GAME
試合結果
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選手交代
17分
阿部 浩之→ 大森 晃太郎
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30分
松橋 優→ 黒木 聖仁
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75分
長沢 駿→ 呉屋 大翔
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82分
稲垣 祥→ ダヴィ
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90分+3
アデミウソン→ 今野 泰幸
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90分+1
保坂 一成→ 森 晃太
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警告・退場
75分
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6分
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34分
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スターティングメンバー
GK 1
東口 順昭
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GK 1
河田 晃兵
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DF 14
米倉 恒貴
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DF 5
新里 亮
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DF 5
丹羽 大輝
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DF 4
山本 英臣
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DF 6
金 正也
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DF 17
津田 琢磨
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DF 4
藤春 廣輝 |
MF 16
松橋 優
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MF 7
遠藤 保仁
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MF 30
保坂 一成 |
MF 21
井手口 陽介 |
MF 6
マルキーニョス パラナ |
MF 13
阿部 浩之 |
MF 28
橋爪 勇樹
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MF 11
倉田 秋 |
FW 23
稲垣 祥
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MF 9
アデミウソン
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FW 14
田中 佑昌 |
FW 20
長沢 駿
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FW 10
ドゥドゥ
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サブメンバー
GK 18
藤ヶ谷 陽介 |
GK 31
岡西 宏祐 |
DF 3
西野 貴治 |
DF 3
畑尾 大翔 |
DF 22
オ ジェソク
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MF 20
黒木 聖仁
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MF 15
今野 泰幸 |
MF 27
ビリー セレスキー
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MF 19
大森 晃太郎
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FW 9
ダヴィ |
MF 25
藤本 淳吾
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FW 19
盛田 剛平 |
FW 23
呉屋 大翔 |
FW 25
森 晃太 |
監督
長谷川 健太 | 佐久間 悟 |
試合総評
明治安田生命J1 2ndステージ 第11節 『 G大阪 2-1 甲府 』
『 田中選手のゴールで先制するも長沢選手の一発で同点。粘りの守備も最後は倉田選手に勝ち越しゴールを許し、勝ち点を逃す。 』
