実際、今季の甲府は惜しいゲームをいくつも落としているし、勝てた試合を引き分けに持ち込まれている。逆のケースも十分にあるだろう。
窮地に追い込まれたこの最終戦を前に、甲府のイレブンには悲壮感はまったくない。練習も厳しさの中に和気あいあいの雰囲気が感じられ、残留争いを演じているチームとは思えない。
選手たちは自信を持っている。「1年間積み上げてきたことを出し切って戦えば、結果はついてくる」。
相当なプレッシャーがかかるだろうが、落ち着いたプレーを忘れず、甲府らしい戦いを続ければ、最後に勝利の女神は甲府に微笑むだろう。
勝利しかない甲府は、前半から相手ゴールに果敢に攻め込むシーンを作る。26分、小椋選手からドゥドゥ選手、リンス選手とつなぎ、最後はリンス選手が右足でシュート。しかし相手GKに阻まれる。
39分、ショートCKから新井選手がヘディングシュートするが、ボールはポストの左へそれる。
40分、エリア内からリンス選手が右足でシュート。しかし枠の左へ。
前半はシュート数で上回る甲府が試合を優位に進めるが、0-0のまま後半へ。
※この続きは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合総評』メニュー(有料)をご覧ください。
ご加入方法はこちらです。
試合終了後 監督記者会見
今日、僕たちがJ2に行くと言うことが決まりました。会場の雰囲気も、「最高」と言う言葉でさえ軽く感じるくらいのものを作っていただいて、とにかく勝って、全てを尽くして天命を待つと言うこと(を目指しました)。今日この日に限っては(勝つということは)達成できたんですけれども、降格圏にいて他力しかない、その他力も最後は僕たちのものにはならず、これだけの大勢のサポーターやファンやスポンサーの皆さんの前で降格をする、という結果になってしまいました。本当に、監督として申し訳なく思っています。
今日の戦いと言うのは、選手たちは非常に良く走り、動き、しゃべり、ぶつかり、考え、最後の勝利を掴もうと戦ってくれたと思います。今日、ここで2017年の我々のチームは、結果を残すことなく終わりを迎えました。この2017年に山梨にサッカー(を初めとしたフットボール)専用スタジアムができると言うことが決定し気運が高まって行く中、Jリーグや地方のクラブのひとつの光として僕たちがJ1にい続けると言うことを目指して参りましたけれども、山梨県のサッカーの高まる気運に、もうひとつの盛り上がりと花を添えられませんでした。僕たちがJ1残留することで、レベルの高いサッカーがこの地で見られると言うこと、そして、山梨の子供たちや、今まで県の「街のサッカー」を作り上げた人々が、更にサッカーにのめりこんでいくという絵を、僕たちがグッと持ち上げることができず、それも重ねて申し訳なく思っています。
選手たちとは(一緒に)1年間戦ってきました。戦いと言うのはいつでもありますし、選手同士も戦いますし、選手と僕(の間に)も戦いがあります。その戦いに、いつも折れることなく、めげることなく、共に戦ってくれた、トレーニングを一生懸命やってくれた、最後の最後までこれだけ勝てないシーズンが続いていく中で心が切れそうになっても切らさずに一つにまとまっていてくれたと言うこと、この2017シーズンの選手には本当に感謝しています。選手たちは、なかなか勝利を届けられない監督を助け、信じ、やってきてくれました。来年、このチームに残るのが誰かと言うこともわかりませんし、もしかしたらどこか(他のチーム)に行ってしまう選手がいるかもしれません。それは、これからどうなっていくかと言うのはわかりませんが、いずれにしても、この1年一緒に戦ってくれた選手たちというのは、僕の誇りですし、宝になりました。このチームを率いて、本当に良かったなと思う日は、1日や2日じゃなく、1回や2回ではなく、この街に来てずっと思い続けていたことです。今日、この結果を受けて、更にこのチームを率いることができて幸せだったな、本当に良かったなって思えるような戦いぶりを選手が最後の最後に発揮してくれました。ただ、同時に選手たちに対して申し訳なかったなと思いました。
1年でこのJ1の舞台に帰ってくる、降格争いの中に僕の来期の続投を決断し発表してくれたクラブのために、最後の最後まで起こるかもしれない奇跡を信じ、力強い、熱い、それでいて暖かいヴァンフォーレのサポーターのために、その声援を送っていただけたことを力に変えて2018シーズン、簡単ではないと言われるJ2、方式も変わりJ1昇格へのハードルと言うのは高くなるであろうJ2を、一つになって戦い抜きたいと思います。切り替えることは容易ではないかもしれませんけれども、新たな気持ちを持って、新しい志を持って、たった一つの明確な目標を持って、今日から戦いを始めたいと思います。
ここにいらっしゃる(メディアの)皆様にも、この小瀬でなかなか勝利の会見ができず、最後の最後、勝ったと思えばこういう暗い感じになってしまい、本当に申し訳ありません。でも、1年間ありがとうございました。
ヴァンフォーレ甲府は、いろんな人の力が重なって立っているクラブだと言うことを実感しています。立ち続けていたJ1の舞台と言うところから自分がJ2に落としてしまった訳ですから、その責任を持って、来期に向け今日から戦いたいと思います。
降格圏にいましたが、最後の最後まで信じていて、勝てばいけると思っていました。あまりうまく話せませんが、J1残留ならずにJ2降格ということを、山梨の皆様、応援していただいている皆様、僕らを支えていただいているスポンサーの皆様、選手、に本当に申し訳なく思っています。