GAME
試合結果
選手交代
75分
渡井 理己→ 小西 雄大
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58分
湯澤 聖人→ ドゥドゥ
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80分
島屋 八徳→ 清武 功暉
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58分
曽根田 穣→ 金園 英学
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85分
河田 篤秀→ 押谷 祐樹
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80分
内田 健太→ 佐藤 洸一
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警告・退場
21分
アラーノ |
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35分
新井 涼平 |
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47分
アラーノ |
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47分
アラーノ |
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59分
金園 英学 |
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69分
ドゥドゥ |
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76分
佐藤 和弘 |
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89分
小椋 祥平 |
スターティングメンバー
GK 21
梶川 裕嗣 |
GK 1
河田 晃兵 |
DF 2
田向 泰輝 |
DF 22
小出 悠太 |
DF 5
石井 秀典 |
DF 8
新井 涼平 |
DF 3
ヨルディ バイス |
DF 6
エデル リマ |
DF 7
内田 裕斗 |
MF 2
湯澤 聖人 |
MF 23
鈴木 徳真 |
MF 40
小椋 祥平 |
MF 8
岩尾 憲 |
MF 26
佐藤 和弘 |
MF 16
渡井 理己 |
MF 39
内田 健太 |
FW 11
野村 直輝 |
FW 11
曽根田 穣 |
FW 44
島屋 八徳 |
FW 9
ピーター ウタカ |
FW 9
河田 篤秀 |
FW 29
アラーノ |
サブメンバー
GK 1
永井 堅梧 |
GK 31
岡西 宏祐 |
DF 20
福岡 将太 |
DF 4
山本 英臣 |
MF 22
藤田 征也 |
DF 3
小柳 達司 |
MF 32
小西 雄大 |
MF 14
横谷 繁 |
MF 17
表原 玄太 |
FW 10
ドゥドゥ |
MF 13
清武 功暉 |
FW 17
金園 英学 |
FW 47
押谷 祐樹 |
FW 18
佐藤 洸一 |
監督
リカルド ロドリゲス | 伊藤 彰 |
試合総評
J1プレーオフ 1回戦 『 徳島 1-1 甲府 』
『 【プレーオフ1回戦】激闘の末、ドローで敗退。甲府の2019年が終幕。』
リーグ戦終盤4連勝の勢いで飛び込んだ2019J1昇格プレーオフ。アウェイの徳島へ乗り込み、選手たちを迎えたのは現地に駆けつけた多くの甲府サポーターたちだった。昇格へ向けた全員の熱い想いを合わせ、総力で臨んだ試合は、1−1のドローで終幕。リーグ戦の順位アドバンテージがある徳島が2回戦進出のチケットを手にし、ヴァンフォーレ甲府の2019シーズンは終わりを告げた。
47分に退場となったアラーノ選手のものを含めれば甲府のイエローカードは7枚という混沌とした試合運びに。必須とされた勝利へ向けて燃えたぎる熱い想いに比例して、厳しい90分(アディショナルタイム8分)となった。ピッチに渦巻く強い風も手伝って、まさにプレーオフならではの凄まじい攻防の中、最後の最後まで戦い抜いた甲府戦士たちに心から拍手を送りたい。
このメンバーで戦い抜いた1年は、我々に何をもたらしてくれただろうか。
試合が終わっても高鳴っている心臓の鼓動は、今日の試合の悔しさだけではない。シーズンが終わってしまった寂しさ、そして選手たちへの感動が同居した、二度と忘れられないものとなった。
遂に始まったJ1プレーオフトーナメント戦。リーグ戦を5位でフィニッシュした甲府は、4位の徳島・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムに乗り込んだ。
「リーグ終盤に破竹の12戦無敗で勝ち上がってきた徳島」vs「11月に行われた4試合を4連勝で締めくくりプレーオフ入りを果たした甲府」との対決は、両チームとも昇り調子の中で迎える一戦。さらに、リーグ戦の優位性を保つため、甲府が2回戦に駒を進めるには勝つしかないという状況に対し、徳島もホーム戦を負け試合で終わりたくないという両者の意地と意地が激しくぶつかりあい、一瞬たりとも目が離せない好ゲームの予感。
甲府のスタメンにはイエローカードの累積で最終戦に出場停止だった小椋選手が戻り、前3枚はウタカ選手、曽根田選手、アラーノ選手。サブにはドゥドゥ選手や佐藤洸一選手の名前も連なり、この一戦必勝の状況にいま考えられるベストメンバーで徳島に挑んだ。
11月に入ってから、甲府は新井選手をアンカーに配置し、高いDFラインと前線からの積極的なプレスでアグレッシブに攻めチャンスをモノにしてきたが、対する徳島もポゼッション率を高めて攻撃的に来ると予想されるだけに、どのように徳島を封じ込め、勝利に繋げられるかが問われる一戦となる。
いつものリーグ戦とはまた違った緊張感の中、雌雄を決する大一番が始まった。
<前半>
