GAME
試合結果
選手交代
70分
ダヴィ→ 田中 佑昌
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67分
泉澤 仁→ 清水 慎太郎
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85分
稲垣 祥→ 黒木 聖仁
|
70分
ネイツ ペチュニク→ マテウス
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85分
保坂 一成→ ビリー セレスキー
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87分
奥井 諒→ 大屋 翼
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警告・退場
59分
橋爪 勇樹 |
40分
奥井 諒 |
86分
ビリー セレスキー |
56分
ドラガン ムルジャ |
61分
河本 裕之 |
|
90分+2
マテウス |
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 21
塩田 仁史 |
DF 5
新里 亮 |
DF 19
奥井 諒 |
DF 4
山本 英臣 |
DF 2
菊地 光将 |
DF 8
新井 涼平 |
DF 3
河本 裕之 |
MF 16
松橋 優 |
DF 22
和田 拓也 |
MF 30
保坂 一成 |
MF 23
金澤 慎 |
MF 6
マルキーニョス パラナ |
MF 17
横谷 繁 |
MF 28
橋爪 勇樹 |
MF 39
泉澤 仁 |
FW 23
稲垣 祥 |
MF 7
江坂 任 |
FW 9
ダヴィ |
FW 8
ドラガン ムルジャ |
FW 10
ドゥドゥ |
FW 9
ネイツ ペチュニク |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 1
加藤 順大 |
DF 17
津田 琢磨 |
DF 20
大屋 翼 |
MF 7
石原 克哉 |
MF 18
横山 知伸 |
MF 20
黒木 聖仁 |
MF 10
岩上 祐三 |
MF 27
ビリー セレスキー |
MF 15
大山 啓輔 |
FW 14
田中 佑昌 |
MF 16
マテウス |
FW 19
盛田 剛平 |
FW 14
清水 慎太郎 |
監督
佐久間 悟 | 渋谷 洋樹 |
試合総評
明治安田生命J1 2ndステージ 第10節 『 甲府 2-2 大宮 』
『 終了間際の黒木選手のヘッドで同点。大宮とまたも決着付かずも堅実に勝点1を積み上げる。 』
前半、保坂選手の狙い澄ましたシュートで先制するも、前半終了間際にドラガン ムルジャ選手に決められ同点。後半ゴール前の混戦からマテウス選手に押し込まれてリードを許すが、後半アディショナルタイムにFKのチャンスを得ると、橋爪選手のクロスを黒木選手が頭で押し込み同点。最終盤にはドゥドゥ選手がビリー セレスキー選手とのコンビネーションからシュートを放つも、枠は捉えられず、大宮と今シーズン3戦連続の引き分けで試合を終えた。
昨シーズン王者の広島を撃破し勝ち点3を積み上げた甲府。この勝利を価値あるものにするためにも、大宮戦でも勝利を得たい。
前節・広島戦では守備陣が自陣でボールを握る時間を作り、広島の攻撃の脅威を削いだ。ダヴィ選手が先発出場した攻撃陣は、前半ダヴィ選手がボールをキープして攻撃にいいリズムを作ったが、得点を奪うには至らず。後半、ダヴィ選手に代わって田中選手が入ると、CKから橋爪選手のクロスにドゥドゥ選手が合わせ、GKが弾いたところに田中選手が詰めてゴール。この1点を守り切り広島に勝利した。
広島に勝利したことで降格圏の16位名古屋との勝ち点差を7まで広げた。新井涼平選手は勝った直後に勝ち点差が開いたことに対して安心感を感じたというが、「週が明けてからは勝ち点を意識せずに、また負けない試合を続けないといけない」と気持ちを引き締めた。その上で、今後の戦いについて勝ち点1を積み上げるために“負けない戦い”をすることが重要とし、「変わらず無失点を目指して、勝ち点1を常に持っているという考えを持ちながらプレーしたい」と思いを口にした。
今節のスターティングメンバ―は、GK河田選手、3バックは右から新里選手、山本選手、新井選手、マルキーニョス パラナ選手と保坂選手のダブルボランチに、右WBには松橋選手、左WBに橋爪選手。稲垣選手、ドゥドゥ選手のツーシャドーに、ワントップにはダヴィ選手が起用された。
大宮は4-4-2を基本フォーメーションとして堅い守りを軸としている。特にサイドの守備が堅く、佐久間監督も「完成度が高い」と話すほどだ。今節は攻撃の核である家長選手が欠場しているが、ネイツ・ペチュニク選手、ドラガン・ムルジャ選手らが揃う前線は迫力十分だ。
