GAME
試合結果
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選手交代
61分
カイケ→ 伊藤 翔
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50分
熊谷 駿→ 森 晃太
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73分
遠藤 渓太→ 前田 直輝
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63分
河本 明人→ 保坂 一成
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90分+3
ファビオ→ 栗原 勇蔵
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警告・退場
24分
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スターティングメンバー
GK 21
飯倉 大樹 |
GK 1
河田 晃兵 |
DF 13
小林 祐三
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DF 16
松橋 優
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DF 22
中澤 佑二 |
DF 4
山本 英臣
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DF 5
ファビオ |
DF 17
津田 琢磨 |
DF 23
下平 匠
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MF 5
新里 亮 |
MF 8
中町 公祐
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MF 23
稲垣 祥
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MF 28
喜田 拓也
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MF 20
黒木 聖仁
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MF 18
遠藤 渓太 |
MF 14
田中 佑昌 |
MF 10
中村 俊輔
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FW 13
河本 明人
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MF 11
齋藤 学
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FW 26
熊谷 駿 |
FW 9
カイケ |
FW 10
クリスティアーノ
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サブメンバー
GK 1
榎本 哲也 |
GK 31
岡西 宏祐 |
DF 4
栗原 勇蔵
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DF 3
畑尾 大翔 |
DF 15
新井 一耀 |
DF 29
渡邉 将基 |
MF 7
兵藤 慎剛 |
DF 41
土屋 征夫 |
MF 25
前田 直輝 |
MF 2
福田 健介 |
FW 17
富樫 敬真 |
MF 30
保坂 一成 |
FW 16
伊藤 翔 |
FW 25
森 晃太 |
監督
エリク モンバエルツ | 佐久間 悟 |
試合総評
明治安田生命J1 1stステージ 第11節 『 横浜FM 2-2 甲府 』
『 警戒していたセットプレーから2失点を喫するも、熊谷選手、津田選手のゴールで同点に!!新戦力が躍動し勝点1を得る。 』
中村選手の正確なセットプレーから2点を失うも、リーグ戦初出場の熊谷選手と津田選手のゴールで同点に追いつきドロー。守備に課題を残すも新たな戦力が躍動し、貴重な勝点1を得た。
明治安田生命J1 1st第11節。アウェイで未だ勝利のない横浜FMとの対戦だ。
前節・柏戦では平均年齢24歳の若い選手達のハードワークに苦しめられた甲府。豊富な運動量で上下運動を繰り返す両サイドに翻弄され、前半12分に失点し、さらに後半25分には前甲府の伊東選手のドリブル突破からチャンスを作られ、ディエゴ オリヴェイラ選手に追加点を許し、結局0-2の完敗となった。
今節はチュカ選手が一時帰国のため戦列を外れた。スターティングメンバーは、GK河田選手、3バックは右から松橋選手、山本選手、津田選手、稲垣選手、黒木選手のダブルボランチに、右WBに新里選手、左WBに田中選手。ツーシャドーはクリスティアーノ選手と河本選手、ワントップには初スタメンとなる高卒2年目の熊谷選手が入っている。
横浜FMは元日本代表の中村俊輔選手が攻撃の軸。中村選手の正確なキックで前線に配球し、伊藤翔選手やカイケ選手がディフェンスラインの裏に積極的に飛び出してくる。また、中村選手がキッカーとなるセットプレーは横浜FMの得点源となっていて、DF中澤選手ら長身選手にも対応が必要。
