GAME
試合結果
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選手交代
67分
盛田 剛平→ 津田 琢磨
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61分
キム ミンテ→ 藤村 慶太
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88分
ダヴィ→ 熊谷 駿
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67分
西村 拓真→ 梁 勇基
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90分
保坂 一成→ 石原 克哉
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90分
茂木 駿佑→ 杉浦 恭平
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警告・退場
11分
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78分
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53分
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵
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GK 21
関 憲太郎 |
DF 41
土屋 征夫 |
DF 25
菅井 直樹
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DF 4
山本 英臣
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DF 13
平岡 康裕 |
DF 5
新里 亮
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DF 3
渡部 博文
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MF 14
田中 佑昌 |
DF 5
石川 直樹
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MF 6
マルキーニョス パラナ |
MF 6
キム ミンテ |
MF 30
保坂 一成 |
MF 17
富田 晋伍
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MF 28
橋爪 勇樹
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MF 7
奥埜 博亮
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FW 23
稲垣 祥
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MF 31
茂木 駿佑 |
FW 19
盛田 剛平 |
FW 30
西村 拓真 |
FW 9
ダヴィ |
FW 20
ハモン ロペス
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サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 22
石川 慧 |
DF 17
津田 琢磨
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DF 32
小島 雅也 |
MF 7
石原 克哉 |
MF 10
梁 勇基 |
MF 20
黒木 聖仁
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MF 19
杉浦 恭平 |
MF 27
ビリー セレスキー
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MF 24
差波 優人 |
FW 25
森 晃太 |
MF 26
藤村 慶太
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FW 26
熊谷 駿 |
MF 29
水野 晃樹 |
監督
佐久間 悟 | 渡邉 晋 |
試合総評
明治安田生命J1 2ndステージ 第12節 『 甲府 1-1 仙台 』
『 山本選手のPKで先制するも、サイドからのクロスを押し込まれ同点。14位に浮上も攻守に課題を残す。 』
前半、稲垣選手がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これを山本選手がきっちり決めて先制する。しかし、度々サイドを抉られると石川選手のクロスを西村選手に頭で流し込まれ同点。ドゥドゥ選手を欠く中で攻撃の形を作れず、相手の攻撃を受け続ける展開となるなど課題を残したが、新潟が横浜FMに破れたことで勝ち点差で上回り、14位に浮上した。
降格圏16位・名古屋との勝ち点差はわずかに4。主力に怪我が相次いでいるが、仙台相手に勝利を挙げて勝ち点3を手にしたい。
前節・G大阪戦では前半開始早々にドゥドゥ選手のクロスに田中選手が足を伸ばして押し込み先制に成功するも、そのわずか3分後にFKから遠藤選手の鋭いクロスに長沢選手に頭で合わされ同点に追いつかれる。前半好機を作りながら追加点を上げられずにいると、後半はG大阪に押し込まれる展開に。すると後半35分にゴール前で倉田選手にボールを奪われ、失点。これが決勝点となり、G大阪相手に勝ち点を得ることはできなかった。
