GAME
試合結果
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選手交代
70分
ニウソン→ チュカ
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46分
パウリーニョ→ 長谷川 アーリアジャスール
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71分
黒木 聖仁→ 保坂 一成
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79分
大槻 周平→ 端戸 仁
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77分
ビリー セレスキー→ 吉野 峻光
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83分
藤田 征也→ 奈良輪 雄太
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警告・退場
56分
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41分
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81分
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スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 25
タンドウ ベラピ |
DF 8
新井 涼平 |
DF 30
島村 毅 |
DF 3
畑尾 大翔 |
DF 4
アンドレ バイア |
DF 17
津田 琢磨 |
DF 6
三竿 雄斗 |
MF 16
松橋 優
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MF 14
藤田 征也 |
MF 20
黒木 聖仁 |
MF 5
パウリーニョ |
MF 27
ビリー セレスキー |
MF 16
石川 俊輝
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MF 14
田中 佑昌 |
MF 10
菊池 大介 |
FW 23
稲垣 祥 |
FW 23
高山 薫
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FW 9
ニウソン
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FW 11
藤田 祥史 |
FW 10
クリスティアーノ
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FW 19
大槻 周平 |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 1
村山 智彦 |
DF 29
渡邉 将基 |
DF 20
坪井 慶介 |
MF 30
保坂 一成 |
DF 36
岡本 拓也
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FW 11
チュカ |
MF 24
奈良輪 雄太 |
FW 13
河本 明人 |
FW 15
長谷川 アーリアジャスール |
FW 15
吉野 峻光
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FW 17
端戸 仁 |
FW 25
森 晃太 |
FW 22
下田 北斗
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監督
佐久間 悟 | チョウ キジェ |
試合総評
明治安田生命J1リーグ 1st 第6節 『 甲府 3-1 湘南 』
『後半アディショナルタイムのクリスティアーノ弾2発!序盤戦の天王山を制し今季ホーム初勝利を挙げる!!』
運動量豊富な湘南相手に狙い通りのカウンターから3得点。1万人のサポーターの前で嬉しい今季ホーム初勝利を挙げた。
ホーム山梨中銀スタジアムに湘南を迎えたJ1 1st第6節。“絶対に負けられない戦い”が幕を開ける。
リーグ戦前節は浦和を相手に2-1で惜敗。また、4日前のヤマザキナビスコカップ・磐田戦では試合開始直後の松井選手のゴールで失った1点を最後まで返すことができず、1-0で悔しい負けを喫した。いずれの試合も相手の攻撃をブロックを形成して耐え続ける展開の試合。磐田戦ではチュカとクリスティアーノが2トップとなる5-3-2を試したものの、大きく決定機を増やすことには繋がらなかった。
今節は守備の要となるキャプテン山本選手が出場停止。さらに、橋爪選手が練習中に足を痛め、今節は欠場している。GK河田選手、3バックは右から新井選手、畑尾選手、津田選手、ダブルボランチに黒木選手、ビリー セレスキー選手、右WBは松橋選手、左WBは田中選手。ツーシャドーは右に稲垣選手、左にクリスティアーノ選手、ワントップにはナビスコカップ大宮戦以来となるニウソン選手が入った。
