GAME
試合結果
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選手交代
64分
川西 翔太→ 高崎 寛之
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75分
阿部 拓馬→ 伊東 純也
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70分
キム ボムヨン→ 高木 純平
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78分
バレー→ 盛田 剛平
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74分
ロメロ フランク→ 中島 裕希
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90分+3
稲垣 祥→ 石原 克哉
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警告・退場
36分
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スターティングメンバー
GK 1
山岸 範宏 |
GK 21
河田 晃兵
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DF 26
宇佐美 宏和
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DF 41
土屋 征夫 |
DF 3
渡辺 広大
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DF 4
山本 英臣
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DF 13
石川 竜也 |
DF 17
津田 琢磨 |
MF 22
キム ボムヨン |
MF 16
松橋 優
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MF 5
アルセウ
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MF 8
新井 涼平 |
MF 33
小椋 祥平
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MF 6
マルキーニョス パラナ |
MF 27
高木 利弥
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MF 27
阿部 翔平
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MF 24
ロメロ フランク
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FW 23
稲垣 祥 |
MF 29
川西 翔太 |
FW 9
阿部 拓馬
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FW 11
ディエゴ |
FW 10
バレー |
サブメンバー
GK 21
中村 隼 |
GK 1
荻 晃太 |
DF 4
西河 翔吾 |
DF 3
畑尾 大翔 |
DF 31
高木 純平
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MF 7
石原 克哉 |
MF 9
中島 裕希 |
MF 18
下田 北斗 |
MF 15
宮阪 政樹
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MF 28
橋爪 勇樹
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FW 8
林 陵平 |
FW 15
伊東 純也 |
FW 34
高崎 寛之 |
FW 19
盛田 剛平 |
監督
石崎 信弘 | 佐久間 悟 |
試合総評
明治安田生命J1リーグ 2nd 第14節 『 山形 0-1 甲府 』
J1 2ndステージ第14節vs山形戦。J1残留に向けた大一番、何としても勝点を挙げたい。
リーグ戦前節は残留争いのライバル新潟との対決。守備を軸にした試合運びで勝ちは逃したものの、確実に勝点1を積み重ねた。3日前の天皇杯・愛媛FC戦では終盤の秋吉選手のゴールが決勝点となり、4回戦に駒を進めた。出場機会に恵まれなかった選手達の躍動が生んだ勝利を、今節にもつなげたい。
甲府は新潟戦と同じく3-4-3の布陣。ディフェンスラインには抜群の安定感を誇る土屋選手、山本選手、津田選手のベテラン勢が引き続き名を連ね、ダブルボランチにはマルキーニョス パラナ選手と高いボール奪取力を持つ新井選手が入った。前線にはワントップにバレー選手、シャドーには阿部拓馬選手と稲垣選手が起用された。稲垣選手は14日(水)の天皇杯・愛媛戦から中2日での出場だが、持ち前の運動量で攻守に渡る活躍を期待したい。