前節・G大阪戦でドゥドゥ選手が左膝に約全治6週間の怪我をして今節は欠場。また、松橋選手も負傷で戦列を離れるなど、残留争いが佳境を迎えたシーズン終盤において、非常に苦しいチーム状況となっている。今節のスターティングメンバーは、GK河田選手、3バックは右から土屋選手、山本選手、新里選手、保坂選手とマルキーニョス パラナ選手のダブルボランチに、右WBは田中選手、左WBは橋爪選手。稲垣選手、盛田選手のツーシャドーに、ワントップにはダヴィ選手が入っている。
仙台は4-4-2を基本システムとしていて、ハモン・ロペス選手ら攻撃力の高い選手が揃う。前線から激しいプレッシャーをかけて相手からボールを奪い、ショートカウンターからツートップのコンビネーションで積極的にゴールを狙ってくる。
試合前、佐久間監督は仙台戦について「勝ち点36で残留をほぼ決めているし怪我人も多いので、勝ち点3を取るチャンス」と話していた。実際、梁勇基選手は怪我から復帰したもののベンチスタート。ウィルソン選手は怪我でベンチ外、大岩選手、三田選手も出場停止で、大きく主力を欠いている。
ドゥドゥ選手の欠場で、40歳のベテラン・盛田選手が今節は先発出場。シャドーでの出場となるが、「そのポジションの選手が守備をできる出来ないでだいぶ変わってくるから、その部分は怠らずにやることが重要」と話す。ドゥドゥ選手がいないことで強い個によるボールの持ち運びは難しい状況だが、ダヴィ選手と盛田選手が前線に揃うことで明確なターゲットができる。「前線に2つターゲットがあれば迷わず放り込んでくれると思う。そういうところでマイボールにしたり、ゴール前に近いところでたくさんチャンスができればいい(盛田剛平選手)」。ドゥドゥ選手が離脱となるが、その間に得点を挙げる形をこの試合で見出したい。
前半は序盤から仙台がボールを持つ展開に。前半10分、左サイドの石川選手が中央に高いクロスを供給。このボールに反応したハモン・ロペス選手が甲府DFと競りながら頭で合わせるが、ボールはバーの上に外れる。前半20分、ハモン・ロペス選手がDFを背負いながらボールをキープ。このボールを茂木選手に送ると、茂木選手が強烈なミドルシュートを放つも、GK河田選手がファインセーブでゴールを防ぐ。
甲府はロングボール主体で攻撃を組み立てる。前半21分、GK河田選手が前線に送ったボールを左サイドの盛田選手が受けて持ち上がり、中央にクロスを供給するも仙台DFにクリアされる。この流れでスローインから稲垣選手がペナルティエリア内に抜け出すと、石川選手にファウルを受けてPKを獲得。このPKのチャンスにキッカーは山本選手。ゆったりしたモーションの助走から落ち着いてゴール左にボールを流し込み、甲府は先制に成功する。
前半34分、右サイドでダヴィ選手がドリブルでボールを持ち上がり中央に鋭いパスを供給。このパスを稲垣選手が受けて後ろから駆け上がってきた保坂選手にパスを送るも、仙台DFに対応されてシュートは打てない。すると前半37分、仙台は左サイドの石川選手が稲垣選手をフェイントでかわして中央にクロスを供給。これに西村選手が上手く抜け出し、ヘディングシュートを放つとボールはネットに突き刺さる。先制点からわずか14分で仙台に追いつかれる。
前半終了間際の42分、西村選手のパスに反応したハモン ロペス選手が抜け出し、山本選手をかわしてシュートを放つ。ボールに河田選手が触ってゴールに向かって流れるも…。
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試合終了後 監督記者会見
今週は、前節逆転負けを喫したので選手が引きずらないようにする必要があったり、また、貴重な戦力であるドゥドゥ選手、松橋選手が負傷した中、毎試合そうですが、仙台戦に向けて分析しメンバー構成を考えに考え、苦しい1週間でした。
ウィルソン選手が帯同しなかったことは我々にとっては大変ラッキーだったと言わざるを得ないと思います。明らかにツートップのチームで、その後ろにボランチが上手くサポートして、特にサイドから最高速にクロスボールで点をとるチームです。サイドに起点を作らせないこと、サイドからのクロスを入れられないようにすることをケアしていました。茂木選手にちょっとぼかした、頭脳的なポジショニングを取られてしまい、土屋選手、田中選手あたりが少し困惑してしまいました。残念ながら、そこからクロスを入れられてしまい失点してしまいました。ツートップのカウンターと個人突破による得点力、サイドを攻略しての大外からの飛び込み、梁選手が出てきたときのセットプレー、この3つが危険かなと思っていました。1点はやられてしまいましたが、外国人のところは危険な場面もありましたがバックラインが概ね消してくれたかなと思いました。
攻撃に関しては、仙台のバックラインに少しスピードがないこと、二人のボランチが前にボールを取りにくること、今日、ボランチにキム・ミンテ選手が出てきてくれてちょっとラッキーかなと思ってましたが、ボランチを食いつかせて、バイタルエリアをあけて、そこに皆が斜めに走りこむことを練習していました。最後に橋爪選手が逆サイドに走ってくれて決定的なチャンスを作ってくれましたが、なかなかダヴィ選手や盛田選手のところにボールが納まらず、田中選手をサイドバックに使わなくてはいけない上、ドゥドゥ選手がいないチーム事情の中、前への推進力が発揮できませんでした。スタンドからも厳しいお言葉を頂きましたが、私としてはチームの現状を考えると致し方ないかなと考えておりますし、選手は最後の最後までチームへのロイヤリティを持って、体を張ってくれたと思います。少しずつ怪我の選手も戻ってくると思いますので、色んなところを整備して向っていきたいと思います。残り10試合、ファイナル10のところで1敗もしたくないと思っていましたがガンバに負けてしまい、ラスト5試合のところでは勝点30は行きたいと思っていました。2011年、私が監督をやったときも第30節のところで勝点30は絶対かと思っていました。今年はそれに及ばなかったですが、残り5試合、直接対決もあり、勝点3をとる戦いが必要なのは明らかなので、選手にも言って頑張っていこうと思います。