甲府としてはいかに焦れずに試合を進められるかがポイント。新井選手は戦前、「家長がいてもいなくても大宮のサッカー自体は変わらない。攻撃の面では多少楽になると思う部分はありますが、その分いい動き出しが出来る選手が増える」と警戒している。守備陣はここのところ2戦連続で無失点で試合を終えている。これから厳しさを増す残留争いを勝ち抜くためにも勝ち点1の重みは更に増してくる。新井選手は、「後ろが0で抑えさえすれば勝ち点1を死守できる」とした上で、「残りの試合、変わらず無失点を目指して、勝ち点1を常に持っているという考えを持ちながらプレーできたらいい」と堅守の継続を鍵に上げている。
試合開始直後は大宮がボールを握る展開。前半5分、左CKを獲得すると、横谷選手が中央にクロスを供給。これを甲府DFが弾くも、セカンドボールに泉澤選手が反応し、シュートを放つ。しかし、ボールはGK河田選手の正面。前半12分には、大宮に自陣でボールを奪われると、ムルジャ選手にペナルティエリア内でシュートを許すも、ここはGK河田選手がファインセーブを見せる。
甲府は前半15分、ペナルティエリア手前でパスを受けたドゥドゥ選手が右足でミドルシュートを放つも、ボールはGK正面。しかし4分後の前半19分、右サイドの松橋選手からの浮き玉のパスを受けたドゥドゥ選手がドリブルで中央に切れ込み、保坂選手に倒れこみながらもパスを供給。このボールを保坂選手が冷静に流し込み、ボールはGKの股を抜いてゴールに流れ込む。甲府が前半に先制する。
大宮は前半27分、左サイドの泉澤選手がクロスを供給。これにムルジャ選手が飛び込むも合わせられない。前半は1-0で終わるかと思われたが、前半44分、江坂選手がドリブルで持ち上がり、エリア内でボールをキープ。後ろから走りこんだ和田選手にパスを供給すると、和田選手がグラウンダー性のクロスを供給。これに反応したムルジャ選手が右足で押し込むとボールはネットを揺らす。大宮が前半終了間際に同点に追いつく。
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試合終了後 監督記者会見
雨の中、足を運んで頂いた両チームのサポーターの皆様に感謝いたします。色々な形で点が入り、また、ちょっと試合が荒れたような時間帯もありましたがそれによって試合全体のエネルギーも増し、7,000人程の観客の皆様は満足するものだったと思います。試合に関しては前節大宮さんが勝利し勝点39にして、目標としていただろう勝点を達成したという気の緩みと、また家長選手がいないということで、我々としてはその隙を突こうとしていました。そのアドバンテージを活かすため、少しビルドアップをしっかりしてボールを保持する時間を作ってサイドから攻撃をしようとしました。前半はそのような形で点が取れて良かったと思います。ただ、サイドの泉澤選手に少しやられていたので、このまま何とか失点しなければ良いかなと思ってた瞬間に点を取られてしまいました。ハーフタイムにも言いましたが、選手が落ち込んでいる表情がプレーにも現れていましたので、あの後にさらに逆転されなくて良かったと思いました。
後半に関しては、渋谷監督も甲府のヘッドコーチを長くなされて甲府のやり方を熟知されているので、どのような対策をしてくるか考えていたのですが、シンプルにサイドからロングボールを上げてセカンドボールを拾ってきたので、我々としてはボランチのパラナ選手と保坂選手にセンターバックへのけん制を止めさせて、サイドから入れられるセカンドボールを拾いに行きました。PKもあり、残念な形でアーリークロスで失点してしまい、そこまでは渋谷監督のゲームプラン通りだったかと思います。
大宮さんは失点26と少なく、また、河本選手・菊地選手・金澤選手のところの安定感はJ1でもトップクラスと私としては思っていました。ただ単にクロスを入れても仕方がないかなと思っていたので、いつもなら森晃太選手をリザーブに入れていたのですが、少しボランチを多めに入れておきました。ワンボランチにして、ビリー選手と黒木選手を高い位置において、さらに2トップにして5-3-2にしました。そこで安定性が出たかと思いました。セットプレーで点が取れましたが、いつも練習して最後まで諦めず戦ってくれた選手と追いつき逆転することを信じてくれた皆さんによる、まさしく総力による勝点1だったと思います。最後の残り10試合は絶対1敗もしない、勝点を取り続けることを目標としています。大宮さんは非常にクオリティが高いチームでしたので、この結果については私自身としては勝点3に相当する内容だったと思います。
天皇杯になり、少しリーグ戦は空きます。今週もスタメン、レギュラーのうち5人が1~2日しかまともに練習できませんでした。歴史ある天皇杯は勝利することは大前提ですが、もう一度、選手のコンディションを整えたいと思います。