対する山形は、FWディエゴ選手の突破力や左の石川選手の配球に要注意。ディフェンスラインで奪ったボールを素早く前線に配球してカウンターに繋げるスタイルだけに、セカンドボールの奪い合いが勝負のカギとなる。ただ、山形は天皇杯から中2日で8人の選手が出場している。降格圏脱出のために勝点3が欲しいチーム事情もあって、早い時間帯から勝負に出てくることも予想される。
山本選手が試合前に語った通り、「しっかりした守備をしてまずは勝点1を握った状態で試合を進める」ことが重要。選手の疲労度を考えれば甲府にアドバンテージがあり、スピードのある伊東選手を切り札としてベンチに控えている。焦らずに0-0の時間を長く試合を進め、チャンスをものにしたい。
NDソフトスタジアム山形のゴール裏には甲府からサポーター約400人が詰めかけた。サポーターの熱を力に、勝負の90分が始まった。
■ピックアップシーン
▼前半10分
左サイドの阿部翔平選手からクロスが上がる。しかし、ボールはバレー選手の頭上を越え、シュートには結びつかない。
▼前半15分
ショートコーナーから左サイドの最深部で阿部翔平選手が高いクロスを上げる。バレー選手がヘディングシュートを放つも、GK正面。
▼前半21分
ペナルティエリア右手前でFKを獲得。山本選手が中央に供給したクロスに阿部拓馬選手が頭で飛び込む。しかし、GKがキャッチ。
▼前半31分
山形の攻撃。右サイドからのグラウンダーのパスを受けたロメロ フランク選手が反転してシュートを放つ。しかし、枠は捉えられない。
▼前半33分
阿部拓馬選手からのスルーパスにマルキーニョス パラナ選手が抜け出し、GKと一対一…
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試合終了後 監督記者会見
「アウェーの地で、400人ほどのサポーターが山梨から来てくれて、その前で勝点3を取れたことはホントにホントにホントに嬉しくて、皆さんの期待に応えられて、私自身もある意味、責任を果たせたと思います。
試合では、天皇杯があったが我々にアドバンテージがあったのは愛媛と山形はスタイルがほぼ似ているので、この期間に充分に山形対策をすることが出来ました。
具体的には山形は7人が前でプレッシャーに来て、3人が残っていてそこにボールを落とせれば、バレーがボールをホールドして後ろの選手がセカンドを前向きで拾える。守備はワントップ・ツーシャドーのところにボールを入れさせたくなかった。後半、最後少し入れられたが、(基本的には)外に追い出して、相手のツーシャドーを機能させないことが出来たと思います。
我々はこれまではゴールチャンスの少ない試合をしてきたが、前半にオープンチャンスが4回あったが決め切れなかった。ハーフタイムに、後半立ち上がりにアクシデント的な失点をしなければいいと思っていましたが、山形のセットプレーのチャンスが続いて嫌な雰囲気だったが、断ち切ることができました。
その後は前半とほぼ同じ内容でボールを奪い、それをカウンターにしてバレーに収めて前向きの選手が走りこんできて、最後はその形で得点を取れて良かった。
選手は集中してくれて、私は5月13日に監督に就任しましたが、3日後にホームで山形戦を迎えました。当時の山形は波に乗っていて、今年の昇格組は違うなぁと思っていました。
我々はスタートダッシュに失敗して絶望の淵にいました。しかし、今日は形勢が逆転していて、それを幸運と捉えるか、運命的と捉えるかは別として、私たちも選手もクラブも一生懸命頑張って、一番重要なのはもっと攻撃的な戦いをしたかった選手もいたと思いますが、我慢して自分たちの最大限の力を発揮してくれたと思います。
我々の選手は先発の平均年齢が32歳近いグループですが、今日のゲームを見ながら大人のチームだなぁと思いました。松本が敗れたのでこれでかなりアドバンテージがあると思うので、残り3試合は更に頑張りたい。」
■質疑応答
▼伊東選手をシャドーに入れる準備もしていましたが、最終的に稲垣選手を選択した理由は?
「前回、新潟と引き分けました。今日のゲームは勝点差のアドバンテージがありました。山形は天皇杯でフルメンバーで戦いましたが、そのことを考えると前半である程度山形はエネルギーが枯渇する可能性があるのかなぁと。
前半、山形の特徴であるトップに入れてセカンドを拾ってくることを繰り返してきた。そういうことを考えると配球元の石川選手をシャットアウトすることが大事。そこでセカンドボールをきっちりと拾って相手に主導権を与えないようにするために稲垣選手の先発を決めました。」
▼大人のチームという話が出ましたが、今年は順位が近いチームから勝点を挙げているが、それができた理由は?
「自分たちの能力、今日の試合前に自分たちの人生で最高のパフォーマンスをしようと話をしていた。
(例えば)土屋選手などはいくつものクラブでプレーしてきましたが、最高のパフォーマンスと言っても、年齢から来るものやケガによる疲弊などがあると思うが、できる範囲で自分の特徴を、今日の場合ならヘディングではほとんど負けていない。空中のボールに対して競り続ける。このように、自分がプロとして生きてきた強みを忘れないでその瞬間に出そうとする。
サッカー選手だから、当然新しい挑戦や成長を期待するプレーもしたいと思うが、そういうところを自分の中で「そういう時期ではない」と割り切ってやってくれている。そういうことで言うと、驚くようなミスが出たりはしない、あとはコンディションをピッチで100%のところに持っていくというところでやっているという部分だと思います。」
以 上