GAME
試合結果
![]() |
![]() |
---|
選手交代
62分
森崎 和幸→ 塩谷 司
|
54分
マルキーニョス パラナ→ 黒木 聖仁
|
72分
丸谷 拓也→ 佐藤 寿人
|
66分
ダヴィ→ 田中 佑昌
|
80分
ピーター ウタカ→ 皆川 佑介
|
80分
ドゥドゥ→ 盛田 剛平
|
警告・退場
15分
|
59分
|
90分+4
|
![]() |
![]() |
---|
スターティングメンバー
GK 1
林 卓人 |
GK 1
河田 晃兵 |
DF 8
森崎 和幸 |
DF 5
新里 亮
|
DF 5
千葉 和彦 |
DF 4
山本 英臣
|
DF 16
清水 航平
|
DF 8
新井 涼平 |
MF 14
ミキッチ |
MF 16
松橋 優
|
MF 6
青山 敏弘 |
MF 30
保坂 一成 |
MF 28
丸谷 拓也
|
MF 6
マルキーニョス パラナ |
MF 18
柏 好文 |
MF 28
橋爪 勇樹 |
MF 44
アンデルソン ロペス |
FW 23
稲垣 祥 |
MF 30
柴崎 晃誠 |
FW 9
ダヴィ |
FW 9
ピーター ウタカ |
FW 10
ドゥドゥ
|
サブメンバー
GK 13
増田 卓也 |
GK 31
岡西 宏祐 |
DF 33
塩谷 司 |
DF 17
津田 琢磨
|
MF 37
宮原 和也 |
MF 7
石原 克哉 |
MF 34
高橋 壮也 |
MF 14
田中 佑昌 |
MF 25
茶島 雄介 |
MF 20
黒木 聖仁
|
FW 22
皆川 佑介 |
FW 19
盛田 剛平 |
FW 11
佐藤 寿人 |
FW 25
森 晃太 |
監督
森保 一 | 佐久間 悟 |
試合総評
明治安田生命J1 2ndステージ 第9節 『 広島 0-1 甲府 』
『 セットプレーから途中出場の田中選手がこぼれ球を押し込み先制!安定した守備で広島にチャンスを作らせず、今季初の連勝を飾る!! 』
前半から山本選手を中心に安定した守備を展開し広島にチャンスを作らせず。後半ダヴィ選手に代わって入った田中選手がCKからドゥドゥ選手のヘディングシュートのこぼれ球を押し込みゴール。最後まで広島の攻撃を抑え込み、強敵・広島相手に勝利を収めた。
勝利を祝う“輝く夜空”が響くホームスタジアムで、星が煌めく夏季限定ユニフォームを身にまとった選手達は勝利の歓喜の渦中にいた―。前節・新潟戦では前半にセットプレーからの流れでPKを獲得すると、ドゥドゥ選手が落ち着いてゴールに流し込み、先制に成功。守備では先制しても下がることなく高い位置でラインを保ち、ボランチが積極的に配球元へ牽制することで、新潟の攻撃を封じ込めた。
下位チームとの勝ち点差が縮まる中で欲しかった勝ち点3。前節、それを手繰り寄せたのは、キャプテン山本選手の戦列復帰が大きい。熟練の技ともいえる巧みなラインコントロールで守備の安定をもたらした。さらにチームの狙い通り、新潟のサイドのスペースに正確なキックでボールを供給。前半から何度も効果的なカウンターを展開すると、最後は相手のファウルを誘いPKを獲得するに至った。「あんまり練習出来ていないし、常に練習から頑張っている選手から『何だよ!』と言われないように結果で示すしかないと思っていた」。試合後に山本選手はそう語ったが、強いキャプテンシーでチームを勝利に導いた。
今節のスターティングメンバーは、GK河田選手、3バックは右から新里選手、山本選手、新井選手、保坂選手、マルキーニョス パラナ選手のダブルボランチに、右WBに松橋選手、左WBに橋爪選手。稲垣選手とドゥドゥ選手のツーシャドーに、ワントップにはダヴィ選手が入った。
対戦相手の広島は年間勝ち点3位の鹿島と勝ち点差6の4位。チャンピオンシップ参加のためには何が何でも勝ち点が必要な状況だ。広島は前線のピーター ウタカ選手がリーグトップの17得点を挙げていて、攻撃陣の迫力は健在。さらに前回対戦では欠場していた青山選手がスタメンに名を連ねているだけに、中盤から前線にパスを通されると一気に失点のリスクは高くなる。甲府は今節、中盤に保坂選手とマルキーニョス パラナ選手が起用されているが、2人がどれだけパスコースを消せるかがカギを握る。
残留争いのライバルとの直接対決の勝利から一週間。昨シーズンの王者を相手に、問われるのは選手個人の“真価”とチームの“進化”。中でも攻撃の核のダヴィ選手の奮起が求められる。