運命の一戦は甲府ボールでキックオフ。試合開始当初から甲府が徳島陣内に積極的に押し込むものの、徳島の守備の前にシュートまで持ち込めない展開が続き、10分を過ぎる頃から試合は膠着状態に。セットプレーやCKはあるものの、両チームともゴールを脅かすような機会に持ち込めない展開が続いた。
だが前半も30分を過ぎたあたりから試合が激しく動き出した。
前半32分の甲府。ウタカ選手がアラーノ選手とのワンツーパスでペナルティエリアの左に侵入し、自らシュートを放つがこれはGK正面。だが2人でゴール前まで運べる攻撃力と関係性の良さは改めて甲府の武器だと試合の流れを打開する武器だと感じた一幕だった。
その直後の前半33分の徳島の攻撃。野村選手が供給した甲府DFライン裏へのスルーパスに河田選手が反応し、GK河田選手と1対1に。だがGK河田選手は絶妙な飛び出しでシュートをブロック。先制点が試合を決めかねないポイントになるだけに、このGK河田選手の好セーブは大きかった。
しかし前半37分に、甲府は徳島に先制点を許してしまう。甲府陣内の中央でボールを収めた野村選手が、身体を反転させ左サイドの島屋選手に縦パスを入れると、受けた島屋選手がゴール前に折り返した。島屋選手の近い位置で小出選手が寄せに行くも体に当たってコースが変わり、さらにコースが変わった事で新井選手もクリアできず、甲府陣内に残っていたヨルディバイス選手に後ろから走り込まれて決められてしまった。
1点を先制され、苦しい状況に立たされた甲府だったが、前半39分に今度は甲府が追いつく。左サイドに展開したリマ選手からペナルティエリアの左に走り込むウタカ選手にパスが入る。ウタカ選手がパスを受けた時点でボールが浮き、その浮き球を右足でボレーシュート。放ったループシュートに相手GKも手を伸ばして弾こうとするもゴール右に吸い込まれるように決まった。
その後前半終了のホイッスル。両者一歩も譲れない前半を1-1で折り返し、勝負の行方は後半に持ち越された。
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試合終了後 監督記者会見
ヴァンフォーレ甲府:伊藤彰監督
徳島までファン・サポーターの皆さんに来ていただいたのにプレーオフの2回戦に進出できずに残念ですし、申し訳なく思います。ゲームとしては先制点を取られてはいけないという中で取られましたが前半のうちにピーター・ウタカが取って、前半をイーブンで終わる事ができました。
後半45分で勝負しようというところ、そういう中で我々としてはゲームプランが崩れる出来事があり、引き分けではいけない現状で一人少ないディスアドバンテージを受けながらも選手は最後までゴールを目指してくれました。
みんな辛い思いをしたがこれを糧にしないといけない。来年ヴァンフォーレ甲府がもっと強くなるための今年1年だと思っていかないといけない。最後まで諦めずに戦った選手を称えたいと思います。
■質疑応答
■今年1年を振り返ってどんなシーズンでしたか?
J2リーグは凄く混戦というか、力が拮抗しているリーグ。10~12クラブがプレーオフ争いができる。その中で取りこぼしが大きく関わってきた。負けを引き分けに、引き分けを勝ちにする積み重ねの上に自動昇格がある。我々が喫した11敗は自動昇格を狙うチームとして厳しい数字だったと思います。我々は20勝しましたが11敗のうち3試合を引き分けから勝ち、負けから引き分けに持って行くことができていれば自動昇格争いをできる力があったと思います。
選手はJ2の中で個の能力が揃っているし、バランスがあった。これを自動昇格に持っていけなかったのは僕の力のなさ。もっとしっかりとマネージメントして勝ち切る試合をファン・サポーターの皆さんに見せないといけなかったと反省しています。1年を通じてファン・サポーターの皆さんには後押しをしていただき、力になってくれたことに感謝しています。
■今季甲府が獲得できたもの、来季に向けて何か積み上げるべきものは?
シーズンを通しての戦い方は見えてきたと思っています。全員がレベルアップしていかないといけないし、そういう面ではローテーションしたり、調子がいい選手を使ってチーム力を上げていかないといけない。
僕自身の話ですが、皆さんは甲府が守ってカウンター、5-4のブロックを作ってカウンターというイメージがあると思います。その中でもボールを動かすノウハウ、ボールを動かそうとする、自分たちがイニシアチブを取ってゲームを動かしていくこと。
この1年間チャレンジしながら甲府のストロングポイントを出してきたつもりです。その意味では次に繋がるところはボールを大事にしながら人も動くサッカーをプラス・アルファでして行くことで盤石になっていくと思います。まずはイニシアチブを取って、ゲームをコントロールすること。J1に行くために、J1で戦うために必要だと思います。個のクオリティ、チームのクオリティを上げていかないといけない。その第一歩を踏み出せたかなぁと思います。
■プレーオフを含めてチームが一つ上に行ったなどのターニングポイントになった試合はありますか?
結構多くあります。我々は自動昇格を目指す中、ギリギリでプレーオフに入った。いいゲームより悪いゲームが頭に浮かんでくる。前半戦は水戸戦を無敗で臨んでチャレンジして負けた。そのは前半戦のターニングポイント。夏場ケガ人が多くなったことは私がマネージメントできなかったことが今の順位になっているのかなぁと思っています。最後の方、終盤戦は選手が揃って勝負することができた。5節前は今日と同じように一人少なくなった中で勝点1が取れた。そのあと4連勝で来てプレーオフに進むことができた。そこは後半戦のターニングポイントだと思います。チームがアグレッシブに戦う姿を見ることができた。これが前半戦と中盤戦と終盤のターニングポイントだと思います。
※選手コメントは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合情報詳細』メニュー(有料)からご覧ください。
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