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天皇杯4回戦 vs.柏レイソル
2015.11.15(日)
試合
2013年以来のベスト8入りを目指した一戦。サポーターと一体となって勝利を掴みたい。
リーグ戦で主力として出場していた山本選手・阿部翔選手を欠く中、畑尾選手、橋爪選手がチャンスを掴んだ。フレッシュさを出して、チームをけん引してほしいところ。
今シーズンの対戦成績2戦2分の柏との試合は、ポゼッション巧者の相手がボールを保持するが、甲府が高い守備意識でボールを奪いカウンターを仕掛けて行くという展開になることが予想された。その予想通りの展開でボールは保持されるもののチーム全体で危ない場所にボールを入れさせず、相手を焦れさせていく。攻撃に関しては、伊東選手のスピードを活かした攻撃を軸に迫っていくも、互いに崩し切るような場面なく前半をスコアレスで折り返す。
「プラン通りのゲーム。1本のパスを通してチャンスをものにしよう」(佐久間監督)
前半を想定通りの展開で終え、後半のチャンスを狙っていく。
膠着していたゲームが動いたのは、53分。中盤の細かいパス回しからDF裏にアイディアあるパスを通され失点。早い時間帯での失点に嫌なムードが漂うが、ここから相手の足が徐々に止まりだし甲府の時間がやってくる。
右ウイングバックに入った橋爪選手の積極的な仕掛けからペースを握ると、迎えた72分 相手DFの間にポジションをとった阿部拓選手に縦パスが入ると、得意のドリブル突破で相手を交し、左足を振り抜きゴール!素晴らしいゴールが生まれたことで、勢いを増した甲府が相手ゴールに迫っていくとアディショナルタイムに柏の鈴木選手がゴールに突進する阿部拓選手を倒し2枚目のイエローカードで退場し数的有利になり延長戦に突入する。
失点しないことが大前提だが、数的有利な状況を活かしつつゴールに迫っていきたい。
15分ハーフの延長戦に入ると数的有利を活かしボールを保持する時間が増える。しかし、相手の嫌がるエリアにボールを入れられず攻めあぐねる時間が続く。お互いに疲弊し運動量が落ちていく中で迎えた延長後半アディショナルタイム、ビルドアップのミスから相手に崩されまさかの失点を喫してしまう。残りわずかな時間をパワープレーに出るが大きなチャンスは作れず悔しすぎる敗戦。
「試合は一言で力負けしたなと言うのが印象です。ゲームコントロールと言うか、柏はボールを簡単に失わないし90分通してほとんど我々はチャンスを作れなかった。阿部拓馬のゴールはあったが、全体のパフォーマンス数的有利な状況であったとしても敗戦に値する妥当な結果だった。
数的有利になって色々考えましたが、うちの選手たちはボールを奪いに行くものの剥がされて疲弊をして・・・、最後の広大なスペースをクリスティアーノに使われるという予想していた一番嫌な形で失点してしまいました」(佐久間監督)