試合開始早々にドゥドゥ選手がボールを奪って上げたクロスに田中選手が反応して右足で押し込み先制。しかし、直後にFKから長沢選手にヘディングシュートを決められ同点に追いつかれる。後半はG大阪の攻撃を受ける展開となり、ペナルティエリア左で倉田選手にボールを奪われるとパス交換から倉田選手にシュートを決められ万事休す。G大阪相手に勝ち点を積み重ねることはできなかった。
「批判されても何をしても勝ち点1を何が何でも取りたい」。佐久間監督はG大阪戦に向けて決意を語った。リーグ戦は残り7試合で、降格圏の16位名古屋との勝点差は試合前時点で7と。名古屋は成績低迷で監督交代と闘莉王選手の獲得を断行し巻き返しを図るなど、依然として気の抜けない状況が続いている。
リーグ戦前節の大宮戦では保坂選手のゴールで1点を先制するも、ムルジャ選手、マテウス選手に得点を許し2-1と追いかける展開に。それでも後半アディショナルタイムにFKを獲得すると橋爪選手のクロスに黒木選手が頭で合わせて土壇場で同点に追いつく。「得点はたまたま。鹿島戦のゴールを思い出しながら形だけでもと思い、入っていきました」。同点ゴールについて黒木選手は控えめに振り返ったが、まさに値千金のゴールで勝ち点1を積み重ねた。
前節大宮戦で新井選手が右膝を負傷し今節は欠場。また、9/3(土)の天皇杯に出場したダヴィ選手も精彩を欠き、今節はベンチスタートとなった。今節のスターティングメンバ―は、GK河田晃兵選手、3バックは右から新里亮選手、山本英臣選手、津田琢磨選手。保坂一成選手とマルキーニョス パラナ選手のダブルボランチに、右WBは松橋優選手、左WBに橋爪勇樹選手。稲垣祥選手と田中佑昌選手のツーシャドーに、ワントップにはドゥドゥ選手が起用された。
G大阪は現在、年間順位5位ながら2ndステージでは首位・川崎に勝ち点差2で4位につける。甲府はJ1残留のため、G大阪はステージ優勝のために勝ち点3が欲しいところ。G大阪は前線に192㎝の長身FW長沢駿選手と切れ味鋭いドリブル突破が持ち味のアデミウソン選手らが揃う。サイドバックとサイドハーフが積極的に高い位置をとって攻撃参加する上、ボランチの遠藤保仁選手も高い位置を取ってボールを供給してくる。さらに2ndステージに入ってからは失点数がリーグ最少の8と守備も安定している。
甲府としては0-0の時間を長くしたいところ。今週のトレーニングではツーシャドーの一角が最終ラインに吸収されて“6バック”を形成する戦術を繰り返し確認した。1stステージではサイドからのクロスを長沢選手に頭で合わされ失点し、これが決勝点となった。このクロスボールの脅威を除くための手段として6バックを形成。5人でゴール前のスペースを消し、1人がサイドのボールホルダーを牽制する。
6バックを形成するために、シャドーには上下運動を繰り返す運動量が求められる。今節シャドーを担う田中選手は90分間運動量が落ちないスタミナが持ち味。守備については「背後へ一発の抜け出しや高い位置で奪われた瞬間の切り替えに注意したい」としている。攻撃時は前線でのドゥドゥ選手とのコンビネーションはもちろん、中盤に下りてボールをピックアップして持ち上がる役割も担う。佐久間監督は「クリスティアーノ(現・柏)と同じ役割をできる」と前半戦のチームの中核選手に例えて期待を表した。
ダヴィ選手がサブに回ったことでドゥドゥ選手が新潟戦以来3試合ぶりにワントップに入った。ドゥドゥ選手はこれまでの5試合でワントップで先発出場し、自身の全得点の3得点を挙げている。田中選手と稲垣選手とのコンビネーションも良く、得点に期待がかかる。ドゥドゥ選手も「厳しい戦いになるが、広島戦のようなサプライズな結果にしたい」と強敵相手に勝利を挙げるべく気を引き締めた。
前半5分、左サイドでドゥドゥ選手が前線でボールを奪い、ドリブルで持ち上がり中央にグラウンダーのクロスを供給。このボールに田中選手が反応すると、右足を伸ばしてゴールに流し込む。前半早々に甲府が先制する。しかし、前半8分、G大阪は左サイド深い位置でFKを獲得すると、遠藤選手が鋭いクロスをゴール前に供給。このボールにニアサイドで長沢選手が頭で合わせるとボールはネットに突き刺さる。甲府はわずか3分で同点に追いつかれる。
甲府はボールを持ちながらゴールを狙う。前半23分、ペナルティエリア手前で田中選手がワンツーからゴール右隅を狙った強烈なシュートを放つも、ここはGKに阻まれる。早い時間帯で追加点が欲しい甲府だったが、松橋選手が右足を痛めてしまい、前半30分で黒木選手と交代。先制点を挙げた田中選手が右WBに入り、黒木選手が左シャドーの位置に入る。
前半38分、右サイドでドゥドゥ選手がボールをキープし、中央に走り込んだ保坂選手にパスを供給。保坂選手はワンタッチでシュートを狙うも、GKにセーブされる。前半39分にはドゥドゥ選手の巧みなクロスに黒木選手が合わせてヘディングシュートを放つもボールは…。
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試合終了後 監督記者会見
ヴァンフォーレ甲府:佐久間悟監督
「結果的に1-2で終わって今日は落胆せざるを得ない気分。前半ああいう形で先制してわずか数分で警戒していた長沢選手のマークを外して(同点に追いつかれた)。あの場所でFKを与えたことも残念。G大阪はボールを持たせてくれて我々にミスを誘発させて点を取る狙いじゃななかったのかなぁと思っていたが、細心のリスクマネージメントをしようと話をしていたハーフタイム。ペナルティエリア近くでああいうミスをしたらG大阪に勝つことは難しい。残念で仕方がない。ファイナル10はどの試合も勝点を取るつもりでいたが、今日は取ることができなかった。甲府までの帰りの長いバスの旅になるが、切り替えて来週の試合に臨みたい。」