「90分間出られる状態。前半も後半も全力で戦いたい」。試合前にダヴィ選手は取材陣の問いかけにこう答えた。2ndステージ第8節川崎F戦に途中出場するもコンディションはとても万全とは言えない状態だった。そのフラストレーションもあって大久保選手への不用意なファウルを招き、本来のパフォーマンスを発揮できないままピッチを去った。
今節はワントップで起用され、同じブラジル人FW・ドゥドゥ選手と前線でコンビを組む。ダヴィ選手は「彼のスタイルは理解している」としながら、前線にボールが入ったときにお互いサポートすることが重要と話す。ダヴィ選手が前線でボールを収めることができれば、ドゥドゥ選手のスピードを生かすこともでき、得点のチャンスも自ずと増えるはず。「いつどこでプレーしていても、ポストプレーや飛び出しは意識している。まだその力は自分自身持っているし、それをやり続けることが大事」。シーズンも残り9試合。残留に向けてダヴィ選手の奮闘に期待がかかる。
前半は序盤から甲府がボールを保持する展開が続く。前半4分、左サイドの橋爪選手がダヴィ選手とのパス交換から中央に切れ込み、ミドルシュートを放つ。しかしジャストミートせず、ボールはGKにキャッチされる。前半9分には山本選手がセンターライン付近から前線にロングボールを供給。これにダヴィ選手が反応してディフェンスライン裏に走るも、ここは惜しくもオフサイドの判定。
前半16分、右サイドで森﨑選手が前線にスルーパスを供給。これに反応したミキッチ選手が甲府DFをかわしてペナルティエリアに進入を図るも、甲府DFがボールをクリア。逆に甲府は前半21分、左サイドの深い位置でボールを受けたドゥドゥ選手が中央にクロスを供給。相手DFに当たってコースが変わるもダヴィ選手がヘディングシュートを放つ。しかし、ボールは枠を外れてしまう。
前半22分には広島が細かい繋ぎからチャンスを作る。右サイドのミキッチ選手からのクロスをピーターウタカ選手が落とし、柴崎選手がミドルシュートを放つ。しかし、ボールはゴール右に外れる。前半31分には、右サイドの森﨑選手からのクロスをエリア内でピーター ウタカ選手が胸で落とすも、オフサイドの判定。
前半アディショナルタイムにはダヴィ選手が縦パスを受け、ドリブルでペナルティエリア内に進入するも森﨑選手に阻まれシュートには結びつかない。前半は狙い通りピーター ウタカ選手に効果的なパスを通させず広島の攻撃を封じ、後半は堅い守備からワンチャンスを狙う…。
※この続きは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合総評』メニュー(有料)をご覧ください。
ご加入方法はこちらです。
試合終了後 監督記者会見
ヴァンフォーレ甲府:佐久間悟監督
「スタジアムに多くの甲府のファン・サポーターの皆さんが足を運んでいただき、また、甲府ではパブリックビューイングも行われていて、皆さんに勝利を届けることができたことは監督冥利に尽きる。選手を誇りに思います。選手に心から感謝したい。
広島とはJ1で長く戦ってきて広島の強みは理解しているが、(アンデルソン)ロペス選手が入ってどうなるのかというところはあった。前回、広島との対戦では、ただ守備をしていても青山選手のクオリティや柏選手、ウタカ選手の突破があった。今日は自分たちでボールを動かす時間を増やして広島の攻撃のパワーを削ぎたかった。
パラナ選手が練習中のケガを再発したことで後半早々に交代カードを切らないといけなかったが、それで中盤の構成力は少し低下した部分がある。今日はダヴィを起用したが、前半を0-0で終わってそのパフォーマンスは予想した通り。コンディションの問題よりも試合勘が足りなかったので、もう少し長く使おうと思ったが、早めに変えた。
森保監督が塩谷選手を入れてきたので、田中選手を入れてドゥドゥと田中で左を突破したかった。その通りの場面はなかなか出なかったが、あの形で点を取れてよかったと思う。ファイナル10(テン)となって前節新潟にホームで勝ち、今日は選手の頑張りで広島に勝利できた。山梨の代表として戦う姿を最後まで気持ちを切らすことなく見せることができればいいと思う。久しぶりに現場の仕事(監督)をやって、約1年半ですが、今日の勝利は心から嬉しいと思います。」