市民クラブの経営を学ぶ【韓国研修生が約1ヵ月間インターン】

2016.12.22(木)

クラブ

 韓国Kリーグ2部(K2)に来季から参入する「安山市民球団(仮称)」のイ・ジェヨンさんが、イ・ソンヒョンさんと共に市民クラブの経営を学ぼうと11月25日から本日12月22日までの約1ヵ月間、ヴァンフォーレ甲府で研修しました。
 韓国・安山市はソウルの南方に位置し、警察組織を母体としたK2のチームが他市へ移転するのに伴い、来年1月1日に新たに市民クラブが発足することとなっており、近年、韓国でも講演を多くしている海野会長と安山市のクラブ関係者との繋がりもありヴァンフォーレ甲府の運営を学ぶため研修に来ました。
 イ・ジェヨンさんは「大きな企業に支えられていないチームが、地域の住民とともにどう戦っているのか。運営、マーケティングなど幅広く学びたい」と研修をスタート。

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 フロントスタッフや、トップチームスタッフ、アカデミースタッフなど関係者からの話しを真剣に聞き入る2人。

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 リーグ戦が終了していたため、試合運営に関しての実体験は出来ませんでしたが、その分、ヴァンフォーレ甲府が大事にしているホームタウン活動(地域貢献活動)を学びたいと数々の地域イベントに参加。幼稚園や保育園に行きヴァンくん体操を踊ったり、支援学校の交流会に参加し車椅子サッカーで友好を深めたり、中学校で突然、講師になったり、サンタさんやトナカイさんにまでなってイベントを盛り上げてくれました!

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 また、マスコミの皆様とも雨の中フットサルで汗を流し、約1ヵ月の中でヴァンフォーレに関わる多くの方々と交流し、真剣に勉強をしていました。2人の何事にも積極的に取り組み学ぶ姿に関心するとともに、こちらも勉強になりました。

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 韓国に帰った後にしっかり報告できるよう、体験したことを毎日レポートにまとめあげていました。

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 「何も知らない状況で来ましたが、みんなとても親切でいろいろ教えて頂き、安山に帰ってもうまく伝えることが出来ると思うし、運営や営業、チーム作りに関してもとても勉強になりました。海野会長や輿水社長、佐久間GMを始めスタッフの皆さん本当に感謝しています。ヴァンフォーレ甲府がJ1で良い結果が残せるように応援しています。安山もK2で結果を残しK1に上がり、いつかヴァンフォーレ甲府とACLで対戦できるように頑張ります。ヴァンフォーレ甲府は山梨県の中で多くの皆さんに支えられ、本当に地域の文化になっていると感じましたし、その応援されていることを地域の皆さんにしっかり還元していると強く感じました。ヴァンフォーレ甲府は山梨県の夢、そして子供たちの未来が輝くようなチームだと思いました。また、山梨の皆さんは本当に親切で優しくてとても温かい街でした。皆さん本当にありがとうございました。」


 とても紳士で全ての事に積極的に取り組み、ヴァンフォーレに関わる人々と交流し真剣に研修した2人は韓国に帰って、安山市の市民クラブのために尽力すると思います。今後の2人の活躍を祈り期待するとともに、ヴァンフォーレ甲府も地域の皆様により愛されるクラブとなれるよう、頑張りたいと思います。
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