甲府は直近の4試合を3分け1敗とし、負け試合は少ないものの積み上げた勝点は3に留まっている。先制点を取りながら失点して同点に追いつかれる試合展開が多いだけに、佐久間監督も守備の再建を最重要課題として挙げている。昨シーズンV字回復してJ1残留という結果を導いた“堅守”を取り戻すために、甲府の守備の基本に立ち返るとともに、失点を絶対に許さないという強いメンタリティで試合に臨みたい。
序盤はポゼッションを高める横浜FMの攻撃を受ける展開。前半7分、ペナルティアーク付近で中村選手のパスを受けたカイケ選手が反転してシュートを放つが、これはGK河田選手の正面。前半12分には、中村選手の浮き球のパスに齋藤選手が反応し、シュートを放とうとするも、ここは甲府DFが体を張ってシュートコースを消す。
甲府は前半22分に、クリスティアーノ選手がゴールから遠い位置でミドルシュートを放つも、ボールはGK正面。更に前半25分、ペナルティエリア左手前の絶好の位置でFKを獲得すると、クリスティアーノ選手がゴール左隅を直接狙うもGKに弾かれてしまう。
すると前半31分、横浜FMがペナルティエリア右手前でFKを獲得。この機会に中村選手が中央へクロスを供給すると、中町選手が甲府DFを振り切って頭で合わせるとボールはゴールに流れ込んだ。警戒していたセットプレーから1点を失う。
1点のビハインドを背負った甲府は、クリスティアーノ選手、熊谷選手を中心にカウンターを仕掛ける。前半32分、クリスティアーノ選手がドリブル突破から右サイドの深い位置でクロスを送るも、中の熊谷選手には合わない。しかし、前半38分、中盤でボールを奪ってカウンターを仕掛けると、クリスティアーノ選手が高い位置までドリブルで持ち上がり、クロスを供給。このボールを熊谷選手が足元に収めてシュートを放つが、GKに阻まれる。さらにセカンドボールを河本選手が拾って、再びクロスを供給すると熊谷選手が右足でシュートを放ち、ボールはネットを揺らす!!熊谷選手の初ゴールで同点に追いつく。
しかし、前半アディショナルタイムに横浜が再びセットプレーからチャンスを得る。左CKを獲得すると、中村選手が中央へクロスを供給。このクロスを甲府DFが弾き返すも、喜田選手がペナルティエリア手前中央でボールを拾ってミドルシュートを放つ。これを河田選手が弾くも、こぼれ球に齋藤選手が右足で合わせると、ボールはゴールに流れ込んだ。再び1点を勝ち越された状態で、ゲームは後半へ…。
※この続きは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合総評』メニュー(有料)をご覧ください。
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試合終了後 監督記者会見
ヴァンフォーレ甲府:佐久間悟監督
「ゴールデンウィークの最後の休日、多くのサポーターがアウェーに応援に駆けつけてくれたことを感謝します。前節はホームで今年移籍した伊東選手にブーイングしながら一緒に戦って気持ちを出してくれたのに0-2の完敗だった。今日はなんとか勝点3を積み上げることを狙って臨んだが、結果はケアしていたはずのセットプレーから点を取られて厳しい状況の連続。期待して使った熊谷選手が点を取り、久しぶりに起用した新里選手や出場機会が減っていた選手を含めて全員が必死に戦ってくれた結果、勝点1に繋がった。勝点3が喉から手が出るほど欲しいし、選手に勝点3を取らせてあげたかった。
後半は我々にオープンなピンチがあり、マリノスから見ればチャンスに決められずに勝点2を失った試合。我々はチームの一体感、総力を挙げて勝点1を取った。これでGWの3連戦が終わってチームは2日間のオフのあと、名古屋戦、磐田戦に挑むことになる。」
■質疑応答
▼熊谷選手のワントップはなかなかターゲットになれていなかった面もあったが、攻撃面の印象は?
「前半はそういうシーンがなかなか見受けられなかったが、熊谷選手は攻撃ありきではなく、守備のセットプレーでも期待していた。彼が点を取ったことは我々にとって最大の名誉であり、栄誉。前半なかなか得点の形ができなかったのは中盤の構成力の差があったと思う。マリノスのCBは中澤選手にファビオ選手と能力が高いが、そこにボールを入れてキープするのは難しかった。
ただ、熊谷選手が出たことでクリスティアーノがボールをもらって、中澤選手の脇に侵入することができていた。熊谷選手は加入2年目で、DFとFWのポジションを繰り返しやってきたが、出場して点を取ってくれたことはGMとして彼を高校卒業から2年間預かってピッチに立たせることができて点も取れて、母校の仙田育英高校サッカー部の監督、関係者の皆さんやご両親にいい報告ができることはうれしく感じます。」
▼熊谷選手の持ち味は?今後FWとしての連続起用の考えはありますか?
「継続してFW起用するかというと、(ケガ人続出で)大きい選手が不在という状況ではターゲットとなる彼の高さは重要な武器になると思います。彼の良さは、見た目では身体の大きさや逞しさだが、スペースを見つける能力、ボールを蹴る力は高いものがある。安定して技術を出せることが強みだと思う。
ただ、今年はウェイトを絞ってシーズンに入りましたが、まだ自分の身体を指示できない動きがある。自分がスペースを見つけてタイミングよく動こうとしても、相手が予測してきたときに回避するクイックネスは課題。改めて思うのは、普通は19歳の選手が初出場でゴールを決めた時は喜んではしゃぐものだと思っていましたが、彼は考えていたのかパフォーマンスをした。今の19歳は予測を上回ることがあっても冷静に喜びを表現できる冷静さがあるのだなぁと感じましたね。 」
以 上