GAME
試合結果
![]() |
![]() |
---|
選手交代
62分
吉田 豊→ 水沼 宏太
|
80分
下田 北斗→ 伊東 純也
|
72分
早坂 良太→ 岡田 翔平
|
80分
バレー→ 盛田 剛平
|
73分
高橋 義希→ 豊田 陽平
|
88分
松橋 優→ 橋爪 勇樹
|
警告・退場
![]() |
![]() |
---|
スターティングメンバー
GK 33
林 彰洋
|
GK 21
河田 晃兵
|
DF 5
キム ミンヒョク |
DF 41
土屋 征夫 |
DF 36
菊地 直哉
|
DF 4
山本 英臣
|
DF 29
谷口 博之
|
DF 17
津田 琢磨 |
MF 23
吉田 豊
|
MF 16
松橋 優
|
MF 14
藤田 直之
|
MF 8
新井 涼平 |
MF 28
高橋 義希 |
MF 6
マルキーニョス パラナ |
MF 16
崔 誠根 |
MF 27
阿部 翔平
|
FW 25
早坂 良太 |
FW 18
下田 北斗 |
FW 22
池田 圭 |
FW 9
阿部 拓馬
|
FW 10
金 民友
|
FW 10
バレー |
サブメンバー
GK 1
赤星 拓 |
GK 1
荻 晃太 |
DF 3
磯崎 敬太 |
DF 3
畑尾 大翔 |
DF 30
福田 晃斗 |
MF 7
石原 克哉 |
MF 6
岡本 知剛 |
MF 23
稲垣 祥 |
MF 8
水沼 宏太 |
MF 28
橋爪 勇樹
|
FW 39
岡田 翔平 |
FW 15
伊東 純也 |
FW 11
豊田 陽平 |
FW 19
盛田 剛平 |
監督
森下 仁志 | 佐久間 悟 |
試合総評
明治安田生命J1リーグ 2nd 第12節 『 鳥栖 0-1 甲府 』
2ndステージも今節を含めて残り6試合。前節の鹿島戦に敗れて2連敗中の甲府はJ1残留のために今節は是が非でも勝点を積み重ねたい。
今節からの3連戦は、残留争いにおいて実質的なライバルの3チーム(第12節vs鳥栖戦/第13節vs新潟戦/第14節vs山形戦)との試合が続く。絶対に負けられない3試合だ。
今節の対戦相手は、豊田陽平選手を擁する鳥栖。今シーズン1stステージでは、圧倒的なハードワークで攻め込まれて甲府のホームながら0-3で完敗を喫した相手だ。
鳥栖のスタイルはJ1屈指と称されるハードワークのチームで、守備に重きを置きながらも豊田選手や水沼選手をはじめとした個のスキルによって攻撃を展開してくる。
また直近の試合では、2連敗から2引き分けと勝利を挙げてはいないものの復調の兆しを見せている。
そんな鳥栖に対する佐久間監督のゲームプランは、とにかく粘り強い守備で数少ないカウンターのチャンスを見逃さずに決定機を決めきること。そして特に鳥栖のロングボールに警戒して、そのセカンドボールの処理に負けないことだ。
甲府のメンバーは、前節とほぼ同様のメンバーながら、バレー選手をワントップにツーシャドーに阿部拓馬選手&下田北斗選手の新コンビ、そして新井涼平選手とマルキーニョスパラナ選手のダブルボランチの布陣。
鳥栖の先発メンバーは、前節と同メンバー、しかし控えに負傷明けのの豊田選手と水沼選手が名を連ねた。
J1残留のために両チーム共に絶対に負けられない試合がアウェイで始まった。
■ピックアップシーン
▼前半1分
下田選手からのパスを受けたバレー選手がドリブルで持ち上がり、ペナルティアーク付近からミドルシュートを放つ!!しかし、ボールはGK正面。
▼前半15分
鳥栖の攻撃。池田選手が左サイドで甲府のクリアボールを拾い、そのままミドルシュートを放つ。しかし、枠は捉えられない。
▼前半25分
阿部翔平選手がセカンドボールを奪い、ドリブルで持ち込みアーリークロスを上げる!!バレー選手がエリア内で待ち構えるも、合わせられない!!