現在1勝1分け3敗で15位の甲府にとって、17位湘南(0勝2分け3敗)は絶対に勝点を失いたくない相手。佐久間監督もこの一戦を早くも序盤戦の“天王山”と位置付けている。
湘南はハードワークが信条で前線からの激しいプレス、素早い攻守の切り替えを武器に高い位置でボールを奪い、サイドから攻撃を展開してくる。運動量豊富にスプリントを繰り返してくるが、甲府としてはサイドからのクロスへの対応、さらに中央ではブロックでスペースを消しながら、相手のスピード・勢いを削ぐことが戦う上では重要となる。
甲府は出場停止となる山本選手の穴をいかにして埋めるかが鍵となる。山本選手の“試合の流れを読む”ラインコントロールは一朝一夕でなし得ないもの。今節CBで出場の新井選手は山本選手がいないことで「苦しい部分はある」と話しながらも、球際の強さや前線へのボールの供給などそれぞれの強さを出せばプラスの部分は作れるとしている。また、山本選手の代わりにCBの中央に入る畑尾選手はナビスコカップ磐田戦で試合開始直後に失点するという悔しい思いをしているだけに、今節は奮起し無失点という結果に導いてほしい。
甲府は試合開始からすぐにセットプレーからチャンスをつかむ。前半5分、ショートコーナーから再びパスを受けたクリスティアーノ選手が中央へクロスを供給。これに反応した津田選手が体で押し込み、ゴール。津田選手のJ1初ゴールで先制する。
対する湘南はサイドから攻撃を組み立てる。前半10分、右サイドの高山選手からのクロスに大槻選手がエリア中央で頭で合わせるも、ボールはGK河田選手の正面。前半25分には自陣の島村選手からのロングボールに藤田祥史選手が頭で競るも、対応した畑尾選手がヘディングで冷静に処理する。
甲府はカウンターやロングボールから攻撃を組み立てる。自陣でニウソン選手が倒されて獲得したFKで畑尾選手が前線に正確なロングボールを供給。これを稲垣選手が収めてグラウンダーのクロスを供給し、反応した田中選手が逆サイドから飛び込むも、ここは惜しくも湘南DFの対応に遭ってしまう。
前半終了間際には、湘南がカウンターからチャンスを作り、パウリーニョ選手のクロスに藤田祥史選手が頭で飛び込むもポスト直撃。湘南の攻撃をいなしながら前半を1-0で折り返す。
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試合終了後 監督記者会見
結論から言うと、ほとんど勝っていなかった状況で2勝目をあげることが出来て正直に申し上げればほっとしいます。勝利を後押ししてくれたのは、最後まで走ってくれた選手の頑張りとサポーターの声援があればこそでした。選手とサポーターの皆様には心から感謝しています。
試合内容については、湘南のやり方は予想どおりでした。早めにロングボールを入れ、サイドに起点を作り、そこからショートパスを繋ぎもう一度逆サイドに展開してクロスを入れてきた。黒木の背後を狙われていたので、途中、ビリーと位置を入れ替えて対応したが、また、黒木のサイドを攻撃されました。チョウ監督はひょっとしたら意図的に(黒木の)裏を狙っていたのだと思います。ただそこを攻略しても畑尾、新井、津田の3バックと河田が良く対応してくれた。セットプレーで良い形で久しぶりに得点が取れて、2点目も取れたら良いなと思っていましたが、そのまま前半が終了しました。
後半の入りは、湘南がエネルギーを上げてくるのは分かっていて、もう少しバイタルエリアを攻略されるかと思っていたが、長谷川選手がパスにはしってくれたのは我々にとってラッキーでした。潜り込まれた方がさらに厳しかったと思います。
アンラッキーというか、信じられないハンドでPKになり追いつかれ、選手も疲弊してしまった。浦和戦のときは、選手には最後まで山梨のために頑張れと言っておきながら、私の心のどこかで「勝点1でいい」という思いもあって、クリスティアーノを交代し、勝点0に終わってしまった。今日はどういう状況であってもホームで勝点3を取りたかったので、チュカと吉野、保坂を入れ、少し構成力を高めて戦いました。結果的にカウンターからだったが得点が取れ勝てて良かったです。
ただ、途中出場した選手がボールを失った後、歩いているシーンがあった。こういうシーンは山梨中銀スタジアム、あるいはこのクラブにとってはあってはならないことです。この試合、石原も山本も出場していなかったが、甲府の持ち味というか大木監督がつくった攻守の切り替えの早さという、良いところはクラブとして伝統としていかなくてはいけない。オンとオフのところをまだ選手に伝えきれていないと思うし、私自身、指導者として伝え切れていないと思う。今日は勝ったから良かったが、選手交代のところも含めて私自身も反省をしなくてはいけないと思います。
これで2勝できて、次は大宮、FC東京と強いチームとの対戦となります。ここにきて怪我人も出てきているのでもう一度整備して、コンディションを整えてあたっていきたいと思います。