▼前半30分
鳥栖の攻撃。ペナルティエリア右手前で早坂選手が倒されFKを獲得。キッカーは藤田選手。ファーに低い弾道のクロスを供給。池田選手が反応し足を出すも、合わせられない。
▼前半40分
鳥栖の攻撃。自陣右サイド深い位置からキム ミンヒョク選手が前線にロングパスを送る。金選手がワンタッチで裏に抜け出し、そのままシュートを放つ。しかし、ボールは・・・・・。
※この続きは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合総評』メニュー(有料)をご覧ください。
ご加入方法はこちらです。
試合終了後 監督記者会見
「ホームで2試合(連続で)勝てず、結果が出なかったにもかかわらず、勝利を信じて鳥栖までやって来てくれたサポーターに勝点3を届けることが出来た。山梨では、パブリックビューイングがあって、遠くから支援してくれた皆さんにも感謝したい。
鳥栖は去年勝点5の差で5位だったが優勝に匹敵する成績。今は現実的に我々とは勝点の差が小さく、我々が勝てば残留争いに巻き込むことが出来る状況。選手には「勝てば状況が変るから頑張ろうと」話をして臨んだ。
今年、鳥栖は豊田選手のケガもあったと思うが、ピッチの状況もあってロングボール、背後への飛び出し、セカンドボール、球際でバトルしてくるタフなチーム。我々は前節鹿島とタフなバトルをして木っ端微塵にやられたので我々もある程度ロングボールへの対応を、セカンドボールの拾い合いのバトルをして、タフに戦おうという入り方を前半からした。
後半は手堅く戦って、勝点を何が何でも取りたいと思っていて、3バックの背後のところを阿部拓馬がもぐりこんでミスを誘発して(ゴールに繋がる決定的なチャンスボール)取ったと思うが、バレーもそこに詰めていて点を取ることができた。
少ないチャンスしかないチームが勝つにはこういう戦い方しかない。(今節を含めた)残り6試合はそうなると考えていた。その意味ではプラン通りの戦い方になったのかなぁと思う。
サブ、メンバー外の選手、スタッフを含めてチームが一体となった。交替した選手を含めて敬意を表したい。」
■質疑応答
▼新井選手がボランチで出場しましたが、守備のところの頑張りはどう映りましたか?
「狙い通りで、セカンドボールでどちらが主導権を握るかということで言えば、献身的な守備、我々にアドバンテージををもたらせてくれたと思う。
前半、下田選手が久しぶりというか、私が監督になってから初めてシャドーをやって、守備のやり方がフィットせず、新井選手も前半は早いタイミングでアプローチに行き過ぎて30分過ぎに縦に通されて危ない場面があった。
それ以外は正しいタイミングでボールにプレッシャーをかけてくれた。セカンドボールを拾うということでは期待通りの役割を果たしてくれたと思う。」
▼この勝点3は残り5試合にどんな意味をもたらせますか?
「他のチームの状況もあるし、残り5試合あるが、最後の清水戦はカウントしていない。
2011年の残留争いでは、浦和と残留をかけてデッドヒートしていて大宮と最終戦を戦った。そのときは勝っても得失点差が12もあったので、天文学的数字ですよね。それを考えると清水の状況と我々の状況を誰も予想できない。
鳥栖戦から5試合でより現実的な勝点を奪いに行く戦い方をしようと思っていた。最低でも勝点1は必要だったので、この勝点3がもたらせる価値は非常に大きい。
5月13日に就任したときは、勝点が6で、そこからスタートして、トーナメントのつもりで毎試合戦い、選手とともに頑張ってきました。
そのメンタリティとチームの方向性を変えるつもりはない。34試合終わるまで今のやり方を信じてやり続けていく。」
▼盛田選手への指示と、阿部翔平ではなく松橋を代えた意図は?
「簡単な理由を説明すると、松橋選手は疲労で足が痙攣していて、攣っていた。松橋選手を橋爪選手と代えようと思っていた。最後クロスボールが入ってくるので、(ベンチにいる選手で)誰がヘディングが強いのか、守備が出来るのか、スピードがあるのかを考えて橋爪選手を選択しました。
そのタイミングで阿部翔平選手にアクシデントがあって、経過を見ていたが大丈夫だということで迷わず松橋選手の交代を決断しました。
盛田選手のところは、非常に悩みました。スタンドで見ているコーチと10分間くらいディスカッションしてシミュレーションしました。まず、鳥栖に先にカードを切らせたかった。恐らく豊田選手はあると。そこで高さを持たせるとバレー選手と伊東選手の交代ではリスクがある。
サイドを締めてキムミヌ選手からのクロスの精度をまず抑えることと、高さを担保するということで盛田選手をサイドに入れて阿部拓馬を前に上げて、カウンターのチャンスでもう1点取ればゲームは終わるので、カウンターの可能性で伊東を入れて、ボールの落ち着けどころとして阿部拓馬を置いて高さ対策とバランスとところで盛田選手を入れました。
あの2枚交代は究極の選択をしたと思う。」
以 上